四季折々で美しい景色を見せてくれる国営昭和記念公園は、総面積165.3ヘクタールの敷地を誇る国営公園です。毎年9月上旬から10月下旬にかけて公園内にある「花の丘」「原っぱ東花畑」「原っぱ西花畑」の3か所で約550万本のコスモスが咲き誇ります。

国営昭和記念公園で植栽されているコスモスの種類は多品種にわたります。レモンブライト、イエローキャンパス、イエローガーデンといった爽やかなレモン色のコスモスが競うように花を咲かせる様は壮観です。

江戸時代には大名屋敷の回遊式築山泉水庭であった浜離宮恩賜庭園は、ビル群の中にある緑豊かな公園で、大都会のオアシスのような存在です。毎年秋になるとオレンジ色をしたキバナコスモスが開花し、都心の秋に彩りを添えています。

キバナコスモスの見頃が終わる時季になると、濃淡ピンク、白色のコスモスが次々と開花します。浜離宮恩賜庭園は、都心に居ながら一面のコスモス畑を見渡せるスポットとして大勢の鑑賞客で賑わっています。

自然の起伏を活かして造成された緑豊かなくりはま花の国では、約2.3ヘクタールのお花畑に100万本以上ものコスモスが開花します。コスモスが見頃を迎える時季になると「コスモスまつり」も開催されます。

起伏が多い広大なくりはま花の国では、「フラワートレイン」が走っています。そのため、小さなお子様連れの方でも楽にコスモス鑑賞を楽しみながら敷地内を移動することができます。

あけぼの山農業公園は、1995年に柏市施行40周年記念として開園された公園です。オランダを連想させる大きな風車がある風車広場は約2.2ヘクタールのお花畑となっています。濃淡ピンク、白、黄色、赤色のコスモスで覆いつくされた風車広場は、まるでメルヘンの世界を彷彿とさせる趣です。

たくさんの見どころがあるあけぼの山農業公園ですが風車広場の美しさは格別です。抜けるような青空、風車、背の高い緑の樹々、一面に広がるコスモス畑が融和した景色は、まるでヨーロッパの田園風景のようです。

南房総国定公園内に位置しており、「房総の魅力500選」に選定されているマザー牧場は、花々の鑑賞、動物たちとのふれあい、味覚狩り、アドベンチャー、遊園地、手作り体験ができる総合エンターテイメント施設です。広大な敷地には、四季折々で美しい彩りを見せてくれる花々が植栽されており、秋になると一面のコスモス畑が現れます。

埼玉県鴻巣市を悠然と流れる荒川の河川敷約8.9ヘクタールの敷地は「荒川コスモス街道」と呼ばれており埼玉県でも指折りのコスモス畑として知られてきます。

荒川コスモス街道では、約1200万本のコスモスが開花します。日本一の長さを誇る赤い水管橋を背景に、黄色、白、濃淡ピンクのコスモスが競うように花を咲かせ様は圧巻です。

天気にめぐまれると、荒川コスモス街道から秩父連山を見渡すことができます。澄み渡った秋の青空、空に浮かぶ白い雲、一面のコスモス畑、秩父連山の美しい山容が調和した素晴らしい景色を眺めながら、ゆったりとした気分で秋のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

関越自動車道「東松山IC」から約7キロメートルの位置にある「道の駅いちごの里よしみ」の近くには、約7ヘクタールの敷地面積を誇るコスモス畑があります。毎年10月初旬から下旬にかけて約650万本ものコスモスが次々と開花し、吉見町の秋に彩りを与えています。

四季折々の花々が楽しめるほか、遊園地、アスレチック広場、バーベキュー広場など多彩な楽しみ方ができる総合エンターテイメントパーク、国営ひたち海浜公園は、茨城県随一の花の名所として知られています。コスモスは「みはらしの丘麓」、「大草原フラワーガーデン」「大草原周辺」で開花し10月上旬から下旬にかけて次々と花を咲かせます。

「みはらしの丘麓」の景色の素晴らしさは傑出しています。爽やかな秋空の下、約3万2千本のコキアで真っ赤に染まったみはらしの丘とその麓に開花したコスモスが見事に織りなし、この世のものとは思えないほどの絶景が現れます。

高崎市街地を見下ろせる鼻高町の丘は、高崎市屈指の花の名所です。ここは、四季を通して色鮮やかな花々が咲き誇ることから「鼻高展望花の丘」と呼ばれており、秋になると一面のコスモス畑となります。

コスモスは、約40万本植栽されており、9月中旬から10月中旬にかけて競うように花を咲かせます。コスモスが見頃を迎える時季には「コスモス祭り」も開催されるので、楽しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。