出典: 秋になると、艶のある栗色の革靴や大人の上品さに欠かせない黒革の靴などをコーデに取り入れたくなりませんか?履けば履くほど味が出てくる革靴は、少しずつ自分だけの靴になっていくようで、より愛着が湧きますよね。そんな魅力的な革ですが、扱い方によっては劣化しやすく、長く持たせるにはお手入れが必要になってきます。
出典: 「お手入れなんてしたことない」という方のために、必要な道具から方法まで分かりやすくまとめました。日々のちょっとしたケアと定期的なメンテナンスで、何十年と履き続けることができますよ。おすすめの革靴を使った秋コーデなどもご紹介していますのでぜひ参考に。
出典: 革靴の魅力と言えば、履けば履くほど表情が変わっていく経年変化を楽しめる点。経年変化によって色艶が増し、自分の足にフィットするように適度に伸びた革靴は、ヴィンテージ的な価値や独特の味があります。また、革靴を履くだけでカジュアルなファッションもちょっと大人っぽく上品になりますよね。しなやかなフォルムや光を反射する自然な艶は、他の靴では味わえない革靴ならではの魅力です。
まず買うならどんな革靴がいい?自分に合ったデザインの選び方
革靴の種類は様々ですが、今回は定番のレースアップシューズにおけるデザインに注目してみました。
SPACE CRAFT|aranciato別注 ソフトゴートレザーレースアップシューズ スペースクラフト sc-310-ma
10,450円(税込)再入荷待ち
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: 「羽根」とはシューレースを通す穴部分の革のこと。「内羽根式」とは、この部分が甲の部分の革と一体、または甲の部分に入り込んでいる状態を言います。靴自体に凹凸が少ないのですっきりとした形で、フォーマルな場に相応しいとされています。
「ストレートチップ」とは、つま先に直線ラインが入っているデザインのこと。英国クラシックなデザインで格式高く、冠婚葬祭やビジネスシーンに向いています。ただ、甲のデザインとの組み合わせによってはカジュアルにもフォーマルにもなります。
出典: 「外羽根式」は羽根が甲部分に被さるようになっている状態で、シューレースを外すと大きく開きます。この羽根によって動きや凹凸感が出て、ややカジュアルな印象になります。このデザインは軍靴がルーツになっているそう。スーツと組み合わされることがない様にフォーマルなスタイルには用いられませんが、海外ではドレスにDr.Martensを合わせたり外しアイテムとして履く有名人もいるのだとか。
つま先に何もないプレーントゥはフォーマルな場でも◎
秋に履きたい!着こなしが上品になる「タイプ別革靴コーデ」
出典: 革靴の定番と言えばレースアップ。シューレースで甲の部分を締め上げたデザインの靴を、靴の形に関係なく広義にはレースアップシューズと言います。ホールの数だけでも結構見た目が違ってきますが、シューレースのないタイプより靴の個性を感じます。
【Malle chambre de charme】レザーUモカレースアップシューズ
出典: 色味を抑えたベージュ系の服装が艶のあるブラウンを引き立てています。メンズライクなデザインなのでパンツとの相性も◎刺繍のブラウスと合わせてカントリーな暮らしが似合う女性風にも。
【bulle de savon】レザープレーントゥシューズ
出典: つま先の丸みがかわいらしいプレーントゥはシンプルで様々なシーンで活躍してくれそう。焦げ茶なので、くすんだ赤いブラウスやグレーのファーのようなちょっと個性的なファッションにも安定感を与えてくれていますね。
出典: ベーシックなワンストラップや画像のようなTストラップ、甲に空きのないモンクストラップなど、ストラップのデザインで随分雰囲気が変わります。甲に空きのあるタイプでは、履いた靴下やタイツの色柄を見せてコーデのポイントにできる点が楽しいですよね。ストラップのおかげで、パンプスやバーレーシューズにはない安定感も。
出典: クラシカルなTストラップが女性らしい革靴はふんわりとしたスカートと合わせてより甘いスタイルに。カーキの靴下を覗かせれば、足元から秋の気配。
【Malle chambre de charme】レザーウイングチップ ワンストラップシューズ
出典: ウイングチップの装飾が華やかな革靴は、これだけでコーデの主役。ストラップが太いので靴下のカラーも適度に見せられます。リネン素材のナチュラルなワンピースにも程よく大人っぽさをプラスしてくれますね。ボルドーなどのオータムカラーともピッタリ。
出典: ローファーのルーツの1つは、英国王室や貴族階級の室内靴として作られた靴と言われています。利便性とデザインの良さから外履き用として一般にも流行。シューレースがなく気軽に履けることから、デニムや崩したジャケットスタイルなどと合わせてカジュアルに用いられます。
【Malle chambre de charme】レザーローファー
出典: ローファーとボーダーの組み合わせは鉄板。短いボーダーのトップスをデニムにタックインすれば外国の学生風ですが、長めのトップスにフリルのブラウスを羽織ると大人な女性の雰囲気に。
【G.H.BASS】レザーペニーローファー WEEJUN 2 PENNY
G.H.BASS|レザー ペニー ローファー “WEEJUN 2 PENNY” ba41710-tr ジーエイチバス
25,300円~(税込)再入荷待ち
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アイテム詳細を見る出典: チェックのボトムス、白いソックスと合わせてトラッドに。ベレー帽の少年っぽさとも合いますね。ローファーの元祖と言われるモデルであるため、カジュアルな恰好でも気品を漂わせることができますよ。
出典: スリッポンタイプの革靴は履くのに時間がかからないだけでなく、足にピッタリとフィットするので履き心地がいいのも魅力。余分な装飾がないので見た目もすっきりとしていて様々なスタイルで活躍してくれます。
出典: ゆったりめの白コーデで靴に合わせてエレガントに。白い革はデニムとの相性もいいですね。滑らかで細見のデザインなので足の形をきれいに見せてくれています。
【bulle de savon】REMME レザースリッポン
出典: 革靴の定番カラーはブラックやブラウンですが、こんな個性的なカラーもあるんです。暗くなりがちで人と被りがちな秋コーデにプラスして、こなれ感を出してみてはいかがでしょう。甲の部分の空きや程よく尖ったつま先がとても美しいフォルムですよね。
出典: バレーシューズと言っても、パンプスのようなものからストラップやリボンが付いたものまでデザインは様々。柔らかな革が使われているものやフラットなものが多いので軽くて履きやすく、ナチュラルな恰好にも合わせやすいのが特徴です。
出典: 残暑のある熱い秋の日には素足にバレーシューズも素敵ですね。パープルのようにも見えるダークブラウンレザーは、上質な風合いが感じられます。デニムのような普段着でもよそ行きっぽく特別気分で。
【ramble】シュリンクレザーリボンフラットシューズ
saleramble|シュリンクレザー リボン フラットシューズ 373-51246-tr
10,384円~(税込)最大20%OFF
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る 出典: バレーシューズをモデルにデザインされたフラットシューズ。大きなリボンの甘いデザインは、敢えてボーイッシュなスタイルと合わせて。靴下の色を変えるだけでも雰囲気の違いが楽しめそうですね。
出典: 革ブーツの構造としてはレースアップ系、ゴア系、ストラップ系とあり、各構造の中にも様々な種類があります。スカートもパンツも履く方はショート丈にしたり、遊びを入れたい方はゴツめなワークブーツにしたり、自分のスタイルに合わせて選んでみましょう。
【conges payes ADIEU TRISTESSE】ショートブーツ
出典: グレー系でやわらかくまとめたら、足元はブラックのショートブーツで引き締めを。ショート丈のパンツなら歩くたびにブーツの躍動感が分かり、アクティブな印象に。長めのソックスを上から覗かせるのも面白いですね。
【bulle de savon】レザーチャッカブーツ
出典: チャッカブーツとは、イギリスのスポーツ、ポロの競技時間の単位"Chukker"から名付けられた踝丈のブーツ。2、3組の紐穴を持ちレースアップシューズの1種でもあります。
踝丈なのでロングスカートとも合わせやすく、ガーリーな恰好に敢えて外しアイテムとして使用するのもいいですね。女性らしさの中の異質なポイントがミステリアスな魅力となっています。
革靴を長く履くために。お手入れ前に知っておきたいこと
出典: 先にも述べましたが、革靴の魅力である経年変化は、お手入れなしではただの経年劣化になってしまいます。日々の汚れはその都度落とすことが靴の寿命を延ばすことに繋がるので、帰宅後、靴を脱いだらブラシで土や埃を払いましょう。お手入れし過ぎても革に負担をかけてしまうので、毎日のお手入れはこの程度で十分。ブラッシングを怠ると汚れが溜まるにつれて艶がなくなり、水に濡れたときのシミの原因に。
出典: 10回ほど履いたら、ブラッシングだけでなくクリーナーを使って汚れや古いクリームを落とし、保湿するといった本格的なお手入れを行いましょう。古いクリームが硬化する前に落とし、目立ってくる傷や色落ち、乾燥を整えるためです。磨くことで品のある艶がよみがえり、見違えるほど変わりますよ。この手入れを怠ると古いクリームや乾燥が原因でひび割れを起こしてしまうので、定期的に行うことが重要です。
※ガラスレザーなどのようにクリームが浸透しない革素材の場合は、状態が悪化してしまいますのでご注意ください。
出典: そのままお手入れすると、型崩れを起こしたりシワができたりしてしまいます。新聞紙でも代用できますが、靴の見た目を美しく保つためにも1点あると便利です。(革によっては新聞紙の方が良い場合もあります。)
出典: 埃や汚れを落とすときに使う馬毛ブラシ。使えば使うほどクリームなどに含まれる油分が毛に馴染み、ブラッシングだけでも革に少しの栄養を与えてくれます。豚毛と比べると毛が軟らかで、表面の泥など大きな汚れを落とすのに便利です。
出典: 艶出し用のブラシは化学繊維か豚毛が一般的。固くコシのある豚毛ブラシは、革にワックスを馴染ませるために使用します。2本用意して、1本は馬毛では取れない細かい汚れを落とすために使う方も。
出典: オイルやワックスを塗るときや、それらを付け過ぎたときに拭き取るために使用します。こちらのコットンネルは脱色や染色を施していないコットン100%で作られたフランネル。革にやさしいので、乾拭き時にももちろん使用できます。
出典: ブラシだけでは落としきれない汚れを落とすために、クリーム状のクリーナーも必要です。こちらは、泡立てて革に塗って拭き取って使うタイプのもの。通常のクリームやワックスにも汚れ落しの機能はありますが、それでは落とし切れないひどい汚れを落とすことができます。
出典: 革に栄養を補給するためのもの。ワックスタイプとクリームタイプとあります。こちらの商品は、靴を磨き保湿するだけでなく防水効果もあるそうなので、防水スプレーの必要がなく便利ですね。
出典: クリームタイプの栄養補給剤はよく伸びるので細かい部分にまで行き届き、少量でも十分効果があります。こちらは100%天然素材使用で爽やかな香り付き。革にも磨く人にもやさしいですね。
出典: 突然雨が降ってきたり水がかかってしまって、革靴にシミができて後悔したことはありませんか?そうならないために、革を水から守ってくれるスプレー。お手入れの一番最後に使用しますが、防水効果のあるワックスを使用された方は不要です。
出典: 初めて道具を揃える方は、必要最低限の道具が揃ったお手入れセットからはじめてみてはいかがでしょうか?こちらのブラシは、フランスで採れる最高級のブナ材と天然の馬毛や豚毛が使われています。毎日使いたくなるような、素材にもデザインにもこだわったお洒落な道具です。
馬毛ブラシ、豚毛ブラシ2本、クロス、ワックスのセットです。
7ステップで革靴がよみがえる。初心者さんでもできる「お手入れ方法」
出典: お手入れ作業の前に、まずは靴の形を損なわないようにシューキーパーをセットします。レースアップシューズは紐を外してから行います。
出典: シューキーパーをお持ちでない方は、新聞紙を丸めて代用しても◎特に、力をかけると革が伸びてしまう柔らかいカーフレザー(生後6ヶ月以内の子牛の革)を使用した靴には、敢えて新聞紙を使用しましょう。
出典: 形を整えたら、まずは馬毛ブラシで土や埃を落とします。あまり力は入れず、埃の溜まりやすい溝などを念入りに全体をさっと払いましょう。放置しておくと、埃の繊維が革の油分を吸い取って乾燥させてしまったり、汚れはシミになったりしてしまうので要注意。
Step3. 「クリーナー」で汚れや古いクリームを落とす
出典: クリーナーが革に合わなかった場合のことを考え、踵の内側など目立たない場所から始めます。小さな円を描くように全体をやさしく磨いていくと、汚れや古いクリームが浮いてきます。艶が取れるくらい、大体3回ほど繰り返したらおしまいです。
出典: 汚れや古いクリームを取り除いたら、今回も踵の内側からクロスでワックスを塗り込みます。1回のお手入れに使うクリームの量は約5gぐらい。少しずつ足しながら、ムラができないように手元を常に動かして伸ばしましょう。
Step5. 「豚毛ブラシ」で磨くことで「ワックス」を馴染ませる
出典: 次は、余分なワックスを取りつつ革にしっかりと浸透させるためにブラシで磨きます。クロスでワックスを塗るだけでも十分ですが、もう一度ブラッシングをすることでより艶を出すことができるのです。今回は毛足の短い豚毛ブラシを。シワの部分は、特にワックスが入り込むように全体に馴染ませて。
出典: いよいよ仕上げ。クロスで乾拭きし、そっと磨き上げましょう。細かい部分は、クロスを被せた指を立てるようにして磨くと◎片方磨き上げたら、まだ磨いていないもう片方と比べてみてください。白っぽい埃や汚れが取れ、光沢や艶が出ているのが一目で分かるでしょう。お手入れが楽しくなってきますよ。
出典: 最後は、お好みで防水スプレーを。靴から20-30cm離してスプレーしたら、軽くブラッシングします。突然の雨でシミができるのを防ぐためにも、防水対策しておくと安心ですね。
出典: 月に1度の靴磨きも大切ですが、履いた日毎のブラッシング&乾拭きだけでも革靴にとってはとても良いことなんです。どんなにきれいな恰好をしていても足元が汚れていたら台無しですよね。自分も靴も素敵に齢を重ねていけるように、まずは簡単なブラッシングからはじめてみませんか?
「羽根」とはシューレースを通す穴部分の革のこと。「内羽根式」とは、この部分が甲の部分の革と一体、または甲の部分に入り込んでいる状態を言います。靴自体に凹凸が少ないのですっきりとした形で、フォーマルな場に相応しいとされています。
「ストレートチップ」とは、つま先に直線ラインが入っているデザインのこと。英国クラシックなデザインで格式高く、冠婚葬祭やビジネスシーンに向いています。ただ、甲のデザインとの組み合わせによってはカジュアルにもフォーマルにもなります。