壁、棚の上…アートはどこにでもとけ込んでくれる
アートを取り入れる時に気を付ける3つのポイント
①インテリアとの「色」と「大きさ」のバランスを考える
②存在感のあるアートは、お部屋のイメージを変える
③あなたが本当に好きなアートを選ぶ
一味違った空間へ!自宅に「アート」を取り入れる20の方法
1.並べ方やサイズによって、印象をコントロールしよう
ワンポイントで視線を集める
同じサイズ×並列でコレクション感ばっちり
アート好きさんの欲求を満たしてくれるのが、同じサイズで並列にする配置です。一見シンプルに思われますが、美術館のように横一列に並べることで、非日常感は十分。作品を前にすると、コレクションをずらりと並べているような満足感があります。
両端に置いてフォーマルな雰囲気に
特別な空間を演出する際は、部屋の両端の壁に同じくらいのサイズのアートを置いてみましょう。中央にはアートよりも大きなものを据えると、その演出を強めてくれます。フォーマルな印象を与えてくれるので、お客様を呼ぶお部屋の配置としてもぴったりですよ。
ランダムな配置は洗練された雰囲気を演出
好きになったアートがたまたま異なる形・大きさだったという時は、ランダムにバランスよく配置すると、洗練された印象になります。数枚を楕円形に置いたり、長方形に並べたり。バランスを取るのが少し難しいですが、根気強くいろいろな置き方を試してみてくださいね。
巨大なアートを壁紙風に
サイズの大きなアートは、壁に飾るだけで壁紙のように空間に彩りを与えてくれます。細かい配置を考える必要もないので、殺風景なスペースに悩んだ時にはおすすめ。他のインテリアとの色の組み合わせにだけ気を付ければ、作品一つで部屋の印象をがらりと変え、簡単な模様替えにもなってくれます。また額縁を付けた絵画や写真なら、まるで別の世界を映すスクリーンのようになって、部屋を広く見せるのにも役立ちますよ。
2.アートを周囲のインテリアに溶け込ませよう
同系色・同じトーンでそろえる
インテリアに統一感を持たせる方法の一つに、色使いを合わせるというものがあります。アートを取り入れる時には、作品に使われているメインカラーを、その部屋のテーマカラーや、メインのインテリアで使われている色に合わせてみましょう。同じ色が合わせづらいという時には、カラーのトーンを合わせるだけでも統一感が出てくれますよ。
近くにあるインテリアの形に合わせる
ベッドや棚、ソファなど、アートをインテリアの上に置くという方も多いのではないでしょうか。そこで気を付けてみてほしいのが、インテリアとアートの形をそろえるということ。長方形のソファには、長方形のアートを。縦長の棚には、縦長のアートを。頭でっかちな印象にならないよう、アートはインテリアと同じ大きさか、それより小さなものがおすすめです。
絵画なら額縁にも注目して
お気に入りのアートを飾る時には、アートを入れる額縁の色にもこだわりたいもの。色をどのインテリアに合わせるかによって、アートを浮かび上がらせることも、周囲に溶け込ませることもできます。一方で額縁に入れずに、むきだしのままで飾るのも一つの手。周囲と区切る枠がない分、より部屋の一部という印象が増すため、アートそのものの色選びがポイントになります。
同じ素材のものを取り入れる
同じサイズに紛れ込ませる
同じサイズのものが並んでいると、その一角がすっきり整理されているように見えます。さりげなくアートを紛れ込ませたい時には、小さなアートを選び、植物や小物入れなどと一緒に並べてみましょう。お部屋の彩りの一つとしてしっかり活躍してくれますよ。
<コラム>絵画ってどこで買うの?①
3.立体的なアートは置く場所をより柔軟に考えよう
棚はアレンジ自在なスペース
存在感抜群の巨大オブジェは部屋のメインに
大きなオブジェや立体作品は、どこに置いても自然と視線を集めます。お部屋にメリハリをつけたい時や、テーマを決めて空間づくりをしたい時には、そのアートだけで印象を決めてくれますよ。ただし他のインテリアとの合わせ方が難しくなるので、全体のバランスをしっかり見て配置しましょう。
吊り下げるアートなら、空間も美術館に!
部屋にぴったりな小物は自然と溶け込む
気分に合わせて変えられる一角を作るのも◎
4.めざすテーマから配置やアートを決める
床に並べればカジュアルな雰囲気に
壁に飾るイメージのある絵画ですが、床に並べたり重ねて置いたりすることで、カジュアルな印象を与えてくれます。肩ひじ張らずにアートを楽しみたい、気分によって並べ替えたいという時にもぴったり。後からアートを買い足した時にも、配置に悩まず飾ることができます。
木製の作品×植物でナチュラルに
観葉植物やハーブを自宅で育てているという方には、アートもナチュラルなものがおすすめ。木製の額縁を持つ写真や、優しい色合いの絵画、木でできたオブジェなどは、周囲に植物を並べても自然とマッチしてくれます。
モノトーンで落ち着く空間に
たくさんの色を使わず、モノトーンでアートとインテリアをまとめることで、空間が落ち着いた雰囲気になります。黒やグレイと白のモノトーンなら、シックで大人な空間に。明るい色合いが好きな場合も、白を効果的に使えば空間を引き締めるのに役立ってくれます。
インテリアをそろえてカフェ風に
自宅の一角がカフェ風の空間になれば、毎日の楽しさも増しますよね。アートは1作品壁に飾るだけで雰囲気をがらりと変えてくれるので、カフェ風の空間づくりにはぴったり。カウンター風の長いテーブルや高めの椅子、おしゃれな照明などをそろえれば、いつもの部屋がカフェに変わってくれます。
アートで好きな場所や季節を再現
以前旅行で訪れた観光地や、お気に入りの場所、好きな季節…お部屋のテーマに据えるものは、あなたが好きなものならなんでもOKです。リゾート風のラタンのラウンジチェアに、南の島を描いた絵画。畳のある部屋には日本画。季節をイメージさせる色合いで統一したインテリアに、花や木々の写真。あなただけの空間づくりを楽しんでくださいね。
大きなアートを1つだけ壁に飾ると、自然と部屋のワンポイントとなって視線を集めてくれます。特に無地の壁であれば、その効果は絶大!もう一つの窓のような役割も果たしてくれるので、日の入らない暗いスペースには、明るい色合いの作品を置くのもおすすめです。