クリスマスマーケットは、ドイツのフランクフルトで始まったと言われるアドベントに行われるイベントです。ドイツ語では、Weihnachtsmarkt（ヴァイナハツ・マルクト）と言い、大きなマーケットでは、広場の中心にクリスマスツリーやクリスマスピラミッドが置かれ、その周囲に出店が並びます。

木造の家屋のような作りのヒュッテと呼ばれる出店では、ホットワインやホットチョコレート、簡単な食事やクリスマスのオーナメントなどが売られています。メリーゴーランドや観覧車なども設置され、出店はライトアップで飾られ、夜が長いドイツの冬場の楽しい風物詩です。宗教的な意味合いは違いますが、日本の歳の市のようなものですね。

本場ドイツではクリスマスのオーナメントとして定番の「くるみ割り人形」。バレエで有名な「くるみ割り人形」は、クリスマスのお話ですし、ヨーロッパではクリスマスの音楽として年末に演奏されています。

今年で16回目を迎える新梅田シティのワンダースクエアで開催される「ドイツ・クリスマスマーケット大阪」は、ドイツ連邦共和国総領事館も主催に加わっているため本場の雰囲気が味わえます。ドイツで実際に使用されるヒュッテを輸送し、ガーランドと呼ばれる装飾品など細部までもをドイツ人ディレクターが監修するこだわりで、ドイツに訪れた気分にさせてくれます。

2016年は来場者数80万人以上という人気の「クリスマスマーケットin横浜赤レンガ倉庫」は、今年で8回目の開催です。今年のイメージは“ケルンのクリスマスマーケット”とし、高さ約12 mの本物のモミの木のツリーなど幻想的なイルミネーションの美しさが見どころです。

夜も良いですが、凝った造りのヒュッテを見たり、お子さん連れなら昼間もおすすめです。
クリスマスリースやクリスマスキャンドルをつくるワークショップなども開催され、様々な楽しみ方ができるのも魅力。

日比谷公園の噴水広場が会場となる「東京クリスマスマーケット」は、2015年から開催されています。噴水を囲むようにヒュッテが並んでいます。

ドイツのザイフェン村の工房のヒュッテ。くるみ割り人形やオーナメントなど大小さまざまな物を扱っています。

福岡クリスマスマーケットは、2013年から催されている博多駅前広場「クリスマスマーケット in 光の街・博多」と、2015年から催された市役所前ふれあい広場「TENJIN Christmas Market」の2か所で開催されます。
こちらは博多駅前広場、青いイルミネーションが美しいですね。

シュビボーゲンのモニュメントが飾られる市役所前ふれあい広場。

今年5周年の「名古屋クリスマスマーケット」は、久屋大通公園の久屋広場で開催されます。

日本の各地で開催されるクリスマスマーケットをご案内してきました。日本とは違った雰囲気を味わいに、出掛けてみるのも楽しそうですよ♪