三重県というと、どんな観光スポットがあると思いますか？
お伊勢さん、伊勢参りなど…「伊勢神宮」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。伊勢神宮はもちろん、「おかげ横丁」をはじめとする伊勢観光は一日では足りないほど…見どころいっぱいですよね。
ですが、三重県には伊勢神宮の他にも人気の観光スポットがたくさん。

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三重県は、北勢・伊賀・中南勢・伊勢志摩・東紀州の大きく5つのエリアにわけることができます。
それぞれにおすすめスポットがありますが、その中でも今回は見どころがいっぱいの「伊勢志摩」「伊賀」「北勢」3つをエリア別にご案内したいと思います。

伊勢に訪れたら、伊勢神宮とあわせて訪れたいのが夫婦岩が有名な二見興玉神社（ふたみおきたまじんじゃ）。寄り添うような二つの岩は、長さ35ｍに及ぶ大しめ縄で結ばれ、鳥居の役割も果たしているのだとか。確かに、鳥居のように見えますね。

5月～7月のあいだは、天候がよければ夫婦岩の間から昇る朝日を拝することができます。また、夏至の日には、ふんどし姿の男性と白装束姿の女性が、海の中でみそぎを行う祭事が執り行われます（申込み制）
この時期に訪れないと出会うことのできないとても神秘的な日の出。反対に11月～1月頃は、月が昇る幻想的な景色を臨むことができます。

志摩スペイン村や志摩マリンランドなどの施設が充実している志摩のエリアで、ぜひ訪れたいのが志摩地中海村です。白亜の建物が立ち並び、一歩足を踏み入れると地中海のリゾート地に来たかのような景色が広がります。

自然に囲まれた10,000坪にも及ぶ敷地は、時間によって色とりどりの景色で私たちを迎えてくれます。宿泊施設はもちろん、レストランやカフェなどが併設されていて、ゆっくりお散歩しながら地中海料理を楽しんだり、ティータイムを過ごしたりと、非日常の空間でリゾート気分を楽しめます。

海女の町としても知られる鳥羽のエリアで見逃せないのが、日本一・約1200種を飼育する「鳥羽水族館」。"来場者の8割が大人"というこの水族館は、自然環境を再現した12のゾーンに分けられ、順路がない自由通路になっているので、一日でも短時間でも楽しむことができますよ。

ここで会いに行きたいのが、人魚伝説で有名なジュゴンです。Wikipediaによると、ジュゴンは神経質で飼育が難しく、世界でも日本の鳥羽水族館とオーストラリアーのシドニー水族館にいる2頭しか飼育されていません。鳥羽水族館にいるメスのセレナは2018年、世界の長期飼育記録を更新！まだまだ元気でいてほしいですね。
他にも、50年以上の歴史を誇るアシカショーなど見どころいっぱいなので、ぜひ時間に余裕をもって訪れたいですね。

もうひとつ、鳥羽で訪れたいのが、鳥羽市相差町にある神明神社の境内にある「石神さん」。地元の海女さんたちが古くから海の安全と大漁を祈ってきたこのお社は、女性の願いを必ず一つ叶えてくれると言い伝えられ、ご利益を求める多くの女性たちが集まるのだとか。

伊賀焼きの特徴は、なんといっても土の風合い。高温で焼くことから生じる特徴的な器肌はもちろん、熱に強いことから遠赤外線効果で食材の芯までしっかり熱を浸透させて保温してくれます。
現在、伊賀には20ほどの窯元がありますが、観光で訪れたいのが人気の土鍋『かまどさん』をつくる「長谷園（ながたにえん）」です。

長谷園の伊賀本店は、広い敷地に工房や旧登り窯のほか、展示室、資料館、体験工房などが整えられ、伊賀焼を知る観光地として充実しています。

登り窯（のぼりがま）とは、いくつかの窯が階段状に連なっている窯のこと。現在は使用されていませんが、16連もの登り窯が現存しているのは日本でここだけなのだとか。

広い敷地内を散策したら、休憩室「大正館」でひと休み。床板や窓枠、梁はもちろん、テーブルなどの調度品も懐かしいつくりでレトロな空間がひろがっています。

ぜひ、お試しいただきたいのが、挽き立てのおいしいコーヒーを楽しめる自動販売機。伊賀焼きのカップでいただけるのですが、なんとこのカップは持ち帰りOK。伊賀焼のお買い物にプラスして、旅の思い出にぜひどうぞ。

三重県の北部に位置する桑名市にあるのが、日本最大級のフラワーテーマパーク「なばなの里」。
10月からはじまるイルミネーションがひときわ人気で、花が少ないと思われる冬の季節も大混雑。2017年には世界最大級の口コミ旅行サイトで「外国人に人気の観光スポット」27位（東海地区唯一）に選ばれました。

特に春から秋までは四季折々のお花を楽しむことができ、春にはさまざまな種類の桜やキクモモが満開に。

冬から春にかけてのイルミネーションシーズンは、壮大なパノラマのイルミネーションを楽しめるテーマエリア（2018～2019年は、「JAPAN」 ～日本の情景～と称され、富士山をはじめとしたダイナミックなイルミネーションが開催）、水上イルミネーションや光のトンネルなどを目当てに多くの観光客が集まりま。ここでしか味わえない幻想世界を満喫してみてくださいね。

ゆったりとした大人の旅をお考えの方におすすめなのが、先日、新名神高速道が開通しアクセスしやすくなった「アクアイグニス」。
火と水を意味するアクアイグニスは、三重県・湯の山温泉にある複合温泉リゾート。極上の空間で、絶品料理をいただけるラグジュアリーな施設です。

宿泊棟のほか、4人の作家がそれぞれ手がける4つの"離れ"は、テーマである「杉」「松」「栗」「檜」の国産木材をつかったこだわりの宿。すべて源泉100%かけ流しの専用露天風呂を楽しむことができますよ。

施設内には、辻口博啓さんが手がけるいちご畑やパティスリー・ブーランジェリー、有名シェフが手がけるレストラン（奥田政行さんのイタリアン、笠原将弘さんの和食処）でおいしい料理をいただけるほか、天然温泉「片岡温泉」、スパなど…日帰りでも上質な時間を過ごすことができそう。

（なばなの里・光のトンネル）

他にも、鈴鹿サーキット場や熊野古道、四日市コンビナートなど一度は聞いたことのある観光スポットがたくさんある三重県。一度で全部を巡るのは難しいので、まずはエリアをチェックして三重観光の参考にしてみてくださいね。