遠く連なる山々。光輝く草木の緑。
群生する植物群。山野草の可憐な花々。
爽やかな風、澄み渡る空。
出典: 古くから高原リゾート地として親しまれている、箱根「仙石原」。
近年では、豊かな自然環境と共に、特色ある美術館が数多く在することでも人気を博し、一年を通じて国内外から多くの人々が「仙石原」を訪れます。
出典: 「仙石原」は、“金太郎”で有名な金時山の麓に広がる、標高700mの高原地帯です。
【金時山頂上から仙石原方角の眺望。画面左、山の斜面に見えるのが仙石原の南に位置する「大涌谷」。中央左側が「すすきの草原」。奥が芦ノ湖と箱根外輪山。(撮影は9月初旬)】
出典: 果なく続く空の下には、山々が連なり、木々や草花覆われた台地が広がっています。【5月初旬頃の「箱根湿生花園」】
出典: 緑豊かで人工物が少ない高原は、酸素も濃く、夏でも涼やかで爽やか。
特に春から秋にかけては、訪れるのに絶好のシーズンです。【7月上旬の梅雨時の「箱根湿生花園」】
出典: 野草が燃ゆる春も。霧や雨に煙る梅雨時も。花々が咲き誇る初夏も。
【7月上旬の「箱根湿生花園」に咲く『コオニユリ』】
出典: 深緑の夏も。そして、芒の穂が黄金に輝かく秋も。
【11月初旬頃の「すすきの草原」】
出典: 豊かな自然に包まれた「仙石原」で一時を過ごせば、自然と同調して、日頃のストレスや疲れが押し流され、本来の清々しい自分自身にリセット出来ます。【7月上旬頃の「箱根湿生花園」】
観光スポットも。飲食店も。仙石原ならではの魅力がいっぱい。
出典: 箱根は、豊かな自然環境や景観を活かした美術館が数多く点在する地です。
【富士箱根伊豆国立公園の立地を活かして建築された「ポーラ美術館」】
出典: 特に箱根湯本や強羅、仙石原や元箱根には、収蔵品が秀逸な美術館や特徴あるミュージアムが数多く在しています。
【「ガラスの森美術館」内の水車小屋「アチェロ」。撮影は8月中旬】
出典: 中でも「仙石原」は、ガラス工芸や印象派の絵画等など、大人の女性が好む卓越した美術館が揃い、施設の雰囲気も抜群です。
【「ポーラ美術館」の2018年企画展『エミール・ガレ 自然の蒐集』の展示品。(画像は、当美術館蔵の19世紀のエミール・ガレ作『昆虫文花器』と『昆虫文水差』 】
出典: そして、どの美術館にも仙石原の豊かな緑を背景に整えられた庭園が広がり、開放的なカフェやレストランが併設されています。
【「箱根ラリック美術館」の庭園とレストラン「LYS」】
出典: 落ち着いた雰囲気の店内では、高原ならではの景色や空気とともに、ゆったりと食事やカフェも楽しめます。
【大涌谷を望む「箱根ガラスの森美術館」のリストランテ「ラ・カンツォーネ」のテラス席】
出典: また、「仙石原」には、高原の自然を満喫する絶好のスポットもあり、豊かな緑に癒やされながら、心地良い散策もできます。【5月初旬の「箱根湿生花園」】
「仙石原」で、爽やかで上質な一時を楽しみましょう。
出典: ご存知のように箱根は、都内や近郊からのアクセスが抜群です。
そればかりでなく、箱根の全エリアには、細やかに交通網が整備され、観光スポットや宿泊施設へのアクセスが実に容易です。「仙石原」周辺の観光スポットへも、主要駅からの路線バスが数多く運行しています。
【「箱根ラリック美術館」内に展示されているオリエント急行『1929年製PULLMAN 1st CLASS』】
出典: 今記事では、「仙石原」の魅力ある観光スポットと美術館の数々を案内しながら、ランチやカフェタイムにオススメのレストランや食事処、土産店を併せて紹介します。記事を参考に、ぜひ心地良い高原の一時を楽しんで下さい。
【「箱根ラリック美術館」オリエント急行客車内】
出典: 1.高原の自然を満喫
1-1.箱根湿生花園
1-2.仙石原すすき草原
1-3.草原歩きに疲れたら。ランチ&甘味&土産
◆しずく亭・◆甘味処よもぎ屋・◆箱根ラスク GRANDE RIVIERE本店
2.洗練された雰囲気も魅力。「仙石原」の美術館
2-1.箱根ラリック美術館
オリエント急行の豪華列車でティータイム。
木立と芝生の庭を眺めながら、ランチ&ショッピング
◆Cafe&Restaurant LYS・◆SHOP PASSAGE
2-1-◆ラリック美術館周辺で、美味しい一時
◆アズールムーン・◆仙石 花詩
2-2.箱根ガラスの森美術館
◆ラ・カンツォーネ
2-3.ポーラ美術館
◆レストラン アレイ◆カフェ・チューン
2-4.星の王子さまミュージアム
◆ル・プチ・ブランス
3.仙石原で美味しいランチ(その他のオススメ店)
◆はこねずし・◆かま家・◆ル・ヴィルギュル
4.仙石原でお土産美味しいテイクアウト&お土産
◆相原精肉店・◆仙石角田屋牛肉店・◆箱根松月堂菓子舗
5.「仙石原」へのアクセス
①都心部から仙石原へ
②「観光施設めぐりバス」で仙石原の観光スポットへ
③高速バスでひとっ飛び
旅のInformation
旅のおわりに
(◆は飲食店・土産店)
【「箱根湿生花園」に咲く『山芍薬(ヤマシャクヤク)』。撮影は5月初旬頃】
出典: 「仙石原」を訪れるのなら、「仙石原湿原植物群落」へ、ぜひ足を運んでみましょう。
「仙石原湿原」は、かつて箱根火山の火口原湖が湿原化した名残です。神奈川県内にただ一つ残る貴重な湿原で、その一部は、天然記念物にも指定されています。一年を通じて低温多湿の環境は、豊かな生態系を育み、現在でも多様な湿原植物、植物群落を観ることが出来ます。【6月初旬の「仙石原植物群落」と「仙石原すすき草原」。】
出典: 「仙石原高原」バス停で下車すれば、植物群落を眺められますが、仙石原で自然を満喫、湿原植物を観賞するのなら、以下で紹介する「箱根湿生花園」を訪れるのが断然おすすめです。
【「箱根湿生花園」に隣接する「仙石原湿原植生復元実験区」。5月末頃撮影】
出典: 「箱根湿生花園」は、仙石原の自然を満喫するのに絶好のスポット。「仙石原湿原植物群落」に隣接する当園では、高原ならではの自然景観と、湿原植物が織りなす素晴らしい景色を、ゆったり散策しながら楽しめます。【5月下旬頃】
出典: 「箱根湿生花園」では、日本各地に点在する湿地帯の植物約200種、草原や林、高山に生息する植物約1100種、さらに海外の珍しい山野草等などを含む約1700種の植物を鑑賞することができます。
【川や湖沼周辺の湿原植物が生育する「低層湿原区」。8月中旬撮影】
出典: 敷地面積約3万㎡にも及ぶ広大の園内には、歩きやすい木道の散策路が巡っています。低地から高山へ、初期の湿原から発達した湿原へと続く散策路を歩けば、仙石原の豊かな景観とともに、多種多様な植物を観賞出来ます。
【5月初旬の頃の木陰が涼やかな園内散策路。木々の下には、色とりどりの植物が生育している。】
出典: 当園の素晴らしさは、周囲の自然環境に溶け込んだ湿原の景色。特に植物に興味がなくても、周り歩くだけで、仙石原の豊かな景観を心一杯楽しめます。
【園内「仙石原湿原区」の池。群生するのは、スイレン科の植物の一種『コウホネ』。初夏から秋にかけて、小さな黄色い花をつける。(8月中旬撮影)】
出典: 透明感のある湿地の緑も然ることながら、当園に咲開く季節の花々も魅力。【夏から秋に開花する「キキョウ」】
出典: 春のミズバショウにカタクリ。初夏のツツジやアヤメ。ニッコウキスゲやサンショウバラ。梅雨のアジサイやノハナショウブ。夏から秋は、キキョウにリンドウ、ワレモコウと、多種多様な可憐な花々が咲き開きます。【蓮の花(8月中旬撮影)】
出典: 園内には、仙石原の湿原の動植物を紹介する展示室のほか、売店や休憩所があるので、ゆったりと散策できます。冬季は閉園していますが、春から秋へと季節毎に周囲も湿原も景色が変わるので、何度でも足を運びたくなる素晴らしい植物園です。
【7月上旬の園内】
出典: 仙石原を印象づける景色といえば、台ヶ岳の麓に広がる約18万㎡の「仙石原すすき草原」。古くから人気を誇る箱根を代表する名所の一つです。
“かながわの景勝50選”にも選ばれているように、風にたなびくススキの穂が陽の光に輝いている様は、息を呑むような美しさ。黄金の絨毯を、あたり一面に広げたような光景です。
出典: 本来は、ススキの穂が開く10月上旬から11月中旬頃が見頃ですが、初夏から夏の青々とした草原も、高原らしい爽やかな景色を生んで、美しいものです。湿原とともに、是非とも訪れたい仙石原の名所です。
出典: 「しずく亭」は、「仙石原すすき草原」、「仙石原湿原植物群落」を散策する方にうってつけの食事処。
仙石原高原の閑静な別荘地に店を構える、自然薯のとろろ汁が自慢の店です。
出典: 注文が入る毎に、天然の山芋(自然薯)を皮ごと擦って仕立てる「とろろ汁」は、“つきたてのお餅のような粘り”があり、滋味な味わい。
当地の湧水「嬰寿の命水」を用いるため、素材本来の風味が活き、コクがありながらも、すっきりした味わいです。
出典: とろろ汁をかけるのは、厳選された国内産の六条小麦の麦ごはん。粘りと滑らかさ、生味噌のコクと風味が素晴らしいと評判です。ランチなら、味の干物や漬物、佃煮など、お菜の数々が付いた定食「麦とろ」がおすすめ。
出典: 店では、他に「自然薯の蒲焼膳」や「自然薯づくし」のコース料理、一品料理が各種揃っています。
“とろろ汁”は、日本の食文化と風土が結晶した古くから親しまれている味の一つ。自然薯は、滋養強壮、美肌効果がある食材で、漢方でも使われています。疲れを感じている方は、とろろ汁をしっかり味わって英気を養いましょう。
【画像は、擦り下ろした自然薯を揚げてから蒲焼き風に焼き上げた一品料理「自然薯の蒲焼」。モッチリとした自然薯の食味とタレの味わい、青のりの風味が秀逸と人気。】
出典: ちょっと甘いもので休憩するのなら「甘味処よもぎ屋」へ。【画像は、店に併設されているテイクアウト用のスタンド。】
出典: 一番人気は、店名通りに“よもぎ”の風味が活きた『よもぎソフトクリーム』。薄緑のソフトクリームは、ヨモギの風味がしっかりして、スッキリとした味わい。休憩時にぴったりの甘味です。
出典: メニューは他に、どら焼きやわらび餅、みたらし団子といった甘味類、珈琲や丹波黒豆茶、足柄茶などの飲み物各種。『高原特濃乳よもぎオーレ』や『高原ソフトクリーム』といった高原特濃乳を使ったこの店ならではのオリジナルメニューもあります。
【画像は、よもぎ団子にたっぷりと自家製のつぶ餡がのった『よもぎあんだんご』。甘さ控えめで柔らかく美味しいと人気。】
出典: 雨の日や風の強い日なら、店内へ。テイクアウトのスタンドとは料金が異なりますが、店内は清潔で落ち着いた雰囲気。ゆったりと寛ぎたい方にオススメです。【画像は、丹波黒豆茶と佃煮付きの『よもぎあんソフトクリーム』。】
出典: 「仙石原すすき草原」の近く、高原別荘地ならではの瀟洒な建物は、「グランリヴィエール箱根本店」。
箱根土産の新定番となった“箱根ラスク”で知られるラスク専門店です。箱根湯本や小田原にも支店がありますが、当地へ足を運んだのなら、試食も出来るので、ぜひ本店に立ち寄ってみましょう。
出典: ラスクは、1枚仕立ての「箱根ラスク」と、一口サイズにカットした「仙石ラスク」の二種。それぞれメープルやキャラメルなど数種のフレーバーが揃っています。
「箱根ラスク」の特徴は、バターの風味とサクサクとした軽い食感。独自調合した小麦の風味。一口頂けば、素材の良さがストレートに伝わります。人気が高いのは、アーモンドを散りばめた“キャラメルアマンド”。上品な甘さが好評です。
【画像は、素材の風味が活きた「箱根ラスク・プレーン」】
出典: コロッとした形状の「仙石ラスク」は、食感が際立って、食べ応えが満点。バターの風味が濃厚で、やみつきになる美味しさと評判です。
出典: 散策疲れを癒やすなら2階に併設された、セルフサービスのカフェへ。
カフェラテやミルクティー等、各種のドリンクが頂ける他、自慢のラスクも味わえます。人気はプレーンラスクが付いた「箱根ロイヤルソフトクリーム」。地元産の“金太郎牛乳”で作られたソフトクリームは、甘すぎず牛乳の味わいがストレートに伝わると人気です。
出典: 仙石原は、豊かな緑に覆われた高原の環境を活かした美術館が点在する地です。
それぞれの美術館は、作品展示に終始するばかりでなく、建築や庭園、レストランやカフェ、ミュージアムショップ等も含め、その全てにおいて、美術館独自の世界観を表現しています。【印象派の作品を多く所蔵する「ポーラ美術館」】
出典: 特に素晴らしいのが、仙石原の自然景観に溶け込んだ庭園です。訪れるのであれば、カフェやランチタイムも楽しんで、風景とともにその世界観に浸って下さい。【「箱根ラリック美術館」内に併設されたレストラン「LYS」」】
出典: 全てのミュージアムを周っては、本来の旅の目的を失ってしまいますので、訪れるのであれば、混雑の有無、アクセス等は度外視して、好みの、あるいは直感的に惹かれるミュージアムへ足を運んでみましょう。
【「ポーラ美術館」館内に展示されている佐藤忠良作『カンカン帽 1975年』】
出典: ルネ・ラリック(Rene Lalique)は、19~20世紀のアール・ヌーボー、アール・デコと2つの大きな美術潮流の時代にわたって活躍した、フランスの世界的ガラス工芸作家です。【「箱根ラリック美術館」のエントランス】
出典: 前半生の「アール・ヌーボー」期においては、宝飾デザイナーとして、そして名声を築いた後の「アール・デコ」期においては、ガラス工芸作家として、さらに大きく花を開かせた人物です。
【画像奥が敷地内のラリックの作品が展示されているミュージアム(6月中旬撮影)】
出典: 彼の宝飾作品も、目を見張るような素晴らしさですが、ラリックといえば、やはり卓越した加工技術を駆使した香水瓶や花瓶といったガラス作品。
シンプルな紋様とフォルム、ガラスのテクスチャが織りなす見事な作品は、大胆かつ繊細、時代を経ても色褪せることなく、今もなお燦然たる輝きを放っています。当美術館では、日本最多の展示品数をを誇る宝飾作品、ラリックの生涯にわたる作品を約1500点、その中でも秀逸な230点を展示しています。
【画像は、敷地内に展示されているクラシックカーのラジエーターキャップ。ガラス製のカーマスコットは、ラリックによるもの。美術館内は撮影禁止。】
出典: 展示室は、19世紀末に頂点を極めたラリックのジュエリーの傑作を集めた「アクセサリー」や、ガラス工芸作家への転身のきっかけとなった「香水瓶」、美的なオブジェとして取り組んだ「花器」等など、テーマごとに区切られています。
【画像は、館内展示のオリエント急行内のラリックが手掛けた装飾ガラス『彫像と葡萄(1928年)』】
出典: ミュージアム内には、常設展示室の他、企画展示室、仏の伝説的女優サラ・ベルナールに捧げられた一室「サロン・ド・サラ」、当時の邸宅の一室を移築再現した「ベル・エポックの部屋」もあり、見応え十分です。
各展示室は、時代や作品の雰囲気に応じた設えで、ラリックが活躍した時代の雰囲気に浸りながら、ゆったり観賞できます。
【画像は、100種以上のポストカードやオリジナルステーショナリーが揃う美術館内のミュージアムショップ。】
出典: ラリックが活躍した時代や、洗練された豪奢な雰囲気を体験するのなら、レストラン隣の特別展示「LE TRAIN(ル・トラン)」へ足を運んでみましょう。
出典: 展示されているのは、ラリックが室内装飾を手がけた「オリエント急行」のサロンカー「ル・トラン」(旧車名「コートダジュール(1929年製)」)。かつて王侯貴族や裕福な上流階層の人々に愛用された豪華客車です。
出典: 今もなお、世界中の旅人を魅了してやまないこの豪華客車の内部空間は、“動く一流ホテル”と賞賛されるほどに品があり、実に優雅。幻想的なガラスパネルや絨毯、椅子の張り生地といった装飾と、昼夜の光が調和して、洗練された空間を生み出しています。【ラリックのガラスパネルが嵌め込まれた客車内】
出典: この豪華な客車では、往時の雰囲気そのままの優雅な“ティータイム”を体験することができます。
せっかくなら、豪華なプチトリップの一時も楽しんで帰りましょう。
【ティータイムは、当日先着予約制で45分(電話予約不可)。デザートは季節毎に変わり、紅茶か珈琲を選択。どちらもポットで供される。】
出典: 「箱根ラリック美術館」は、ミュージアムでは入場料を要しますが、広々とした庭園やレストラン、ショップは入場無料です。ラリックには興味がない方でも、気軽に足を運べる美術館です。
出典: 「箱根ラリック美術館」は、ラリックの展示作品も然ることながら、木立と洋芝が美しい庭園も魅力。
庭を望む「Cafe&Restaurant LYS」は、食事を楽しむためにわざわざ訪れる観光客も多いカフェレストランです。豊かな緑と高原の清々しさを楽しみながら、見目麗しいカジュアルフレンチやスウィーツが味わえます。【8月下旬のLYSのテラス席】
出典: サラダやメインがセットになった、ランチやモーニングのセットメニューを基本に、アラカルトメニューが各種揃い、スウィーツ、仏ブルゴーニュ地方のワインも味わえます。【画像は、ランチセットのメイン料理『子羊のロースト』】
出典: 最近特に人気が高いのが、サラダ・ヨーグルト・メイン・ライ麦パン(オリーブオイル付き)・ジュース・珈琲がセットになった『モーニングセット』。
美術館という施設でありながらも、当レストランは、朝9時からの営業です。庭の景色と朝食を楽しみに多くの人が訪れるので、テラス席で頂きたいのなら、ぜひ早起きして来店しましょう。
【モーニングセットは、AM 9:00 〜 AM 10:00(ラストオーダー)】
◆SHOP PASSAGE(ショップ パサージュ)
出典: 施設内の「パサージュ」は、美術館併設とは思えないほどの充実したショップです。
キッチン小物やバスグッズといった生活雑貨、アクセサリーやバッグ等の服飾雑貨、ステーショナリー等などが、広々とした店内に並べられています。【3つのフロアに分かれた「パサージュ」の店内】
出典: この店で特に人気が高いのは、食とキッチンの雑貨が並ぶ「KITCHEN」フロア。
センスの良いキッチン小物は、どれもセンス良く実用的。輸入菓子やジャム、調味料まで揃っているので、料理好きでなくても足を運ぶ価値のあるショップです。
出典: 「アズールムーン」は、「ラリック美術館」から徒歩1分(仙石案内所バス停から徒歩3分)に位置する、本格的インドカレーが味わえるお店です。本場インドから直輸入したスパイスを、ふんだんに使用したカレーは、コクがありスパイシーと評判。
出典: 市街地のインド料理店と異なり、店内の雰囲気は清潔感があり、開放的。自然光が燦々と入り、明るくゆったり。
出典: ベジタブルやシーフード、ポーク等など、カレーの種類は実に豊富。セットメニューも充実しています。
人気カレーが選べる『ランチセット』や、数種のカレーにシシカバブやデザートがセットになった『スペシャルセット』、『シンプルランチセット』や『季節のおすすめカレーのセット』等など、セットメニューも様々な種類があるので、好みや量に応じて注文出来ます。
【画像は、サラダやシシカバブ、カリーなどがセットになった『ラージクマールセット(王子様セット)』と『ラージャセット(王様セット)』】
出典: この店で特に素晴らしいと評判なのが、焼き立てのナン。パリッと香ばしく、もっちり。カレーとの相性が抜群と人気です。
【画像は、『シンプルランチセット』。魚介たっぷり入ったシーフードカリーは、出汁きいて濃厚。美味しいと評判。】
出典: 「箱根ラリック美術館」のすぐ隣の「仙石 花詩」は、 宮城野にある大正10(1921)年創業の老舗和菓子店が手掛ける、甘味処併設の支店です。
地元の湧水「箱根嬰寿の命水」を用いて、丁寧に作られた和菓子と甘味は、上品で滋味な味わいと評判。
店内では、季節替わりの上生菓子や汁粉、命水仕立ての珈琲や抹茶、杵つき餅等などの、美味しい甘味や飲み物が頂けます。【画像は、店自慢の「命水ようかん」や「温泉餅」を盛り込んだ『花詩あんみつ』】
出典: 当店を代表するのは和菓子は 『温泉餅』 。大正期の創業以来作り続けられている箱根を代表する銘菓です。
竹の皮を模した包みから出てくるのは、ほんのりと柚子が香りがきいた羽二重餅。箱根に来たら必ず購入するファンの多い店自慢の逸品です。
出典: 「箱根ガラスの森美術館」は、中世欧州の貴族たちが虜になったヴェネチアン・グラスの作品約100点、現代作家による作品を展示する美術館です。【6月中旬撮影】
出典: 貴族の館を模した「ヴェネチアン・グラス美術館」、水を湛えた「季節の庭園」を中心として、「現代ガラス美術館」やミュージアムショップ、カフェや体験工房等などが、自然豊かな環境の中に配されています。
【画像は、15世紀から18世紀にかけて生み出された秀逸な作品群を展示する「ヴェネチアン・グラス美術館」内。豪奢なシャンデリアと天井画も見事。】
出典: 卓越した技法によって生まれた展示作品は、どれもが繊細で優美。色・形・模様・テクスチャどれをとっても、目を見張るばかりの美しさです。
【画像は、館内展示のレース・グラスの技法で作られた『レース・グラス白鳥形脚コンポート(19世紀)』。グラスの脚部は、精巧に作られた白鳥になっている。】
出典: 必見は、ヴェネチアングラスの名品として知られる『点彩花紋蓋付ゴブレット(1500年頃)』と『レース・グラス蓋付ゴブレット(16-17世紀)』。繊細で熟達した技工を凝らした名品です。
【画像は、かつてロスチャイルド家が所蔵していた『蓋付ゴブレット(表)』】
出典: 「箱根ガラスの森美術館」は、貴重な収蔵品を並べた内部だけでなく、外部の西洋風庭園や野外作品も魅力。
欧風の館も、クリスタル・グラスを用いた数々のオブジェも、アジサイやバラなどの季節の花々も、大涌谷を眺望する自然景観に良く溶け込んで、素晴らしい情景を生み出しています。【7月中旬の庭園】
出典: 至極のガラス作品に目を細め、豊かな自然の中で欧州の雰囲気にゆったりと浸ることが、この美術館ならではの過ごし方です。【「箱根ガラスの森美術館」敷地内の遊歩道。階段の下には、箱根の清流・早川が流れている。(8月中旬撮影)】
出典: 太陽光とクリスタルの煌めきを身体に受けて、仙石原の美術館ならではの情景にぜひ身を浸して下さい。
【園内の『ディアナ像とクリスタルガラスの噴水』】
出典: この美術館の雰囲気が気に入ったのなら、庭園に面する「ラ・カンツォーネ 」で、ランチやカフェタイムも楽しんでみましょう。【正面がイタリアンレストラン「ラ・カンツォーネ」7月中旬撮影】
出典: 豊かな緑と光に溢れた庭園を見渡す「ラ・カンツォーネ 」は、イタリア・ヴェネチア風の設えのリストランテ。イタリア人歌手によるカンツォーネの生演奏も楽しめます。【ランチセットのメイン『特製ローストビーフ』】
出典: フードメニューは、季節の食材を用いたパスタやラザニア、肉や魚のグリル料理、アラカルト各種の他、セットやコースもあります。【画像は、期間限定の季節のメニュー『秋なすのシチリアーナ』。パスタは季節に応じて内容が変わり、乾麺ではなく生パスタを使用。旬の素材とパスタの食味がよく合って美味と評判。】
出典: ドリンクは、珈琲や紅茶の他、ビールやワインといったアルコール類、ソフトドリンクも揃っています。人気なのが、ティーポットに種々様々のフルーツを詰めた『フルーツティ』や、『シフォンケーキ』といったスウィーツ類。
ドリンク付きのスウィーツのセットメニューもあるので、情感溢れる庭の景色やカンツォーネの生演奏を楽しみながら、食事時以外でもゆったりと過ごせます。【軽い食感とベリーソースが美味と評判の『シフォンケーキ』。】
出典: ガラス好きなら、種類豊富にガラス製品が並ぶ「ミュージアムショップ」へ行ってみましょう。
食器や小物、アクセサリーや雑貨、オーナメント等など、様々なガラス製のアイテムが揃っています。工房では、サンドブラストによるグラス作りや、フュージングのオリジナルアクセサリー作りも体験できます
【画像は、館内のショップで販売されているガラス製のアクセサリー。】
出典: 口福な一品を求めるのなら、カナダ産のメープルとジャムの「アチェロ」へ。
水車小屋の店内には、砂糖を使わず、メープルシロップだけで煮込まれたフルーツジャム各種の他、伝統製法によって作られたピュアメープルシロップやオリジナル菓子が並んでいます。
出典: 印象派の作品を数多く蔵する美術館として有名な「ポーラ美術館」。環境に適した素晴らしい建築でも良く知られています。訪れれば、展示作品ともどもに、その壮観な建築空間に目を見張るはずです。【6月上旬撮影】
出典: 「ポーラ美術館」は、モネやゴッホ、ルノワールといった世界的に有名な印象派の画家らの作品を中心とした美術館ですが、藤田嗣治や杉山寧、岸田劉生などの日本近代画家の作品やガラス工芸作品等など、世界的に価値の高い、多様な作品を所蔵しています。【印象派の名画コレクションの一つ、ルノアール作『レースの帽子の少女』】
出典: 「ポーラ美術館」では、収蔵品を常設展示する他、企画展示も充実しています。都市部の美術館に劣らない、当美術館ならではの秀逸な企画展が随時開催されています。
【2018年開催の企画展「エミール・ガレ 自然の蒐集」の展示作品『水の妖精文鉢(1884-89年)』(ポーラ美術館蔵)】
出典: 当館が所蔵するのは、ポーラ化粧品の創業家の二代目・故鈴木常司によるコレクションです。彼の幅広いコレクションは、約9500点にも及び、そのほとんどは彼が生前に収集したものと云われています。
【東洋陶磁コレクションの中心をなす中国陶磁の一つ、『加彩騎馬人物俑一対』(6世紀)】
出典: 彼の収集は、単に数に頼むものではなく、岸田劉生作『麗子像』やセザンヌの『道化師像』といった不朽の名作も多く、実に丹念に、系統だてて収集しています。【画像は、日本近代美術の代表作家・黒田清輝の『野辺』】
出典: 近代的で洗練された建築でも有名な当美術館は、仙石原の豊かな森の中に溶け込むようにレイアウトされ、建物の大部分が地下に配されています。【6月上旬撮影】
出典: 太陽光が注ぎ入る館内は、時間毎に、天候毎に、季節毎に雰囲気が変わり、内部にいながらも外部との繋がりが十分に感じられます。【9月下旬撮影】
出典: 印象派の画家たちが描いたのは、自然光や大気の動きを画面に定着させた風景や人物画です。
当美術館を訪れたのなら、そうした自然の移ろい、有り様も楽しんでみましょう。【坂東優作『雪の子』(1999)】
出典: 今記事の旅の目的は、“豊かな自然に身をおくこと”です。
美術鑑賞後は、敷地内の「森の遊歩道」を歩いてみましょう。全長670mの遊歩道は、ゆっくりと歩いて20分程。鑑賞後や食後に軽く歩くのに丁度良い距離です。【「ポーラ美術館」森の遊歩道。8月中旬撮影】
出典: ゆるやかな坂道を巡り歩けば、ブナやヒメシャラ、鳥の囀りや木々を揺らす風、緑や土の香りを感じながら、リラックスした一時を過ごせます。
【ヒメシャラ(姫沙羅/画像左)は、ツバキ科の落葉高木。7月から8月に白い花を咲かせる。(6月初旬撮影)】
森の中の美術館で。レストラン アレイ&カフェ・チューン
出典: 他の美術館同様に、当美術館にもレストランとカフェが併設されています。ランチなら、自然光がたっぷりと入る「レストラン アレイ」へ。
出典: 「名画の一皿」や「アレイコース」といったコース料理、カレーやパスタ、米粉等の単品料理、スウィーツ各種の他、ドリンクやスープ、サラダ付きのセットメニューも用意されています。ランチなら、メイン料理が3種から選べる「ランチセット」がオススメ。地元産の食材や新鮮野菜を用いた料理は、美味しいと評判です。
【画像は、3種類から選べるメインにスープ、サラダ、パンまたはライスとドリンクが付いた「ランチセット」。画像の上と左が「本日の魚料理」と「本日の肉料理」のメイン2種。】
出典: カフェを気軽に楽しむのなら「CAFE TUNE(カフェ・チューン)」へ。
陽の光が降り注ぐカフェは、天井高く広々。窓一杯に広がる緑が美しい空間です。
出典: 珈琲各種の他、サンドイッチや、ケーキも用意されているので、少しお腹を満たしたい方にもオススメです。
【画像は『ケーキセット』。】
出典: 世界各地で読まれている不朽の名作『星の王子さま』。
その作者、サン=テグジュペリ生誕100年を祝し、世界的記念事業の一環として1999年に開園したのが「星の王子さまミュージアム」です。【園内の「ミュージアム」と「王様どおり」。(9月下旬撮影)】
出典: 『星の王子さま』は、砂漠に不時着したパイロットと星の王子さまの会話からなる物語。物語では、彼らの対話を通して、愛や物事の本質が語られています。【園内に置かれた「わがままなバラの花と星の王子さま」のオブジェ】
出典: 当ミュージアムは、『星の王子さま』の物語や、サン=テグジュペリの生涯や世界観を、ミュージアム全体を通して表現したものです。【ミュージアムの建物・建物左側が「王様どおり」(9月下旬撮影)】
出典: 必見は、幼少時代過ごした「サン=モーリス・ド・レマンス城」を再現したヨーロピアンガーデンや、1900年代の当時のフランスの街並み、緑の中のチャペル。
物語を象徴するオブジェや看板が要所々々に配された園内を周り歩けば、季節の花々や緑とともに、サン=テグジュペリの世界を存分に楽しめます。【「星の王子さまミュージアム」内のチャペル。8月初旬撮影】
出典: サン=テグジュペリの世界観に惹かれたのなら、作者ゆかりの地、仏・プロバンスの雰囲気そのままのレストラン「ル・プチ・ブランス」でランチやカフェを楽しんでみましょう。【9月下旬のテラス席】
ガーデンに面したテラス席では、緑や季節の花々が美しい庭園を眺めながら、「星の王子さま」の雰囲気そのままのカジュアルフレンチやスウィーツが頂けます。
出典: ランチなら、オードブルとメイン料理、デザートを選べる「ランチコース」がお得で人気。スウィーツも見目麗しく、美味しいと評判です。
【画像は「箱根スイーツコレクション2015」の『レアチーズケーキと苺のゼリー お花のマカロンとちょうちょのエクレア添え』。ヨーロピアンガーデンを一皿に表現した、ミュージアムならではのスウィーツ。】
出典: 箱根は、相模湾と駿河湾に近く、新鮮な魚介も楽しめる地です。
洋食よりも和食が良いのなら、地元で人気の寿司店「はこねずし」へ行ってみましょう。台ヶ岳バス停から徒歩5分、「星の王子さまミュージアム」から歩いて6,7分の閑静な別荘地の中に店があります。
【赤身、白身、イカ、貝、甘エビ、いくら、たまご、かんぴょう、椎茸がのった『上ちらし寿司』】
出典: 毎朝沼津港から仕入れる新鮮なネタで握る寿司は、リーズナブルで美味しいと評判。
ランチの人気は、上質で新鮮な鯖をつかった、店主こだわりの『さばの押し寿司』。さば寿司は秋冬限定メニューなので、その他の季節なら、旬の魚介が堪能できる『にぎり寿司』や『ちらし寿司』。特にオススメなのが、新鮮な穴子をふっくらと煮上げた『穴子寿司』です。
強羅 / 寿司
- 住所
- 足柄下郡箱根町仙石原817
- 営業時間
- [月]
定休日
[火]
定休日
[水]
11:30 - 15:00(L.O. 14:00)
17:00 - 21:00(L.O. 20:00)
[木]
11:30 - 15:00(L.O. 14:00)
17:00 - 21:00(L.O. 20:00)
[金]
11:30 - 15:00(L.O. 14:00)
17:00 - 21:00(L.O. 20:00)
[土]
11:30 - 15:00(L.O. 14:00)
17:00 - 21:00(L.O. 20:00)
[日]
11:30 - 15:00(L.O. 14:00)
17:00 - 21:00(L.O. 20:00)
■ 営業時間
最終入店14:00
- 定休日
- 月曜日、火曜日
- 平均予算
- ¥6,000~¥7,999 /¥6,000~¥7,999
データ提供: 出典: 和食が好みなら、大涌谷の温泉も楽しめる「かま家」へ。先に紹介した「はこねずし」の斜向いに店があります。
「かま家」は、昔ながらの佇まいの釜飯専門店。
メニューはシンプルに、かに・とり・貝・穴子・しゃけ・エビ等などの海鮮の中心の釜飯数種。釜で炊き上げたご飯は、具材の旨味と出汁がご飯に染み込み、鍋底のオコゲも香ばしく風味豊か。付け合せの手造りのお菜も味良く、ボリュームも満点です。
【画像左『カニ釜飯』、右『鮭いくら親子釜飯』】
出典: 釜飯は、注文を受けてから卓上で炊き上げるため、注文を入れてから温泉に浸かり、湯上がりにゆったりと釜飯を味わうのがおすすめです。
【画像は、帆立貝の貝柱がゴロゴロとたっぷり入った『貝釜めし』。山菜の食味がアクセントになって美味と評判。】
「かま家」の温泉は、民家の温泉でも、きちんと男湯と女湯と分かれており、本格的な源泉かけ流し。温泉ファンも唸らせるほどの、白濁したの酸性硫黄泉。身体が芯から温まると評判です。ランチ前にさっと夏の汗を流すのにうってつけお店です。
強羅 / 釜飯
- 住所
- 足柄下郡箱根町仙石原817
- 営業時間
- [月]
09:00 - 19:00
[火]
09:00 - 19:00
[水]
09:00 - 19:00
[木]
09:00 - 19:00
[金]
09:00 - 19:00
[土]
09:00 - 18:00
[日]
09:00 - 19:00
[祝日]
09:00 - 19:00
■ 定休日
不定休
- 定休日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥2,000~¥2,999
データ提供: 出典: 「ル・ヴィルギュル」は、箱根の中でも屈指の人気を誇る有名店。フレンチに定評のある「箱根オーベルジュ漣-Ren-」の姉妹店です。 仙石案内所バス停から徒歩2分の場所に店舗があります。
出典: 「ル・ヴィルギュル」は、本格的なフレンチスタイルでありながらも、気軽に入れるビストロスタイルのお店です。地元野菜や新鮮な旬の食材を使った料理は、本店同様に美味しいと評判。
【「ランチコース」のスモークチキンや生ハム、魚のマリネが盛り合わされた『前菜』】
出典: メニューは、子羊のローストやステーキ等のメイン料理、パスタやグラタンといったパスタ類、テリーヌやコンフィ等のアラカルト等など。【具材の取り合わせが絶妙な「しらすのトマトパスタ」】
出典: ランチタイムのオススメは、何と言っても、自家製パン・スープ・本日のオードブルにメイン料理が選べる「ランチコース」です。ビストロスタイルでも、味は十分に本格派。何度でも通いたくなる名店です。
【「ランチコース」のメイン料理『沼津産レンコダイ(キダイ)のソテー 三島野菜添え』】
出典: 昭和42(1967)年創業の地元に根付いた「相原精肉店」は、観光客にも人気の有名店。箱根の肉屋と言えば、第一に挙がるのがこのお店。仙石原案内所バス停のすぐ近くに店があります。
店内には、様々な精肉が並ぶ他、コロッケや唐揚などの揚げ物や惣菜類など、様々な商品が並んでいます。
出典: 素晴らしいのが、種類豊富に取り揃えたハムやソーセージ、焼豚やスペアリブといった加工肉。その中でも人気なのが、“ローストビーフ”です。【画像は、店自慢のローストビーフ4種。赤身や霜降り肉など部位毎に食味が異なり、好みで選べる。】
出典: その中でも、特に人気が高いのが『紋次郎ローストビーフ』です。
『紋次郎ローストビーフ』は、肉の旨味と香りが抜群。塊肉なので、赤身、霜降りと部位別に好みに合わせて100g単位で注文できます。
『紋次郎』は和牛を用いているため、脂は上質。サラリとして甘く、霜降りでもお腹にもたれません。初めて訪れるのなら、赤身と霜降りを両方頼むのがベストです。
出典: 仙石原交差点のすぐ近くにも、老舗牛肉店「仙石角田屋(センゴクカクタヤ)」があります。創業は、昭和11年。長きにわたって当地で愛されるお店です。
出典: 店自慢の名物は、注文を受けてから調理する「和牛メンチカツ」です。
衣はサックリ、中身はジューシー。和牛ならではの旨味と香りがしっかり味わえるメンチカツです。他に特製コロッケや、水餃子も人気。箱根に来る度に立ち寄るというファンも多い仙石原の名店です。
強羅 / その他
- 住所
- 足柄下郡箱根町仙石原73
- 営業時間
- [月]
08:00 - 18:00
[火]
08:00 - 18:00
[水]
定休日
[木]
08:00 - 18:00
[金]
08:00 - 18:00
[土]
10:00 - 18:00
[日]
08:00 - 18:00
■ 定休日
第1、第3木曜日休み、不定休あり
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
データ提供: 出典: 「相原精肉店」から徒歩1分程にある「松月堂」は、仙石原に根付いた老舗和菓子店です。昔ながらの手造りの和菓子は、優しくほっとする味わい。今もなお、人気の和菓子店です。
【画像左が、仙石原名物の『公時山まんじゅう』。右が、チョコレート風味、ココナッツ入の白餡の饅頭『ここ・あ・ここ』。】
出典: 代表菓子の『公時山まんじゅう』は、地元ゆかりの坂田金時(金太郎)にちなんで生まれた饅頭です。薄い皮の中には、粒餡がぎっしり。しっとりして、食べ応えしっかり。お土産にオススメですが、散策の糖分補給にもうってつけのお饅頭です。
出典: 仙石原へ都心部から向かう場合は、小田原駅や箱根湯本駅を経由して路線バスを利用するのが一般的です。
【11月初旬の頃の「すすきの草原」と箱根登山バス】
(下記は、例として「仙石原案内所前バス停」で下車を想定しています。施設すぐ近くにもバス停がありますので、詳細は各施設やバス会社の公式HPを参照して下さい。)
東京駅→[東海道新幹線]40分→小田原駅
新宿駅→[小田急ロマンスカー]90分→箱根湯本駅
小田原駅東口→[箱根登山バス]湖尻桃源台行→(箱根湯本駅)→仙石原案内所前
小田原駅→仙石原案内所前 路線バスで約43分
箱根湯本駅→仙石原案内所 路線バスで約30分
出典: 箱根は交通の便が良く、特にバス網が細やか配されています。「仙石原」へのアクセスは、上記の路線バスの他、名所や観光スポット、宿泊施設を周る「観光施設巡りバス」も運行しています。
【「観光施設巡りバス」】
箱根湯本駅→[箱根登山電車]40分→強羅駅→[観光施設めぐりバス]S路線20分→仙石原案内所前
出典: 出典: また、高速バスを利用すれば、箱根湯本を経由せずとも「仙石原」へ直接足を運ぶことができます。
【画像は、桃源台バス停に停車中の新宿駅行の高速バス】
新宿駅新南口・バスタ新宿→[小田急高速バス]新宿~箱根桃源台 箱根園行き 約2時間→仙石原案内所前バス停
出典: 今記事では、紹介しませんでしたが「大涌谷」は、仙石原の東南に位置しています。宿泊して時間があるのなら、足を伸ばしてみましょう。高原地帯とは異なる、ダイナミックな自然景観を楽しめます。【大涌谷の玉子茶屋周辺。】
出典:
ハイキングやキャンプといったアウトドアア・アクティビティに関心がある方々は別として、平野地の都市圏で暮らす人々にとって、高原の大空の下でゆったりとした一時を過ごすことは、意外と少ないかもしれません。
紹介したように、緑豊かな「仙石原」には、自然環境に溶け込んだ文化施設や飲食店が数多くあります。宿泊せずとも、野外活動せずとも、ゆったりと美術鑑賞や散策、食事をしながら、高原ならではの景色や空気を楽しめます。
都心部からアクセス良い、箱根「仙石原」は、思い立ったら気軽に足を運べる地。ぜひ「仙石原」を訪れて、清々しい高原で、身体も心もリセットしましょう。
【「ポーラ美術館」館内。画像は、2018年開催の企画展「エミール・ガレ 自然の蒐集」の展示作品『ダリア文テーブルウェア(1898年頃)』(ポーラ美術館蔵)。】
「仙石原」は、“金太郎”で有名な金時山の麓に広がる、標高700mの高原地帯です。
【金時山頂上から仙石原方角の眺望。画面左、山の斜面に見えるのが仙石原の南に位置する「大涌谷」。中央左側が「すすきの草原」。奥が芦ノ湖と箱根外輪山。(撮影は9月初旬)】