“一生大切にしたい。”

そう思わせてくれる、ドイツのシューズブランドがあります。

ドイツ発シューズというと「ビルケンシュトック」をイメージしがちですが、今回ご紹介したいのは、異なる魅力を放つ「trippen（トリッペン）」。

くしゃっとなる表情が楽しい柔らかなレザー、流行に左右されない洗練されたデザイン。そして、見た目だけでなく、足を通しても期待を裏切らない、快適な履き心地で、世界中のファンを虜にし続けています。

シンプルなファッションが好きな方に愛用者が多いことも、「トリッペン」の特徴。

ぜひ、素材の風合いが素敵に光る一足で、大人おしゃれを楽しんでみませんか。

上質なレザー素材を使用しているため、小さなキズのひとつひとつにも、思い入れが生まれてきます。

味わい深い経年変化＝自分の歴史として、愛着がわいてきます。

ソールのデザインが、ユニークということでも知られています。

しかしそれは、デザインとして楽しむ目的ではなく、衝撃の吸収など、計算されつくされたもの。これぞ、まさしく機能美ですね。

シューズのモデルによって、ソールのデザインは異なります。履き心地の良さと足の健康を考え、最も適したデザインが追求されている証です。

一足一足に込められた、職人の深いこだわりを感じますね。

1995年に誕生して以来、trippenの定番モデルとして不動の人気を誇るが、closedコレクション。

大きな特徴は、ソールとインソール部分を「接着」ではなく、取り外しのしやすい「縫い付け」で製作されていること。

そのため修理がしやすく、長期に渡って愛⽤することが可能となるのです。

その「Closed」コレクションから、3つのおすすめシューズをご紹介します。

そのシューズを素敵に取り入れたコーデ例も付けていますので、ぜひ今年の秋冬ファッションの参考にしてみてくださいね。

遊牧の民（Nomad）を連想させる、ドラマティックなフォルムのショートブーツ「Nomad （ノマド）」。レザーがうろこのように折り重なったデザインが特徴的です。足を包み込んでくれるような安心感のある作りに定評があります。

もとはレディースモデルのみでしたが、メンズのモデルも登場し、今では男性の愛用者も多いモデルです。

柔らかい、牛のもみ革が使用されています。

厚みがありながら、どことなくクタッとした、やさしい表情を感じられる一足。

Nomadの茶色のタイプもまた、素敵です。

こちらの画像はユースドなので少し表情がでてきていますが、まだまだ経年変化を楽しめる一足。履き込むことにより変わっていくレザーの色合いを、大切に育てていきたいですね。

切りっぱなしのレザーを縫い合わせたような、目を惹くデザインなので、シンプルな装いで、かっこいいアクセントになってくれます。

ロールアップしたワーク風パンツをあわせて。ボーイッシュになりすぎず、クールな印象を添えてくれます。

こちらはゆったりとしたワイドパンツにあわせて。

力の抜けたゆるさが出てしまいそうですが、ブーツがちゃんと足元を引き締めて、かっこよくみせてくれます。

こちらは、スカートに合わせた着こなし。

黒タイツと合わせることで、ハードな足元も目立ちすぎることなく、脚のラインときれいな対比になっていますね。

Closedのファーストモデルでもある、スリッポンタイプの「YEN（イェン）」。

内側にゴムをつけたサイドゴアデザインで、脱ぎ履きもらくちん。コロンとまあるいフォルム、飽きのこないプレーンな質感が人気の秘密です。

牛革のラバー製で、ブラックは、光にあてると自然なツヤがきれいに出ますね。スリッポンというとカジュアルな印象を想像しがちですが、異なる雰囲気を楽しめます。

やさしい色合いのグレイ。まるいフォルムと相まって、心がなごむような印象を放ちます。

こちらはライトグレー。

どのように経年変化して、どのように風合いが増していくのか・・・。想像しづらい色みなのも楽しいところ。

素足でもかわいい、レザースリッポン。ボリュームのあるアウターを重ねた秋冬スタイルにも、かろやかな春夏ワンピースの足元にも活躍してくれそうです。

スリッポンですが、キャンバス生地のものとは異なり、レザー製なので、個性的な足元を楽しめます。

ロールアップしたデニムに白い靴下をあわせると、カジュアルながらも、大人の品のある雰囲気に。

黒のスリッポンに、赤いカラーソックスを合わせたアレンジも、真似してみたいテクニックのひとつ♪

やや厚みのある、リブ編みソックスとあわせても。

レザー製のため暖かいですが、ライトグレーは爽やかな足元を演出してくれますね。

くったりとしたソフトなレザーの風合いがたまらない、アンクルブーツの人気モデル「BOMB（ボム）」。

ひとたび足を通せば、履き心地の良さとコーデのしやすさに虜になってしまいますよ＊

もちろんベルトは、取り外しもできますよ。先をちょっと折り返してみると、こちらもまた素敵。
シワの表情が、より豊かに感じられます。

ブラック、キャメル、カーキなど、カラーバリエーション豊富。

素材はバッファローオイルレザーなので、どの一足も、きれいなシボ感が魅了します。

ハーフパンツに、黒タイツをレイヤードした、あったかい冬の着こなしに添えて。

ブラウン系の一足は、足元が重くなりすぎないのがいいですね。

ふんわりとしたガウチョパンツに、レギンスをレイヤードして。
足元のBOMBが引き締めてみせてくれますね。ブラック系は存在感があります＊

いかがでしたでしょうか。
大好きな靴はできるだけ、長く大切に履き続けたいですよね。
ダメになったら捨てるしかないものが多いなか、長い歴史に裏打ちされたトリッペンの靴は、新たな靴の価値や魅力に気づかせてくれます。

オフの時間をシューケアに充てたりするのも、きっと心豊かな時間になりますよね。
「いつか欲しい」でも良いと思うので、ぜひ、トリッペンの靴をチェックしてみてくださいね。