スペースを無駄なく活かす収納法
すき間収納と吊り収納は、スペースを上手に使うことができる収納法です。アイテム選びに取りかかるまえに、そのメリットやおさえておきたいポイントを知っておくとスムーズ。上手に取り入れることができたら、暮らしの質がアップすること間違いなしです。
知っておきたい《すき間収納》の基本
すき間収納のメリット
床面積が減らない
一般的な収納アイテムを置くと、そのぶんお部屋の床面積が減ってしまうもの。しかしすき間収納なら、お部屋を狭くすることはありません。もともと使っていないすき間がなくなるだけなので、スペースという点で考えると「メリットしかない」とも言えるのでは?
動線のじゃまにならない
一般的な収納アイテムは、置く場所を間違えると生活動線のじゃまになってしまうことも。すき間収納なら、もともと使われてないスペースを利用するだけなので、そこに何を置こうが生活動線に影響は出ません。それどころか、その場所で使うものを収納できたら、動線をより充実したものにすることもできるでしょう。
すき間収納のポイント
出典:unsplash.com
サイズを測ってからアイテムを買う
すき間収納アイテムの便利さに惹かれ、ネットや店頭で瞬間的に購入を決めてしまったことはありませんか?しかし、すき間収納はサイズが命。せっかく買ったのにすき間に入らなかったという場合、一気にその価値がなくなってしまいます。すき間の横幅と奥行を測ってから、そのサイズに合うアイテムを探すようにしましょう。
隣に置くものとの高さを考える
すき間収納アイテムを選ぶとき、「高さをどうするか」についても考えておきましょう。そのアイテムの隣に置く家具・家電と高さをそろえれば、天板の面積が増え、ちょっとした作業台のように使うことができます。また、高さをそろえず高低差をつくることで、ランチョンマットやトレイ、本などを立てかける収納として使うこともできますよ。
知っておきたい《吊り収納》の基本
吊り収納のメリット
ワンアクションで手に取れる
「よく使うものはすぐ手に取れる場所にしまう」というのが収納の基本。なので、ワンアクションでものを取ることができる吊り収納は、使用頻度の高いものの収納に向いていますよ。
掃除が楽になる
机でも床でも、ものを置いてしまうと掃除をするときに「ものをどかす」必要があります。しかしそのひと手間が、掃除のハードルを上げてしまうことも。吊り収納を取り入れると、「ものをどかす」必要がなくなります。なので、掃除が苦手という方にも吊り収納はおすすめです。
インテリアにもなる
吊り収納を目立つ場所に取り入れることで、インテリアのように見せることができます。吊るすものの見た目や雑貨との組み合わせにこだわることで、お部屋の雰囲気を盛り上げてみるのも素敵ですね。
吊り収納のポイント
使う場所の近くにしまう
メリットでもご紹介したように、吊り収納はよく使うものに向いています。そのうえで、使う場所の近くに収納するのがおすすめ。一歩も動かずによく使うものが手に取れたら、快適さがグッと上がりますよ。
吊るす高さに注意する
吊り収納で気をつけたいのが、吊るす高さです。「手に取りやすい高さ」もしくは「不快に感じない高さ」に吊るすようにしましょう。具体的には「子どものものは低い位置に吊るす」「ホウキやハタキの先端が顔の近くに来ないように吊るす」などです。
使える《すき間収納・吊り収納》アイテム
キッチン
コンロ奥隙間ラック|tower(タワー)
壁とコンロのすき間を活かせるラック。ビルドインタイプの場合には、コンロ脇に置いて、調味料ラックとして使うこともできます。コンロのタイプを選ばないので、引越し時に困ることもなさそうですね。
ハンドル付きスリムワゴン|tower(タワー)
スリムタイプのワゴン。キッチンだけでなく、洗面所やリビング収納としても使えそうです。使うときは引き出して、使わないときはすき間に戻しておけるのが嬉しいところ。
キッチンペーパーハンガー|UCHIFIT
片手で使えるキッチンペーパーホルダー。吊戸棚下のデッドスペースをうまく活かしたアイテムです。表面が金属製のため、キッチンタイマーやレシピなどをつけることも。
レンジフードメッシュパネル|tower(タワー)
レンジフードの返し部分に引っかけて使うメッシュパネル。揺れないように、しっかり固定できるつくりになっています。付属のフックや別売りのパーツを組み合わせて、使いやすくカスタマイズできるのが魅力です。
シンクのスポンジポケット |kich!to ( キチット)
シンクの縁にかけるタイプのスポンジポケット。付属のパーツを足せば柄つきのアイテムも収納できます。同シリーズの洗剤用ディスペンサーと一緒に使えば、シンクまわりが一気にスッキリしますよ。
リビング
ロボクルハウス|ideaco(イデアコ)
すき間のないところにすき間をつくって、そのうえを収納にしてしまおうという画期的なアイテム。ロボット掃除機のホコリ除けにもなって、一石二鳥と言えますね。
ラダーハンガー|frame(フレーム)
壁に立てかけるだけで手軽に吊るす収納ができるアイテム。洋服やバッグをかけてもいいし、脱衣所でタオルや着替えをかけても良さそうです。簡単に持ち運びできるため、雨の日は玄関に移動させ、濡れた上着をかけたり身体をふくためのタオルをスタンバイさせておいても。
Q-フック|NaKNaK
独特の形状で、ポールから外れにくいS字フック。高いところや取りにくいところの吊り収納にピッタリです。コツをつかめば取り付けも簡単ですよ。
洗面台
洗面戸棚下ラック|tower(タワー)
水に濡れがちな洗面台も、吊り収納なら快適。スキンケアアイテムや歯磨きセット、コンタクトレンズ関連のものを置くのにもピッタリです。
洗面戸棚下フック |tower(タワー)
洗面戸棚下のスペースを上手に使った吊り収納。フックタイプなので、洗顔や入浴時のメガネ・アクセサリーの一時置き場としても重宝します。ヘアブラシや洗顔ネット、洗面台のお掃除用ブラシなど、その場所でよく使うものを吊るしておくのも◎。
タオル掛け上ドライヤー&ヘアーアイロンホルダー|tower(タワー)
タオルバーと壁のすき間に差し込んで、タオルバー上の空間を有効活用することができるアイテム。ドライヤーやヘアアイロンの収納にピッタリです。コードを巻き付けられるフックもついているので、洗面台まわりをスッキリさせることができます。
洗濯機まわり
洗濯機防水パン上ラック|tower(タワー)
洗濯機横のすき間を利用した板状のアイテム。表と裏の両面を使うことができます。表側はフラットなので、収納ラックなどの倒れにくいものを。裏側はガードがついているので、洗剤ボトルなどの倒れやすいものを直接置くことができます。
棚下ハンガー収納|tower(タワー)
オープン棚にはさんで使う、吊り収納アイテム。洗濯機まわりのものを吊るすのにピッタリです。付属の4つのフックを使えば、収納の幅が広がります。洗濯機上スペースの有効活用に。
収納付きバスタオルハンガー|tower(タワー)
バスタオルが4枚かけられるうえに、2つあるフックには部分洗い用の洗濯板や掃除用のブラシなどを吊るすることも。さらに土台部分には洗剤などを置くことができるため、洗濯機まわりの頼れる存在になりそうです。
バス・トイレ
タオルバーバスケット|MARNA(マーナ)
バスルームのタオルバーに吊るして使うアイテム。底面が傾斜になっているため、水切れがスムーズです。また、背面の下部ににあいた穴を使って連結させることも。1つにはお風呂掃除アイテムを、もう1つには子どものおもちゃをしまうなど、カテゴリー別に使えるのも嬉しいですね。
ハンドル付きスリムトイレラック|tower(タワー)
狭いトイレにも置けそうな、スリムタイプのトイレラック。棚板はトイレ用品が置きやすい仕様になっています。背板がついているので、来客時は反対側を向けるだけで中身が見えなくなります。
005 Shelf B|DRAW A LINE(ドローアライン)
専用のつっぱり棒を使った吊り収納。つっぱり棒部分には、タオルをかけて使うこともできます。トイレのデッドスペースを上手に使うことができる優れものです。
吊り下げ帆布収納袋|中川政七商店
フックやバーにかけて使う、帆布製の収納袋。リビングで郵便物入れに、トイレでサニタリー用品入れにと、使う場所を選びません。ナチュラルな見た目も◎。
アイデアで整う、暮らしと空間
出典:unsplash.com
すき間収納・吊り収納は、「暮らしを良くするアイデアがつまった収納法」と言えます。だからこそ、ものの使い勝手が良くなったり、お部屋の居心地が良くなったりするのかも。すき間収納・吊り収納を取り入れて、より快適な住まいを目指してみませんか?
素敵な画像のご協力、ありがとうございます。