旅行や帰省は楽しみだけど、パッキングは苦手。初めはワクワクしながら準備していたはずが、スーツケースに収まらなくて、四苦八苦しているうちに、意気消沈...なんて経験ありませんか。おそらく、がっかりしてしまうのは、最初からあれもこれもと欲張ってしまうため。荷物もそうですが、心も軽く、臨機応変にすることを心がけてみて。心の持ちようと少しのアイディアで、旅支度もぐんと気楽になるはずです。
出典: 3、4泊以上の旅行となると、頼もしいのはスーツケース。できれば、行きはパンパンに詰め込むのではなく、片側を半分程度空けておくくらいの余裕を持っておきたいところ。お土産など荷物が増えても大丈夫だし、何より気楽な気持ちで出かけることができます。
荷物を入れる場所は以下をご参考にしてみて下さいね。
◆下の方、タイヤの近く…重たく、嵩のあるもの(衣類、タオルなど)
◆上の方…軽めのもの(下着、アクセサリー、化粧品など)
◆仕切りポケットの部分…細々としたもの(コード類、予備のハンカチ、ティッシュ、マスク、本など)
1.衣類はできるだけコンパクトに!形と用途に合わせて収納する
嵩張る衣類は、できるだけコンパクトに、そして平らにたたむようにすると、余計にスペースを取らずにすみます。それぞれの衣類の幅や大きさを揃えるようにすると、偏ることなくぴったり収納ケースに収めることができます。また、衣類のしわや崩れを防ぐこともできますので、ぜひ覚えておきましょう。
出典: 旅行鞄やスーツケースに荷物が収めきれない場合、着替えの適量について、再考してみると良いでしょう。下着やインナーは日数分入れるとしても、シャツやセーター、ボトムはある程度、同じものを着回しても大丈夫。冬場は、厚手のセーターはどうしても嵩んでしまうので、行きに着ていくというのもあり。荷物に入れるのはできるだけ薄手のものを選ぶようにすると上手く収まります。Tシャツもくるっと丸めて、隙間を上手に埋めましょう。
2段タイプの仕分けケースがあれば、旅先コーデも気楽に
出典: 四角い仕分けケースは、スーツケースにも収まり良く、衣類が崩れにくいので重宝します。日数が増える場合は、2段タイプがあると、便利!例えば、上段にインナー類、下段にアウター類というのもいいし、2日目、3日目と分けて収納してもOK。家族旅行の場合は、自分と子供の服を仕分けするのにも役立ちますよ。
衣類を崩さず、スペースに合わせて収納したいなら、「風呂敷」がおすすめ!
出典: スーツケースをガバッと開けたら、洋服がむき出しに詰まっている...なんて光景は、あまり他人に見られたくないですよね。上手に衣類を隠しつつ、収納力も抜群!そんな救世主が風呂敷。風呂敷の良いところは、スペックが固まっていないところ。衣類の量によって、小さく包んでもいいし、平たく大きく包んでもいい。旅行鞄のスペースに合わせつつ、洋服の型崩れもカバーしてくれる優れもの。おしゃれさんこそ、大いに活用すべきツールです。
出典: 今いる場所より、気温の低いところに出かける場合は、防寒対策も念入りにしたいところ。嵩張るアウター類は、圧縮袋でぎゅっと小さくまとめましょう。また、ヒートテックやインナーダウン、ホッカイロなど小さく収納できるものをいくつかセレクトするのも賢い手段ですよ。
出典: 旅行中、使用後の下着は洗濯ネットに入れていくと、帰宅後すぐに洗濯できるので便利です。筆者は、行きから洗濯ネットに収納して、さらに予備の洗濯ネットも持って行きます。こうすれば、使用前と使用後をきちんと分けられるし、予備も数枚あれば、洗濯ネットがぎゅうぎゅうになってしまうことなく、旅行中に適宜仕分けすることも可能です。帰宅後の片付けの負荷を減らすことができますよ。
2.旅先のバスルームでも快適に。便利グッズを活用しよう!
出典: ホテルや旅館にアメニティがあるとしても、ボディソープやシャンプーの香りが好みではない場合は、がっかりしてしまいます。基礎化粧品類もそのままボトルを持っていくと重たくなるので、必要な量を小分けボトルに詰め替えて携帯しましょう。また、肌に合うと分かっているものなら、試供品などを上手に活用するのもいいですね。筆者は、冬場は乾燥するので、オイル類やクリーム類は試供品も持って行きます。顔に使わなくても、体や髪の保湿に使えて便利ですよ。
出典: ホテルの洗面台が狭くて窮屈...なんて時に大助かりなのが、吊るして使える洗面道具オーガナイザー。洗面台に置かずに済むので、濡れてしまう心配もなし!お手入れしながら、片手でさっと必要なものを取り出せる気楽さが嬉しいですね。
化粧品は、汚れにくい透明ポーチで中身を把握しやすく
出典: 化粧品のうっかり忘れを防ぐためにも、中身を把握しやすい透明ポーチを活用しましょう。マチがあるものは思ったより容量があって、コンパクトなサイズでも細々としたものがたくさん入ります。清潔に使いたいから、防滴・汚れにくい素材のものがおすすめです。
出典: 化粧品類はあれもこれも持っていくと、結局使いこなせない、ゆっくりメイクする時間がないという場合も...。ピックアップすべきものが分からない時は、1つだけではなく、2つ以上の用途に使えるものという観点でセレクトしてみてはいかがでしょうか。ナチュラルな素材のものは、応用範囲が広く、使い勝手が良くておすすめですよ。
3.いざという時にあると安心。予備的アイテムを用意しておこう
出典: 実家への帰省で、行きの手土産分、帰りは荷物が減るはずと想定していても、なぜか帰りの方が荷物が膨らんでいる...という経験はありませんか。行きの方がパッキングが綺麗にされている分、対して荷物が増えていなくても、収まり悪くなってしまう傾向があります。旅先での買い物や土産物が増えることも考えると、やはりサブバッグはあると安心。邪魔にならないよう、コンパクトに収納できるものを用意しておきましょう。
出典: サブバッグは、広げた時に大きいほど頼もしく、様々なシチュエーションで使えます。濡れても大丈夫なように撥水加工がされているものなら、なお心強い。せっかくなら、普段からエコバッグとして使いやすいように、気分が上がるデザインのものを選びましょう。
かゆいところに手が届く。小さくて頼もしいジッパーバッグ
出典: 旅行中は状況や場面に応じて、細々としたものが出てきます。旅券やサプリ類、のど飴、小銭、カード...そして、今は余分にマスクを用意しておくことも大事ですよね。何がどこへ行ったのか迷子にならないように、しっかりとしたスケルトン素材のジッパーバッグがあると便利。防水&密閉性が高いタイプだと、レジャーやアウトドアでも役立ちます。細々したものを収納する際は、すぐに取り出せるよう旅行鞄やスーツケースのポケット部分に入れておきましょう。
準備良ければ終わり良し。荷解き終えたら、次の旅を計画しよう
余計なものを持っていかず、荷物はできるだけ、スリム化!
さらに、旅行中の手が空いた時間に、衣類や洗濯物をざっと整理したり、後々の片付けのことまで少し気を配ると、荷解きの心理的負担も減ります。
旅が終わった後、「疲れた~」よりも「楽しかった!」と素直な心で言えるように、パッキング&荷解きの負担を減らす工夫をしましょう。そして、一息ついたら、また次の旅のプランを考えませんか?