あけび細工をご存知ですか？
ちなみに、こちらがあけび。山野に自生するツル性の落葉樹で、夏には紫色の甘い実をつけます。採取したあけびのつるを1～2年乾燥させ、編む前に1～2日水に浸けて柔らかくしてから編みます。津軽地方では、農閑期の手仕事として受け継がれてきました。
あけび細工の魅力とは？
あけび細工のカゴは、耐久性があり、使い込むほどつやを増していきます。大切に使えば、親子何代かにわたって受け継いでいける息の長いもの。落ち着いた色合いと、上品な編み目は、和服にも洋服にもマッチします。
編み方も、並編み、元禄編み、アジロ編みなど30種類以上あり、同じあけびでも変化のある表情を楽しめます。職人の手仕事による美しく洗練されたあけび細工のカゴを、ひとつ手に入れてみませんか？
お弁当や水筒など、荷物がひとつにまとまるのもあけびのカゴバッグのいいところですね。いろいろ詰めて、さあお出かけしましょ♪
あけび細工のカゴは、こんなにいろいろ！
おしゃれなファッションに合う織編みのカゴ（宮本工芸）
あけびのカゴは四角いイメージがあるかもしれませんが、こんなおしゃれな形のものも。宮本工芸は、青森県弘前市に大正9年に創業した老舗。熟練の手仕事の素晴らしさがいかんなく発揮された作品です。
ナチュラルな風合いだけでなく、大人のエレガンスを感じるデザイン。ワンピースにもデニムにもとてもよく合います。
丸いフォルムが可愛らしい丸篭一本手（宮本工芸）
丸いフォルムが可愛らしい丸篭一本手。ワンピースにもよく合いますし、Tシャツやデニムにもなじみます。目隠しに、お気に入りのハンカチや巾着などをインナーに使うなどアレンジも楽しいですね♪
太く編まれた一本手は、持ちやすいのも魅力ですね。お出かけが楽しくなりそうなカゴバッグです。
繊細な職人の技！あけびシェル手提かご（松野屋）
細長いつるを縦2つに割いたもので編まれており、繊細な手仕事の技に驚かされます。あけびのつると水だけを使い、塗料・染料・薬剤などは一切使わない天然100％素材。ナチュラルな風合いに癒されます♪
素材に愛情を持ち、完成度の高い作品へと仕上げる職人技。作り手の誇りが感じられる逸品です。あけびカゴの持ち手には、信頼の証のタグが…。
普段使いにぴったり！あけび小判ホラ編手提かご（松野屋）
お財布、携帯、お弁当や水筒などがちょうど入る大きさ。普段づかいにぴったりです。夏だけでなく、年間を通して使えるのもうれしいところ。しまい込まずに使い込めば、年月とともに光沢が出て、風格も増していきます。
レザーで楽しむ「3WAY仕様」が便利でおしゃれ！（宮本工芸）
さまざまなファッションに合わせられるように、持ち手にレザーを巻いたり、レザーのストラップでショルダーにすることもできます。とてもユニークなアイデアの別注品です。
持ち手のレザーは、取り外しができます。何通りものスタイルで楽しめそうです。
透け感が夏らしい！こだし編みのあけびカゴ（宮本工芸）
透け感が夏らしい人気の細目こだし編みのなかでも、ロータイプはお出かけにぴったりのサイズ感。飲み物なども入れやすく、夏のファッションにもぴったりですね。
お弁当とペットボトルを入れると、こんな感じ。毎日がピクニック気分でいられそう♪
太い一本手が美しい楕円カゴ（松野屋）
あけび楕円一本手カゴ。シンプルな一本手も使いやすそうですね。大きな円を描くような太い持ち手も、とても美しいシルエット。
フルーツ摘みに行きたくなる可愛いあけびカゴ（松野屋）
四角一本手のフルーツカゴ。季節の果物や野草などを収穫したくなりますね。果物を入れたまま置いておいても素敵なインテリアになりそう。
ハンドメイドサイトで見つけた「あけび細工」のかごバッグ
横長い丸い持ち手のこだし編みのあけびかご
若くて細いあけびのつるを使用。繊細に見えますが、じつはしなやかで丈夫なのが特徴です。透け感が、なんとも涼しげでいいですね。黒っぽいつるは、福島県奥会津の三島町でしか採れないものだとか。
みだれ編みの肩かけカゴ
カゴには珍しく、肩にかけるタイプのものです。若くて細いあけびのつるを使った繊細な編み方ですが、弾力性があって丈夫なので安心です。
涼しげな窓のあるあけびカゴ
目の詰まった平編みですが、窓を作ることで変化が生まれ、涼感もたっぷり♪目隠しの必要もなさそうですね。
カバー布付きのあけび細工カゴバッグ
涼しげなかごバッグですが、中が見えるのが気になるという方におすすめのカバー布付き。布は取り外すこともできます。
あけびカゴのショルダーバッグ
楕円のあけびカゴに革を巻いたショルダーバッグ。革を使うことで、さまざまなファッションにも合わせやすく、使用頻度も高まりそうですね。ベースがかごですから、しっかり中身をガードします。
麻ひもとあけびのバッグ
麻ひものバッグですが、縁にあけびのツルを使っており、しっかりと開口部が固定するので便利です。お買い物カゴとしても、またお出かけにも。夏らしい雰囲気ですね。
あけび細工の小物も素敵♪
あけびスプーンカゴ
食卓にあけびの風合いはいかが？小さいながらもしっかりと編まれたカゴは、素敵な存在感を放ちます。
あけびピンクッション
あけびのミニチュアカゴに、かぎ針編みのピンクッションをセット。手芸好きな方へのプレゼントにもおすすめの可愛いあけび細工小物です。
あけびの吊るしかご
太いつるが持ち手になった、吊るしあけびカゴ。自然の風合いが魅力的です。グリーンがよく似合いますね。
あけびの万能かご
小さな森に自生したあけびを使った万能カゴ。穂先から根元まですべて使っているとか。自然なくねりにまかせ、つるの気持ちのままに編んでいるそうです。果物やお菓子、小物などをのせて。
あけびの花活けかご
ガラスボウルと組み合わせて、お花を飾ると素敵ですね。植物をハンギングしたり、使い方は自由です。
あけびの取っ手の飾り皿
あけびのつるを取っ手にした飾り皿は、とても上品な印象ですね。異素材のものが生み出す素敵な調和。和菓子やフルーツなどを盛り付けておもてなしするのもいいですね。
あけびのお皿
フルーツなどを盛るのも素敵なあけびのお皿。夏のテーブルを涼しく演出してくれそうです。リース風に壁に飾っても素敵ですね。
あけびのつるのドリームキャッチャー
かごではありませんが、あけびのつるでラッキーチャームを作るのもいいですね。素敵な夢がつかまえられそうです。
あけび細工が体験できる施設・宿なども！
津軽藩ねぷた村（青森県弘前市）
青森県弘前市にある「津軽藩ねぷた村」は、津軽の民工芸品の製作実演や体験などができる施設で、あけびつる細工の体験もできます（有料）。本場の技をぜひ身につけてみませんか。花瓶敷きを作るそうですよ。
アソベの森 いわき荘（青森県弘前市）
いかがでしたか？
持つたびに、素朴な自然の風合いに癒されるあけび細工のカゴ。長く大切に使い込んで、色の変化など風格を増していく様子を楽しむのも、あけび細工ならではの良さですね♪
青森県では古くから、八甲田山や岩木山で採取される良質なあけびのつるを使って、さまざまな工芸品が作られています。