感謝のしるしや手土産、誕生日・結婚・出産祝いまで、1年中気になる「贈り物」。ちょっと気が利いていて、喜んでもらえて、ついでに自分用にも欲しくなってしまう……そんな素敵な贈り物について、毎回様々な分野で活躍する方々にインタビューします。
今回教えてくれるのは、モデル・絵本作家の浜島直子さん。後編は、しっかりと感謝やお祝いの気持ちを込めて贈りたい10,000円前後のアイテムについて伺いました。

1797年にスコットランドで創業した「Johnstons of Elgin（ジョンストンズ オブ エルガン）」。200年以上にわたってスコットランドでものづくりを続ける歴史あるブランドです。

「上質なカシミヤやウールが魅力のジョンストンズ。長年ストールを愛用しています。先日仕事を通してブランドの背景や素材へのこだわりなどを伺う機会があったのですが、そこからますますファンになりました。かわいい小物のラインナップもあり、寒い時季なのでお世話になったマネージャーやスタッフへこのカシミヤの靴下を贈ることにしたんです。そうしたらみんなとっても喜んでくれて。寒い冬のおうち時間、こういったアイテムで少しでも気分を上げてほしいなという気持ちをプレゼントに乗せて贈りました」

化学薬品がほとんど使われていないカシミヤの繊維を贅沢に使用。繊細なイメージのあるカシミヤですが、適切なお手入れをすれば長く愛用できるのだそう。

「ふわふわでやわらかい素材感も、目上の方へのプレゼントとしてきちんと感があるのもいいですよね。男女問わずに贈れるところもポイントです。店員さんのアドバイスを参考にしながら、その人に似合う色や好きな色を思い浮かべて、スタイリスト気分で選びました」

厳選されたモロッコの自然素材を使ったコスメアイテムが揃う「fleur de fatima（フルールドファティマ）」。浜島さんのおすすめは、爽やかなミント＆シトラスの香りのディフューザーとエアーフレッシュナーです。

「セレクトショップで見つけて試してみたところ、ほんのりとしたさりげない香りに惹かれました。玄関先や洗面台にディフューザーを置いておくと、空気の流れでふわっと香りが立って空間に広がってくれます。エアーフレッシュナーは、寝る前にサッと1プッシュ。気分もリラックスできていい眠りに入れる気がします」

温度差が激しく乾燥しているモロッコ。ディレクターの大原真樹さんは、バイヤーやスタイリストとして世界中を旅する中で、そんなモロッコに暮らす女性たちの美容法に感銘を受けたのだそう。

「ボトルにはモロッコらしいラベルやミニタッセルが付いていて、インテリアとしても素敵。お世話になった方へのちょっとしたお礼や友人の自宅にお邪魔するときなど、このお洒落さんに喜んでもらいたい！なんてときに選んでいます。このブランドはモロッコの職人さんや女性の就業支援の活動もしているそうで、日本にいながら現地と繋がっているような気持ちにさせてくれます」

佐賀県唐津市で街のお肉屋さんとして創業した「いきや食品」。ふるさと納税の返礼品としても人気のある「唐津バーグ」は、おいしさのバランスを追究して九州産の黒毛和牛と豚肉の合いびきを使用しています。

「冷凍で届いて、冷凍のまま調理できて簡単で美味しい！と忙しいママ友に教えてもらったのがきっかけ。毎晩の食事って、何にしようか考えるのも、実際に買い物をして作るのも結構大変で……。息子に付き合って公園遊びをした帰りなどは、ささっと済ませたいのが正直なところです。そんなときこれが冷凍庫に入っていると、心の保険になって晩ごはんの支度も気が楽になるんです。冷凍してあるからか、肉の旨味が凝縮されていてとってもジューシー。肉汁まで味わいたくて、葉物野菜を敷いた上に盛り付けて食卓に出したりしています」

お歳暮などに贈っても喜ばれる「唐津うまいもん特選セット」には、同じく唐津市で燻製屋さんを営む「燻や」の燻製とベーコンがセットになっています。

「離れて暮らす両親も年をとってきて、料理の支度が大変だから楽できたらいいなあ、なんて言っていたんです。通販で注文して贈ったところ、おいしいねってとても喜んでくれて。贈った側としてもとっても嬉しかったです」

素敵な贈り物は見つかりましたか？前編では浜島さんに3,000円前後のギフトについてインタビューしています。あわせて参考にしてみてくださいね。