TAKAO 599 MUSEUMへ行ってみよう！
高尾山は東京・八王子市に位置し、都心からわずか1時間ほどの距離ながら、豊かな自然と生態系を持つ山。ミシュランガイドで3つ星を獲得したことで人気に拍車がかかり、今や世界一の登山者数を誇ります。
その高尾山の玄関口となっているのが、京王線高尾山口駅。TAKAO 599 MUSEUMはここから徒歩4分のところにあります。
ミュージアムの名前に入っている「599」は高尾山の標高です。決して高い山ではないのに、登山者数は年間300万人。たった599mの山にどんな魅力が詰まっているのか、それを教えてくれるのがこの施設です。
山を身近に感じられるミュージアム
広々とした芝生の中に建つ開放感あふれるミュージアム。無料で誰でも利用でき、山のことを知るのはもちろん、くつろいだり、ひと休みしたり、人と人をつなぐコミュニケーションの場として機能します。
館内に入ると壁一面に動物たちが。豊かな自然の象徴とされるブナの木が中央にそびえ、その周りに高尾山に棲む動物たちが展示されています。
実はこの壁、プロジェクトマッピングの仕掛け付き。四季折々の風景に切り替わり、まるで絵本を見ているかのよう。
こちらはキノコのアクリル標本。キノコ以外にも、貴重な花や葉っぱ、昆虫の標本もあります。学術的なものではありますが、オブジェのような可愛さも感じられますね。
施設では、登山ルートや「高尾山マナー講座」として登山の心得なども発信しています。また季節ごとの情報も教えてもらえるので、登る前には必ずチェックしておきたいところです。
疲れたら館内のカフェへ。こだわりの珈琲や、八王子で有名なプレミアム牛乳「ミルクの黄金律」を使ったスイーツがいただけます。大きな窓から芝生を見渡せ、のんびり過ごすのにぴったりです。
また、TAKAO 599 MUSEUMには、ここでしか手に入らない魅力的なオリジナルグッズもあります。来館の記念に、自分用のお土産としてもおすすめです。
高尾山の見どころをピックアップ！
薬王院（髙尾山薬王院有喜寺）
成田山新勝寺・川崎大師と並ぶ、真言宗智山派の関東三大本山のひとつ。天狗信仰のお寺として知られており、その力で願いを叶えてくれるというパワースポットとしても人気です。
タコ杉
樹齢450年以上ともいわれる大きな杉の木。根っこの形がタコの足に似ていることから「タコ杉」と呼ばれ、親しまれています。隣には頭をなでると運を引き寄せる「開運ひっぱりだこ」というオブジェもありますよ。
みやま橋
美しい緑に囲まれた、高尾山で唯一のつり橋です。歩くたびにゆらゆらと揺れてちょっとしたスリルを味わえます。
びわ滝
夏でもひんやり涼しく、マイナスイオンたっぷり。滝行ができることで知られ、予約をすれば誰でも修行体験ができます。
山頂展望台
高尾山を登りきるとあらわれる絶景です。丹沢の山並みが一望でき、気象条件が整えば富士山の姿も。12月には、夕陽が富士山の頂きに沈む“ダイヤモンド富士”が見られることもあります。
立ち寄ってみたいグルメスポット
高尾山ビアマウント
6月中旬から10月中旬の期間限定で開かれる、高尾山のふもとからケーブルカー・リフトを利用して行ける展望ビアガーデン。昼は都心から横浜まで一望でき、夜は美しい夜景を見ながら乾杯！絶景を見ながら飲むビールは格別のおいしさです。
高尾山名物「天狗焼」
パリッとした生地の中に、もちもちの黒豆あんがぎっしり。ユーモラスな天狗の表情がたまりません。ケーブルカー高尾駅のすぐ前にお店があり、休日には長蛇の列が並ぶ人気ぶりです。
とろろそば 高橋家
高尾山の名物といえばとろろそばですが、こちらの高橋家はその中で最も古く、約170年の歴史のあるお蕎麦屋さんです。高尾山口駅からケーブル駅の途中にあり、数多くの登山客の胃袋と心を満たしてきたお蕎麦屋さんです。
豊かな自然と触れ合う、山を感じる休日を
「登山」というと、山登りをしない方にとってはハードルが高く感じられるかもしれませんが、TAKAO 599 MUSEUMなら気軽に立ち寄りやすいですよね。豊かな自然と触れ合って、ぜひリフレッシュした休日をお過ごしください。
8月11日は山の日。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ための祝日です。とはいえ、山登りに縁のない人も多いですよね。TAKAO 599 MUSEUM（高尾599ミュージアム）は、そんな方におすすめの山の情報発信スポット。大人から子どもまで、家族みんなで楽しめます。