江戸時代から国際都市として発展してきた「長崎市」。オランダや中国など海外の影響を受けた街並みは、どこかノスタルジックで異国のような雰囲気が漂います。魅力的な観光スポットをはじめ、長崎の美味しい名物料理を求めて、日本のみならず海外からの観光客も多く訪れています。

昼も夜も1日中楽しめるのも魅力。夜の長崎は幻想的な雰囲気を醸し出し、とっても素敵なんです。ライトアップされた観光名所や稲佐山から眺める夜景は、思わず息を呑むほどの美しさ。今回は、長崎市のおすすめ観光スポット・グルメ・お土産をご紹介します。

世界平和への祈りを込めて作られた「平和公園」。18.6ヘクタールもあり緑に囲まれ、市民が集う場所として親しまれています。園内にある平和祈念像は、彫刻家・北村西望氏によって制作されました。空を差した右手は原爆の恐ろしさを、横に伸ばした左手は平和を、表情は犠牲者の冥福を祈っています。

長崎の定番観光スポットでもある「グラバー園」は、1974年に開園しました。グラバー、リンガー、オルトの旧邸などを見学することができます。こちらは、スコットランド出身の商人トーマス・ブレーク・グラバー氏が住んでいた、1961年に国の重要文化財に指定された日本最古の洋風建築です。長崎の歴史を感じるクラシカルな建物の数々は見応えもばっちり！ノスタルジックな園内には花も咲き、ただ散策するだけでも楽しめます♪

緑と花々に囲まれたこちらの黄色の建物は、「旧オルト住宅」です。映画に出てきそうな雰囲気たっぷりの建物は、まるで海外を訪れたかのような気分にさせてくれます♪

面積30,000平方メートルの園内には、「グラバースカイロード」という歩く歩道があります。これもグラバー園の楽しみの一つ。坂道をゆっくりと移動できるので、流れる景色を楽しみましょう♪

グラバー園は丘の上にあるため、長崎市内を一望できる絶景スポットとしても人気！ライトアップされた夜は、ノスタルジックな雰囲気が漂います。昼と夜、それぞれ違った表情を楽しんでみては？

中島川に架かる日本初のアーチ型の石橋「眼鏡橋」。日本三名橋の一つで、1960年に国の重要文化財にも指定されました。川面に橋が映ると、まるで眼鏡のように見えることが由来だそう。

堤防をよ～く見てみると、ハートの石があるんです♡このハートストーンは20個ほどあるといわれ、パワースポットとしても有名です。眼鏡橋を訪れた際には、ハートを探してみるのも楽しいですよ♪

長崎の夜景の名所として有名な「稲佐山」。山頂の展望台からは、昼は雲仙や五島列島まで一望でき、夜もまた絶景！「夜景サミット2012 in 長崎」で世界新三大夜景にも認定され、その美しさは“1,000万ドルの夜景”と評されるほど。

夜は展望台の床に光が灯り、夜景と相まって幻想的な雰囲気に。山頂まではロープウェイがあるので、5分間の空の旅をご堪能ください♪

長崎新地中華街にある有名店「江山楼」は、1946年創業の老舗中華店。代々受け継がれてきた伝統の味を求めて多くの人が訪れる、中華街で一番人気のお店です。一品料理のほか、予約制のコース料理があり、年齢や好き嫌いなどを聞いて、自分たちだけの特別メニューを作ってもらえます。

一番人気のメニューはちゃんぽんで、通常のほか、上・特上の3種類があります。じっくりと煮込んで作られたスープは、コクがあってクリーミー、全部飲み干してしまいたくなる美味しさ！特上は、フカヒレやすり身団子、海老、イカなど、豪華な具材がたっぷりとのって食べ応え満点です◎

こちらの東坡肉（トンポーロー）も絶品！トロトロになるまで煮込まれた豚肉は濃厚で、饅頭に挟んで食べれば病みつきになる美味しさです。一緒についてくるふわふわの饅頭に挟んでいただきます。

レトロな佇まいが魅力の「ツル茶ん」。1925年創業の九州最古の喫茶店として知られ、地元民のみならず観光客も訪れる有名店です。

一番人気は、豪快な見た目の「トルコライス」。バターライスの上にカレーソースがたっぷりかかったとんかつ、横にナポリタンとサラダを添えた長崎の名物料理です。老舗らしい昔懐かしさを感じる味わいで、リピーターが多いのも頷ける美味しさです。

歴史を感じる趣ある建物と赤提灯が印象的な「吉宗」は、1866年創業の老舗で、地元民からも愛される茶碗蒸し・蒸し寿司専門店です。店内には中庭があり、落ち着いた雰囲気のなかで伝統の味を堪能できます。

大きめの茶碗に入った茶碗蒸しは、見るからにプルプル！穴子や鶏肉、海老、しいたけ、銀杏など具もたっぷりと入っていて、上品な出汁の味わいがたまらなく美味しい♪色鮮やかな蒸し寿司は、穴子のそぼろ・錦糸玉子・桜でんぶがのっています。甘めの味付けで、茶碗蒸しとの相性もバッチリ◎

長崎産の鯖を使った「ばってら」は、脂ののった鯖と大葉の風味がベストマッチ！甘めでさっぱりとした味わいで、しっかりとした食べ応えです。

リアルな桃がレトロな「桃カステラ」は、女性へのお土産に喜ばれそう♪カステラ生地に砂糖蜜で桃を表現していて、食べるのがもったいビジュアルです。

あじさいの花の形が可愛い「おたくさ」は、パイ生地を使ったクッキーです。長崎の定番のお土産の一つで、ほどよい甘さとサクサクの食感がたまらない！

長崎特産の茂木びわを1個使ったビワゼリー。ビワの色合いが目にも美しい、大人の贅沢におすすめの一品です。

ちゃんぽん店「みろくや」がプロデュースしたこちらのチョコは、長崎名物の皿うどんの麺を使ったちょっぴりユニークな一品。サクサクの麺と甘いチョコレートが絶妙です。定番もいいけれど、一風変わったお土産も喜ばれそうですね♪

いかがでしたか？異国情緒あふれる長崎は、ただのんびりと街を散策するだけでも十分楽しめます。街並みや名物料理を食べに出かけてみませんか？