いつも聞くあのパン用語、正しく理解していますか?
今さらすぎて周りに聞けなかったパン用語をこの機会にちゃんとマスターしましょう!
似ているようで違うパンの種類
角型食パンと山型食パン
フランスパンとバゲット
バゲットは、フランスパンの種類の1つです。フランスパンは、「パリジャン」や「バタール」など太さや形によって11種類に分かれていて、バゲットはその1つなんです。
バゲットは、長さが約70~80cm、重さが300~400g前後のフランスパンです。表面がパリパリしていて、ほんのり甘い香りがするのが特徴です。味は塩味で、お料理と一緒に食べたり、チーズなどをトッピングして食べることが多いです。
クロックムッシュとクロックマダム
よく聞くあのパン用語ってどんな意味??
クラストとクラムの違い
クラストは、パンの外側の焼き色がついた皮のことです。食パンでいう「耳」の部分です。英語で「甲羅」「地殻」の意味をもち、固い表皮を指すことが多いです。
クラムは、パンの内側の柔らかい部分。つまり、「クラストの内側がクラム」になるんですね。
クッペとクープの違い
「クッペ」はパンの名前です。フランスパンの種類の1つで、切れ目が1本だけ入ったパンのことを指します。形はフランスパンよりも丸みがあり、ラグビーボールに似ています。真ん中に長い切れ目が入っているのが特徴です。
「クープ」はパン生地の表面に入れる切れ目のこと。つまり、クッペは「真ん中に長いクープの入ったパン」ということですね。
クープを入れると火の通りが良くなるだけでなく、見た目も良くなります。フランスパンにはクープが入ったものが多いです。
フィリング、スプレッドって何のこと?
「フィリング」は、いわゆる「具」のことです。サンドイッチの中身も、デニッシュのフルーツも、あんぱんのあんこも「フィリング」です。
もともとは「詰め物」という意味で、パン以外にもパイやケーキ、タルトなどのお菓子用語としても使われています。
こちらは「スプレッド」。フィリングが詰めたり挟んだりするのに対し、スプレッドは「塗る」という意味の用語です。英語で広げる、薄く伸ばすという意味の「spread」が由来です。
パンでは、塗るもの全般を「スプレッド」と呼ぶのでバターやチーズ、ジャムやクリーム、パテなども当てはまります。
これさえ知っていれば、もう店頭で迷わない!
1斤は何グラム?
340グラム以上の食パンを「1斤」と呼んでいます。ですから、お店によっては350グラムだったり400グラムだったりと違いがあるんです。「8枚切りだから1斤」というわけではないので気をつけましょう。
また「1斤」は重さの単位のため、サイズは定めていません。角型食パンの正方形の大きさがお店ごとに違うのは、そんな理由があるからなんですね。
なお、一般的には、食パン1斤を350~400グラムで作っているベーカリーショップが多いようです。初めてのお店では、いつも食べているパンを目安に買うと良さそうです。
ちなみに、現在の規約では食パン半斤は170グラム以上、1.5斤は510グラム以上を最低限の重さとして定めています。
現在では1斤350g~400グラム程度が一般的です。斤は重さの単位のため、大きさについては特に定めてはいません。
ハード系ってどんなパン?
外側がバリバリとした食感のパンを「ハード系」と呼びます。シンプルな材料で作られているパンが多く、食事やワインのお供に合うと人気が高い種類です。
リッチなパンってどんなパン?
天然酵母ってどんなもの?
ブーランジェリーって何語?
最近耳にすることの多いこの言葉は、フランス語です。表記は「Boulangene」で「パン屋」という意味です。
フランス語の表記にすれば、どんなパン屋でも「ブーランジェリー」になれると思われがちですが、実は本場フランスではきちんとしたルールが定められています。
そのルールとは、「職人さんが店内で粉から生地を作り、その生地を焼いたパンを売る」というもの。たくさん作って売るお店も多いなか、このルールはかなり厳しいですよね。
ですが、条件をクリアしたからこそ名乗れる「ブーランジェリー」は、パン職人の誇りです。
今日からパン選びがもっと楽しくなる!
フランスやドイツなどのパンが食べられるベーカリーショップも増え、私たちの楽しみもますます増えてきましたね。パンの知識を深めて、好みのパンを探してみませんか?
私たちが普段「食パン」と呼ぶのは、この角型食パンが多いですよね。トーストやサンドイッチなどにアレンジしやすく、人気があります。
実は、山型・角型食パンはどちらも材料は同じなんです。違いは焼き方。角型食パンは、焼き型にフタをするため上部が四角く焼き上がります。生地が型にギュッと詰まるのでずっしりした食感が特徴です。