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セーターのお手入れって難しい!?心得ておきたいポイント
寒くなってくると手放せなくなるのが、セーターなどのニット類。冬の素材と言えば、ウールを筆頭に、カシミア、モヘアなどの天然素材が代表的。また、アクリルなど化学繊維もセーターによく使われています。このように、一言にセーターと言っても、素材は様々。ですから、扱い方やお手入れについて、どうしても難しく考えてしまいがちになります。でも、実際は、各素材ならではのメリットもあり、特徴を理解した上でお手入れすれば、ちゃんと長持ちさせられるんです。悩まず、スマートに対応できるよう、大切なポイントを押さえておきましょう。
出典: 洋服だけじゃなく、靴でもいえることですが、1日着用したら数日お休みさせることは、長持ちさせる上でとても重要なことです。たとえば、人がセーターを着れば、汗などで湿っぽくなったり、毛の流れが乱れたり、擦れたり、埃がついたり...気づかぬうちに摩耗していってしまいます。ですから、続けて着るのではなく、2,3日は休ませること。室内で簡単に手入れしてからハンガーに吊るして陰干しすることで、放湿できるだけでなく、自然に形が戻り、毛流れも整います。特にウール、カシミアなどの天然素材は、あまり頻繁に洗濯やクリーニングに出すよりも、こうした心がけの方がずっと大切です。
■ここがポイント!
【ブラッシングの手順】
①ハンガーにセーターをかける、またはテーブルなどに平置きする
②繊維と逆方向にブラシを軽く動かし、汚れを浮かせる(あくまで軽く、やさしく)
③次に繊維の方向(毛流れ)に添って優しくブラッシングし、汚れを掻き出す
※基本的に、着用する度、ブラッシングします。
※ブラッシングする時は決して力を入れず、こすらないこと。繊維に空気を含ませるように行いましょう。
出典: セーターをなかなか洗わないなら、どのようにお手入れすればよいのか?というと、まず第一にやりたいことはブラッシング。まず、軽く、繊維と逆方向にブラッシングして汚れを浮かせた後、今度はやさしく毛流れに沿ってブラシを当てて、埃やチリを丁寧に掻き出していきます。こうすることで、汚れの付着を防ぐことができ、いつもきれいな状態で保つことができます。
■ここがポイント!
【覚えておきたい洗濯表示】
・「洗い桶」マーク → 洗濯機のドライコース(弱流水)で洗濯できる
・「洗い桶に手を入れる」マーク→ 手洗い可能
・「〇」マーク → クリーニング店で対応可能
素材を傷めてしまいやすいため、セーターを頻繁に洗濯するのは避けたいところ。どうしても必要な場合は、まず洗濯表示を確認しましょう。洗い桶のマーク(手のイラストが入っていない)があれば、洗濯機のドライコースでも対応可能です。また、洗濯表示には、桶の中に数字が書いてあることがあります。これは水温のことで、たとえば、「30」とあれば、30℃以下で洗濯できるということ。また、桶の下に線が引いてある場合は、洗濯機でも、より弱い処理でしか洗濯できないということです。ご家庭の洗濯機の仕様を確認し、場合によっては手洗いするなどして対応しましょう。
洗濯ネットはジャストサイズ、入れるのはセーター1枚が基本
出典: 洗濯機を利用するときは、必ず洗濯ネットを使って型崩れを防ぎましょう。また、洗濯ネットに入れるのは、セーター1枚だけ。きれいに畳んで、幅や厚みがぴったり収まるサイズのネットに入れることがベストです。
出典: 手洗いの場合は、まず洗い桶に水をためて、そこにおしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を規定量入れて溶かし、洗濯液を作ります。その際、先ほどの洗濯表示にある水温を守ること!誤って規定以上の温度の水につけると縮みや素材の劣化の原因になりますので、気を付けましょう。洗濯液にセーターを入れて洗う時は、やさしく「押し洗い」が鉄則です。水を入れ替えてすすぐときも同様で、決してこすったりもんだりしないように気をつけましょう。
デリケートな天然素材は、脱水・干し方にもひと工夫を!
■ここがポイント!
【脱水もやさしく】
・基本 → ネットに入れて30秒
・緩く編まれたセーター → バスタオルに挟んで15秒
【きれいな干し方】
形を整えてから → 室内で陰干し&平干し
出典: 洗い終わった衣類は、洗濯機のごく弱い設定で脱水します。このとき、必ず洗濯ネットに入れている状態で、短い時間(15秒~30秒)で終えるようにします。
そして、干すときは、素材の日焼けや変色、型崩れを防ぐため、陰干し&平干しをすることが大切です。平干し用のネットやお風呂のふた(木製ではないもの)も活用できますので、臨機応変にお試しください。
セーターの素材別の特徴やお手入れのポイントも知っておきましょう。
出典: ウールに近い風合いを持つ化学繊維、アクリルは、セーターにもよく使われています。風合い柔らかく保温性に優れ、縮んだり、型崩れしにくいのが特徴ですが、毛玉や静電気が起こりやすいなどのデメリットも。アクリル製品を洗う場合は、摩擦をさけるためにも、裏返して洗濯ネットに入れてから洗うようにしましょう。
【メリット】
柔らかい、シワになりにくい、縮みにくい、型崩れしない
【デメリット】
毛玉ができやすい、静電気が起こりやすい
【お手入れポイント】
洗う場合は、裏返してネットに入れる、脱水は短めでOK
出典: 一般的にウールと言えば、羊の毛。紡績する際、縮れている繊維が複雑に絡み合い、中に空気の層ができていきます。この層のおかげで、外気の寒さもシャットアウトしてくれる上、通気性も良く、汗を吸収しながら、いつも快適で清潔な状態を保ってくれます。汚れ、臭い、水にも強く、抗菌性も保つタフな素材であるため、普段はブラッシングでのお手入れで十分。洗えるウールもありますが、縮みやすいので、頻繁に洗うのは避けましょう。また、洗う時に熱いお湯を使うのは、絶対NG。水温には特に注意が必要です。
【メリット】
断熱性、吸湿性、抗菌性、防臭性に優れている。暖かくてタフな素材。
【デメリット】
濡れると縮みやすい。重ため。ものによってはチクチク感がある。
【お手入れポイント】
ブラッシングが基本
洗濯する場合は、水かぬるま湯で、温度を一定に保つこと。
出典: アンゴラ山羊の毛から生み出されるモヘアは、繊細で柔らかな質感が特徴的。ふわふわとした肌触りが心地よく、ポカポカ暖かさを運んでくれます。ただ、とても繊細で毛が抜けやすいので、扱いには少し注意が必要です。アクセサリーやバッグの金具などで引っ掛けると、生地が傷んでしまうので気を付けましょう。
【メリット】
弾力性、保温性に優れている。肌ざわりが気持ち良い。
【デメリット】
毛が抜けやすい。静電気が起きやすい。
【お手入れポイント】
繊細な素材なので、普段は同系色のタオルでやさしく撫でるようにブラッシング。
ドライクリーニングに出す。静電気が起きる場合は、動物性繊維に使える静電気防止スプレーで対応
出典: 冬の憧れの素材と言えば、カシミア。しっとりした質感と独特の光沢には品格さえ感じます。ウール同様、きちんと日々のブラッシングを怠らなければ、美しい風合いを長く保つことができますので、それほど難しく考える必要はありません。ただ、自宅洗いはできず、クリーニングでさえ、カシミア特有の風合いを損ねてしまいます。シミには極力気を付けて、汚れがついたらすぐに、部分的にシミ抜きするなど対処するようにしましょう。
【メリット】
保温性、保湿性に優れている。しっとり滑らかな質感。弾力性がある。軽い。
【デメリット】
毛玉ができやすい。洗濯やクリーニングで風合いが損なわれやすい。
【お手入れポイント】
丁寧なブラッシング。毛玉ができた場合は鋏などで除去する。1シーズンに1度、ドライクリーニングに出す。
出典: ヤクはヒマラヤ高地に生息する牛の仲間。寒く厳しい環境に耐えるため、その体毛は保温性に抜群に優れていると言われています。また、繊維がとても細いため、暖かいだけでなく肌ざわりや軽さの面でも申し分なし。機能性に優れたとっておきのセーターをお探しなら、本当におすすめの素材です。
【メリット】
保温性、通気性、抗菌性に優れている。弾力性があって柔らかい。シワになりにくい。丈夫で軽い。
【デメリット】
高品質なヤク製品は希少性があり、手に入りにくい。
【お手入れポイント】
基本的にはドライクリーニング。自宅で洗う場合は、ウール用の中性洗剤を使って、水で手洗いすること。
カシミア&ウールケアブラシ/G.B.KENT(ジービーケント)
出典: ウールやカシミヤの日々のお手入れに欠かせないのが、ブラシ。セーターを長く愛用したいなら、ブラシの素材にもこだわって、動物毛のものを選びましょう。英国の老舗メーカー、「G.B.KENT(ジービーケント)」のカシミア&ウールケアブラシは豚毛を採用。静電気が発生しにくく、小さな埃まで隈なく絡めとってくれます。花粉対策にも効果を発揮してくれそうですよ。
セーターピルオフストーン/THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)
できてしまった毛玉を1つ1つ除去していくのは、なかなかのストレス。THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)の軽石タイプのストーンを使えば、そっと撫でるようにするだけで毛玉を絡めとることができます。
THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス) セーターピルオフストーン
3,072円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
ウールカシミアシャンプー/THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)
ウールなど獣毛由来の天然素材を自宅で洗う場合、専用の洗剤で洗うと仕上がりが格段に違ってきます。カシミヤを自宅で洗うのはなかなかハードルが高いですが、頼もしい洗剤があれば、チャレンジしてみてもいいですね。
THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス) ウールカシミアシャンプー cedarの香り475ml
7,800円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
出典: なかなか洗えない素材に、タバコや肉などの食べ物の臭いが付いてしまったら...洗うしかないのでしょうか?そんなときに、万能除菌消臭スプレーの出番。旅行先など即座の対処が必要な時にも活躍してくれそうです。
普段使いのセーター、とっておきのセーター、長く愛用したいセーター...品質の良いものは、決して安くはないため、幾つかタイプ別に揃えて使い分けするのも、きっと賢い選択です。日々のお手入れも楽しみつつ、柔軟に真冬のおしゃれを満喫しましょう。
画像は下記サイトからお借りしました。ありがとうございました。
寒くなってくると手放せなくなるのが、セーターなどのニット類。冬の素材と言えば、ウールを筆頭に、カシミア、モヘアなどの天然素材が代表的。また、アクリルなど化学繊維もセーターによく使われています。このように、一言にセーターと言っても、素材は様々。ですから、扱い方やお手入れについて、どうしても難しく考えてしまいがちになります。でも、実際は、各素材ならではのメリットもあり、特徴を理解した上でお手入れすれば、ちゃんと長持ちさせられるんです。悩まず、スマートに対応できるよう、大切なポイントを押さえておきましょう。