感謝のしるしや手土産、誕生日・結婚・出産祝いまで、1年中気になる「贈り物」。ちょっと気が利いていて、喜んでもらえて、ついでに自分用にも欲しくなってしまう……そんな素敵な贈り物について、毎回様々な分野で活躍する方々にインタビューします。
今回教えてくれるのは、俳優の石田ひかりさん。後編は、しっかりと感謝やお祝いの気持ちを込めて贈りたい10,000円前後のアイテムについて伺いました。

ラグジュアリーなホテルのロビーに足を踏み入れると、ふわっといい香りがすることはありませんか？「パレスホテル東京」のリードディフューザーは、訪れたお客様の心に残るホテルオリジナルのアロマをおうちでも楽しめるもの。

「記念日にパレスホテル東京に宿泊したことがあるのですが、ロビーがとってもいい香りで。数年前にホテルと同じ香りのディフューザーやファブリックミスト、バスソルトなどが発売されたことを知って、すぐに購入しました。いままで何人かの方に差し上げたほか、自宅でも愛用しています」

ブルーサイプレス（樹木の一種）やアニス、ユーカリなどがブレンドされた、静謐で心落ち着くような香り。

「甘い香りではなく、どちらかというと木やハーブ系。私、こういう少し癖のある香りが大好きなんです。楽屋で使っていると、いらっしゃる方みんないい香り！と言ってくださいます。家族からも好評で、『あ、パレスホテルの匂いだ！』って（笑）」

東京・三田に本店を構える「シヅカ洋菓子店 自然菓子研究所」。なるべく自然への負荷が少ないサステナブルな材料を使いながら、シンプルでやさしい素材のおいしさを追求した焼き菓子などを作っています。

「友人からの差し入れでいただいたのですが、缶を開けるとぎっしりビスケットが入っていてびっくり！ナチュラルななかにバターのおいしさが感じられて、とってもおいしかったです」

「No.1 Shizuka Biscuit」は、ハニー、紅茶、全粒粉、ダブルカカオ、レーズン、フロランタンの全6種類が詰め合わせになったもの。1枚1枚がずっしりしていて、とても食べ応えがあります。

「ザクザクした食感の全粒粉も紅茶もレーズンも、全部お気に入りです。コーヒーと一緒におやつとしていただくと、もう本当に最高で。1日1枚、ものすごく大事に食べています（笑）。

私は東京生まれ東京育ちで帰るいなかがないのですが、夫と結婚して三重にふるさとができたんです。夫の実家に帰省するときには、三重でお世話になっている皆さんに東京土産として買って帰りたいなと思っています」

4人の女性創業者によって神戸で生まれたベビー・子ども服ブランド「familiar（ファミリア）」。素材、縫製、パターン……すみずみまでこだわり抜いた上質な子ども用の肌着や服は、世代を超えて多くの人々に愛されています。

「ファミリアの子ども服は、お値段は少し張りますがその分お洗濯に強いんですよね。実際にうちの2人の子どもが着て、そのあと甥っ子姪っ子にきれいなお下がりをあげられるほど丈夫でした。

ちなみにうちではタンクトップや半袖の肌着に、“おじさん”と呼んでいたズボン下をめいっぱいハイウエストにして着せていましたね（笑）」

赤ちゃんのやわらかい肌をやさしく包んでくれるのは、国産の綿糸を使ったやわらかなフライス編みの生地。肌を刺激しないよう、縫い目やタグは外側にくるようになっています。

「お店に伺って選ぶことが多いのですが、小さなベビー服は見ているだけでも本当にかわいくて……。このあいだもお世話になっている美容師さんにお子さんが生まれたので、ベビー服を贈りました。ファミリアの子ども服にはやっぱり憧れというか、信頼がありますね」

素敵な贈り物は見つかりましたか？前編では石田さんに3,000円前後のギフトについてインタビューしています。あわせて参考にしてみてくださいね。