脱衣所収納はどのようにしていますか？ モノが多すぎて何がどこにあるか分からない。理想はホテルのような清潔で広々とした空間だけれども、現実は程遠い……。そんなお宅が多いかもしれません。でも大丈夫です！ どんなに狭くても、工夫しだいで「気持ちよくすごせる脱衣所」は叶えられます。

とにかくモノが多い洗面所兼脱衣所。かさばるタオルや洗濯用品、脱衣カゴや着替えなど、収納に困っている方も多いですよね。ここでは洗面所・脱衣所収納のコツを3つご紹介します。どれも簡単で今日から実践できるものばかりですので、できそうなところから試してみてくださいね。

整理収納の基本は、「出す」「分ける」「しまう」の3つです。まずは収納の中にあるモノを全て出し、何があるかを把握します。このとき、不要なモノを処分することをお忘れなく。そして、用途や使うタイミング別にグループ分けをしてから、使いやすい場所にしまいます。

洗面所を兼ねた脱衣所は、限られたスペースに洗面台や洗濯機、収納などがギュッと集中しています。身支度や洗濯など一連の動作をストレスなく行うには、スムーズな動線を確保することが大切です。通路や作業をするスペースにモノを置かない、縦方向の空間を活用するなど工夫するとよいでしょう。

狭い空間をスッキリと、少しでも広く見せるためには、見た目を統一することです。ランドリーラックやバスケット、収納ケースなど、圧迫感のない白やベージュなどの淡い色でそろえるのがおすすめ。目立つパッケージの洗剤などは、シンプルな詰め替え容器を利用してもいいですね。

洗面所・脱衣所収納のコツは分かったけれど、何をどこに収納すればいいか分からない！という方のために、実例を集めました。どれも一般的なご家庭に応用できるものばかりで、難しいDIYも必要ありません。狭いと思っていた洗面所・脱衣所も、使いようによっては収納の宝庫です。実例をご参考に、ご自宅の洗面所・脱衣所収納を見直してみませんか？

洗面台下は洗面所兼脱衣所の貴重な収納スペースです。配管があって使いにくい場所でもありますが、コの字ラックなどで仕切ると、見違えるように使いやすくなります。ピッタリサイズのものがない場合は簡単DIYがおすすめ。ボンドで板をつなげるだけなら、DIYが苦手な方でもできそうですよね。

洗面台のミラーキャビネットも、貴重な収納スペースです。取り出しやすくしまいやすい、奥行きの浅い鏡裏の収納は、身支度に必要なアイテムの収納にぴったり。メイク道具やヘアケア用品など、用途や使う人ごとに収納ケースに分けるのがポイント。使うときにケースごと取り出せて、探す時間と手間が省けます。

洗濯機の排水ホース上は、デッドスペースになりがちな空間です。わずかな隙間とはいえ、狭い洗面所兼脱衣所では貴重な収納スペースになります。専用ラックやマグネットバー、フックなど、さまざまなアイディア商品が市販されていますので、ご自宅のスペースに合うものを活用してみましょう。

洗面所・脱衣所収納でかさばるものといえば、タオルや着替えですよね。収納量を優先してぎゅうぎゅうに詰め込んでいては、取り出しにくくストレスになってしまいます。使いやすくするためのポイントは、立てて収納すること。見た目をきれいにするには、輪になっている折り目を手前にすることです。

洗面所・脱衣所収納の見直しはできたけれど、もっとおしゃれにできないかな？とお考えの方におすすめなのが、収納ケースをそろえることです。見た目が統一されて美しくなるだけでなく、洗剤や洗面用品のストック管理もラクにできるようになります。ラベリングをすれば、何がどこにあるか一目瞭然で、家族全員が快適に使える洗面所・脱衣所に変わりますよ。

リーズナブルな価格と北欧デザインがおしゃれな、IKEA（イケア）のVARIERA（ヴァリエラ）ボックス。もともとはキッチン用品ですが、同じ水回りの洗面所・脱衣所でも重宝する収納アイテムです。しっかりとした作りで、容量もたっぷり。家族一人にボックス一つと決めておけば、モノが増えすぎる心配もありません。

とにかく安く、かつスッキリとさせたいという方には、100均の収納ケースがおすすめ。色を統一すれば、形が違っても雑然とすることはありません。100均商品は回転が速く、同じ商品を継続して購入できないこともあるため、少しずつ買い足すよりも、一気にまとめ買いするのがおすすめ。

狭くてもスッキリ使いやすい、洗面所・脱衣所収納の実例やアイディアをご紹介しました。どんなご家庭にも応用できる方法ばかりですので、やってみたい！と思えるものがあれば、ぜひお試しくださいね。