神々が集うパワースポット「島根県」で、大満足の観光を 中国地方の日本海側、鳥取県と隣接している「島根県」。 鳥取県と同様に島根県も、大規模なテーマパーク・レジャーランドはありませんが、日本最古の歴史書「古事記」のなかに島根県が多く登場するなど、“美しい日本”を感じられるスポットがたくさん。 それゆえ、「自然や歴史文化に触れる、ゆったりと心を癒す旅行・観光」を楽しみたい方に愛されている場所です。 今回は、そんな「島根県」でおすすめの観光地をご紹介。
出典: 「島根県」といったら、まず、縁結びの聖地「出雲大社」が有名ですが、「そのほかには何処を巡れば・・」と悩むものですよね。 探してみると、子供連れの家族旅行にもぴったりな、可愛いシロイルカに出会える水族館も! 気軽に島根県の魅力を満喫できるスポットをご紹介しますので、島根観光時に参考にしてみてくださいね。
≪始めに押さえたい、島根観光のスタート地点について≫
鳥取寄りの「出雲空港・出雲市駅」か、山口寄りの「萩・石見空港」か。 こちらの地図のように、鳥取県同様、島根県もちょっと横に長い形をしています。右側の島根県東部に松江市、そして島根県中東部に出雲市、その隣に大田市があります。 対して、左側の島根県西部には「益田市・浜田市」などがあります。こちらのエリアなら、山口県寄りの「萩・石見空港」を利用したほうが便利かもしれませんね。
ほとんどの方が「出雲大社は絶対行きたい」となりますので、本記事では『出雲空港』『出雲市駅』がある出雲をスタートとして、観光モデルコースを考えていきたいと思います。 たいてい大きな都市でも出雲行きの長距離バス、また東京からは、出雲市行きの寝台特急「サンライズ出雲」も出ていて、人気ですよね。
▼しまね観光ナビ(観光名所情報・ツアー情報などの島根県の総合観光情報サイト)は、こちらから。
▼島根観光マップ・パンフレットは、こちらから閲覧いただけます
▼出雲市観光マップ・パンフレットは、こちらから閲覧いただけます
「出雲大社は行かない」けれど、島根の世界遺産「石見銀山」に行ってみたい!という方は、山口寄りの「萩・石見空港」を利用したアクセスがおすすめ。 ちなみに、島根県東部ならば鳥取県、島根県西部ならば山口県に隣接していますので、二泊三日、三泊四日など、長めの旅程にすれば、山陰地方の複数の県を満喫することも可能ですよ◎ 鳥取→島根→山口・・と、日本海側を旅するのも、楽しい旅になりそう!
海岸に広がる、広大な鳥取砂丘で知られる「鳥取県」。一度は間近で見てみたい鳥取の名所ですが、「あれ、砂丘以外に観光地は何がある?」と、ピンと来ない方も多いですよね。実は、歴史深い温泉や縁結びスポット、アートスポットも色々とあるんですよ。 そこで今回は、“テーマ別”で「鳥取」の観光モデルコースをご提案。 穴場から、こどもにおすすめの場所も取り入れて、1泊2日程度で楽しめる内容にしました!ぜひ夏・冬休みなど、休暇がとれたらぷらっと鳥取で、観光を楽しんでみてはいかがでしょう。
山口県の北部に位置する長門市。CNNの「日本で最も美しい場所31」にも選ばれた「元乃隅神社」や金子みすゞゆかりの地として知られる、注目のスポットです。今回は、おすすめの観光スポットと絶景を楽しめるランチをご紹介します。
今SNSなどで話題の「角島」をご存知ですか?山口県下関市にある島で、「角島大橋」が開通しCMに登場したことから人気に火が付きました!コバルトブルーに輝く美しい海は、全国から訪れる人々を魅了しています。今回は、全国から観光客が訪れる絶景「角島大橋」をはじめ、「角島灯台」「角島周辺のビーチ」「角島 礼拝堂」などの観光スポットや角島の海を一望できるレストランをご紹介します。
おすすめ1:一度は行きたい「出雲大社」&周辺観光モデルコース 『出雲大社』の読み方:正式には「いずもおおやしろ」と読まれます(「いずもたいしゃ」は一般的な読まれ方)
*アクセス:一畑電車「出雲大社前駅」から、徒歩7~10分
あらゆる縁をつかさどる大国主大神 (オオクニヌシノカミ)*を御祭神とすることで有名な「出雲大社」。恋愛、仕事での人との出会い、また会社の発展など・・良縁を願う多くの方が参拝に訪れる場所として有名。 また、旧暦10月10日を迎えると、日本中の八百万の神さまが1年に1度集まる場所としても知られる、日本を代表するパワースポットなんです。
*大国主大神は、大国主命(オオクニヌシノミコト)という呼び名もあります。
出典: 実は「出雲大社」、平成20年からずっと行っていた「平成の大遷宮」(約60年に一度行われる大改修)の工事が、今年ついに終了。今後、ご利益がますます期待できると言われています。 そうなると、大きな人生の転機や、自分の背中を押すきっかけになる気がして、「行きたい」という気持ちになりますよね。 こちらが、出雲大社神楽殿。しめ縄が日本最大規模の大きさで、なんと全長1.5メートル、重量は5.2トンに及ぶそう。通常の注連縄の反対方向の張り方をしているのが特徴です。 この神聖な場所で参拝することは、とても大切な体験になりますね。
▼「出雲大社」については、キナリノのこちらの記事を参考にしてみてください。
日本屈指のパワースポット「出雲」。出雲大社をはじめとする縁結びスポットはもちろん、その他の観光スポットにお守りやお土産の情報、ご利益満点の「正しい参拝の仕方」などもご紹介します!
「出雲大社」参拝後に楽しみたい、美味しい名物グルメの情報も。 出雲蕎麦で有名な「田中屋」「荒木屋」「羽根屋 本店」についてもガイドしています。
出雲大社といえば、日本最古の歴史書『古事記』にその由緒が記されているほど古い歴史を持つお社。歴史もさることながら、日本最大級の「しめ縄」もインパクト大で必見です。11月になると全国の神さまが出雲に集まり、どのような良縁を結ぶか相談なさるのだとか。良縁といっても恋愛だけでなく、仕事や友人との縁も繋いで下さるそうですから、一度はお参りしてみたいもの。出雲大社にお参りする時の交通手段や注意点、周辺の観光地・おすすめのランチやカフェ情報などをまとめました。
出典: ちなみに、「出雲大社について前知識が無さすぎて・・」という方も、ご安心を。 出雲大社のすぐそばに「古代出雲歴史博物館」があり、古代出雲について、様々な展示資料で分かりやすく解説していますよ。 出雲大社には一般の方が立ち入ることのできない場所がありますが、それについての謎も、ここできっとクリアにできるはず。
okinogami blue cacao's(オキノガミ ブルー カカオ) *アクセス:出雲大社の大鳥居から徒歩約2分、「出雲大社前駅」から徒歩約5分。
出典: 出雲大社のすぐ近く、神門通りの一つ隣の通りに、チョコレート専門店「okinogami blue cacao's(沖野上ブルーカカオ)」が2017年オープン。 古民家カフェかとおもいきや、なんと店内にチョコレート工場を併設しており、その様子を見学することも。 店内はもちろん、芳醇なカカオの香りが漂っています。とっても幸せな気持ちになりますよ。
出典: カフェスペースでゆったりすることもできますが、テイクアウトもできるので、外で出雲の空気を味わいながらいただいても良さそう* ビターだけでなく甘めのメニューもあるので、子供でも美味しくいただけますよ。
出雲大社前 / カフェ
住所 出雲市大社町杵築南765-1 営業時間 [月] 10:00 - 18:00 [火] 10:00 - 18:00 [水] 10:00 - 18:00 [木] 10:00 - 18:00 [金] 10:00 - 18:00 [土] 10:00 - 18:00 [日] 10:00 - 18:00 定休日 平均予算 ¥1,000~¥1,999データ提供: *アクセス:「okinogami blue cacao's」から徒歩5分ほど。
出典: そして、「okinogami blue cacao's(沖野上ブルーカカオ)」から5分ほど歩くと・・神門通りの名物カフェ「大社珈琲」がありますよ。
出典: ゆっくり座っていただけるスペースもありますし、もちろんこちらもテイクアウトok。 こだわりの豆で煎れたスペシャルティ珈琲をいただけますよ。また夏は季節限定で、コーヒーソフトクリームが登場。このようなコーヒーソフトフロートもお目見えします。
出典: 心がほっこりする甘味をいただきたい場合は、出雲ぜんざいと珈琲のセットをどうぞ。 出雲大社の広い境内を歩いていたらお腹がすいて、まっさきに出雲蕎麦食べたい!となりそうですが、ちょっと一息。 品のよいスイーツで小腹を満たすと、心がぐっと満たされますよ*
出雲大社前 / カフェ
住所 出雲市大社町杵築南780-9 営業時間 [月] 10:00 - 17:00 [火] 10:00 - 17:00 [水] 10:00 - 17:00 [木] 定休日 [金] 10:00 - 17:00 [土] 09:00 - 18:00 [日] 09:00 - 18:00 [祝日] 09:00 - 18:00 定休日 木曜日 平均予算 ~¥999データ提供: 出典: かつて出雲大社への表玄関口として使われていた「旧大社駅」。この現存する駅舎は、1924年(大正13年)の改築によって完成したもので、格調高い木造建築。そしてご覧のとおり、和風建築に欠かせない瓦屋根。鬼瓦、魚や亀モチーフの瓦が配されていたりと、設計者のこだわりが細部に感じられるつくりです。
出典: 国の重要文化財で、ほとんどが当時のままの姿をとどめています。無料で解放されているのが嬉しいですね。 和風シャンデリアなど、さりげなく西洋のエッセンスも随所に。おしゃれ心をくすぐる、大正ロマンの雰囲気を楽しめる空間です。
*アクセス:出雲大社近くのバス停(吉兆館前 など)から一畑バスに乗車し、約10分。「稲佐の浜」バス亭で下車。
出典: こちらは、「出雲大社」と並んで、パワースポットとして外したくない場所。大国主神 (オオクニヌシノカミ)と武甕槌(タケミカヅチ)による国譲り神話の舞台である「稲佐の浜(いなさのはま)」。 上のほうで、旧暦10月に八百万の神様が出雲大社を訪れる、という説明をしましたが、その神様たちがはじめに上陸する場所が、この砂浜なんです。出雲大社近くのバス停からバスにのって、だいたい10分前後で到着しますよ。 そして、その稲佐の浜に佇む、こちらの「弁天島」もご注目スポット。今ではすっかり陸とつながっていますが、かつては砂浜から約30m沖のところにあったそう。海神・大綿津見神(オオワタツミノカミ)の娘の、豊玉毘古命(トヨタマヒコノミコト)が祀られています。
*アクセス:「稲佐の浜」バス亭から一畑バスに乗車し、約30分。「日御碕灯台」バス亭で下車。 (マイカー利用の方は、稲佐の浜から日御碕灯台まで、車で約15分)
美しい夕日が見える場所としても有名な日御碕(ひのみさき)。 ドラマティックな神話が残っている場所ではありませんが、日本海と夕日の景色はもちろん、断崖絶壁、奇岩など・・・自然美と大きなパワーを、思いっきり体感できる場所。 お目当ての日御碕灯台までは、このような狭い遊歩道をすこし歩きますが、それを抜けると・・・。
出典: このような、まっしろな灯台がお目見え。 空と海の“ブルー”とのコントラストが織り成す景色は、まさにまさしく絵になる美しさです。 実は、なんと日本一の高さ!遠くから見たら分かりづらいですが、実際近くに行ってみると、首が痛くなるほど、ずーっと見上げてしまうくらい、迫力があります。 また、周辺を飛びまわる白っぽい鳥も見受けられるはず。実は近くにはウミネコの繁殖地となっている小さな島「経島(ふみしま)」があるんです。ウミネコの鳴き声もまた、この場所ならではの思い出になります。
VIDEO 「灯台の中はどうなっているの?」と思われた方は、こちらの動画をご覧ください。見どころがたくさん! 少しの見学料を支払えば、入館できますよ*
出典: バスや車をとめる日御碕灯台の駐車場。そのすぐ近くにはお食事処やお土産屋さんがずらり。ほとんどのお店が、昔懐かしい、昭和のノスタルジーを感じる佇まいで、不思議な心地よさを感じるはず。 海鮮丼や定食、アイスクリームなどをいただけますよ。
出典: お土産用の干物や加工品、このように、珍しい貝も!耳にあててみたくなりますね♪ 時間に余裕があれば、ぜひあわせて立ち寄ってみてください。
▼海鮮丼では、こちらの「花房商店」さんのうに丼が有名です。
出雲市その他 / 食堂
住所 出雲市大社町日御碕1481 営業時間 [月] 10:00 - 16:00 [火] 10:00 - 16:00 [水] 定休日 [木] 10:00 - 16:00 [金] 10:00 - 16:00 [土] 10:00 - 16:00 [日] 10:00 - 16:00 定休日 水曜日 平均予算 ¥3,000~¥3,999 / ¥2,000~¥2,999データ提供: 出典: この日御碕エリアには、灯台のほか、もう一つ名所があるんです。日御碕灯台から10分ほど歩くのですが、行く価値ありなのが、こちらの「日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)」。 朱塗りの社殿が美しく目を引きます。白、緑とのコントラストもきれいですね。 733年に完成したとされる「出雲国風土記(いずものくにふどき)」に、「美佐伎社」と記され登場する、とても歴史深い神社です。
実は上下二社あり、 上の宮は「神の宮」で、お祀りするのは、素戔嗚尊(スサノオノミコト)。 下の宮は「日沈宮(ヒシズノミヤ)」で、お祀りするのは、天照大神(アマテラスオオミカミ)。 そう、ピンと来た方もいるかもしれませんが、日本神話でお馴染みですよね。少し複雑な関係ですが、姉弟の神様が祀られているんです。 縁結びや厄除けにご利益があるといわれています。
出典: 日御碕神社の「砂のお守り」。これで患部を撫でると病が良くなると伝えられている、驚くべきご利益をいただけるお守りです。 知る人ぞ知るものではありますが、人気で売り切れになることもあるそう。そのご利益を考えると納得ですが、運がよければ手にできるかもしれません*
▼もし余裕があれば、おなじく出雲市の斐川町にある窯元「出西窯(しゅっさいがま)」へ立ち寄るのもおすすめ。民藝の精神が息づいたやきものに出会えますよ。以下の記事を参考としてご覧ください。
島根県出雲市にある出西窯。シンプルで美しい形の器やコップは、東京のセレクトショップでも人気なんです。原料すべてに地元のものを使い、「使いやすい」を一番に考え作られている出西窯の陶器は、日常の食卓に並べたくなるものばかりでした。
おすすめ2:日本一の庭を愛でる、松江周辺観光モデルコース 「出雲市」の右隣、もうちょっと鳥取県寄りの島根県東部にある「松江市」にフォーカスして、観光的な魅力をご紹介。しじみで有名な宍道湖は、夕日が美しい場所としても知られています。それゆえ、松江市=水の都と称されることも*
出典: はじめに、松江駅から徒歩約15分ほどで行ける「島根県立美術館」をご紹介。 「観光旅行なのに、どうして美術館へ行くの?」と思われる方もいるかもしれませんが、お目当ては、気軽に楽しめる野外彫刻作品の「宍道湖うさぎ」。
出典: 彫刻家・藪内佐斗司さんによる、こちらの「宍道湖うさぎ」。12匹いるのですが、実は・・「先頭から2匹目のうさぎを、西の方角を向きながらやさしく撫でると幸せが訪れる」・・という、ふしぎな都市伝説がいつのまにか広がったそうなのです。 こちらの画像中央にいるウサギが、先頭から1匹目(小銭がお供えされてます)。1匹目の後ろの、左側にいるのが、2匹目のウサギです(しじみがお供えされてます)。 駅から徒歩圏内なので、気軽に訪れてみてはいかがでしょう。島根県立美術館で開催中の展覧会が好みなら、よりラッキーですね。
出典: ちなみに島根県立美術館は宍道湖に面しているので、宍道湖の美しい景色を眺めることができます。 例えば旅行帰りの夕方、松江駅を利用して帰路につくという方は、宍道湖の美しい夕日を眺めるチャンスですよ!恋人、家族・子供との記念撮影スポットとしてもおすすめです。
*アクセス:JR山陰本線「松江駅」からバスで「大手前」下車、「島根県立美術館」からは徒歩30分ほど
「島根県立美術館」から30分ほど歩くと、松江の街中を通り、シンボル的存在の「松江城」へ。実は松江は、城下町なんですよ。 「松江城」には見事な水堀があり、400年以上の時を見つめる現存天守は、国宝です。(ちなみに日本での現存天守は12とされています) 実は、その松江城の楽しみ方は、大きく二つ。一つめは、最上階からの眺望など、天守閣での体験を楽しむこと。もう一つは・・・次でご紹介する、堀川めぐりです。
出典: 松江城を囲む堀川ですが、遊覧船に乗ってめぐることができるんです!遊覧船といっても小舟なので、風情たっぷり。
出典: 一日乗船券なので、一日何回でも乗り降り自由なんだそう。とくにカメラ好きの方は、ベストなシャッターポジションをしっかり探せるので嬉しいですね! 江戸時代の、松江城下の人々の暮らしに想いを馳せて・・・あわただしい観光の合間の休憩にぴったり。「松江城がよく分からなかったな・・」という小さい子供さんも、こちらなら楽しいですよね。ゆったりとこころ豊かな時間を過ごせますよ。
*アクセス:JR山陰本線「安来駅」から美術館行きの無料シャトルバスにて
出典: 「足立美術館」もまた日本を代表する“魅力”を誇る、ぜひとも足を運びたい観光スポット。 ただし自家用車じゃない方にとって、アクセスはちょっと難あり。島根県松江市ではなく安来市に位置します。そのため松江駅→安来駅へ行き、安来駅から美術館行きの無料シャトルバスに乗り・・やっと到着。 そのようにアクセスには一苦労ありますが、たどり着けるのは、こちらのような、日本トップレベルの日本庭園です。
出典: 「足立美術館」は日本画を中心とする美術館なのですが、下の公式発表のとおり、ずっと“日本一の庭”として評価され続けているのです。 こちらは「生の額絵」という館内の場所から捉えた、外の庭の眺め。“今の風景”が絵となるのですが、本物の絵に見えるほどの美しさ。なんとも贅沢な借景ですね。自分の芸術を見る視点・センスを養う機会としても、訪れる価値ありです。
祝!足立美術館の日本庭園が16年連続日本一を達成! アメリカの日本庭園専門誌『The Journal of Japanese Gardening(ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング)』より、全国の日本庭園900か所以上を対象に実施した「日本庭園ランキング 2018年」が発表され、安来市にある足立美術館の日本庭園が「16年連続日本一」に選ばれました! ▼こちらの記事でも「足立美術館」についてご紹介しています。あわせてご覧ください。
大観コレクションと日本庭園で有名な「足立美術館」。延べ5万坪にも及ぶ庭園は、四季折々に美しく、その眺めは実に優雅で趣きがあります。2013年の『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』 では三星を獲得しました。出雲大社へ出掛けるのなら、ぜひ“足立美術館へも足を運び、所蔵品ととも“名園”を鑑賞しましょう。周辺のランチ情報や温泉情報と、便利なツアー情報も含めて詳しくご紹介していきます。
おすすめ3:もう一泊の価値あり。「石見銀山」&周辺観光モデルコース 最後に、出雲市からは、離れた場所になりますが・・・日本最大の銀山跡であり、世界遺産「石見銀山(いわみぎんざん)」を訪れるプランをご提案したいと思います。 人生のうちで一度見ておきたい“世界遺産”だからこそ、もう一泊して滞在する価値ありですよ。
世界遺産「石見銀山(いわみぎんざん)」 *大田市大森町 *アクセス:JR山陰本線「大田市駅」からバスで、「石見銀山世界遺産センター」下車
出典: 戦国時代後期から、江戸時代前期にわたって栄えた日本最大の銀山が「石見銀山」。周辺の景観も含めて、世界遺産に登録されました。
出典: 見どころは、今も手彫りによる銀の採掘跡を、目の当たりにできること。 手作業によってノミで掘り進められ、一日あたり、だいたい30cmくらいの採掘だったそう。 以下の「石見銀山世界遺産センター」発表の情報にあるように、当時から環境保全への意識を持っていたことも、驚くべきこと。そのような想いに触れながら、現地を訪れてみたいですね。
石見銀山遺跡が世界遺産として評価されている理由の一つに、16世紀からすでに環境に配慮し、自然と共生した鉱山運営を行っていたことがあげられます。 石見銀山での銀の採掘から精錬までの作業は、すべて人力・手作業・小規模で、燃料確保のために植林がされるなど、現地の自然が大幅に改変されることはありませんでした。
群言堂(ぐんげんどう) 石見銀山本店 *大田市大森町 出典: 石見銀山は、その銀山遺跡だけでなく周辺エリアも文化的景観として、世界遺産に含まれています。 石見銀山遺跡(石見銀山世界遺産センター)を訪れるにあたって必ずといってもいいほど通るのが、「大森地区」。武家屋敷や商家のある古民家が立ち並び、散策が楽しいところです。 そんな大森のメインストリートにあるのが、素材や製法にこだわった服飾、雑貨を販売するお店「群言堂(ぐんげんどう)石見銀山本店」。
出典: 「群言堂」は、株式会社石見銀山生活文化研究所が「地域に根ざし、孫の代までつながる暮らし方を考えた衣食住の提案をする」というポリシーのもと展開しているライフスタイルブランド。東京など全国30店もの直営店を持っていますよ。 その商品は、魅力的なものばかり。地元、石見でつくられた食品をはじめ、素材や使い心地にこだわった衣類や化粧品(MeDu)、暮らしの道具など・・・どれも丁寧な手仕事やものづくりを感じられて、眺めるだけでも心が豊かになるはず* 店舗内にはカフェスペースもあり、ドリンクやおやつはもちろん、お昼にはランチメニューをいただけます。
大田市その他 / カフェ
住所 大田市大森町ハ183 営業時間 [月] 11:00 - 17:00 [火] 11:00 - 17:00 [水] 定休日 [木] 11:00 - 17:00 [金] 11:00 - 17:00 [土] 11:00 - 17:00 [日] 11:00 - 17:00 ■ 定休日 水曜日が祝祭日は営業 定休日 水曜日 平均予算 ¥1,000~¥1,999データ提供: 出典: 洋服で有名な「群言堂」ですが、本店には陶器のショップもあります。お土産選びにもぴったりですね。
出典: 訪れたなら、緑豊かな中庭にも足を運んでみてくださいね。
出典: 石見銀山で宿泊するなら、こちらはいかがでしょう。群言堂が運営する、古民家を再生した宿泊施設「暮らす宿」です。 1日3組限定の「暮らす宿 他郷阿部家(たきょうあべけ)」、一棟貸しの「暮らす宿 只今加藤家(ただいまかとうけ)」の2つあり、それぞれ「群言堂 石見銀山本店」から徒歩圏内の立地。石見銀山観光に最適ですね。 おすすめは、築230年の武家屋敷を再生させた「他郷阿部家」(画像)。 「石見銀山生活文化研究所」所長の松場登美さんが10年かけて作り上げた宿で、このように、同じ宿に泊まるお客さん同士が同じ食卓を囲みます。会話に花が咲き、特別な思い出になりますね。
出典: 石見銀山・群言堂から次の目的地へと移動するにあたって、いったん山のなかから日本海へ向かわれるかと思いますが、その道中で立ち寄りやすい場所にあるのが「仁摩サンドミュージアム」。日本海を望む仁摩町に建つ、砂の博物館です。
出典: 大規模なテーマパークではありませんが、目玉はこちら。ギネスにも認定された、世界最大の砂時計があるんです!これは、立派な観光名所ですよね。 実は仁摩町の砂浜は、全国有数の“鳴り砂”の浜として有名。その鳴り砂を使って3年がかりで作られたのが、このメモリアルな大砂時計です。 1tもの砂を使って、一年という時を刻む・・・。1秒間に落ちる砂はたったの0.032g、1日で落ちる砂は2,740gとのこと。子供もあっと驚きますよ*
この大砂時計は、「砂暦(すなごよみ)」と名付けられ、1tの砂を一年かけて落とす世界最大の砂時計です。 全長5.2m、直径1mというジャンボ容器を使い、1tもの砂がわずか直径0.84mmのノズルから刻々と落ちています。 出典: ぜひ石見銀山を訪れるなら、温泉街「温泉津温泉(ゆのつおんせん)」にも足を伸ばしてみて。薬効豊かで、銀山鉱夫にとっては湯治場として、愛され続けてきました。 宿泊できる温泉旅館もありますが、石見銀山で最も代表的なお風呂やさん「薬師湯(やくしゆ)」をご紹介。
出典: 100%本物のかけ流しの温泉。様々な病気の治療や、免疫力アップなど、とにかく万病に効くそうで、ぜひ入ってみたいですね。 その湯舟はというと、こんなに味わい深くてびっくり!ですが、こじんまりしていて、近くの方たちと会話が弾みそう♪かつて鉱夫たちが、互いに背中を流して労わりあった声が聞こえてきそうです。
島根県立しまね海洋館アクアス *浜田市と江津市の間 出典: 「石見銀山」から「アクアス」へは、気軽に行ける距離感ではありませんが・・・せっかく島根県の西部寄りに来たなら、あわせて立ち寄りたい穴場的スポット。 「アクアス」は島根県の浜田市久代町と江津市波子町にまたがる、「石見海浜公園」の敷地内、海の近くにある水族館です。 お目当ては、シロイルカによる、こちらのパフォーマンス!
出典: シロイルカが繰り出すこちらの輪っかは「幸せのバブルリング(R)」と呼ばれ、幸せになれるといわれているんです。とにかくシロイルカたちが可愛くて、子供もきっとご機嫌になりますよ♪
▼さらに「アクアス」から、山口県方面へ行くなら、ぜひ浜田市で行われている民俗芸能「石見神楽」を楽しんでみては。 たいてい毎週土曜日、石見神楽公演が行われています。気になる方は、下記のページを参考にしてみてください。
【おまけ】併せて知りたい!島根でおすすめの宿泊情報(温泉旅館)
「出雲大社」の近くで宿泊するなら、【湯の川温泉】がおすすめ 出典: 「日本三大美人の湯」といわれるのが、「川中温泉(群馬県)」、「龍神温泉(和歌山県)」、そしてこちらの、島根県出雲市にある「湯の川温泉」です。 下でご紹介する「玉造温泉」と並び、美人・美肌になれる温泉として有名。また、出雲大社でお祀りしている大国主神(オオクニヌシノカミ)と恋に落ちる八上姫(古事記の「因幡の白兎」でも、登場されます)が浸かった温泉とも言い伝えられています。美しい女神様とゆかりがある「湯の川温泉」に、宿泊してみてはいかがでしょう。
【湯の川温泉】のおすすめ旅館・・・『湯の川温泉 湯宿・草菴』 出典: 島根県雲南市にあった天保時代の古民家を移築してつくられた「湯宿・草菴(ゆやど そうあん)」。このように入り口は自然でいっぱいで、穴場感がありますね。
出典: 宿泊棟のほか、半露天風呂付きの離れ2部屋の、3棟で構成。全10室で比較的小規模なので、プライベートを満喫したい方にぴったり。
出典: 温泉は、湯の川温泉の源泉100%かけ流し。このように豊かな緑を楽しみながら、極上のひと時を過ごせます。秋には、緑ではなく、真っ赤に染まる紅葉の景色も* お食事の、和の会席料理も評判。ご夫婦、恋人の方の記念日旅行としてもおすすめしたい大人の隠れ家的な旅館です。
「松江」に宿泊するなら、【松江しんじ湖温泉】【玉造温泉】がおすすめ 宍道湖の北側湖畔に面した、天然温泉の「松江しんじ湖温泉」。宍道湖を借景にした温泉旅館・ホテルが多く、もちろん、宍道湖名物の夕日を眺める、特別な思い出作りも期待できます。 また松江しんじ湖温泉がある宍道湖北側は、一畑電車の駅が近くにあるため、ぷらっと電車でお出かけしやすいのも嬉しいところ。一畑電車が企画するツアーなどもあり、観光の満足度がぐっと高まりますよ。
【松江しんじ湖温泉】のおすすめ旅館・・・『松江しんじ湖温泉 皆美館』 出典: 明治創業の老舗旅館『松江しんじ湖温泉 皆美館(みなみかん)』。島崎藤村・与謝野晶子など、文人ゆかりの宿として有名な旅館です。 松江駅から徒歩20分ほど、出雲大社からは車で1時間ほどという好立地なので、観光拠点としても活躍してくれます。
出典: 宿自慢の枯山水の庭園を眺められるお部屋や、このように宍道湖を望む景色を間近に楽しめるお部屋も・・・。 歴史に加え、贅沢すぎる借景も、大きな魅力です。
出典: 「松江しんじ湖温泉」は宍道湖北側でしたが、「玉造温泉(たまつくりおんせん)」は宍道湖の南側にある温泉街。 733年の「出雲国風土記」に登場する、日本でも最古の歴史を誇ります。日本最古ゆえ、実は上でご紹介した「湯の川温泉」よりも有名な、山陰を代表する温泉です。 「玉造温泉」は日本で初めて美肌効果があるとされた場所であり、神湯とも謳われます。縁結びスポットも多く点在しており、“美”と“恋愛成就”という、「女子旅」にぴったりの宿泊先になりそうですね。
日本屈指のパワースポット「出雲」。出雲大社をはじめとする縁結びスポットはもちろん、その他の観光スポットにお守りやお土産の情報、ご利益満点の「正しい参拝の仕方」などもご紹介します!
出典: JR玉造温泉駅から歩いて20分ほどのところにある、『佳翠苑 皆美(かすいえん みなみ)』。出雲大社からも、石見銀山からも、比較的アクセスしやすい場所にありますよ。 2018年には「第44回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選(旅行新聞新社主催)」にて総合20位になるなど、建物・設備はもちろん、おもてなしのサービス、日本庭園など、宿としての評価が高い有名旅館です。
出典: 露天風呂・大浴場は最上階にあり、「玉造温泉一の眺望」との呼び声も。 お風呂だけでなく、館内には「足湯スペース」に、玉造温泉のお湯で顔を温める「美顔入浴」という、美肌コーナーも。一段と美しくなる旅行を叶えてくれそうです。
島根県で気になる観光スポットはありましたか?これから、旧暦の10月を迎えるタイミング。出雲大社のご利益祈願とあわせて、ぜひそのほかの、島根県の魅力的なスポットも満喫してくださいね。
画像/国賀海岸(島根県隠岐郡 隠岐諸島) © スタジオ・フェイス クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際) 島根半島の北方にある小さな島、隠岐の島の観光も人気。このように、馬や牛の放牧風景を楽しむことも。
あらゆる縁をつかさどる大国主大神 (オオクニヌシノカミ)*を御祭神とすることで有名な「出雲大社」。恋愛、仕事での人との出会い、また会社の発展など・・良縁を願う多くの方が参拝に訪れる場所として有名。
また、旧暦10月10日を迎えると、日本中の八百万の神さまが1年に1度集まる場所としても知られる、日本を代表するパワースポットなんです。