東急東横線の都立大学駅から歩いて10分のところにある「八雲むしぱん」。住宅街や学校が近く、ご近所にお住まいの親子連れや学生さんが気軽に訪れる蒸しパン専門店です。

材料は北海道産小麦や塩、十勝産のテンサイ糖などにこだわり、天然酵母で時間をかけて低温発酵させているのが特徴。一般的な蒸しパンにくらべるとむっちりもっちりとした食感が楽しめます。個性的なメニューも多く、こちらの「きんぴらマヨネーズ」は意外な組み合わせが評判です。

写真の「レモンチーズケーキ」や「とろける生乳チョコカスターコーヒー」といった週替わりや期間限定メニューもたくさんあるので、訪れるたびに新しい味に出合えます。早朝から営業しているので、朝食用に買い求める方も多いんだとか。

お店の奥では、職人さんたちが手際よく肉包を作っています。オーナーは、台湾滞在中に出合った肉包（ローパオ）や饅頭（まんとう）のおいしさに感動し、現地の老舗店「振味珍（ゼンウェイゼン）」で修行を積み、門外不出と言われたレシピを伝授してもらいお店をオープンしました。

国産の豚肉や台湾油ネギが入った肉まんは、ひと口頬張ると肉汁がじわり。素材本来の味を活かすために薄味に仕上げているそうで、きめの細かい生地でひとつずつ手で包んでいます。テイクアウト専門店なので、買ったばかりの肉まんは入口のベンチでいただきましょう。

新仲見世通りの角にある「セキネ」は、肉まんとシュウマイを扱う昭和初期創業の老舗。浅草の芸人さんや有名人にも親しまれているお店です。

牛込神楽坂駅からほど近いところにある「FULL ON THE HILL（フルオンザヒル）」は、有名店・目黒五十番の姉妹店です。神楽坂五十番と目黒五十番で修業を積んだオーナーが独立し、お店を構えました。

五十番の肉まんはビッグサイズですが、こちらは小ぶりなのが特徴です。種類が豊富なので、いろんな味を食べくらべできるのもうれしいですね。

挽肉とキャベツが入った定番の「プチ肉まん」をはじめ、貝柱フレーク入りの「プチ貝柱肉まん」など常時8種類ほどが店頭に並びます。イートインスペースはありませんが、入口にある椅子に座って蒸したてをいただくこともできますよ。

変わりダネの肉まんも人気です。チーズ入りの「プチチーズ肉まん」は、ボリューミーなひと品。肉汁ととろけるチーズのコクが最高の組み合わせ。

大人に人気なのが「プチキムチ肉まん」です。ピリッと辛いキムチと豚肉のコンビは間違いのないおいしさ。ご自宅用に買って帰るのもおすすめです。