感謝のしるしや手土産、誕生日・結婚・出産祝いまで、1年中気になる「贈り物」。ちょっと気が利いていて、喜んでもらえて、ついでに自分用にも欲しくなってしまう……そんな素敵な贈り物について、毎回様々な分野で活躍する方々にインタビューします。
今回教えてくれるのは、モデルのKanocoさん。前編は、プチギフトとして気軽に贈りたい3,000円前後のアイテムについて伺いました。

日本で昔から建築などにも用いられてきた青森ヒバ。「Cul de Sac-JAPON（カルデ サック ジャポン）」のバスソルトは、国産の青森ヒバから抽出した精油と津軽海峡の地下海水から作られた塩を合わせたもの。お湯に溶かすと、深呼吸したくなるような深く爽やかな樹木の香りが広がります。

「塩の入浴剤は色々あると思いますが、こんなにもいいヒバの香りがするものは今まで出会ったことがありません。パッケージもシンプルで、洗面台に飾っておきたくなります」

「Cul de Sac-JAPON」では曲がったヒバの木や端材、廃材、かんなくずなどを無駄なく活用し、持続可能なものづくりをポリシーとしているそう。そんなところもずっと応援したくなるポイントです。

「フワフワとなんだか珍しい感触のバスソルト。自分で使ってからその心地よさの虜になってしまい、それ以来買い足したり、知人の贈り物にしたりと愛用しています。お風呂好きの人へのプレゼントや、疲れ気味の人への癒しのプレゼントにぴったりですよ」

兵庫県豊岡市にお店を構える「Sweets&Books キノシタ」。店名に「Books」と入っている通り、お店にある本を自由に読みながら手作りのおいしいケーキや焼き菓子が楽しめるカフェです。
人気メニューは、お取り寄せも可能なレーズンバターサンド。手作りのクッキーに優しい甘さのなめらかなバタークリームがたっぷりとサンドされています。15個入りと10個入りのボックスセットがありますよ。

「私の故郷の近くにお店があり、母にすごくおいしいお菓子がある！と連れられて初めて伺いました。一口食べると飛び上がるほどおいしくて……。いろんなレーズンサンドを食べてきましたが、こんなにおいしいものがあるなんて！と驚きでした。贈り物としてオンラインで注文するときは、必ず自分の分も頼んでしまいます」

「出産直後でボロボロになっていたころ。どうしてもこのレーズンバターサンドが食べたいと思ってお取り寄せして食べたとき、疲れた体においしさが染みわたってちょっとだけ泣きました。授乳しているととんでもなくお腹が空くので、甘いものが好きな産後の友人にもプレゼントしました。自宅に人を招く際も、よくこのレーズンバターサンドを用意しています。ちなみに他の焼き菓子もおすすめ。やまぶどうクッキーが特に好きです」

“仁淀ブルー”と呼ばれる青く透き通った美しい水で有名な高知県の仁淀川。「tretre（トレトレ）」はそんな仁淀川上流の山あいで、手摘みの山野草をブレンドしたお茶や高知のヒノキを使ったミストなどを作っているブランドです。
Kanocoさんおすすめのブレンドティーは、ほうじ茶をベースにしょうがやレモングラス、スイカズラ、シナモンをブレンドした「gingin（ジンジン）」と、山に自生する山茶に和ハッカをブレンドした爽やかな風味の「和はっか」です。

「お仕事でトレトレさんと出会い、高知の工房にもお伺いすることができました。トレトレさんのお茶を飲むと、高知のおいしい空気も一緒に蘇ります。どのお茶も飲んだことのない珍しいブレンドですが、どれも繊細さのなかに自然の力を感じるんです。いろんな方に何度もプレゼントしてきましたが、みなさん本当に喜んでくれます。私にとっても、一人の時間をぐっと優雅なひとときに変えてくれる大切なお茶です」

お茶とあわせてKanocoさんが紹介してくれたのが、高知県のヒノキを仁淀川の天然水を使って蒸留して作られるエッセンシャルオイル。採りはじめの一回分、“一番しぼり”の部分のみがボトリングされています。お手持ちのディフューザーや別売りのヒノキのチップに垂らして、おうちでゆっくり森林浴はいかがですか？

「トレトレさんが作られているヒノキオイルもものすごくフレッシュな香りでお気に入り。数滴お風呂に入れるだけでヒノキ風呂の完成です。自然な香りがやっぱり一番心も体も癒してくれる気がしますね」

素敵な贈り物は見つかりましたか？後編では、Kanocoさんに10,000円前後のギフトについてインタビューしています。あわせて参考にしてみてくださいね。