しっとりとした層が重なるバウムクーヘンの表面に、白樺の木肌をイメージしたミルクチョコレートとホワイトチョコレートの2色のコーティング。北海道を代表する銘菓「三方六」は、昭和40年（1965年）に誕生したロングセラーで、当時はまだ珍しかった「しっとり系」バウムクーヘンの先駆け的な存在のひとつです。本州からのお取り寄せや有名人のファンも多い人気商品です。

「三方六（さんぽうろく）」という名前は北海道の開拓時代の薪の割り方からつけられた名前。1本1本異なるチョコレートがけの白樺模様は柳月独自の技術です。十勝産の小麦粉（プレーン）のほか、バターや砂糖、卵も北海道産。十勝ならではの恵みがぎゅっと詰まった美味しさなんです。

三方六は、多彩なフレーバーや、カット済みのものが個包装になってお土産にしやすい「三方六の小割」など、種類もさまざま。さらに、北海道・帯広にある柳月のフラッグシップショップ「スイートピア・ガーデン店」では、製品化するときに切り落とされる両端の部分「三方六の切れ端」を購入できます。

ずっしり重みがあってお買い得な「三方六の切れ端」は、開店の30分前から整理券の配布がはじまり、夏休み時期などはこんな行列になることも。いつか挑戦してみたいかも！？

ホールのバウムクーヘンも見栄えがして素敵ですが、こちらでは、スライスして2枚1組にしたカット済みのものが人気。しっとり軽い食感を楽しむにはこちらのほうがおいしい！という方も。バウムクーヘンはたいへん人気で、午前中のうちに売り切れてしまうこともあるほどだとか。確実に入手したいという方は、事前に予約をしておくと安心です。

二十四層も重ねた年輪が美しい、静岡・治一郎のバウムクーヘン。卵をふんだんに使い、卵黄と卵白を別々に泡立てる、手間のかかる「別立て法」で丁寧に仕上げた生地は、重厚な「ずっしり感」と、飲物がいらないほどくちどけの良い「しっとり感」を両方味わえます。

ホールのバウムクーヘンは8cmもの高さ。お好きな大きさに切り分けて、みんなで分けあって味わうことで、団らんのひとときを過ごしてほしいという思いが込められているのだとか。

表面をバーナーで丁寧に炙り、キャラメリゼで仕上げた「焦がしバウム」は、表面のカリカリ感と生地のしっとり感が絶妙なハーモニー。現在は、治一郎 大平台本店・静岡パルコ店の2店鋪のみで扱っています。
※写真は、治一郎 徳重店 で限定販売時のもの

「ゆらゆらと揺れるほどに柔らかい」…そんな食感のバウムクーヘンを食べたことはありますか？ クラブハリエのバームクーヘンは、これまでのバウムクーヘンのイメージを塗り替えてしまうほどの、しっとりと柔らかく深い食感が自慢のひと品です。

オープンキッチンでバウムクーヘンを焼いているところが見られます。（写真はクラブハリエ 近江八幡日牟禮ヴィレッジ）

フラッグシップショップのラ コリーナ近江八幡では、店内カフェで「焼き立てバームクーヘン」をいただけます。ほんのり温かいバウムクーヘンは、しっとり、ふわふわ。お好みのドリンクと一緒にどうぞ。

ラ コリーナ近江八幡のショップディスプレイ。まるでお菓子のテーマパークみたいですね！

お店があるのは東京の下町、足立区南花畑。でもラベルには「長崎」の文字。元祖・長崎バウムクーヘンは、1973年の創業以来、バウムクーヘンひとすじの専門店として愛され続けてきました。

生地や火加減は熟練の技術で、その日の天気や気温、湿度などに応じて調節します。上質で新鮮な卵や厳選された素材を使い、40年以上変わらぬ製法で焼き続けられている味です。焼き上がりは、長崎を代表する銘菓「カステラ」をイメージさせるふんわり柔らかな食感。

贈り物や手土産、自宅でのおやつや「昼食用」にも！いろいろなサイズが揃っているので用途に合わせてお好みのサイズを選べるのも嬉しいですね。さらに店頭では定休日意外の毎日、10時・14時・16時の1日3回、先着順限定でタイムサービスが行われます。お近くの方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか？

沖縄でバウムクーヘン？ちょっと意外な気もしますが、2011年のオープン以来人気を集めているのが、こちら、ふくぎやのバウムクーヘンです。沖縄名産の黒糖をはじめ、はちみつや卵、紅芋など、沖縄愛がぎゅっと詰まった素材で丁寧に焼きあげられています。