レトロな街「横浜・馬車道・関内」エリアで喫茶店を楽しむ旅
横浜・みなとみらいといえば、今も昔も女性に人気の観光地ですよね。赤レンガ倉庫や山手西洋館をはじめ、レンガ造りの建物や石畳のレトロな町並みがロマンチックで、歩いているだけでも楽しいスポットです。
そんな横浜は、コーヒーや喫茶店を語るうえで欠かせない地なんですよ。
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日本国内でも外国人が多く居住していた横浜では、1860年代にコーヒーハウスが開店されるなど、いち早く西洋の「ハイカラ」な喫茶文化が取り入れられました。そのような歴史的背景もあってか、横浜っ子はコーヒー好きが多く、味に厳しい人が多いのだとか。老舗の喫茶店が多いのも、地元の方々のこだわりが影響しているのかもしれません。
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レトロな内装の中でこだわりの味を頂ける「横浜喫茶店めぐり」、次のお休みにぜひ行ってみませんか?
ノスタルジックな雰囲気を楽しめて、若いお客さんも入りやすい純喫茶&レトロ喫茶5選をご紹介いたします。
中華街を抜けた先にひっそりたたずむ「純喫茶 モデル」
レンガ作りのアーチがひっそりと出迎えてくれる「純喫茶 モデル」さんは、石川町(元町・中華街)駅 北口から100mほどにあります。1974年に創業し、長年地元の方に愛され続けている駅チカ純喫茶です。
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ちょっと入るのに勇気のいる店構えではありますが、400円からコーヒーを楽しめるので、純喫茶めぐり初心者さんにもおすすめのお店ですよ。
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あの『時をかける少女』のリメイク映画でもロケに使用された、昭和後期のドラマから飛び出してきたような雰囲気が素敵なお店。本物の赤レンガを使った内装は純喫茶ならでは。ひまわりのような花のテーブルも可愛いですね。
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ホカホカのハムエッグサンド+コーヒー+メロンの「リミットセット」は、お得なのに美味しいと大人気!その他にもピラフやナポリタンなど、昭和レトロなメニューが多数。
中華街の散策に疲れたら、冬はカフェオレやココア、夏はクリームソーダで一休みするのもいいですね。
石川町 / 喫茶店
- 住所
- 横浜市中区吉浜町1-7
- 営業時間
- 10:30~15:00
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
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伝統の焼き菓子を味わえる「横浜かをり 山下町本店」
ツタの絡まった外壁が特徴の「横浜かをり 山下町本店」さんも、横浜の老舗喫茶店です。
日本大通り駅を出て少し歩いた、パン発祥の地・消防救急発祥の地などの周辺にあります。この「横浜かをり」さんの場所にも歴史があり、幕末に建設された西洋式ホテルの跡地なのだそうです。
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まるでジブリ映画に出てくるような外観。通りがかっただけでも、つい店内へと吸い込まれてしまいそう。
店内は薄暗く、ペンダントライトの照らす光が独特の雰囲気を醸し出します。
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元々はフレンチレストランを運営されていたとのことですが、現在はこの本店ティーラウンジと、本店一階やデパートなどで洋菓子販売をされています。
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お店の名物「レーズンサンド」は紅茶との相性抜群です。お土産に買っていくこともできますよ!フリルのようなクリームが可愛い「モンブラン」なども女性に人気のようです。
静かな空間で歴史を感じながら、ゆったりとティータイムを楽しみたい方におすすめのお店ですよ。
日本大通り / 洋食
- 住所
- 横浜市中区山下町70
- 営業時間
- 【ケーキショップ】
平日 9:00 ~ 19:00
土曜 10:00 ~ 19:00
日曜・祝日 12:00 ~ 19:00
【ティーラウンジ】
平日 11:30 ~ 19:00
土曜 11:30 ~ 19:00
日曜・祝日 12:00 ~ 19:00
- 定休日
- 無休
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
データ提供:
コーヒー好きが多く訪れる「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」さんも外せません。バブリーで豪華絢爛な純喫茶として全国的にも有名なお店です。
前述の「かをり」さんの方面から横浜公園方面へ行ったところに、大きく「コーヒーの大学院」と書かれた赤い看板が見えてくるかと思います。
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木とベルベットの椅子が並ぶ店内はなんともゴージャス。その中でもひときわ異質なオーラを放つ「オーキットルーム(特別室)」は、大きなシャンデリアと天井鏡があるきらびやかな空間になっています。
特別室で座ってコーヒーを頂いていると、ここは日本?と不思議な感覚になってくるので、お席に空きがあればぜひ入ってみてください。
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メニューは「ルミエールブレンド」をはじめ、1000円以上のコーヒーまで様々。
ポットから注ぐコーヒーは薫り高く、最高学府の店名にも納得の深い味わいを楽しめます。テーブルセッティングやカップの装飾にもこだわりを感じられますよ。
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ブランデーに火を付け砂糖を溶かす「カフェロワイヤル」を楽しむのもまた一興!目の前で揺れる炎にドキドキしますね。
少しお高いメニューですが、貴族気分で味わってみてはいかがでしょう。
日本大通り / 喫茶店
- 住所
- 横浜市中区相生町1-18
- 営業時間
- [月~金]
10:00~18:00(L.O.17:00)
[土・祝]
10:30~18:00(L.O.17:00)
- 定休日
- 日曜日
- 平均予算
- ~¥999 /¥1,000~¥1,999
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絶品ミルクティとオムライスの有名店「サモアール 横浜馬車道店」
馬車道にある「サモアール 横浜馬車道店」さんは、横浜初の紅茶専門店として1974年にオープンした老舗の喫茶店。紅茶やケーキを楽しみながら、のんびり談笑できるお店です。
「純喫茶的な雰囲気は好きだけど、コーヒーはあまり飲めない……」という方にもおすすめしたい喫茶店です。
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白いテーブルクロスに赤い椅子がなんともレトロな店内。
サモアールさんは横浜周辺に4店舗を構えていますが、このように広い店内でお食事ができるのは「横浜馬車道店」のみです。
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100種類もの紅茶が揃う紅茶専門店とあれば、ストレートを頼んだほうがいいのかな?と思われがちですが、一番人気のメニューはこの「アイスロイヤルミルクティ」。ミルクと生クリームがたっぷり入った甘いミルクティですが、茶葉の風味もしっかり感じられる絶妙なバランスです。一口飲めばその美味しさに驚いてしまうかも!
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サモアールさんの名物・とろとろ卵の「オムライス」は馬車道店限定で味わえます。喫茶店レベルではないと評判の美味しさで、このオムライスのために通うお客さんも多いのだとか。
オムライス好きなら訪れる価値ありの名店ですよ!
馬車道 / 喫茶店
- 住所
- 横浜市中区弁天通4-67-1
- 営業時間
- 11:00~21:30(L.O.21:00)
- 定休日
- 無休
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
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西洋館風の建物でハイカラな時間を楽しめる「馬車道十番館」
最後にご紹介するのは、洋菓子店・喫茶店・レストラン・英国風バーの4つの顔をもつ「馬車道十番館」さん。その名の通り馬車道駅近くにお店を構えています。横浜銘菓の「ビスカウト」を販売していることでも有名ですね。
ガス事業の創始者である高島嘉右衛門家の旧跡地に建設された五階建ての建物は、明治の西洋館を参考にしてデザインされたそうです。
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アーチ状の色鮮やかなステンドグラスや、赤い革張りの椅子が並ぶクラシカルな内装は、THE・横浜レトロといった佇まい。
ステンドグラスに光の差し込む午前~お昼の時間帯がおすすめですが、暗くなってから入り口のガス灯(本物!)を見るのも素敵かもしれませんね。
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かつての馬車道の様子が描かれたガラスのパーテーションなど、横浜気分を高めてくれる内装にときめきます。
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十番館に訪れたらぜひ注文したいのが「十番館プディング ロワイヤル」と「オリジナルブレンドコーヒー」のセット。赤レンガをイメージした固めで濃厚なプリンと、まろやかなカスタードソースや上質なフルーツ、その甘さにぴったりのブレンドコーヒーは黄金の組み合わせ。
目でも舌でも「ハイカラ」なティータイムを楽しめる、横浜観光中に訪れたいお店です。
馬車道 / 喫茶店
- 住所
- 横浜市中区常盤町5-67 1F
- 営業時間
- 10:00~22:00(L.O 21:45)
レストラン 11:00AM~10:00PM
喫茶・売店 10:00AM~10:00PM
バー 4:00PM~11:00PM
- 定休日
- 12/31~1/2 2月21日(木)
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供:
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横浜にはまだまだたくさんの純喫茶やカフェがありますが、今回ご紹介した喫茶店はどれも主要観光地や駅から遠くないので、観光の合間にも訪れやすいかと思います。
歴史的建造物を眺めてから老舗の喫茶店に訪れてみると、コーヒーや紅茶からも歴史の香りを感じられるかもしれません。オリジナルブレンドの飲み比べ・チーズケーキの食べ比べなど、お気に入りを探して回るのも楽しそう!
ぜひ一度訪問してみてくださいね。
横浜・みなとみらいといえば、今も昔も女性に人気の観光地ですよね。赤レンガ倉庫や山手西洋館をはじめ、レンガ造りの建物や石畳のレトロな町並みがロマンチックで、歩いているだけでも楽しいスポットです。
そんな横浜は、コーヒーや喫茶店を語るうえで欠かせない地なんですよ。