ウィンナーコーヒーとは、コーヒーの上に生クリームを乗せた、甘くまろやかなコーヒーのこと。生クリームの量や味など、お店によって個性はさまざま。

ウィーン風のコーヒーという意味を持つ“ウィンナーコーヒー”。でも実は本場ウィーンでは生クリームではなく、泡立てたミルクが使われているんだとか。ふんわりと甘いウィンナーコーヒーは、日本独自のドリンクだったんです！

馬車の御者が客待ちをするときに飲んでいたというウィンナーコーヒー。ホイップクリームでコーヒーの上に蓋をして保温。長い待ち時間でもコーヒーが冷めないよう工夫されていたんです。

一般的なブラックコーヒー1杯のカロリーは約8kcal。生クリームがたっぷりと乗ったウィンナーコーヒーは約140～200kcalと、どうしても高めになってしまうようです。

作り方はとっても簡単！カップに注いだコーヒーの上にホイップクリームを渦を巻くように乗せていきます。お好みでシナモンシュガーやシナモンスティックをプラスすれば完成です！

生クリームは固すぎない7分立てくらいがおすすめ。一口飲んだ瞬間ふんわりとした口どけに…♪

冷やしたチョコレートをおろし金などを使って削り、ウィンナーコーヒーの上に。チョコレートの風味が加わって、コクの深い味わいに。

こちらはコーヒーにラムダーク酒をプラスした、大人のアレンジレシピ。生クリームの上からさらにコーヒーシロップをかけて、ほろ苦いアクセントを。

ウィンナーコーヒーにココアパウダー、そして大小のアラザンをトッピング。ちょっとしたアレンジですが、急な来客時にも喜ばれるおしゃれでかわいいドリンクが作れます♪

表参道の路地を入った場所にある「Cafe Les Jeux Grnie（カフェ レ ジュ グルニエ）」は、趣あるレトロなカフェ。木とレンガが印象的な店内は、とても落ち着いた雰囲気。

レトロでかわいいさくらんぼのカップに入った、ウィンナーコーヒー。コーヒーはこっくりと濃い目。その上にふんわり乗った甘い生クリームのバランスは絶妙です。

日本のウィンナーコーヒーにもっとも近いものは「アインシュペンナー」と呼ばれています。たっぷりのホイップクリームにシガーがトッピング。

原宿、広尾、そして自由が丘にお店を構える「Enseigne d'angle（アンセーニュ ダングル）」は、古き良き喫茶店の面影を残す老舗喫茶店。こちらの蔦に覆われた原宿店は、1975年にオープンしました。

昭和の香りいっぱいの店内でいただくウィンナーコーヒーは、また格別。シンプルな中にもエレガントさを感じるカップも、お店の雰囲気にぴったり。しっかりとコクのあるコーヒーをクリームが包み込み、まろやかな苦みが。

渋谷・宮益坂にある「茶亭 羽當（さてい はとう）」 は、1989年から続く珈琲店。変わらぬコーヒーの味を守り続けています。落ち着きのある店内にはコーヒーカップがずらり！

開店当初から同じコーヒーの味にはファンが多く、あのブルーボトルコーヒーの創業者も絶賛するほどなんだとか！ウィンナーコーヒーは、コーヒー自体に甘みが。しっかりと固めのクリームとともにいただきます。

アイスのウィンナーコーヒーは、こんな銅製のシャンパングラスに入れてくれるんです。とろとろの生クリームを目の前で注いでくれるのも、嬉しい演出ですね♪

日本で初めてウィンナーコーヒーを出したことで有名なのが、純喫茶「LADRIO（ラドリオ）」。1949年に神保町にオープンしたこちらの老舗喫茶店は、ご覧のように異国のような趣が。

本場ウィーンでもっとも飲まれているというウィンナーコーヒーがこちら。「メランジェ」と呼ばれており、ふわふわのフォームドミルクが。「本物のウィンナーコーヒーが飲んでみたい！」という方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか？

タリーズコーヒーでもウィンナーコーヒーを飲むことができるんです。定番メニューのカフェラテにホイップクリームを追加でオーダーしてみて。

気軽に飲むことができるのが、「サンマルクカフェ」のウィンナーコーヒー。リーズナブルなのに本格派！ホイップクリームにはほんのりリキュールが入っています。

サンマルクカフェではアイスのウィンナーコーヒーを楽しむこともできるんです。季節や気分に合わせて選んでみてください。