南禅寺から祇園へ。秋冬にしっとり楽しむ “わたしの京都旅”

南禅寺から祇園へ。秋冬にしっとり楽しむ “わたしの京都旅”

東山連峰を背に広大な寺域を誇る「南禅寺」は、洛東の人気名所。境内も界隈も、緑と詩趣に富み、しみじみとした趣があります。今記事では、秋冬にしっとりと京都散策を楽しみたい方に向けて、見所の多い「南禅寺」界隈から祇園にかけて点在する名所やスポットを案内し、京都ならではの味をリーズナブルに味わえる名店の数々を紹介します。2017年10月25日作成

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旅行・お出かけ
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京都府と滋賀県を分かつ東山連峰。
京都盆地の東側、大文字山を中心として、稲荷山から比叡山まで南北に連なります。

【南禅寺参道】
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【南禅寺参道】

その山麓には、伏見稲荷や東福寺、智積院や清水寺、高台寺や南禅寺、永観堂や銀閣寺といった京都を代表する観光名所が点在しています。緑深く、自然豊かな山々を背にした寺院には、甲乙つけ難い程に、素晴らしい景観が広がっています。
【南禅寺三門・楼上からの眺め】
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【南禅寺三門・楼上からの眺め】

東山の観光名所の中で一番の人気を誇るのは、世界遺産の「清水寺」。
檜舞台の本堂で有名な清水寺は、誰もが認める名所中の名所。世界中の人々が訪れる人気スポットです。
【清水寺界隈の人気名所・産寧坂の賑わい】
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【清水寺界隈の人気名所・産寧坂の賑わい】

清水坂や二寧坂、産寧坂やねねの道と、伝統的な町家が続く清水寺界隈を歩けば、京文化のあらゆる要素を満喫することが出来ます。

けれども、飲食店や土産物店が所狭しと軒を連ねる清水寺界隈は、一年を通して観光客で賑わい、しっとりとした風情を味わうことは、中々難しいものです。

趣きのある散策を楽しむのなら、「南禅寺」へ参りましょう。

名所とともにしっとりと、趣きのある京都散策を楽しむのなら「南禅寺」を歩くのがお勧めです。
【南禅寺・三門】
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【南禅寺・三門】

「南禅寺」は、室町期に足利義満により、京都五山よりもさらに上位に置かれた、格式高い禅宗寺院です。桜と紅葉の名所として知られる当寺院は、南禅寺山を背に、広大な寺域を誇り、山内には塔頭寺院を含めて、伽藍や庭園、水路閣など、数多くの見所が点在しています。
【南禅寺・三門】
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【南禅寺・三門】

「南禅寺」の素晴らしさは、古色を帯びた伽藍や建物が、東山の豊かな自然の中に溶け込み、詩趣に富んだ景色が此処かしこに広がっていることです。
【南禅寺「天授庵」書院南庭】
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【南禅寺「天授庵」書院南庭】

春の桜、夏の青もみじと、四季折々に素晴らしい景色が広りますが、中でも紅葉時の南禅寺は、格別の美しさです。
【南禅寺・庫裏】
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【南禅寺・庫裏】

紅葉の最盛期には、遠方から多くに人々が押し寄せますが、それでも広い境内は概ね静やかで、しっとりした趣です。

閑静な南禅寺界隈

南禅寺周辺は、かつて高貴なる人々の山荘や寺院が営まれていた地です。
近代以降になって、南禅寺の敷地が民間に払い下げられたのを機に、広大な敷地を誇る実業家らの別荘街となり、現在は「*南禅寺界隈別荘群」を中心とした、瀟洒な住宅や料亭等が軒を連ねる高級住宅地となっています。
【南禅寺界隈別荘群の一つ「無鄰菴」】
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【南禅寺界隈別荘群の一つ「無鄰菴」】

南禅寺界隈は、自然豊かで静やか。
銀閣寺や哲学の道といった人気観光スポット、四条河原町の中心街から近い場所に位置しながらも、豊かな自然環境や古からの風情を良く保ち、いつ訪れても閑静で、心静かな散策が楽しめます。
【桜の頃の南禅寺界隈】
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【桜の頃の南禅寺界隈】

*南禅寺を中心とする一帯には、住友や野村といった旧財閥、政財界の大物らが莫大な富を遣い、一流の庭師や大工らが造り上げた広大な別荘15軒が現存しています。その内の、山縣有朋の別邸だった「無鄰菴」は常時公開されていますが、他の別荘は、個人の邸宅や企業の施設であるために一般には公開されていません。


「南禅寺」から「祇園」へ。

「南禅寺」観光の多くは、哲学の道を通って銀閣寺へと至るコースや、岡崎疎水沿いを歩いて平安神宮へと周るコースが紹介されています。

けれども、紅葉時の哲学の道は混雑し、落葉後は閑散として寂しく、また広大な平安神宮は、陽気の良い日ならお勧めですが、底冷えする冬の季節に、神宮やその周辺を歩き回るのは、あまりお勧め出来ません。
【青蓮院門跡・華頂殿】
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【青蓮院門跡・華頂殿】

本記事では、「南禅寺」界隈から西南方向に歩み、青蓮院門跡、知恩院を通り、円山公園から八坂神社を抜け、祇園へと向かうコースを案内します。
【知恩院】
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【知恩院】

このコースならば、南禅寺界隈のしっとりとした趣き、祇園界隈の雅で粋な風情、四条河原町界隈の独特の活気と、様々な京都の雰囲気を濃密に楽しめます。また、祇園に向かう程に飲食店が多くなるため、昼食や休憩を、好みの時、好みの店で取りやすく、快適に散策すること出来ます。
【祇園白川】
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【祇園白川】

ランチと喫茶も、楽しんで。

そして、ふらりと出掛ける旅にうってつけの、ランチや喫茶にお勧めの名店の数々を紹介します。
【奥丹 南禅寺店の「ゆどうふ」】
出典:www.flickr.com(@hiro kobashi)

【奥丹 南禅寺店の「ゆどうふ」】

秋冬は、身体が温まる鍋や麺類、温かな珈琲が恋しい季節。南禅寺や祇園界隈には、味も佇まいも素晴らしい食事処や、心地良い雰囲気が魅力的な喫茶店が数多くあります。
【「かね正」の『きんし丼』】
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【「かね正」の『きんし丼』】

本記事で紹介するのは、南禅寺界隈、東山駅周辺、四条通から北側の祇園白川界隈に点在する、“気軽に”立ち寄れて、“財布に優しい”お店。佇まい良く、京都ならではの“味”と“風情”を楽しめる店をピックアップしました。
【祇園「おかる」の『ミックスカレーうどん』】
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【祇園「おかる」の『ミックスカレーうどん』】

ぜひ記事を参考に、しっとりとした、秋冬の京都散策を、大いに楽しんで下さい。

◆本記事の目次

「南禅寺から祇園へ。秋冬にしっとり歩く “わたしの京都旅”」
(◇飲食店・★お勧めの逸品)

1.南禅寺散策のスタートは「蹴上駅」から。
1-1.郷愁誘う「ねじりまんぼ」&「インクライン」
1-2.南禅寺界隈別荘群

2.秋冬のノスタルジック散歩 「南禅寺」境内
2-1.珠玉の庭。塔頭寺院「金地院」&「天授庵」
2-1-1.「金地院」遠州の庭&等伯の襖絵
2-2.旅のハイライトは、「南禅寺」。
2-2-1.“絶景かな!”「南禅寺三門」
2-2-2.庭園&障壁画。国宝「方丈」
2-2-3.ノスタルジックな雰囲気が魅力「水路閣」
2-2-4.南禅寺発祥の地「南禅院」
2-2-5.神秘と静寂の中に。「最勝院高徳庵」

3.南禅寺界隈を歩いて
3-1.茶の湯と能のコレクション「野村美術館」
3-2.モミジに恋して。「永観堂禅林寺」
3-3.数寄者の庭で至福のひとときを。名勝「無鄰菴」
3-4.湯どうふ発祥の地で楽しみましょう。
◇総本家ゆどうふ奥丹南禅寺店 ◇南禅寺 順正
3-5.永観堂周辺で。身体が温まる一杯を。
◇日の出うどん(★カレーうどん)
◇叶匠壽庵 京都茶室棟(★ぜんざい)

4.ちょっと寄り道。白川沿いの七宝記念館&美味しいお店。
4-1.並河靖之七宝記念館
◇枡富(★鴨せいろ)
◇祇園饅頭 製造工場(★志んこ★季節の生和菓子)

5.「青蓮院門跡」から「祇園」へ。
5-1.風雅でしっとり。「青蓮院門跡」
5-2.浄土宗の総本山 「華頂山 知恩教院 大谷寺」
5-3.「知恩院」から「祇園」へ。
5-3-1.京都市民憩いの場「円山公園」
5-3-2.祇園のランドマーク「八坂神社」

6.「祇園白川」界隈をそぞろ歩いて。
6-1.祇園(北側)で、リーズナブルに美味しい一時。
◇いづ重(★いなり寿司★上箱寿司)
◇ぎをん常磐(★ハイカラうどん)
◇おかる(★カレーチーズ肉うどん)
◇かね正(★きんし丼)
6-2.懐かしの喫茶店で。モーニング&ランチ&ブレイクタイム
◇喫茶六花(★モーニングセット)
◇やまもと喫茶(★焼き玉子サンドセット)
◇コーヒーショップ ナカタニ(★玉子サンド)
◇切通し進々堂(★玉子サンド)
◇喫茶カトレア(★古珈琲)

旅のおわりに
出典:

「南禅寺から祇園へ。秋冬にしっとり歩く “わたしの京都旅”」
(◇飲食店・★お勧めの逸品)

1.南禅寺散策のスタートは「蹴上駅」から。
1-1.郷愁誘う「ねじりまんぼ」&「インクライン」
1-2.南禅寺界隈別荘群

2.秋冬のノスタルジック散歩 「南禅寺」境内
2-1.珠玉の庭。塔頭寺院「金地院」&「天授庵」
2-1-1.「金地院」遠州の庭&等伯の襖絵
2-2.旅のハイライトは、「南禅寺」。
2-2-1.“絶景かな!”「南禅寺三門」
2-2-2.庭園&障壁画。国宝「方丈」
2-2-3.ノスタルジックな雰囲気が魅力「水路閣」
2-2-4.南禅寺発祥の地「南禅院」
2-2-5.神秘と静寂の中に。「最勝院高徳庵」

3.南禅寺界隈を歩いて
3-1.茶の湯と能のコレクション「野村美術館」
3-2.モミジに恋して。「永観堂禅林寺」
3-3.数寄者の庭で至福のひとときを。名勝「無鄰菴」
3-4.湯どうふ発祥の地で楽しみましょう。
◇総本家ゆどうふ奥丹南禅寺店 ◇南禅寺 順正
3-5.永観堂周辺で。身体が温まる一杯を。
◇日の出うどん(★カレーうどん)
◇叶匠壽庵 京都茶室棟(★ぜんざい)

4.ちょっと寄り道。白川沿いの七宝記念館&美味しいお店。
4-1.並河靖之七宝記念館
◇枡富(★鴨せいろ)
◇祇園饅頭 製造工場(★志んこ★季節の生和菓子)

5.「青蓮院門跡」から「祇園」へ。
5-1.風雅でしっとり。「青蓮院門跡」
5-2.浄土宗の総本山 「華頂山 知恩教院 大谷寺」
5-3.「知恩院」から「祇園」へ。
5-3-1.京都市民憩いの場「円山公園」
5-3-2.祇園のランドマーク「八坂神社」

6.「祇園白川」界隈をそぞろ歩いて。
6-1.祇園(北側)で、リーズナブルに美味しい一時。
◇いづ重(★いなり寿司★上箱寿司)
◇ぎをん常磐(★ハイカラうどん)
◇おかる(★カレーチーズ肉うどん)
◇かね正(★きんし丼)
6-2.懐かしの喫茶店で。モーニング&ランチ&ブレイクタイム
◇喫茶六花(★モーニングセット)
◇やまもと喫茶(★焼き玉子サンドセット)
◇コーヒーショップ ナカタニ(★玉子サンド)
◇切通し進々堂(★玉子サンド)
◇喫茶カトレア(★古珈琲)

旅のおわりに

「南禅寺」から「祇園」へ。コース案内

本記事では、蹴上駅→南禅寺(塔頭寺院を含む)→南禅寺界隈(永観堂・無鄰菴)→並河靖之七宝記念館→青蓮院門跡→知恩院→円山公園→八坂神社→祇園と進みます。

※◆※ 本記事内の【 】は、画像の説明文。

本記事では、蹴上駅→南禅寺(塔頭寺院を含む)→南禅寺界隈(永観堂・無鄰菴)→並河靖之七宝記念館→青蓮院門跡→知恩院→円山公園→八坂神社→祇園と進みます。

※◆※ 本記事内の【 】は、画像の説明文。

1.南禅寺散策のスタートは「蹴上駅」から。

南禅寺の最寄り駅は、地下鉄東西線「蹴上駅」。琵琶湖疏水関連の施設や歴史的建造物が点在する駅周辺は、空が開け、緑多く、ゆったりとした景観が広がってます。

蹴上駅のすぐ近くには、明治中期建造の煉瓦造の発電所が残り、周囲の緑と相まってノスタルジックで魅力的な景観を形作っています。【11月下旬の「蹴上駅」周辺。煉瓦の建物は「旧蹴上発電所」。】
出典:

南禅寺の最寄り駅は、地下鉄東西線「蹴上駅」。琵琶湖疏水関連の施設や歴史的建造物が点在する駅周辺は、空が開け、緑多く、ゆったりとした景観が広がってます。

蹴上駅のすぐ近くには、明治中期建造の煉瓦造の発電所が残り、周囲の緑と相まってノスタルジックで魅力的な景観を形作っています。【11月下旬の「蹴上駅」周辺。煉瓦の建物は「旧蹴上発電所」。】

1-1.郷愁誘う「ねじりまんぼ」&「インクライン」

「ねじりまんぼ」も「インクライン」も、明治初期の琵琶湖疏水事業に関連した文化遺産。
独特の名前は、レンガの積み方に由来しています。通常レンガは平積みしますが、このトンネルは、捻る様に斜めに積み上げ、強度を上げています。このトンネルの上に通っているのが、「インクライン」です。
出典:

「ねじりまんぼ」も「インクライン」も、明治初期の琵琶湖疏水事業に関連した文化遺産。
独特の名前は、レンガの積み方に由来しています。通常レンガは平積みしますが、このトンネルは、捻る様に斜めに積み上げ、強度を上げています。このトンネルの上に通っているのが、「インクライン」です。

近代遺産に指定された「インクライン」は、高低差のある運河間を、船ごと台車にのせて走らせた傾斜鉄道で、明治から戦後まで台車に乗せられた船が、線路上を行き来していました。蹴上から琵琶湖疏水記念館の袂まで、約547mのレールが今も残り、途上には当時使われていた台車が保存展示されています。

近年は、桜の名所と知られ、最盛期には多くの花見客で賑わいますが、夏の緑も、桜葉が色づく頃もしっとりとした景色が広がります。【11月中旬頃の「インクライン」】
出典:

近代遺産に指定された「インクライン」は、高低差のある運河間を、船ごと台車にのせて走らせた傾斜鉄道で、明治から戦後まで台車に乗せられた船が、線路上を行き来していました。蹴上から琵琶湖疏水記念館の袂まで、約547mのレールが今も残り、途上には当時使われていた台車が保存展示されています。

近年は、桜の名所と知られ、最盛期には多くの花見客で賑わいますが、夏の緑も、桜葉が色づく頃もしっとりとした景色が広がります。【11月中旬頃の「インクライン」】

1-2.南禅寺界隈別荘群

南禅寺へは、「蹴上駅」を出て「ねじりまんぼ」をくぐり抜け、そのまま直進し、道なりに進みます。
石組の垣根が続くこの道は、庭園「大寧軒(だいねいけん)」と、南禅寺界隈別荘群の一つ「何有荘(かいうそう)」を分かつ道。

【11月下旬の「ねじりまんぼ」から南禅寺境内へと向かう道。右手が「何有荘(かいうそう)」の垣根。左側に「大寧軒」の敷地が広がっています。

「何有荘」は、かつて、染色事業に功績を残し、日本初の映画興行を行った、稲畑産業の創設者・稲畑勝太郎の本邸でした。
近代を代表する庭師・七代小川治兵衛が作庭した日本庭園があることで良く知られていますが、最近ではクリスティーズの仲介で、オラクル社CEO・ラリー・エリクソンが落札したことで話題を呼びました。】
出典:

南禅寺へは、「蹴上駅」を出て「ねじりまんぼ」をくぐり抜け、そのまま直進し、道なりに進みます。
石組の垣根が続くこの道は、庭園「大寧軒(だいねいけん)」と、南禅寺界隈別荘群の一つ「何有荘(かいうそう)」を分かつ道。

【11月下旬の「ねじりまんぼ」から南禅寺境内へと向かう道。右手が「何有荘(かいうそう)」の垣根。左側に「大寧軒」の敷地が広がっています。

「何有荘」は、かつて、染色事業に功績を残し、日本初の映画興行を行った、稲畑産業の創設者・稲畑勝太郎の本邸でした。
近代を代表する庭師・七代小川治兵衛が作庭した日本庭園があることで良く知られていますが、最近ではクリスティーズの仲介で、オラクル社CEO・ラリー・エリクソンが落札したことで話題を呼びました。】

「大寧軒」は、現在南禅寺所有に戻りましたが、かつては茶道家元藪内家の別荘。「何有荘」も「大寧軒」も非公開ですが、「大寧軒」は、不定期で特別公開されることがあります。
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「大寧軒」は、現在南禅寺所有に戻りましたが、かつては茶道家元藪内家の別荘。「何有荘」も「大寧軒」も非公開ですが、「大寧軒」は、不定期で特別公開されることがあります。

2.秋冬のノスタルジック散歩 「南禅寺」境内

東山を背に、広大な敷地を誇る「南禅寺」。

自然豊かな境内には、三門や法堂、方丈といった南禅寺の伽藍、天授庵や南禅院といった塔頭寺院、疎水流れる水路閣などが点在しています。【11月中旬頃の「南禅寺」参道】
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東山を背に、広大な敷地を誇る「南禅寺」。

自然豊かな境内には、三門や法堂、方丈といった南禅寺の伽藍、天授庵や南禅院といった塔頭寺院、疎水流れる水路閣などが点在しています。【11月中旬頃の「南禅寺」参道】

「南禅寺」は、春の桜、夏の青もみじ、秋の紅葉、雪景色も魅力的で、四季折々楽しめる寺院です。

見上げる程の大伽藍、古色を纏った建築物、池や白砂の庭園が、周囲の自然環境と溶け合って、独特の雰囲気、風情を生み出しているのが、「南禅寺」の最大の魅力です。【11月下旬の南禅寺「三門」】
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「南禅寺」は、春の桜、夏の青もみじ、秋の紅葉、雪景色も魅力的で、四季折々楽しめる寺院です。

見上げる程の大伽藍、古色を纏った建築物、池や白砂の庭園が、周囲の自然環境と溶け合って、独特の雰囲気、風情を生み出しているのが、「南禅寺」の最大の魅力です。【11月下旬の南禅寺「三門」】

2-1.珠玉の庭。塔頭寺院「金地院」&「天授庵」

南禅寺の塔頭寺院は、全て常時公開されていませんが、公開している塔頭寺院の中で、特に名高いのは「金地院」と「天授庵」です。両者ともに、素晴らしい庭園を抱く寺院です。

蹴上駅から歩くのなら、南禅寺の三門より近い「金地院」と「天授庵」を先に訪れるのがお勧めです。特に紅葉時の「天授庵」は人気が高く、日中は混雑するので、午前中早目に訪れるのがベストです。
【11月中旬の早朝の「天授庵」。紅葉ピーク時に撮影や静かな鑑賞を望むのなら、開門前に並んだ方が無難です。】
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南禅寺の塔頭寺院は、全て常時公開されていませんが、公開している塔頭寺院の中で、特に名高いのは「金地院」と「天授庵」です。両者ともに、素晴らしい庭園を抱く寺院です。

蹴上駅から歩くのなら、南禅寺の三門より近い「金地院」と「天授庵」を先に訪れるのがお勧めです。特に紅葉時の「天授庵」は人気が高く、日中は混雑するので、午前中早目に訪れるのがベストです。
【11月中旬の早朝の「天授庵」。紅葉ピーク時に撮影や静かな鑑賞を望むのなら、開門前に並んだ方が無難です。】

2-1-1.「金地院」 遠州の庭&等伯の襖絵

「ねじりまんぼ」を道なりに進み「大寧軒」を過ぎると、左側に在るのが「金地院」です。【境内に建つ『明智門』。庭園入口に建つこの門は、明智光秀が実母の菩提のために建造したと伝わります。】
出典:

「ねじりまんぼ」を道なりに進み「大寧軒」を過ぎると、左側に在るのが「金地院」です。【境内に建つ『明智門』。庭園入口に建つこの門は、明智光秀が実母の菩提のために建造したと伝わります。】

京都は名園の宝庫。南禅寺境内には素晴らしい庭園が数々ありますが、「金地院」方丈前の『鶴亀の庭』もその一つ。「金地院」の一番の見所です。

三代将軍・家光のために作られたこの庭は、小堀遠州が自ら設計したと伝わります。安土桃山文化の風格を備えた江戸初期を代表する枯山水庭園で、国の特別名勝に指定されています。【10月中旬の本堂「大方丈」(重文)と特別名勝の庭園。】
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京都は名園の宝庫。南禅寺境内には素晴らしい庭園が数々ありますが、「金地院」方丈前の『鶴亀の庭』もその一つ。「金地院」の一番の見所です。

三代将軍・家光のために作られたこの庭は、小堀遠州が自ら設計したと伝わります。安土桃山文化の風格を備えた江戸初期を代表する枯山水庭園で、国の特別名勝に指定されています。【10月中旬の本堂「大方丈」(重文)と特別名勝の庭園。】

約1500坪もの広さを誇る、特別名勝『鶴亀の庭』。
方丈の正面の右手に“鶴島”、左手に“亀島”が配されています。築山の刈り込まれた緑と石組、白砂の大胆な構成は、遠州ならではの意匠です。背後の山々を借景にした、見事な庭園です。
出典:

約1500坪もの広さを誇る、特別名勝『鶴亀の庭』。
方丈の正面の右手に“鶴島”、左手に“亀島”が配されています。築山の刈り込まれた緑と石組、白砂の大胆な構成は、遠州ならではの意匠です。背後の山々を借景にした、見事な庭園です。

遠州は、徳川家に仕えながら、数多くの建築や作庭、茶道指南役をも務めた才能溢れる人物です。遠州の庭は、斬新で粋。誰にも追随を許さない遠州ならではのスタイルがあり、今もなお新鮮味を失わず、魅力的です。ぜひ方丈に座して、ゆったりと鑑賞しましょう。【画像の左側に並ぶ石組が、海に潜ろうとしている亀を表した“亀島”。】
出典:

遠州は、徳川家に仕えながら、数多くの建築や作庭、茶道指南役をも務めた才能溢れる人物です。遠州の庭は、斬新で粋。誰にも追随を許さない遠州ならではのスタイルがあり、今もなお新鮮味を失わず、魅力的です。ぜひ方丈に座して、ゆったりと鑑賞しましょう。【画像の左側に並ぶ石組が、海に潜ろうとしている亀を表した“亀島”。】

『鶴亀の庭』以外で見逃せないのは、家康の遺髪と念持仏を祀る権現造り様式の『東照宮』(重文)。そして京都の三名席の一つである、遠州作の茶室『八窓席(はっそうせき)』です。【『東照宮』拝殿。東照宮へと続く参道も趣きがあり見所です。】
出典:ja.wikipedia.org

『鶴亀の庭』以外で見逃せないのは、家康の遺髪と念持仏を祀る権現造り様式の『東照宮』(重文)。そして京都の三名席の一つである、遠州作の茶室『八窓席(はっそうせき)』です。【『東照宮』拝殿。東照宮へと続く参道も趣きがあり見所です。】

その他、美術史上名高い、長谷川等伯筆の襖絵『猿猴捉月図(えんこうそくげつえんこうず)』や『老松』といった寺宝も多く、「金地院」には、見所が沢山あります。【総漆塗の『東照宮』拝殿の一部。日光や久能山の東照宮と同じように、極彩色に彩られた建物には、美しい細工が施されています。】
出典:

その他、美術史上名高い、長谷川等伯筆の襖絵『猿猴捉月図(えんこうそくげつえんこうず)』や『老松』といった寺宝も多く、「金地院」には、見所が沢山あります。【総漆塗の『東照宮』拝殿の一部。日光や久能山の東照宮と同じように、極彩色に彩られた建物には、美しい細工が施されています。】

「金地院」は、「天授庵」人気に押されているためか、見所も寺宝も多い割に拝観者が比較的少ないので、静かに散策したい方にお勧めの寺院です。【11月下旬の「金地院」境内の弁天池。】

※◆※『鶴亀の庭』と『東照宮』は、拝観時間内であればいつでも鑑賞できますが、茶室『八窓席』、等伯筆の襖絵の見学・鑑賞は、往復はがきで予約が必要です。
出典:

「金地院」は、「天授庵」人気に押されているためか、見所も寺宝も多い割に拝観者が比較的少ないので、静かに散策したい方にお勧めの寺院です。【11月下旬の「金地院」境内の弁天池。】

※◆※『鶴亀の庭』と『東照宮』は、拝観時間内であればいつでも鑑賞できますが、茶室『八窓席』、等伯筆の襖絵の見学・鑑賞は、往復はがきで予約が必要です。

京都観光Navi:金地院

2-1-2.紅葉の名所「天授庵」

「天授庵」は、金地院の南陽院と真浄院を挟んで西側、次項で説明する南禅寺三門の南側に位置しています。“紅葉の名所”として京都では名高く、特にカエデが美しいスポットして有名です。【11月中旬の「天授庵」正門。】
出典:

「天授庵」は、金地院の南陽院と真浄院を挟んで西側、次項で説明する南禅寺三門の南側に位置しています。“紅葉の名所”として京都では名高く、特にカエデが美しいスポットして有名です。【11月中旬の「天授庵」正門。】

天授庵の見所は、細川幽斎によって再興された柿皮葺の「方丈」と、内部を飾る長谷川等伯筆による障壁画、枯山水庭園の「方丈前庭」と池泉回遊式庭園の「書院南庭」です。【書院南庭がのぞく「庫裏」入口。】
出典:

天授庵の見所は、細川幽斎によって再興された柿皮葺の「方丈」と、内部を飾る長谷川等伯筆による障壁画、枯山水庭園の「方丈前庭」と池泉回遊式庭園の「書院南庭」です。【書院南庭がのぞく「庫裏」入口。】

特に素晴らしいのは、「方丈前庭」と「書院南庭」。紅葉時の「書院南庭」は得も言われぬ美しさです。
【11月中旬の「書院南庭」】
出典:

特に素晴らしいのは、「方丈前庭」と「書院南庭」。紅葉時の「書院南庭」は得も言われぬ美しさです。
【11月中旬の「書院南庭」】

紅葉時が最も華やかですが、青もみじの頃も、雪化粧の冬も、素晴らしい景色が広がります。【1月中旬の「書院南庭」】
出典:

紅葉時が最も華やかですが、青もみじの頃も、雪化粧の冬も、素晴らしい景色が広がります。【1月中旬の「書院南庭」】

「方丈前庭」は、枯山水庭園。切石を組み合わせたレイアウトは、小堀遠州の発案と伝わります。【11中旬の方丈前庭。】
出典:

「方丈前庭」は、枯山水庭園。切石を組み合わせたレイアウトは、小堀遠州の発案と伝わります。【11中旬の方丈前庭。】

白砂と苔、ひし形の畳石の配置。遠州ならでは構成は、冴え冴えとした美しさ。緑と紅葉と相まって、一幅の絵画のような趣きです。
【南禅寺三門からの撮影した11月下旬の方丈前庭。】
出典:

白砂と苔、ひし形の畳石の配置。遠州ならでは構成は、冴え冴えとした美しさ。緑と紅葉と相まって、一幅の絵画のような趣きです。
【南禅寺三門からの撮影した11月下旬の方丈前庭。】

作庭した南北朝時代の面影を今に残す「書院南庭」は、東山の豊かな自然と溶け合った池泉回遊式庭園。しみじみとした趣き、風雅な雰囲気が魅力です。【11月初旬の「南庭」入口。奥にのぞくのが「書院」。】
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作庭した南北朝時代の面影を今に残す「書院南庭」は、東山の豊かな自然と溶け合った池泉回遊式庭園。しみじみとした趣き、風雅な雰囲気が魅力です。【11月初旬の「南庭」入口。奥にのぞくのが「書院」。】

錦鯉が泳ぎ、睡蓮が浮く池には、意匠を凝らした木や石の橋が渡り、絵巻を眺めるような、豊かな気持ちで周り歩けます。
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錦鯉が泳ぎ、睡蓮が浮く池には、意匠を凝らした木や石の橋が渡り、絵巻を眺めるような、豊かな気持ちで周り歩けます。

紅葉最盛期には混雑しますが、他の季節ならゆったりと鑑賞できるのでお勧め。【11月初旬の「書院南庭」。】
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紅葉最盛期には混雑しますが、他の季節ならゆったりと鑑賞できるのでお勧め。【11月初旬の「書院南庭」。】

書院の中から南庭を眺めるのは、紅葉時のライトアップの特別期間のみ。天授庵では、昼夜で拝観ルートが異なり、夜間公開時には、昼間に入れない書院と本堂から、ライトアップされた幻想的な紅葉の庭園を眺めることができます。

※◆※参考:夜間ライトアップ:2017年11月15日(水)~11月30日(木) 17:30~21:00(受付:20:45まで)
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書院の中から南庭を眺めるのは、紅葉時のライトアップの特別期間のみ。天授庵では、昼夜で拝観ルートが異なり、夜間公開時には、昼間に入れない書院と本堂から、ライトアップされた幻想的な紅葉の庭園を眺めることができます。

※◆※参考:夜間ライトアップ:2017年11月15日(水)~11月30日(木) 17:30~21:00(受付:20:45まで)

2-2.旅のハイライトは、「南禅寺」。

先に塔頭の「金地院」「天授庵」を案内しましたが、旅のハイライトはやはり「南禅寺」。
「南禅寺」は、臨済宗南禅寺派の大本山。鎌倉後期に亀山天皇が造営した離宮を寺に改めた大寺で、義満の時代には「五山之上」位となり、禅宗の最高位を誇った格式高い寺院です。【11月下旬の南禅寺「三門」】
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先に塔頭の「金地院」「天授庵」を案内しましたが、旅のハイライトはやはり「南禅寺」。
「南禅寺」は、臨済宗南禅寺派の大本山。鎌倉後期に亀山天皇が造営した離宮を寺に改めた大寺で、義満の時代には「五山之上」位となり、禅宗の最高位を誇った格式高い寺院です。【11月下旬の南禅寺「三門」】

境内は、南禅寺山を背景に、惣門、放置池、勅使門、三門、法堂、方丈の大伽藍が一直線に並び、その両側に金地院や天授庵等の塔頭寺院が控え、南側には琵琶湖疏水が流れる疎水橋『水路閣』が通っています。
【11月下旬の「三門」から「法堂」へ続く参道。】
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境内は、南禅寺山を背景に、惣門、放置池、勅使門、三門、法堂、方丈の大伽藍が一直線に並び、その両側に金地院や天授庵等の塔頭寺院が控え、南側には琵琶湖疏水が流れる疎水橋『水路閣』が通っています。
【11月下旬の「三門」から「法堂」へ続く参道。】

広大な境内は、緑豊か。春は桜、秋は真紅の紅葉で彩られますが、夏の緑も、冬の雪景色も趣きがあり、季節折々に詩趣に富んだ景色が広がります。「南禅寺」で必見なのは、日本三大門の一つ「三門」と国宝の「方丈」です。【2月中旬の三門。】
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広大な境内は、緑豊か。春は桜、秋は真紅の紅葉で彩られますが、夏の緑も、冬の雪景色も趣きがあり、季節折々に詩趣に富んだ景色が広がります。「南禅寺」で必見なのは、日本三大門の一つ「三門」と国宝の「方丈」です。【2月中旬の三門。】

2-2-1.“絶景かな!”「南禅寺三門」

日本三大門の一つに数えられる「南禅寺三門」は、五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺きで“天下竜門”とも呼ばれ、高さ22mにも及びます。

現在の「三門」は、藤堂高虎が“大阪夏の陣”に倒れた家来の菩提を弔うために再建したものです。
「五鳳楼」と呼ばれる楼上には、内陣、須弥壇があり、本尊『宝蔵釈迦坐像』を中心として月蓋長者や善財童士等が並ぶ他、本光国師、徳川家康、藤堂高虎の像、一門の重臣の位牌が安置されています。【11月初旬の三門】
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日本三大門の一つに数えられる「南禅寺三門」は、五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺きで“天下竜門”とも呼ばれ、高さ22mにも及びます。

現在の「三門」は、藤堂高虎が“大阪夏の陣”に倒れた家来の菩提を弔うために再建したものです。
「五鳳楼」と呼ばれる楼上には、内陣、須弥壇があり、本尊『宝蔵釈迦坐像』を中心として月蓋長者や善財童士等が並ぶ他、本光国師、徳川家康、藤堂高虎の像、一門の重臣の位牌が安置されています。【11月初旬の三門】

楼上には上がることが出来ます。眺望が抜群ですので、時間があるのなら、ぜひ上ってみましょう。【11月初旬の三門楼上】
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楼上には上がることが出来ます。眺望が抜群ですので、時間があるのなら、ぜひ上ってみましょう。【11月初旬の三門楼上】

この三門は、歌舞伎の人気演目「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」の二段目の返しで、天下の大盗賊・石川五右衛門が、三門屋上で廻す科白「絶景かな、絶景かな。」で良く知られています。一度は眼におさめたい必見の“絶景”です。
【11月中旬の三門から見下ろした参道の景色。】
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この三門は、歌舞伎の人気演目「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」の二段目の返しで、天下の大盗賊・石川五右衛門が、三門屋上で廻す科白「絶景かな、絶景かな。」で良く知られています。一度は眼におさめたい必見の“絶景”です。
【11月中旬の三門から見下ろした参道の景色。】

2-2-2.庭園&障壁画。国宝「方丈」

境内の東に位置する南禅寺の「方丈」は、大方丈と、それに続く背後の小方丈からなります。大方丈は、安土桃山期の御所・清涼殿を、また小方丈は、伏見城の小書院を移築したもので、共に国宝に指定されています。【11月下旬の大方丈入口。】
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境内の東に位置する南禅寺の「方丈」は、大方丈と、それに続く背後の小方丈からなります。大方丈は、安土桃山期の御所・清涼殿を、また小方丈は、伏見城の小書院を移築したもので、共に国宝に指定されています。【11月下旬の大方丈入口。】

「大方丈」は、単層、入母屋造、柿葺(こけらぶき)で、内部には、柳の間や麝香の間、鶴の間等があり、桃山期の狩野派の絵師らによる襖絵(描画復元)で彩られています。また、伏見城の遺構である「小方丈」の内部には、襖絵40枚にも及ぶ伝狩野探幽筆『群虎図(ぐんこず)』(重文)で彩られた「虎の間」があり、必見です。【11月初旬の大方丈】
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「大方丈」は、単層、入母屋造、柿葺(こけらぶき)で、内部には、柳の間や麝香の間、鶴の間等があり、桃山期の狩野派の絵師らによる襖絵(描画復元)で彩られています。また、伏見城の遺構である「小方丈」の内部には、襖絵40枚にも及ぶ伝狩野探幽筆『群虎図(ぐんこず)』(重文)で彩られた「虎の間」があり、必見です。【11月初旬の大方丈】

大方丈の南面の「方丈庭園」は、江戸初期の禅院式枯山水庭園を代表するもので、金地院の庭園と同じ小堀遠州作と伝わります。敷き詰められた白砂に配置された庭石を、虎の親子の姿になぞらえて、“虎の子渡しの庭”とも呼ばれています。冴え冴えとした白砂と苔の緑、庭石の配置が、実に見事。心身ともに洗われるような素晴らしい庭園です。
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大方丈の南面の「方丈庭園」は、江戸初期の禅院式枯山水庭園を代表するもので、金地院の庭園と同じ小堀遠州作と伝わります。敷き詰められた白砂に配置された庭石を、虎の親子の姿になぞらえて、“虎の子渡しの庭”とも呼ばれています。冴え冴えとした白砂と苔の緑、庭石の配置が、実に見事。心身ともに洗われるような素晴らしい庭園です。

方丈内は、庭園の宝庫です。

先に紹介した「方丈庭園」の他、方丈西側の“如心庭”と呼ばれる枯山水の「小方丈庭園」、その北隣の枯山水の「蓬莱神仙庭」、方丈北側の「六道庭」、方丈の中庭「鳴滝庭」と、趣きの異なる枯山水庭園が、方丈内に配置されています。拝観順路に従って、様々な庭の景色をぜひ楽しんで下さい。

【11月下旬頃の方丈北側の「六道庭」と回廊。「六道庭」」は、“六道輪廻の戒めの庭”とも呼ばれ、天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を輪廻転生し続けるという仏教の世界観を表現しています。】
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方丈内は、庭園の宝庫です。

先に紹介した「方丈庭園」の他、方丈西側の“如心庭”と呼ばれる枯山水の「小方丈庭園」、その北隣の枯山水の「蓬莱神仙庭」、方丈北側の「六道庭」、方丈の中庭「鳴滝庭」と、趣きの異なる枯山水庭園が、方丈内に配置されています。拝観順路に従って、様々な庭の景色をぜひ楽しんで下さい。

【11月下旬頃の方丈北側の「六道庭」と回廊。「六道庭」」は、“六道輪廻の戒めの庭”とも呼ばれ、天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を輪廻転生し続けるという仏教の世界観を表現しています。】

2-2-3.ノスタルジックな雰囲気が魅力「水路閣」

南禅寺の境内の中で、近年特に人気が高いのが、南西に位置する「水路閣」です。全長93mにも及ぶ煉瓦と花崗岩で造られた水路閣は、古代ローマの水道橋を模して、明治中期に建造されたものです。【11月下旬の水路閣】
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南禅寺の境内の中で、近年特に人気が高いのが、南西に位置する「水路閣」です。全長93mにも及ぶ煉瓦と花崗岩で造られた水路閣は、古代ローマの水道橋を模して、明治中期に建造されたものです。【11月下旬の水路閣】

京都市の史跡に指定されている水楼閣の橋上には、現在も琵琶湖疏水が流れています。琵琶湖疏水は、琵琶湖(滋賀県大津)から京都市内へと惹かれた水路です。蹴上からは西へと進み、鴨川の東岸を南流して伏見へと致ります。【11月下旬の疎水分線】I
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京都市の史跡に指定されている水楼閣の橋上には、現在も琵琶湖疏水が流れています。琵琶湖疏水は、琵琶湖(滋賀県大津)から京都市内へと惹かれた水路です。蹴上からは西へと進み、鴨川の東岸を南流して伏見へと致ります。【11月下旬の疎水分線】I

どっしりとした風格のアーチ型橋脚は、南禅寺界隈の豊かな自然風景にも溶け込んで、どこか懐かしい、詩情豊かな景観を生み出しています。南禅寺へ足を運ぶのなら、水路閣周辺も散策してみましょう。【11月下旬の水路閣】
出典:

どっしりとした風格のアーチ型橋脚は、南禅寺界隈の豊かな自然風景にも溶け込んで、どこか懐かしい、詩情豊かな景観を生み出しています。南禅寺へ足を運ぶのなら、水路閣周辺も散策してみましょう。【11月下旬の水路閣】

2-2-4.南禅寺発祥の地「南禅院」

南禅寺は、元々亀山天皇が出家した際に離宮を寄進して禅寺となり、大明国師を開山とした寺院です。ここ「南禅院」は、南禅寺の発祥地で、離宮の遺跡です。水路閣をくぐり、石段を上った先に「南禅院」があります。
【11月初旬の水路閣周辺。奥のアーチに覗き見えるが「南禅院」】
出典:

南禅寺は、元々亀山天皇が出家した際に離宮を寄進して禅寺となり、大明国師を開山とした寺院です。ここ「南禅院」は、南禅寺の発祥地で、離宮の遺跡です。水路閣をくぐり、石段を上った先に「南禅院」があります。
【11月初旬の水路閣周辺。奥のアーチに覗き見えるが「南禅院」】

「南禅院」の見所は、鎌倉末期の代表的な池泉回遊式庭園。

境内には、方丈の庭と方丈前庭の二つがあり、深い木々に包まれた「方丈の庭」は、亀山法皇による作庭と伝わり、京都の三名勝史跡庭園の一つに数えられています。
【12月初旬の南禅院「方丈の庭」】
出典:www.flickr.com(@Hideyuki KAMON)

「南禅院」の見所は、鎌倉末期の代表的な池泉回遊式庭園。

境内には、方丈の庭と方丈前庭の二つがあり、深い木々に包まれた「方丈の庭」は、亀山法皇による作庭と伝わり、京都の三名勝史跡庭園の一つに数えられています。
【12月初旬の南禅院「方丈の庭」】

徳川綱吉の母・桂昌院の寄進により再建された南禅院の「方丈」は、総桧の入母屋造の柿葺。方丈の内陣には、亀山法皇御木造(重文)が安置されています。
【11月下旬の「方丈前庭」。方丈前庭は、小堀遠州作庭による枯山水庭園で、名勝庭園となっています。】
出典:

徳川綱吉の母・桂昌院の寄進により再建された南禅院の「方丈」は、総桧の入母屋造の柿葺。方丈の内陣には、亀山法皇御木造(重文)が安置されています。
【11月下旬の「方丈前庭」。方丈前庭は、小堀遠州作庭による枯山水庭園で、名勝庭園となっています。】

方丈の西側から南側にかけて広がる「方丈の庭」は、楓が多く、紅葉の季節は取りわけ美しく、杉や檜の緑とのコントラストが鮮やか。素晴らしい景色が楽しめます。

水路閣の上にひっそりと佇む「南禅院」は、南禅寺の隠れた名所。ゆったりとした一時を過ごすのにお勧めの寺院です。
出典:

方丈の西側から南側にかけて広がる「方丈の庭」は、楓が多く、紅葉の季節は取りわけ美しく、杉や檜の緑とのコントラストが鮮やか。素晴らしい景色が楽しめます。

水路閣の上にひっそりと佇む「南禅院」は、南禅寺の隠れた名所。ゆったりとした一時を過ごすのにお勧めの寺院です。

2-2-5.神秘と静寂の中に。「最勝院高徳庵」

先に紹介した「南禅院」の東側に位置する「最勝院高徳庵」も、塔頭寺院の一つ。

東山の山峡と接する、南禅寺境内の最奥は、鎌倉期から“神仙佳境”と呼ばれ、霊地として知られた地。「最勝院」は、そうした神秘と静寂の中に佇む古刹で、古くから“勝運の神”として知られています。【11月下旬の「最勝院」参道。】
出典:

先に紹介した「南禅院」の東側に位置する「最勝院高徳庵」も、塔頭寺院の一つ。

東山の山峡と接する、南禅寺境内の最奥は、鎌倉期から“神仙佳境”と呼ばれ、霊地として知られた地。「最勝院」は、そうした神秘と静寂の中に佇む古刹で、古くから“勝運の神”として知られています。【11月下旬の「最勝院」参道。】

本堂脇の樹齢100年の「縁結びの松」と樹齢300年の百日紅が良く知られていますが、当寺院の素晴らしさは、東山の自然に包まれた境内の景色。本堂の裏手には、紅葉が素晴らしい庭園が広がり、また本堂から古道を上った山中には、古色蒼然とした佇まいの「奥の院」があるので、境内を散策すれば、閑寂な空気と共に、四季折々の豊かな景色を楽しめます。

特に青もみじと紅葉時は素晴らしく、訪れる人が少ないので、南禅院同様に静かな散策を好む人、新鮮な山の空気に触れたい方にお勧めのスポットです。【11月下旬の「最勝院」の本堂前。手前が「縁結びの松」】
出典:

本堂脇の樹齢100年の「縁結びの松」と樹齢300年の百日紅が良く知られていますが、当寺院の素晴らしさは、東山の自然に包まれた境内の景色。本堂の裏手には、紅葉が素晴らしい庭園が広がり、また本堂から古道を上った山中には、古色蒼然とした佇まいの「奥の院」があるので、境内を散策すれば、閑寂な空気と共に、四季折々の豊かな景色を楽しめます。

特に青もみじと紅葉時は素晴らしく、訪れる人が少ないので、南禅院同様に静かな散策を好む人、新鮮な山の空気に触れたい方にお勧めのスポットです。【11月下旬の「最勝院」の本堂前。手前が「縁結びの松」】

3.南禅寺界隈で。静謐な一時。

「南禅寺」周辺は、先述したように別荘群を中心とした、寺院と別荘、瀟洒な住宅が連なる閑静な地域です。

瓦屋根の白壁や生け垣、疎水が続く道を歩めば、この界隈ならではの、静謐な一時を楽しめます。南禅寺境外には、必見のスポットも数多くありますので、時間があるのなら周ってみましょう。【南禅寺界隈】
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「南禅寺」周辺は、先述したように別荘群を中心とした、寺院と別荘、瀟洒な住宅が連なる閑静な地域です。

瓦屋根の白壁や生け垣、疎水が続く道を歩めば、この界隈ならではの、静謐な一時を楽しめます。南禅寺境外には、必見のスポットも数多くありますので、時間があるのなら周ってみましょう。【南禅寺界隈】

3-1.茶の湯と能のコレクション「野村美術館」

南禅寺大寂門をくぐり、鹿ヶ谷通沿いの「野村美術館」は、野村證券の創設者・野村徳七(とくしち)の収集品や遺作を、春秋限定で展示公開する美術館です。

収蔵品は、茶の湯や能楽に親しんでいた徳七(号:得庵)ならではの、重文指定の7点を含む茶道具や能面、能装束等など約1700点。茶の文化を深く親しみたい方には外せない美術館です。
【美術館に隣接する、国の重要文化財指定の「野村別邸 碧雲荘」の玄関。※碧雲荘は、通常非公開。】
出典:

南禅寺大寂門をくぐり、鹿ヶ谷通沿いの「野村美術館」は、野村證券の創設者・野村徳七(とくしち)の収集品や遺作を、春秋限定で展示公開する美術館です。

収蔵品は、茶の湯や能楽に親しんでいた徳七(号:得庵)ならではの、重文指定の7点を含む茶道具や能面、能装束等など約1700点。茶の文化を深く親しみたい方には外せない美術館です。
【美術館に隣接する、国の重要文化財指定の「野村別邸 碧雲荘」の玄関。※碧雲荘は、通常非公開。】

◆「野村美術館」は、2016年12月5日より2018年8月末まで、リニューアル工事のため休館。2018年秋季展より開館予定です。
野村美術館(公式ホームページ)
国指定重要文化財「野村別邸 碧雲荘」
「野村別邸 碧雲荘」は、昭和3年 南禅寺境内の敷地に、野村徳七翁によって建てられた別邸です。

3-2.モミジに恋して。「永観堂禅林寺」

南禅寺に足を運ぶのなら、南禅寺に北側に隣接する「永観堂」へも足を伸ばしましょう。
「永観堂」は、古くから“もみじの永観堂”として知られる京都有数の古刹の一つ。今もなお、京都屈指の人気の誇る紅葉スポットです。【11月中旬の永観堂】
出典:

南禅寺に足を運ぶのなら、南禅寺に北側に隣接する「永観堂」へも足を伸ばしましょう。
「永観堂」は、古くから“もみじの永観堂”として知られる京都有数の古刹の一つ。今もなお、京都屈指の人気の誇る紅葉スポットです。【11月中旬の永観堂】

参道から池、多宝塔にかけて、3000本以上の楓(カエデ)が植わり、紅葉時になると境内を紅く染め上げ、見事な景色が広がります。【11月中旬の境内中央の「弁天社」(画像奥)。手前は、境内中央の「放生池」に架かる「錦雲橋」。】
出典:

参道から池、多宝塔にかけて、3000本以上の楓(カエデ)が植わり、紅葉時になると境内を紅く染め上げ、見事な景色が広がります。【11月中旬の境内中央の「弁天社」(画像奥)。手前は、境内中央の「放生池」に架かる「錦雲橋」。】

「永観堂」は、南禅寺同様、寺域が広く、若王子山を背にした境内には、釈迦堂や御影堂、本堂の阿弥陀堂といった伽藍が建ち並んでいます。【11月中旬の境内。画像は「多宝塔」からの眺め。】
出典:

「永観堂」は、南禅寺同様、寺域が広く、若王子山を背にした境内には、釈迦堂や御影堂、本堂の阿弥陀堂といった伽藍が建ち並んでいます。【11月中旬の境内。画像は「多宝塔」からの眺め。】

“もみじ”で知られる寺院ですが、「唐門」や「釈迦堂」、「阿弥陀堂」や「臥龍廊」、「多宝塔」といった見所も多く、また本尊である“みかえり阿弥陀”や、長谷川等伯の襖絵など数多くの寺宝を抱え、紅葉以外でも訪れる価値のある寺院です。
【11月下旬の永観堂境内。】
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“もみじ”で知られる寺院ですが、「唐門」や「釈迦堂」、「阿弥陀堂」や「臥龍廊」、「多宝塔」といった見所も多く、また本尊である“みかえり阿弥陀”や、長谷川等伯の襖絵など数多くの寺宝を抱え、紅葉以外でも訪れる価値のある寺院です。
【11月下旬の永観堂境内。】

永観堂のご本尊は、「阿弥陀堂」に祀られる、“みかえり阿弥陀”で有名な阿弥陀如来像。
この阿弥陀如来像には、永観律師が念仏を唱えていたら、突然壇上から降りてきて、永観を先導するように行道を始め、永観が驚いて立ち止まると「永観おそし」と振り返ったという伝説があります。【11月下旬頃の阿弥陀堂。】
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永観堂のご本尊は、「阿弥陀堂」に祀られる、“みかえり阿弥陀”で有名な阿弥陀如来像。
この阿弥陀如来像には、永観律師が念仏を唱えていたら、突然壇上から降りてきて、永観を先導するように行道を始め、永観が驚いて立ち止まると「永観おそし」と振り返ったという伝説があります。【11月下旬頃の阿弥陀堂。】

「御影堂」と「開山堂」を結ぶ「臥龍廊」は、急斜面の岩肌をつたうように上る、屋根付きの渡り廊下です。回廊の外観が、まるで“龍”のようであることから、その名が付けられています。
出典:

「御影堂」と「開山堂」を結ぶ「臥龍廊」は、急斜面の岩肌をつたうように上る、屋根付きの渡り廊下です。回廊の外観が、まるで“龍”のようであることから、その名が付けられています。

境内の最奥、一番の高台に建つ「多宝塔」からは、京都市街が一望出来ます。【11月中旬の「放生池」と「多宝塔」】
出典:

境内の最奥、一番の高台に建つ「多宝塔」からは、京都市街が一望出来ます。【11月中旬の「放生池」と「多宝塔」】

【11月初旬の永観堂の多宝塔からの眺め】
出典:

【11月初旬の永観堂の多宝塔からの眺め】

見所も寺宝も多い「永観堂」の素晴らしさは、境内の景観と雰囲気。

豊かな自然環境の中に、寂びた建築物や庭が心地良く調和した境内は、春夏秋冬それぞれに趣きがあり、訪れれば、素晴らしい景色を楽しみながら、心豊かな一時が過ごせます。
出典:

見所も寺宝も多い「永観堂」の素晴らしさは、境内の景観と雰囲気。

豊かな自然環境の中に、寂びた建築物や庭が心地良く調和した境内は、春夏秋冬それぞれに趣きがあり、訪れれば、素晴らしい景色を楽しみながら、心豊かな一時が過ごせます。

永観堂(Eikando,Kyoto)
京都永観堂禅林寺HP
※◆※11月初旬から12月初旬にかけては、ライトアップされます。詳細は公式HP で確認のこと。
永観堂境内・放生池の畔には、景色を眺めながら甘味が頂ける、お休み処「みかえり茶屋」があります。広い境内を周り歩いたら、ここで一服致しましょう。
出典:

永観堂境内・放生池の畔には、景色を眺めながら甘味が頂ける、お休み処「みかえり茶屋」があります。広い境内を周り歩いたら、ここで一服致しましょう。

永観堂 みかえり茶屋 || 永観堂内にあるお茶処「みかえり茶屋」のホームページ ||

3-3.数寄者の庭で至福のひととき。名勝「無鄰菴」

南禅寺の入口にある「無鄰菴」は、明治から大正にかけて活躍した政治家・山縣有朋の旧別荘。南禅寺界隈別荘群の中で常時公開されている貴重な庭園です。現在は京都市が所有し、国の名勝庭園に指定されています。

有明は、自然や庭に対する感性が実に鋭敏で、数寄者としても知られていた人物です。当庭園の設計も監督も自ら行い、当庭園を今に残しました。実際の作庭を任されたのは、七代目・小川治兵衛(おがわじへえ)。無鄰菴だけでなく、南禅寺界隈別荘群の数々の日本庭園を手がけたことで天下にその名を轟かせた、近代を代表する作庭家です。【11月下旬の無鄰菴】
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南禅寺の入口にある「無鄰菴」は、明治から大正にかけて活躍した政治家・山縣有朋の旧別荘。南禅寺界隈別荘群の中で常時公開されている貴重な庭園です。現在は京都市が所有し、国の名勝庭園に指定されています。

有明は、自然や庭に対する感性が実に鋭敏で、数寄者としても知られていた人物です。当庭園の設計も監督も自ら行い、当庭園を今に残しました。実際の作庭を任されたのは、七代目・小川治兵衛(おがわじへえ)。無鄰菴だけでなく、南禅寺界隈別荘群の数々の日本庭園を手がけたことで天下にその名を轟かせた、近代を代表する作庭家です。【11月下旬の無鄰菴】

治兵衛は、琵琶湖疏水を園内に引き込み、自然豊かで穏やかな東山の景色を取り入れて、水と緑、建物が調和したし日本庭園の新しいスタイルを築き上げました。

南禅寺界隈だけでなく、平安神宮の神苑や円山公園、京都御苑等など数多くの庭園を手がけていますが、「無鄰菴」は、その中でも、小川治兵衛の代表作の一つして挙げられる名園中の名園です。【11月中旬頃の「無鄰菴」】
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治兵衛は、琵琶湖疏水を園内に引き込み、自然豊かで穏やかな東山の景色を取り入れて、水と緑、建物が調和したし日本庭園の新しいスタイルを築き上げました。

南禅寺界隈だけでなく、平安神宮の神苑や円山公園、京都御苑等など数多くの庭園を手がけていますが、「無鄰菴」は、その中でも、小川治兵衛の代表作の一つして挙げられる名園中の名園です。【11月中旬頃の「無鄰菴」】

「無鄰菴」は、琵琶湖疏水を引き込んだ、池泉回遊式庭園です。
簡素な木造の母屋と茶室、煉瓦造の洋館が建つ園内は、東山を借景にして、木々と芝生、水と石で構成された、開放的な庭園が広がっています。川の音や季節の風を感じ、四季折々に変化する、穏やかな景色を楽しみながらゆったりと周り歩けます。
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「無鄰菴」は、琵琶湖疏水を引き込んだ、池泉回遊式庭園です。
簡素な木造の母屋と茶室、煉瓦造の洋館が建つ園内は、東山を借景にして、木々と芝生、水と石で構成された、開放的な庭園が広がっています。川の音や季節の風を感じ、四季折々に変化する、穏やかな景色を楽しみながらゆったりと周り歩けます。

「無鄰菴」の見所は、庭の中に配置された、飛び石や滝等など様々にありますが、何と言っても、母屋に座して眺める庭の景色です。東山まで、果なく続くような豊かな景色が広がっています。【11月下旬の「無鄰菴」】
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「無鄰菴」の見所は、庭の中に配置された、飛び石や滝等など様々にありますが、何と言っても、母屋に座して眺める庭の景色です。東山まで、果なく続くような豊かな景色が広がっています。【11月下旬の「無鄰菴」】

「無鄰菴」を訪れたのなら、ぜひこの母屋で抹茶を頂きながら、素晴らしい景色を味わいましょう。ここでは、菓子付きのお抹茶が頂くことが出来ます。【1月中旬の「無鄰菴」母屋】
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「無鄰菴」を訪れたのなら、ぜひこの母屋で抹茶を頂きながら、素晴らしい景色を味わいましょう。ここでは、菓子付きのお抹茶が頂くことが出来ます。【1月中旬の「無鄰菴」母屋】

明治31年に建てられた洋館2階にある一室は、伊藤博文、小村壽太郎、桂太郎と有明が、日露開戦を決定した「無鄰菴会議」が開かれた歴史的な場所です。

江戸初期の狩野派の絵師による障壁画、花鳥模様の格天井で飾られているこの部屋は、調度品も当時のままに残り、洋館の1階では、有明が愛用した品々が展示されています。
出典:

明治31年に建てられた洋館2階にある一室は、伊藤博文、小村壽太郎、桂太郎と有明が、日露開戦を決定した「無鄰菴会議」が開かれた歴史的な場所です。

江戸初期の狩野派の絵師による障壁画、花鳥模様の格天井で飾られているこの部屋は、調度品も当時のままに残り、洋館の1階では、有明が愛用した品々が展示されています。

「無鄰菴」は、近代の息吹を感じさせる明るい庭の景色、穏やかな母屋の佇まい、ノスタルジックな洋館等が、全てが渾然一体となった憩いの場所です。庭園が好きなら、ぜひ訪れたい名園です。【1月中旬の「無鄰菴」母屋】
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「無鄰菴」は、近代の息吹を感じさせる明るい庭の景色、穏やかな母屋の佇まい、ノスタルジックな洋館等が、全てが渾然一体となった憩いの場所です。庭園が好きなら、ぜひ訪れたい名園です。【1月中旬の「無鄰菴」母屋】

無鄰菴 | 京都市が所有する明治・大正の元老 山縣有朋の別荘 名勝 無鄰菴
無鄰菴は明治27~29年に七代目小川治兵衛により作庭された山縣有朋の別邸。昭和26年には国の名勝に指定。東山を主山(借景)とした明るく開放的な芝生空間と、琵琶湖疏水の水を引き込んだ軽快な流れを有する。京都の近代庭園の先駆けといわれる庭園。
※◆※無鄰菴では、夜間ライトアップ等、様々なイベントを年間を通して開催しています。詳細は公式HP で確認しましょう。

3-4.湯どうふ発祥の地で楽しみましょう。

南禅寺へ出掛けるのなら、名物の「湯豆腐」は、やはりお勧め。界隈には、湯豆腐を楽しめる店は数々ありますが、以下の2店は当地を代表する老舗店です。

両店共に、季節の移ろいを感じられる素晴らしい庭園を抱き、南禅寺界隈ならではの風雅な佇まいです。ゆったりと庭の景色や雰囲気を楽しみながら、美味しい湯豆腐が頂けます。【「南禅寺 順正」の『湯どうふ』】
出典:

南禅寺へ出掛けるのなら、名物の「湯豆腐」は、やはりお勧め。界隈には、湯豆腐を楽しめる店は数々ありますが、以下の2店は当地を代表する老舗店です。

両店共に、季節の移ろいを感じられる素晴らしい庭園を抱き、南禅寺界隈ならではの風雅な佇まいです。ゆったりと庭の景色や雰囲気を楽しみながら、美味しい湯豆腐が頂けます。【「南禅寺 順正」の『湯どうふ』】

総本家ゆどうふ奥丹南禅寺店

南禅寺の境内の北側、鹿ヶ谷通沿いにある「奥丹」は、江戸初期創業の老舗店。
出典:

南禅寺の境内の北側、鹿ヶ谷通沿いにある「奥丹」は、江戸初期創業の老舗店。

南禅寺総門をくぐり左手に店があります。京都で初めて湯豆腐を出したと云われる湯豆腐発祥のお店です。
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南禅寺総門をくぐり左手に店があります。京都で初めて湯豆腐を出したと云われる湯豆腐発祥のお店です。

「奥丹」のメニューは「ゆどうふ一通り」のみ。
湯豆腐に、ごま豆腐と木の芽田楽、精進天ぷらとトロロ汁、ご飯と香の物がセットになったコースです。
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「奥丹」のメニューは「ゆどうふ一通り」のみ。
湯豆腐に、ごま豆腐と木の芽田楽、精進天ぷらとトロロ汁、ご飯と香の物がセットになったコースです。

国内産の厳選大豆と白川の湧水で作られる自家製豆腐は、硬すぎず柔らかすぎず、程良い硬さ。徳利で温められた特製の秘伝ダレと薬味で頂きます。豆腐の味が濃く、円やかな味わい。大豆の旨味、甘味が感じられると評判です。
出典:

国内産の厳選大豆と白川の湧水で作られる自家製豆腐は、硬すぎず柔らかすぎず、程良い硬さ。徳利で温められた特製の秘伝ダレと薬味で頂きます。豆腐の味が濃く、円やかな味わい。大豆の旨味、甘味が感じられると評判です。

三日間かけて手作りする「胡麻豆腐」は、黒胡麻の風味が抜群。【胡麻豆腐とトロロ汁。】
出典:

三日間かけて手作りする「胡麻豆腐」は、黒胡麻の風味が抜群。【胡麻豆腐とトロロ汁。】

天ぷらは揚げたてでサクサク、田楽の味噌や山椒の香りも良く、精進料理であっても単調さはなく、様々な味わいを楽しめます。優雅に庭を眺めながら“ひととおり”頂けば、心もお腹も大満足するはずです。
出典:

天ぷらは揚げたてでサクサク、田楽の味噌や山椒の香りも良く、精進料理であっても単調さはなく、様々な味わいを楽しめます。優雅に庭を眺めながら“ひととおり”頂けば、心もお腹も大満足するはずです。

奥丹 南禅寺店
蹴上 / 豆腐料理
住所
京都市左京区南禅寺福地町86-30
営業時間
[月]
 11:00 - 17:00(L.O. 16:15)
[火]
 11:00 - 17:00(L.O. 16:15)
[水]
 11:00 - 17:00(L.O. 16:15)
[木]
 定休日
[金]
 11:00 - 17:00(L.O. 16:15)
[土]
 11:00 - 17:00(L.O. 16:15)
[日]
 11:00 - 17:00(L.O. 16:15)
定休日
木曜日
平均予算
¥3,000~¥3,999 /¥3,000~¥3,999
データ提供:

南禅寺 順正

南禅寺参道、三門手前にある「南禅寺順正(なんぜんじ じゅんせい)」は、南禅寺界隈で屈指の人気を誇る老舗料理店。
出典:

南禅寺参道、三門手前にある「南禅寺順正(なんぜんじ じゅんせい)」は、南禅寺界隈で屈指の人気を誇る老舗料理店。

かつて蘭学者・新宮凉庭が開設した学問所から、その名と建物(「順正書院(国の登録有形文化財)」)を引き継ぐ当店は、敷地広く、庭も見事。名園を眺めながら、食事が頂けます。【「順正」の庭園。食後は、自由に散策可。】
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かつて蘭学者・新宮凉庭が開設した学問所から、その名と建物(「順正書院(国の登録有形文化財)」)を引き継ぐ当店は、敷地広く、庭も見事。名園を眺めながら、食事が頂けます。【「順正」の庭園。食後は、自由に散策可。】

座敷で京会席も味わえますが、名物の「ゆどうふ」なら、敷地内の「丹後屋・草々庵」で予約なしで、リーズナブルに頂けます。
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座敷で京会席も味わえますが、名物の「ゆどうふ」なら、敷地内の「丹後屋・草々庵」で予約なしで、リーズナブルに頂けます。

庭園に面した店内は明るく、落ち着いた雰囲気。窓際のテーブル席からは、水と緑が織り成す庭の景色を眺めながら美味しい湯どうふが頂けます。
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庭園に面した店内は明るく、落ち着いた雰囲気。窓際のテーブル席からは、水と緑が織り成す庭の景色を眺めながら美味しい湯どうふが頂けます。

「順正」も、『湯どうふ』とともに、天ぷらや田楽、胡麻豆腐、煮物椀等など、多彩な味わいが楽しめます。【湯どうふに、自家製豆乳や野菜の天麩羅、味噌田楽や炊き込みご飯が付いたコース料理。袋に入っているのは、デザートのカステラ。】
出典:

「順正」も、『湯どうふ』とともに、天ぷらや田楽、胡麻豆腐、煮物椀等など、多彩な味わいが楽しめます。【湯どうふに、自家製豆乳や野菜の天麩羅、味噌田楽や炊き込みご飯が付いたコース料理。袋に入っているのは、デザートのカステラ。】

「順正」の豆腐も自家製豆腐。国産大豆を用いた豆腐は、濃厚で繊細な味わい。口当たりも滑らかです。
出典:

「順正」の豆腐も自家製豆腐。国産大豆を用いた豆腐は、濃厚で繊細な味わい。口当たりも滑らかです。

香ばしく焼き上げた豆腐田楽も、京都ならではの優しく円やかな味わい。
出典:

香ばしく焼き上げた豆腐田楽も、京都ならではの優しく円やかな味わい。

「順正」の「ゆどうふ」コースは、先に紹介した「奥丹」と異なり、各種揃っているので、お腹の具合や好み、予算に合わせて選べます。「湯どうふ」だけでなく、鍋で湯葉や豆腐を作りながら頂く「ゆばコース」や「おてまえどうふ」といったセットコースも用意されています。
【豆腐丼・柚子茶豆乳・大豆昆布煮・小松菜のおひたし・焚き合わせ・生麩田楽・香の物の『とうふ丼セット』。】
出典:

「順正」の「ゆどうふ」コースは、先に紹介した「奥丹」と異なり、各種揃っているので、お腹の具合や好み、予算に合わせて選べます。「湯どうふ」だけでなく、鍋で湯葉や豆腐を作りながら頂く「ゆばコース」や「おてまえどうふ」といったセットコースも用意されています。
【豆腐丼・柚子茶豆乳・大豆昆布煮・小松菜のおひたし・焚き合わせ・生麩田楽・香の物の『とうふ丼セット』。】

湯どうふのコースでは、量が多すぎる方や、女性に人気なのが、お手頃価格で頂ける『とうふ丼セット』。

「とうふ丼」は、甘く煮上げた肉そぼろをのせた“豆腐のあんかけご飯”です。ボリュームも丁度良く、お腹に優しく、あっさり頂けると評判のメニューです。
出典:

湯どうふのコースでは、量が多すぎる方や、女性に人気なのが、お手頃価格で頂ける『とうふ丼セット』。

「とうふ丼」は、甘く煮上げた肉そぼろをのせた“豆腐のあんかけご飯”です。ボリュームも丁度良く、お腹に優しく、あっさり頂けると評判のメニューです。

南禅寺 順正 -ゆどうふ・京会席- | JUNSEI RESTAURANT
名物のゆどうふと、旬の食材をふんだんに使用した京会席。 四季折々の美しい庭園を眺めながら、ゆったりとお召し上がりいただけます。 食後には順正書院のあるお庭の散策など、南禅寺順正だから味わえる、京都ならではの贅沢な時間をお過ごしいただけます。

3-5.永観堂周辺で。身体が温まる一杯を。

日の出うどん

永観堂から鹿ヶ谷を北に歩いて3分程の場所にある「日の出うどん」は、地元の常連客、観光客から支持される、京都屈指の人気誇るうどん店です。
出典:

永観堂から鹿ヶ谷を北に歩いて3分程の場所にある「日の出うどん」は、地元の常連客、観光客から支持される、京都屈指の人気誇るうどん店です。

「日の出うどん」の逸品は、何と言っても、来店者の殆どが注文する「カレーうどん」です。
【牛肉に九条ねぎ、刻み揚げがたっぷり入った『特上カレーうどん』】
出典:

「日の出うどん」の逸品は、何と言っても、来店者の殆どが注文する「カレーうどん」です。
【牛肉に九条ねぎ、刻み揚げがたっぷり入った『特上カレーうどん』】

カレーうどんは、スパイシーながらも、出汁の旨味と香りがしっかり感じられ、風味豊か。辛さは、普通、中辛、辛口、激辛の4種類から好みに応じて選べます。

ふっくらと柔らかなうどんに、とろみのある汁がよく絡み、するするとお腹におさまります。秋冬の冷え切った身体を温めるのにお勧めの絶品うどんです。
【鶏肉と九条ねぎがたっぷり入った『鳥入りカレーうどん』】
出典:

カレーうどんは、スパイシーながらも、出汁の旨味と香りがしっかり感じられ、風味豊か。辛さは、普通、中辛、辛口、激辛の4種類から好みに応じて選べます。

ふっくらと柔らかなうどんに、とろみのある汁がよく絡み、するするとお腹におさまります。秋冬の冷え切った身体を温めるのにお勧めの絶品うどんです。
【鶏肉と九条ねぎがたっぷり入った『鳥入りカレーうどん』】

程良くとろみがついたカレー汁は、コクがあって円やかな味わい。麺だけでなく、ご飯にもぴったり合うと評判です。うどんだけでは足らない方は、ぜひご飯も追加しましょう。
出典:

程良くとろみがついたカレー汁は、コクがあって円やかな味わい。麺だけでなく、ご飯にもぴったり合うと評判です。うどんだけでは足らない方は、ぜひご飯も追加しましょう。

日の出うどん
蹴上 / カレーうどん
住所
京都市左京区南禅寺北ノ坊町36
営業時間
[月]
 11:00 - 15:30
[火]
 11:00 - 15:30
[水]
 11:00 - 15:30
[木]
 11:00 - 15:30
[金]
 11:00 - 15:30
[土]
 11:00 - 15:30
[日]
 定休日

■ 定休日
第1・第3月曜日(祝日の場合翌日) ※7・8・12月は不定休
定休日
日曜日
平均予算
¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供:

叶匠壽庵 京都茶室棟

「叶匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」は、東山連峰を隔てた滋賀県大津に本店を構える、昭和33年創業の老舗和菓子店。求肥を小豆餡で包んだ棹菓子『あも』という代表銘菓で良く知られています。
出典:

「叶匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」は、東山連峰を隔てた滋賀県大津に本店を構える、昭和33年創業の老舗和菓子店。求肥を小豆餡で包んだ棹菓子『あも』という代表銘菓で良く知られています。

「叶匠壽庵京都茶室棟」は、「哲学の道」の起点、熊野若王子神社前に佇む、情趣たっぷりのお店です。
出典:

「叶匠壽庵京都茶室棟」は、「哲学の道」の起点、熊野若王子神社前に佇む、情趣たっぷりのお店です。

“茶室”といっても「叶匠壽庵」は、畳の茶室と異なり、気楽に椅子席で楽しむお点前です。茶道の雰囲気そのままに、お抹茶と「叶匠壽庵」の季節の和菓子が頂けます。【店内「お茶席」。】
出典:

“茶室”といっても「叶匠壽庵」は、畳の茶室と異なり、気楽に椅子席で楽しむお点前です。茶道の雰囲気そのままに、お抹茶と「叶匠壽庵」の季節の和菓子が頂けます。【店内「お茶席」。】

「叶匠壽庵」には、茶室の他に甘味処もあり、ぜんざいやパフェ等の甘味も頂けます。
店で頂くのなら、秋冬に嬉しい土鍋仕立ての「ぜんざい」。粒の揃った大納言小豆を用いた「ぜんざい」は、小豆がふっくらと炊き上げられ、風味抜群。美味しいと評判の逸品です。
出典:

「叶匠壽庵」には、茶室の他に甘味処もあり、ぜんざいやパフェ等の甘味も頂けます。
店で頂くのなら、秋冬に嬉しい土鍋仕立ての「ぜんざい」。粒の揃った大納言小豆を用いた「ぜんざい」は、小豆がふっくらと炊き上げられ、風味抜群。美味しいと評判の逸品です。

哲学の径 京都茶室棟 | 和菓子の叶 匠壽庵
哲学の径 京都茶室棟のページ。叶 匠壽庵は美味で美しい老舗創作和菓子(水羊羹等)の心を伝えています。季節高級和菓子。通信販売(通販ギフト)を取扱。
◇※店内では、名物の『あも』等、叶匠壽庵の美味しい和菓子も販売しています。

4.ちょっと寄り道。白川沿いの七宝記念館&美味しいお店。

「無鄰菴」の周辺は、料亭や観光ホテル、高級住宅が建ち並んだ、南禅寺界隈らしい閑静な住宅街が広がっています。「無鄰菴」から南西方向に10分程歩けば、次項で紹介する名所「青蓮院門跡」へ着きますが、時間があるのなら、庭園が見事な「並河靖之七宝記念館」にも立ち寄ってみましょう。【「並河靖之七宝記念館」近くの白川。(9月初旬撮影)】
出典:

「無鄰菴」の周辺は、料亭や観光ホテル、高級住宅が建ち並んだ、南禅寺界隈らしい閑静な住宅街が広がっています。「無鄰菴」から南西方向に10分程歩けば、次項で紹介する名所「青蓮院門跡」へ着きますが、時間があるのなら、庭園が見事な「並河靖之七宝記念館」にも立ち寄ってみましょう。【「並河靖之七宝記念館」近くの白川。(9月初旬撮影)】

「並河靖之七宝記念館」の界隈も、古い町家が並び、南禅寺界隈とは異なりますが、雰囲気ある地域です。
記念館の近くには、美味しい店もあり、傍を流れる白川は「祇園白川」へと続き、白川沿いから、華頂通や知恩院道を西に入れば、「青蓮院門跡」や「知恩院」に通じています。距離も大してないので、ぜひ散策してみましょう。

【白川に架かる「白川一本橋(行者橋)」。行者橋は、比叡山の千日回峰行を終えた行者が、京に入る時に最初に渡る橋。現在でも地元の人々に活用されている石橋です。近くを通る華頂通を西に進めば、青蓮院門跡・知恩院へ。】
出典:

「並河靖之七宝記念館」の界隈も、古い町家が並び、南禅寺界隈とは異なりますが、雰囲気ある地域です。
記念館の近くには、美味しい店もあり、傍を流れる白川は「祇園白川」へと続き、白川沿いから、華頂通や知恩院道を西に入れば、「青蓮院門跡」や「知恩院」に通じています。距離も大してないので、ぜひ散策してみましょう。

【白川に架かる「白川一本橋(行者橋)」。行者橋は、比叡山の千日回峰行を終えた行者が、京に入る時に最初に渡る橋。現在でも地元の人々に活用されている石橋です。近くを通る華頂通を西に進めば、青蓮院門跡・知恩院へ。】

4-1.並河靖之七宝記念館

「無鄰菴」から歩いて10分程の所にある「並河靖之七宝記念館」は、明治、大正期に活躍した、日本を代表する七宝作家・並河靖之の作品を蔵した旧邸宅と工房です。【虫籠窓、駒寄せ、一文字瓦の、明治期町家造りの「表屋(記念館入口)」。表屋、母屋、旧工房、旧窯場は、国の有形文化財に指定されています。】
出典:

「無鄰菴」から歩いて10分程の所にある「並河靖之七宝記念館」は、明治、大正期に活躍した、日本を代表する七宝作家・並河靖之の作品を蔵した旧邸宅と工房です。【虫籠窓、駒寄せ、一文字瓦の、明治期町家造りの「表屋(記念館入口)」。表屋、母屋、旧工房、旧窯場は、国の有形文化財に指定されています。】

記念館では、並河家所蔵の靖之の作品約130点を所蔵し、貴重なコレクションとともに、靖之が暮らし、創作した場を見学することが出来ます。
【並河靖之の『香炉』(ロサンジェルス・カウンティ美術館蔵)】
出典:ja.wikipedia.org

記念館では、並河家所蔵の靖之の作品約130点を所蔵し、貴重なコレクションとともに、靖之が暮らし、創作した場を見学することが出来ます。
【並河靖之の『香炉』(ロサンジェルス・カウンティ美術館蔵)】

記念館の見所は、七代小川治兵衛作庭による、京都市の指定名勝の「水の庭」と、木造の母屋です。
【建築当時には珍しい、輸入品のガラス戸が用いられている母屋。外国人の訪問が多かった家屋は、鴨居の高さを変える等、意匠も含め繊細な工夫が様々に凝らされています。】
出典:

記念館の見所は、七代小川治兵衛作庭による、京都市の指定名勝の「水の庭」と、木造の母屋です。
【建築当時には珍しい、輸入品のガラス戸が用いられている母屋。外国人の訪問が多かった家屋は、鴨居の高さを変える等、意匠も含め繊細な工夫が様々に凝らされています。】

琵琶湖疏水を引き込んで造られた「水の庭」は、母屋の下から池が広がり、座して眺めた時に、庭がどの様に映るのか、建築も庭園も、実に細やかに計算されています。
出典:

琵琶湖疏水を引き込んで造られた「水の庭」は、母屋の下から池が広がり、座して眺めた時に、庭がどの様に映るのか、建築も庭園も、実に細やかに計算されています。

“島”に見立てた家屋を支える岩、手水鉢、影石、灯籠等など。石の配置や使い方が実に巧みです。卓越した才能をもつ施主と庭師によって生まれた見事な庭園です。【鞍馬石で造られた「一文字手水鉢」】
出典:

“島”に見立てた家屋を支える岩、手水鉢、影石、灯籠等など。石の配置や使い方が実に巧みです。卓越した才能をもつ施主と庭師によって生まれた見事な庭園です。【鞍馬石で造られた「一文字手水鉢」】

【工房と庭。石と古瓦が用いられた犬走りや飛び石の意匠も見事。】
出典:

【工房と庭。石と古瓦が用いられた犬走りや飛び石の意匠も見事。】

展示期間中なら、京都ならではの「通り庭(おくどさん)」も見学することが出来ます。

この記念館は、並河靖之の貴重な作品群と京都の町家建築、名勝を鑑賞出来る隠れた観光スポットです。散策の途中でぜひ立ち寄ってみましょう。
出典:

展示期間中なら、京都ならではの「通り庭(おくどさん)」も見学することが出来ます。

この記念館は、並河靖之の貴重な作品群と京都の町家建築、名勝を鑑賞出来る隠れた観光スポットです。散策の途中でぜひ立ち寄ってみましょう。

並河靖之七宝記念館

4-2.白川沿いで、美味しい一時。


「並河靖之七宝記念館」の近くの白川沿いには、ランチと土産にお勧めの店があります。どちらも地元で愛される、財布に優しい老舗の名店です。

枡富 ★鴨せいろ

「枡富(ますとみ)」は、「並河靖之七宝記念館」から、歩いて1分。町家が連なる路地に佇む、老舗そば店です。
出典:

「枡富(ますとみ)」は、「並河靖之七宝記念館」から、歩いて1分。町家が連なる路地に佇む、老舗そば店です。

店の名物は『鴨ちり』。一般的な鴨鍋と異なり、「枡富」の鴨鍋は“ちり鍋”のように頂くスタイル。脂がたっぷりとのった良質な鴨肉を、野菜とともに店特製のだしポン酢で頂きます。鍋の仕上げは、店自慢の蕎麦で締めくくります。良心的な価格で抜群の美味しさと評判の鴨鍋です。
出典:

店の名物は『鴨ちり』。一般的な鴨鍋と異なり、「枡富」の鴨鍋は“ちり鍋”のように頂くスタイル。脂がたっぷりとのった良質な鴨肉を、野菜とともに店特製のだしポン酢で頂きます。鍋の仕上げは、店自慢の蕎麦で締めくくります。良心的な価格で抜群の美味しさと評判の鴨鍋です。

『鴨ちり』は二人以上で要予約。ふらりと立ち寄るのなら、「枡富」ならではの、美味しい鴨肉と蕎麦が味わえる『鴨せいろそば』がお勧め。財布に優しい値段で、鴨肉がしっかり入った、絶品の鴨そばが楽しめます。
出典:

『鴨ちり』は二人以上で要予約。ふらりと立ち寄るのなら、「枡富」ならではの、美味しい鴨肉と蕎麦が味わえる『鴨せいろそば』がお勧め。財布に優しい値段で、鴨肉がしっかり入った、絶品の鴨そばが楽しめます。

細めの蕎麦は角が立って美しく、弾力もあり、風味豊か。
「枡富」では、蕎麦本来の穀物の香りを活かすために、石臼で自家製粉しています。

鴨肉はジューシーで、コクがあり、上質な昆布や鰹節でとった出汁には、鴨肉の旨味が溶け込み、味付けも絶妙。蕎麦とのバランスも良く、美味しいと評判です。
出典:

細めの蕎麦は角が立って美しく、弾力もあり、風味豊か。
「枡富」では、蕎麦本来の穀物の香りを活かすために、石臼で自家製粉しています。

鴨肉はジューシーで、コクがあり、上質な昆布や鰹節でとった出汁には、鴨肉の旨味が溶け込み、味付けも絶妙。蕎麦とのバランスも良く、美味しいと評判です。

蕎麦には、ご飯と香の物、煮物と小鉢がセットになった「定食」が付けられます。「鴨せいろ」以外にも、温かい「鴨なんばそば」や「生ゆばそば」、「にしんそば」や「木の葉丼」等など、京ならではのメニューも多彩に揃っています。
出典:

蕎麦には、ご飯と香の物、煮物と小鉢がセットになった「定食」が付けられます。「鴨せいろ」以外にも、温かい「鴨なんばそば」や「生ゆばそば」、「にしんそば」や「木の葉丼」等など、京ならではのメニューも多彩に揃っています。

鴨せいろ、鴨鍋など京都の蕎麦のおもてなし|桝富
京都東山の桝富では「蕎麦のおもてなし」をキーワードに自家製粉の蕎麦や湯葉、鴨せいろ、鴨鍋などでお客様をもてなしております。

祇園饅頭 製造工場 ★志んこ ★季節の生和菓子

四条大橋・南座隣に店を構える「祇園饅頭」は、名物「しんこ餅」で知られる、文政2(1819)年創業の老舗和菓子店。その製造工場が「枡富」のすぐ隣にあります。工場の入口では、わらび餅や名物の『志んこ(しんこ餅)』等、出来上がったばかりの和菓子が販売されています。

ここは、遠方からはるばる訪ねて来る人も多い行列が絶えない人気スポットです。和菓子は、本来出来たてが一番美味しいもの。隣の「並河靖之七宝記念館」や「枡富」へ来るのなら、工場出来たての絶品和菓子も頂いてみましょう。
出典:

四条大橋・南座隣に店を構える「祇園饅頭」は、名物「しんこ餅」で知られる、文政2(1819)年創業の老舗和菓子店。その製造工場が「枡富」のすぐ隣にあります。工場の入口では、わらび餅や名物の『志んこ(しんこ餅)』等、出来上がったばかりの和菓子が販売されています。

ここは、遠方からはるばる訪ねて来る人も多い行列が絶えない人気スポットです。和菓子は、本来出来たてが一番美味しいもの。隣の「並河靖之七宝記念館」や「枡富」へ来るのなら、工場出来たての絶品和菓子も頂いてみましょう。

お勧めは、名物の『志んこ』。関西ではお馴染みの餅菓子ですが、ご存知ない方はぜひ味わってみましょう。

『志んこ』は、米粉を湯で練ってから蒸し、さらに練り上げて作る、素朴な味わいの生和菓子。「祇園饅頭」の『志んこ』は、白・抹茶・ニッキの三種類。もっちりとして、歯切れ良く、堪らない美味しさと人気です。
【画像の右側が『志んこ』。右から、ニッキ・抹茶・白。左下の『にっき餅』も人気。】
出典:

お勧めは、名物の『志んこ』。関西ではお馴染みの餅菓子ですが、ご存知ない方はぜひ味わってみましょう。

『志んこ』は、米粉を湯で練ってから蒸し、さらに練り上げて作る、素朴な味わいの生和菓子。「祇園饅頭」の『志んこ』は、白・抹茶・ニッキの三種類。もっちりとして、歯切れ良く、堪らない美味しさと人気です。
【画像の右側が『志んこ』。右から、ニッキ・抹茶・白。左下の『にっき餅』も人気。】

秋の頃は、『栗大福』がお勧め。ふわっとして柔らかい口当たりの餅生地には、栗の甘露煮が丸ごと一つ入っています。こし餡も甘さ控え目で、優しい味わい。餅とのバランスも絶妙と評判の逸品です。
【画像は、『栗餅』】
出典:

秋の頃は、『栗大福』がお勧め。ふわっとして柔らかい口当たりの餅生地には、栗の甘露煮が丸ごと一つ入っています。こし餡も甘さ控え目で、優しい味わい。餅とのバランスも絶妙と評判の逸品です。
【画像は、『栗餅』】

祇園饅頭 工場
東山 / 和菓子
住所
京都市東山区三条通白川橋西入大井手町103
営業時間
[月]
 10:00 - 17:30
[火]
 10:00 - 17:30
[水]
 10:00 - 17:30
[木]
 10:00 - 17:30
[金]
 10:00 - 17:30
[土]
 10:00 - 17:30
[日]
 10:00 - 17:30

■ 定休日
不定休
定休日
平均予算
~¥999
データ提供:

5.「青蓮院門跡」から「祇園」へ。


冒頭で述べた通り「南禅寺界隈」からの観光コースは様々です。
今記事では、「南禅寺」界隈から、「青蓮院門跡」・「知恩院」を拝観し、「円山公園」から「八坂神社」と地続きの名所を歩み進んで、京都の中心街「祇園」へと向かいます。

知恩院界隈は、寺域も道幅も広く、視界が開けています。散策すれば、自然豊かな東山連峰を遠景に、大樹が連なるこの界隈ならではの景観と閑雅な風情を楽しめます。
【拝観入口右側の「長屋門」と、京都市の天然記念物の楠(クスノキ)。青蓮院門跡には、この1本を含め全部で5本の大楠があり、この界隈らしい閑雅な景観を生み出しています。】
出典:

【拝観入口右側の「長屋門」と、京都市の天然記念物の楠(クスノキ)。青蓮院門跡には、この1本を含め全部で5本の大楠があり、この界隈らしい閑雅な景観を生み出しています。】

5-1.風雅でしっとり。「青蓮院門跡」

「青蓮院門跡」は、三千院、妙法院と並ぶ、天台宗三門跡の一つです。知恩院の北方(粟田口三条坊町)に位置し、南禅寺から直接歩けば10分程で到着します。【「青蓮院門跡」入口。右は、京都市指定天然記念物の楠の大樹。(画像は6月中旬撮影)】
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「青蓮院門跡」は、三千院、妙法院と並ぶ、天台宗三門跡の一つです。知恩院の北方(粟田口三条坊町)に位置し、南禅寺から直接歩けば10分程で到着します。【「青蓮院門跡」入口。右は、京都市指定天然記念物の楠の大樹。(画像は6月中旬撮影)】

「青蓮院門跡」は、“粟田御所(あわたごしょ)”とも呼ばれ、代々親王が門主を務めた格式の高い寺院です。天明8(1788)年の皇居炎上した際には、後桜町上皇(ごさくらまちじょうこう)の仮御所ともなったため“青蓮院旧仮御所”として国の史跡に指定されています。【本堂北側に位置する「小御所(こごしょ)」内部】
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「青蓮院門跡」は、“粟田御所(あわたごしょ)”とも呼ばれ、代々親王が門主を務めた格式の高い寺院です。天明8(1788)年の皇居炎上した際には、後桜町上皇(ごさくらまちじょうこう)の仮御所ともなったため“青蓮院旧仮御所”として国の史跡に指定されています。【本堂北側に位置する「小御所(こごしょ)」内部】

広い境内には、本堂や宸殿、華頂殿(書院)をはじめとして、小御所、叢華殿、好文亭(茶室)等があり、茶室を除く各建物は、渡り廊下でつながれています。
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広い境内には、本堂や宸殿、華頂殿(書院)をはじめとして、小御所、叢華殿、好文亭(茶室)等があり、茶室を除く各建物は、渡り廊下でつながれています。

青蓮院は、明治中期に大方の建物が火災で焼失し、また平成に入ってからも茶室が焼失しているため、どの建物も古くからのものではありませんが、寺内には、小堀遠州による「霧島の庭」、相阿弥作と伝わる「相阿弥の庭」の二つの名園、“青不動”と呼ばれる国宝の仏画『不動明王二童子像』や、狩野貞信作の襖絵といった寺宝の数々、樹齢約800年のクスノキの大木等など、見所が沢山あります。【12月初旬の「小御所」内部からの眺め。眼前に広がるのは「相阿弥の庭」。】
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青蓮院は、明治中期に大方の建物が火災で焼失し、また平成に入ってからも茶室が焼失しているため、どの建物も古くからのものではありませんが、寺内には、小堀遠州による「霧島の庭」、相阿弥作と伝わる「相阿弥の庭」の二つの名園、“青不動”と呼ばれる国宝の仏画『不動明王二童子像』や、狩野貞信作の襖絵といった寺宝の数々、樹齢約800年のクスノキの大木等など、見所が沢山あります。【12月初旬の「小御所」内部からの眺め。眼前に広がるのは「相阿弥の庭」。】

見所の一つである、「相阿弥の庭」は、「小御所」から茶室「好文亭」にかけて広がる、龍心池を中心に配した築山泉水庭です。室町時代に活躍した同朋衆の一人、相阿弥による意匠と伝わり、「相阿弥の庭」と呼ばれています。

【紅葉の頃の「相阿弥の庭」。築山の奥の建物は、茶室「好文亭」。池には、龍が沐浴しているかのような大石(画面中央)や半円形の反りの石橋(画面手前)、滝や築山が配置され、細やかな意匠が凝らされています。この庭は、池泉回遊式ですので、気の向くままに周り歩いてみましょう。】
出典:photo53.com

見所の一つである、「相阿弥の庭」は、「小御所」から茶室「好文亭」にかけて広がる、龍心池を中心に配した築山泉水庭です。室町時代に活躍した同朋衆の一人、相阿弥による意匠と伝わり、「相阿弥の庭」と呼ばれています。

【紅葉の頃の「相阿弥の庭」。築山の奥の建物は、茶室「好文亭」。池には、龍が沐浴しているかのような大石(画面中央)や半円形の反りの石橋(画面手前)、滝や築山が配置され、細やかな意匠が凝らされています。この庭は、池泉回遊式ですので、気の向くままに周り歩いてみましょう。】

そして、「青蓮院」の中で特に見逃せないは「華頂殿」。襖絵と座敷からの眺めが素晴らしく、出色のスポットです。襖絵を描いたのは、壁画を数多く手掛け、人気を博している異色のアーティスト木村英輝氏。襖60面を使って、蓮の葉と花が描かれています。
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そして、「青蓮院」の中で特に見逃せないは「華頂殿」。襖絵と座敷からの眺めが素晴らしく、出色のスポットです。襖絵を描いたのは、壁画を数多く手掛け、人気を博している異色のアーティスト木村英輝氏。襖60面を使って、蓮の葉と花が描かれています。

木村氏の障壁画は、大胆で繊細。生命を謳歌する植物や動物の姿を、活き活きと描くことで知られています。特に「華頂殿」の襖絵は、彼の代表作の一つ。門跡寺院特有の雰囲気に溶け込むように、優雅に描かれ、秀逸。歴史に残る障壁画です。
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木村氏の障壁画は、大胆で繊細。生命を謳歌する植物や動物の姿を、活き活きと描くことで知られています。特に「華頂殿」の襖絵は、彼の代表作の一つ。門跡寺院特有の雰囲気に溶け込むように、優雅に描かれ、秀逸。歴史に残る障壁画です。

「華頂殿」は、「青蓮院門跡」の見所でもある「霧島の庭」と「相阿弥の庭」の二つの庭に接し、眺めが抜群です。特にここから眺める「相阿弥の庭」は圧巻。春夏秋冬、風雅な景色を楽しむことが出来ます。「華頂殿」では、庭を眺めながら、お抹茶も頂けます。【9月下旬の「華頂殿」と「相阿弥の庭」】
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「華頂殿」は、「青蓮院門跡」の見所でもある「霧島の庭」と「相阿弥の庭」の二つの庭に接し、眺めが抜群です。特にここから眺める「相阿弥の庭」は圧巻。春夏秋冬、風雅な景色を楽しむことが出来ます。「華頂殿」では、庭を眺めながら、お抹茶も頂けます。【9月下旬の「華頂殿」と「相阿弥の庭」】

見所多い「青蓮院」ですが、この寺院の魅力は、何と言っても、門跡ならではの風雅でしっとりとした趣き、上品で優しい雰囲気です。大人が静かに一時を楽しむのにお勧めの寺院ですので、ぜひ端折らずにゆったり観賞して下さい。
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見所多い「青蓮院」ですが、この寺院の魅力は、何と言っても、門跡ならではの風雅でしっとりとした趣き、上品で優しい雰囲気です。大人が静かに一時を楽しむのにお勧めの寺院ですので、ぜひ端折らずにゆったり観賞して下さい。

天台宗 青蓮院門跡
京都市東山区粟田口に位置する天台宗の門跡寺院、青蓮院門跡。拝観案内、夜間拝観の他、飛地境内「将軍塚」、国宝「青不動尊」の紹介等。
※◆※青蓮院では、例年10月下旬から12月初旬にかけてライトアップして、夜間の拝観を行っています。詳細は公式HP で確認しましょう。

5-2.浄土宗の総本山 「華頂山 知恩教院 大谷寺」

「青蓮院」の南側、円山公園の北部一帯を占める浄土宗の総本山「知恩院」。日本最大を誇る荘厳な木造門が印象的な大寺院です。

「知恩院」は、浄土宗の元祖・法然上人が布教し、入滅した地。境内は、3つのエリアからなり、三門と塔頭がある下段、御影堂などの伽藍がある中段、勢至堂や御廟がある上段に分けられます。上段は、開創当初の寺域で、中下段の伽藍の数々は江戸期に幕府の援助によって造営されたものです。

「知恩院」の見所は、何と言っても“京都三大門”に数えられる国宝の「三門」と、上人の御影を祀る国宝の「御影堂」です。
(★「御影堂」は、平成30年度末まで大規模修繕工事中です)

他に「大鐘楼」や、境内上方にある知恩院最古の建物「勢至堂」も時間があったら、ぜひ訪れて欲しいスポットです。
【1月末頃の「知恩院」三門】
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「青蓮院」の南側、円山公園の北部一帯を占める浄土宗の総本山「知恩院」。日本最大を誇る荘厳な木造門が印象的な大寺院です。

「知恩院」は、浄土宗の元祖・法然上人が布教し、入滅した地。境内は、3つのエリアからなり、三門と塔頭がある下段、御影堂などの伽藍がある中段、勢至堂や御廟がある上段に分けられます。上段は、開創当初の寺域で、中下段の伽藍の数々は江戸期に幕府の援助によって造営されたものです。

「知恩院」の見所は、何と言っても“京都三大門”に数えられる国宝の「三門」と、上人の御影を祀る国宝の「御影堂」です。
(★「御影堂」は、平成30年度末まで大規模修繕工事中です)

他に「大鐘楼」や、境内上方にある知恩院最古の建物「勢至堂」も時間があったら、ぜひ訪れて欲しいスポットです。
【1月末頃の「知恩院」三門】

三門は、高さ24m、横幅50mにも及び、用いられている屋根瓦は、7万枚と云われる巨大門です。とりわけ美しいのは、春の桜の時期と、雪降る頃。圧倒的なスケールとともに、情緒豊かな景観が眺められます。一般公開されていませんが、特別公開期間中には、仏堂となっている楼上内部が拝観できます。【知恩院・三門と男坂。】
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三門は、高さ24m、横幅50mにも及び、用いられている屋根瓦は、7万枚と云われる巨大門です。とりわけ美しいのは、春の桜の時期と、雪降る頃。圧倒的なスケールとともに、情緒豊かな景観が眺められます。一般公開されていませんが、特別公開期間中には、仏堂となっている楼上内部が拝観できます。【知恩院・三門と男坂。】

三門から、中段の伽藍へと誘うのが、「知恩院」の有名な二つの坂。勾配が急な「男坂」と緩やかな「女坂」です。
【11中旬の「女坂」】
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三門から、中段の伽藍へと誘うのが、「知恩院」の有名な二つの坂。勾配が急な「男坂」と緩やかな「女坂」です。
【11中旬の「女坂」】

「大鐘楼」に吊り下がるのは、奈良の東大寺、京都の方広寺に並ぶ“大鐘”。高さ3.3m、直径2.8m、重量約70トンにも及びます。
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「大鐘楼」に吊り下がるのは、奈良の東大寺、京都の方広寺に並ぶ“大鐘”。高さ3.3m、直径2.8m、重量約70トンにも及びます。

この大鐘が鳴らされるのは、毎年4月に行われる法然上人の御忌大会と大晦日。知恩院の除夜の鐘つきは、京都の冬の風物詩として有名です。知恩院へ行ったら、そのスケールの大きさを実際に観てみましょう。

【親綱1人と子綱16人で撞いている大晦日当日の様子。TVで良く紹介されているのでご存知の人も多いはず。】
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この大鐘が鳴らされるのは、毎年4月に行われる法然上人の御忌大会と大晦日。知恩院の除夜の鐘つきは、京都の冬の風物詩として有名です。知恩院へ行ったら、そのスケールの大きさを実際に観てみましょう。

【親綱1人と子綱16人で撞いている大晦日当日の様子。TVで良く紹介されているのでご存知の人も多いはず。】

「知恩院」では、毎年紅葉時になるとライトアップされ、夜間拝観出来ます。詳しくは公式HPまで。【11月下旬の「知恩院」】
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「知恩院」では、毎年紅葉時になるとライトアップされ、夜間拝観出来ます。詳しくは公式HPまで。【11月下旬の「知恩院」】

総本山知恩院
浄土宗 総本山知恩院のホームページです。

5-3.「知恩院」から「祇園」へ。

「知恩院」の大鐘楼から、階段を降りて左手に進めば、そこは、もう「円山公園」。京都市民の憩いの場です。
【11月中旬の円山公園周辺。知恩院から円山公園へと至る道。】
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「知恩院」の大鐘楼から、階段を降りて左手に進めば、そこは、もう「円山公園」。京都市民の憩いの場です。
【11月中旬の円山公園周辺。知恩院から円山公園へと至る道。】

5-3-1.京都市民憩いの場「円山公園」

「円山公園」は、東山連峰を背に、八坂神社、知恩院、高台寺に囲まれた、京都市最古の公園です。緑豊かな園内には、池泉回遊式庭園を中心にして、料亭や茶店、野外音楽堂や坂本龍馬の銅像等が点在しています。【11月中旬の円山公園。】
出典:

「円山公園」は、東山連峰を背に、八坂神社、知恩院、高台寺に囲まれた、京都市最古の公園です。緑豊かな園内には、池泉回遊式庭園を中心にして、料亭や茶店、野外音楽堂や坂本龍馬の銅像等が点在しています。【11月中旬の円山公園。】

数百本の桜が植樹された「円山公園」は、京都の屈指の桜の名所として良く知られていますが、自然豊かな公園は、春ばかりでなく、秋の紅葉時も、降雪の冬も、四季折々に見事な景色が広がります。
【画像は、七代・小川治兵衛が造園した円山公園内の池泉回遊式庭園。】
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数百本の桜が植樹された「円山公園」は、京都の屈指の桜の名所として良く知られていますが、自然豊かな公園は、春ばかりでなく、秋の紅葉時も、降雪の冬も、四季折々に見事な景色が広がります。
【画像は、七代・小川治兵衛が造園した円山公園内の池泉回遊式庭園。】

京都市:円山公園

5-3-2.祇園のランドマーク「八坂神社」

「八坂神社」は、“祇園さん”で、京都市民から親しまれる古社。円山公園と祇園に挟まれた東山の中心部に位置し、円山公園から社内へ抜けることが出来ます。【11月下旬の「八坂神社」西楼門】
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「八坂神社」は、“祇園さん”で、京都市民から親しまれる古社。円山公園と祇園に挟まれた東山の中心部に位置し、円山公園から社内へ抜けることが出来ます。【11月下旬の「八坂神社」西楼門】

夏の風物詩“祇園祭”の舞台となることで全国的に知られるこの神社は、商売繁盛、災難厄除け、家内安全のご利益があります。境内には20以上にもの摂社や末社があり、中でも、大国主社と美御前社は、縁結びと美容にご利益があり、境内人気のスポットになっています。【1月中旬の八坂神社境内。手前が舞殿、奥が本殿。】
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夏の風物詩“祇園祭”の舞台となることで全国的に知られるこの神社は、商売繁盛、災難厄除け、家内安全のご利益があります。境内には20以上にもの摂社や末社があり、中でも、大国主社と美御前社は、縁結びと美容にご利益があり、境内人気のスポットになっています。【1月中旬の八坂神社境内。手前が舞殿、奥が本殿。】

八坂神社
八坂神社 京都市東山区 祇園さんとも呼ばれています。由緒や年中行事、祇園祭について紹介。

6.「祇園」界隈をそぞろ歩いて。

八坂神社を中心に発展した「祇園」は、京都らしい景観が広がる人気観光スポットです。多くの観光客が訪れ、一年を通して賑わいますが、何度でも訪れたくなる魅力あるエリアです。
【祇園界隈のランドマーク「八坂神社」の西楼門と四条通。画像右側が、祇園南側。左が、祇園北側。以下で紹介する店は北側(画像左)に位置しています。】
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八坂神社を中心に発展した「祇園」は、京都らしい景観が広がる人気観光スポットです。多くの観光客が訪れ、一年を通して賑わいますが、何度でも訪れたくなる魅力あるエリアです。
【祇園界隈のランドマーク「八坂神社」の西楼門と四条通。画像右側が、祇園南側。左が、祇園北側。以下で紹介する店は北側(画像左)に位置しています。】

石畳と町家が軒を連ねる「花見小路通」、叙情溢れる景色が続く「白川通」、茶屋や料亭が建ち並ぶ「新橋通」を、そぞろ歩けば、京都旅の気分がより一層高まります。
【古い京町家が続く「新橋通」。祇園新橋界隈は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。】
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石畳と町家が軒を連ねる「花見小路通」、叙情溢れる景色が続く「白川通」、茶屋や料亭が建ち並ぶ「新橋通」を、そぞろ歩けば、京都旅の気分がより一層高まります。
【古い京町家が続く「新橋通」。祇園新橋界隈は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。】

祇園には、人気観光スポットであっても、リーズナブルに、京都ならではの味や風情が楽しめる名店、また散策時の休憩にぴったりの軽食が美味しい喫茶店が数々あります。【10月初旬の祇園白川「巽橋」】
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祇園には、人気観光スポットであっても、リーズナブルに、京都ならではの味や風情が楽しめる名店、また散策時の休憩にぴったりの軽食が美味しい喫茶店が数々あります。【10月初旬の祇園白川「巽橋」】

以下で紹介するのは、四条通から北側の祇園白川界隈のお勧めの店。地元の人々にも支持され、一人で気楽に立ち寄れる名店です。店を覚えておけば、旅行だけでなく、出張時にも活用できます。ぜひ旅の参考にして下さい。
【祇園白川の路地「切通し」。奥に見えるのが、白川に架かる「巽橋」。】
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以下で紹介するのは、四条通から北側の祇園白川界隈のお勧めの店。地元の人々にも支持され、一人で気楽に立ち寄れる名店です。店を覚えておけば、旅行だけでなく、出張時にも活用できます。ぜひ旅の参考にして下さい。
【祇園白川の路地「切通し」。奥に見えるのが、白川に架かる「巽橋」。】

6-1.祇園(北側)で、リーズナブルに美味しい一時。

以下で紹介するのは、四条通の北側のお店です。

以下で紹介するのは、四条通の北側のお店です。

いづ重 ★いなり寿司 ★上箱寿司

「いづ重」は、八坂神社の西楼門の門前に店を構える京寿司店。鯖寿司の名店「いづう」から、明治期に暖簾分けした創業100年を超える老舗店です。
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「いづ重」は、八坂神社の西楼門の門前に店を構える京寿司店。鯖寿司の名店「いづう」から、明治期に暖簾分けした創業100年を超える老舗店です。

折り詰めを持ち帰る客が多い店ですが、店内には、創業当時の香りが残る民芸調のテーブル席があり、その場で出来たてのお寿司を味わえます。
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折り詰めを持ち帰る客が多い店ですが、店内には、創業当時の香りが残る民芸調のテーブル席があり、その場で出来たてのお寿司を味わえます。

京都で寿司と言えば“鯖ずし”ですが、箱寿司やいなり寿司、巻き寿司も、京都ならではの味わいがあります。

鯖寿司で人気の有名店ですが、鯖寿司以外も素晴らしく、特に「いなり寿司」は、“八坂詣”の定番土産、京都定番の味として古くから良く知られています。【鯖寿司、ぐじ)甘鯛)寿司、いなり寿司の入った「盛り合わせ」】
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京都で寿司と言えば“鯖ずし”ですが、箱寿司やいなり寿司、巻き寿司も、京都ならではの味わいがあります。

鯖寿司で人気の有名店ですが、鯖寿司以外も素晴らしく、特に「いなり寿司」は、“八坂詣”の定番土産、京都定番の味として古くから良く知られています。【鯖寿司、ぐじ)甘鯛)寿司、いなり寿司の入った「盛り合わせ」】

「いづ重」のお稲荷さんは、大きな三角形。甘く煮上げたお揚げは、風味良く、山椒の実を混ぜた酢飯とのバランスが絶妙。京都人が愛する、絶品のいなり寿司です。
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「いづ重」のお稲荷さんは、大きな三角形。甘く煮上げたお揚げは、風味良く、山椒の実を混ぜた酢飯とのバランスが絶妙。京都人が愛する、絶品のいなり寿司です。

「いづ重」では、定番の鯖寿司やいなり寿司、巻き寿司の他、鱧やぐぢ(甘鯛)、鮎といった旬の素材を用いた季節のお寿司等もありメニューは、実に豊富。

盛り合わせも各種揃っているので、お腹の空き具合や好みに応じて注文ができます。【冬限定の「蒸寿司」。】
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「いづ重」では、定番の鯖寿司やいなり寿司、巻き寿司の他、鱧やぐぢ(甘鯛)、鮎といった旬の素材を用いた季節のお寿司等もありメニューは、実に豊富。

盛り合わせも各種揃っているので、お腹の空き具合や好みに応じて注文ができます。【冬限定の「蒸寿司」。】

京都ならではの逸品なら、お勧めは「上箱寿司」。
鯛や海老、穴子や玉子等など、色とりどりの具材がのせられた押し寿司は、見目麗しく、彩り豊か。箸をつけるのが、勿体無い程に美しいお寿司です。

京都の寿司は、酢飯と具材の味付けのバランスが絶妙で、味わいが繊細で上品。しっかりと素材の味を感じられる点が魅力的です。テイクアウトして、車中で楽しみ、旅の最後を締め括るのもお勧めです。
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京都ならではの逸品なら、お勧めは「上箱寿司」。
鯛や海老、穴子や玉子等など、色とりどりの具材がのせられた押し寿司は、見目麗しく、彩り豊か。箸をつけるのが、勿体無い程に美しいお寿司です。

京都の寿司は、酢飯と具材の味付けのバランスが絶妙で、味わいが繊細で上品。しっかりと素材の味を感じられる点が魅力的です。テイクアウトして、車中で楽しみ、旅の最後を締め括るのもお勧めです。

京寿司の老舗 祇園石段下 いづ重
鯖寿司を始めとする「京寿司」は、京の人たちが召し上がるお寿司です。いづ重では、産地や中央市場から仕入れる四季折々の鮮魚をはじめ、ほとんどの食材を店内で調理しています。百年前と変わらぬ調理法で、作られる伝統の味を、ぜひお召し上がり下さい。

ぎをん常磐 ★ハイカラうどん

「ぎをん常磐」は、祇園の北側、新橋通りに佇む老舗店。大正11年創業で、古くから地元の常連客で賑わう人気店です。
出典:

「ぎをん常磐」は、祇園の北側、新橋通りに佇む老舗店。大正11年創業で、古くから地元の常連客で賑わう人気店です。

店の名物は、九条ねぎ、蒲鉾、天かすの入った「ハイカラうどん」。香り高い上品な汁に、九条ねぎの甘味と香り、天かすのコクが溶け込み、平打のうどんの食感と相まって得も言われぬ美味しさです。
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店の名物は、九条ねぎ、蒲鉾、天かすの入った「ハイカラうどん」。香り高い上品な汁に、九条ねぎの甘味と香り、天かすのコクが溶け込み、平打のうどんの食感と相まって得も言われぬ美味しさです。

メニューは、しっぽくやきつね、天ぷらといった定番の他、丼ものも各種揃い、うどんのセットメニューや定食も揃っています。
【お揚げと肉、葱が入った「カレーうどん」。柔らかな細めの麺に、トロミのあるカレーの汁が良く絡んで美味しいと評判。】
出典:

メニューは、しっぽくやきつね、天ぷらといった定番の他、丼ものも各種揃い、うどんのセットメニューや定食も揃っています。
【お揚げと肉、葱が入った「カレーうどん」。柔らかな細めの麺に、トロミのあるカレーの汁が良く絡んで美味しいと評判。】

常盤
三条京阪 / そば
住所
京都市東山区新橋通大和大路東入2丁目橋本町412
営業時間
[昼]
12:00~15:00(L.O.14:30)

[夜]
18:00~22:00(L.O.21:30)
※日により21:00前後で終了する場合もございます。
定休日
日曜日 ※加えて臨時休業あります(主に水曜日か祝日)
平均予算
~¥999 /~¥999
データ提供:

おかる ★カレーチーズ肉うどん

「おかる」は、大正14年創業の地元花街に根付いた老舗うどん店。元芸妓だった先代の茶屋を改装したお店です。八坂神社から徒歩6,7分。花見小路から一本入った路地に店があります。

名物で人気なのが、カレーうどん。といっても「おかる」カレーうどんは実に多彩です。一番人気は、店イチオシの『カレーチーズ肉うどん』です。
出典:

「おかる」は、大正14年創業の地元花街に根付いた老舗うどん店。元芸妓だった先代の茶屋を改装したお店です。八坂神社から徒歩6,7分。花見小路から一本入った路地に店があります。

名物で人気なのが、カレーうどん。といっても「おかる」カレーうどんは実に多彩です。一番人気は、店イチオシの『カレーチーズ肉うどん』です。

出汁がよく効いたカレーの汁と、京都ならではの柔らかいうどん。そして、肉とチーズの旨味と濃厚なコク。それぞれの風味が三位一体となる幸せは、「おかる」ならではの味わい。秋冬の寒い季節にこそ、食べたくなる逸品です。
出典:

出汁がよく効いたカレーの汁と、京都ならではの柔らかいうどん。そして、肉とチーズの旨味と濃厚なコク。それぞれの風味が三位一体となる幸せは、「おかる」ならではの味わい。秋冬の寒い季節にこそ、食べたくなる逸品です。

うどん店として名が通っていますが、蕎麦や中華そば、ご飯物や甘味も揃い、メニューは実に豊富。財布に優しく、リーズナブルに京都の味が楽しめます。
【京都ならではの“九条ねぎ”がたっぷり入った「親子丼」。山椒の風味が効いて一味違うと評判です。】
出典:

うどん店として名が通っていますが、蕎麦や中華そば、ご飯物や甘味も揃い、メニューは実に豊富。財布に優しく、リーズナブルに京都の味が楽しめます。
【京都ならではの“九条ねぎ”がたっぷり入った「親子丼」。山椒の風味が効いて一味違うと評判です。】

京都祇園 おかる
祇園四条 / うどん
住所
京都市東山区八坂新地富永町132
営業時間
[月]
 11:00 - 15:00
 17:00 - 02:30
[火]
 11:00 - 15:00
 17:00 - 02:30
[水]
 11:00 - 15:00
 17:00 - 02:30
[木]
 11:00 - 15:00
 17:00 - 02:30
[金]
 11:00 - 15:00
 17:00 - 03:00
[土]
 11:00 - 15:00
 17:00 - 03:00
[日]
 11:00 - 15:00
定休日
平均予算
¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供:

かね正 ★きんし丼

「かね正(かねしょう)」は、祇園四条駅から徒歩2分。
大和大路通の路地奥に佇む、京都屈指の人気を誇るうなぎの店です。カウンターとテーブル席の店内は、清潔感溢れ、落ち着いた雰囲気です。
出典:

「かね正(かねしょう)」は、祇園四条駅から徒歩2分。
大和大路通の路地奥に佇む、京都屈指の人気を誇るうなぎの店です。カウンターとテーブル席の店内は、清潔感溢れ、落ち着いた雰囲気です。

老舗の鰻店であっても、値段はリーズナブル。うな重やうな丼、肝焼きや白焼き等の一品料理がありますが、「かね正」で食べるなら「きんし丼」が、イチオシ!【皮がパリッ、身がふっくらと焼き上げられた「白焼き」】
出典:

老舗の鰻店であっても、値段はリーズナブル。うな重やうな丼、肝焼きや白焼き等の一品料理がありますが、「かね正」で食べるなら「きんし丼」が、イチオシ!【皮がパリッ、身がふっくらと焼き上げられた「白焼き」】

丼の佇まいも清々しい「きんし丼」。蓋を持ち上げると、ふんわりと黄金に輝く錦糸卵が現れます。
出典:

丼の佇まいも清々しい「きんし丼」。蓋を持ち上げると、ふんわりと黄金に輝く錦糸卵が現れます。

きんし丼は、丁寧にタレをまぶしたご飯に、香ばしく焼かれた鰻をのせ、その上に錦糸卵をたっぷりのせた丼です。
出典:

きんし丼は、丁寧にタレをまぶしたご飯に、香ばしく焼かれた鰻をのせ、その上に錦糸卵をたっぷりのせた丼です。

皮目はパリッと、身はふっくらと焼き上げられた鰻は、旨味が凝縮されてコクと旨味たっぷり。錦糸卵で包むようにして、ご飯と共に頂けば、円やかで上品な味わいに。「うな丼」や「うな重」では、お腹に重すぎると感じる方にお勧めの一杯です。

昼は予約不可なので、行列は必至。それでも味わいたい、文句なしの逸品です。
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皮目はパリッと、身はふっくらと焼き上げられた鰻は、旨味が凝縮されてコクと旨味たっぷり。錦糸卵で包むようにして、ご飯と共に頂けば、円やかで上品な味わいに。「うな丼」や「うな重」では、お腹に重すぎると感じる方にお勧めの一杯です。

昼は予約不可なので、行列は必至。それでも味わいたい、文句なしの逸品です。

かね正
祇園四条 / うなぎ
住所
京都市東山区大和大路通四条上ル2丁目常盤町155-2
営業時間
[月]
 11:30 - 14:00
 17:30 - 21:30
[火]
 11:30 - 14:00
 17:30 - 21:30
[水]
 11:30 - 14:00
 17:30 - 21:30
[木]
 定休日
[金]
 11:30 - 14:00
 17:30 - 21:30
[土]
 11:30 - 14:00
 17:30 - 21:30
[日]
 定休日
定休日
木曜日、日曜日
平均予算
¥2,000~¥2,999 /¥2,000~¥2,999
データ提供:

6-2.懐かしの喫茶店で。モーニング&ランチ&ブレイクタイム


2016年度の調査によると、京都府は、喫茶店数が全国8位、パンの消費量が日本一。

店舗数や消費量が多いということは、それだけ珈琲やパンが根付く京都独特の文化的な土壌があり、歴史があるという証。京都市内には、今もなお昔ながらのスタイルを貫き、繁盛している喫茶店が数多くあります。せっかく京都を来たのなら、地元の人々に愛される喫茶店を訪ね、モーニングやランチ、ブレイクタイムを楽しんでみましょう。
【「喫茶 六花」のモーニングセット】
出典:

【「喫茶 六花」のモーニングセット】

喫茶店は、日常の時間を一旦棚上げして、人心地つく場所。旅行者なら、観光で火照った頭を一旦冷やし、疲れた足を休め、ほっと一息入れる場所。気楽にくつろげる雰囲気が大切です。

以下で紹介するのは、地元で愛される昔ながらのスタイルの喫茶店です。
気ままに気軽に入店でき、珈琲も軽食も美味しく、名物の逸品も楽しめるお店。ふらりと京都を訪れた方にぴったりの居心地の良いお店です。全て四条河原町から徒歩圏内。旅行でも、出張時でも活用できるので、覚えておくと便利なお店ばかりです。

喫茶六花 ★モーニングセット

東大路通沿い、知恩院前交差点近くにある「喫茶六花(きっさろっか)」は、オーナーファミリーで営む喫茶店です。
出典:

東大路通沿い、知恩院前交差点近くにある「喫茶六花(きっさろっか)」は、オーナーファミリーで営む喫茶店です。

ナチュラルテイストにまとめられた明るい店内は、清潔感溢れ、居心地良く、ゆったりと過ごせる雰囲気。珈琲は、香りも味も豊かで、奥行きがあると評判です。
出典:

ナチュラルテイストにまとめられた明るい店内は、清潔感溢れ、居心地良く、ゆったりと過ごせる雰囲気。珈琲は、香りも味も豊かで、奥行きがあると評判です。

ランチなら、週替りの具沢山のキッシュ。自家菜園の採れたて野菜がたっぷり添えられています。ランチもおすすめですが、ここで頂くなら、11時までオーダーできるモーニングセット。【「キッシュランチ」】
出典:

ランチなら、週替りの具沢山のキッシュ。自家菜園の採れたて野菜がたっぷり添えられています。ランチもおすすめですが、ここで頂くなら、11時までオーダーできるモーニングセット。【「キッシュランチ」】

京都の有名ベーカリー「進々堂」の厚切り食パンをを焼いたトーストは、たっぷりとバターが染み込んで、サクッともっちり。「六花」自慢の新鮮野菜のサラダもたっぷりと添えられ、ゆで卵も付いています。【モーニングBセット】

六花の手作りのケーキやスウィーツも人気。散策中に珈琲で一休みしたい方にもお勧めのお店です。
出典:

京都の有名ベーカリー「進々堂」の厚切り食パンをを焼いたトーストは、たっぷりとバターが染み込んで、サクッともっちり。「六花」自慢の新鮮野菜のサラダもたっぷりと添えられ、ゆで卵も付いています。【モーニングBセット】

六花の手作りのケーキやスウィーツも人気。散策中に珈琲で一休みしたい方にもお勧めのお店です。

喫茶「六花」(ROKKA)|京都-東山三条

やまもと喫茶 ★焼き玉子サンドセット

「やまもと喫茶」は、先に紹介した「六花」から祇園方向に向かって歩いて2分程。東大路通から一本路地を入った白川沿いに店があります。

ガラス張りの明るい店内は、昔ながらの珈琲店といった風情。ほっと寛げる雰囲気が魅力です。祇園や四条の喧騒から逃れたい方にお勧めのお店です。
出典:

「やまもと喫茶」は、先に紹介した「六花」から祇園方向に向かって歩いて2分程。東大路通から一本路地を入った白川沿いに店があります。

ガラス張りの明るい店内は、昔ながらの珈琲店といった風情。ほっと寛げる雰囲気が魅力です。祇園や四条の喧騒から逃れたい方にお勧めのお店です。

人気でお勧めのメニューは、自家焙煎の美味しい珈琲とともに頂く「焼き玉子サンドセット」。朝7時から11時まで頂けるモーニングセットですが、ランチでも単品でオーダーできます。

じっくりと弱火で焼き上げた玉子焼きは、弾力がありながらも、滑らかな舌触り。ふんわりとして優しい味わい。食パンもしっとりと柔らかく、辛子マヨネーズが絶妙なアクセントの玉子サンドです。
【単品の「焼き卵サンド」。モーニングセットなら、サラダ、珈琲付き。】
出典:

人気でお勧めのメニューは、自家焙煎の美味しい珈琲とともに頂く「焼き玉子サンドセット」。朝7時から11時まで頂けるモーニングセットですが、ランチでも単品でオーダーできます。

じっくりと弱火で焼き上げた玉子焼きは、弾力がありながらも、滑らかな舌触り。ふんわりとして優しい味わい。食パンもしっとりと柔らかく、辛子マヨネーズが絶妙なアクセントの玉子サンドです。
【単品の「焼き卵サンド」。モーニングセットなら、サラダ、珈琲付き。】

「やまもと喫茶」では、トーストやサンドイッチの他、ビーフカレーやタコライス、スパゲッティ等もあり、フードメニューが充実。ティーブレイクなら、手作りのプリンやフレンチトーストが人気。【“まるでスウィーツ”のような「フレンチトースト」。】
出典:

「やまもと喫茶」では、トーストやサンドイッチの他、ビーフカレーやタコライス、スパゲッティ等もあり、フードメニューが充実。ティーブレイクなら、手作りのプリンやフレンチトーストが人気。【“まるでスウィーツ”のような「フレンチトースト」。】

やまもと喫茶
東山 / 喫茶店
住所
京都市東山区白川北通東大路西入ル石橋町307-2
営業時間
[月]
 07:00 - 17:00(L.O. 16:30)
[火]
 定休日
[水]
 07:00 - 17:00(L.O. 16:30)
[木]
 07:00 - 17:00(L.O. 16:30)
[金]
 07:00 - 17:00(L.O. 16:30)
[土]
 07:00 - 17:00(L.O. 16:30)
[日]
 07:00 - 17:00(L.O. 16:30)
定休日
火曜日
平均予算
~¥999
データ提供:

コーヒーショップ ナカタニ ★玉子サンド

「南座」近く、雑居ビルの1階にある「ナカタニ」は、地元に根付いた喫茶店。常連客が憩う明るい店内は、ほっと寛げる雰囲気。
出典:

「南座」近く、雑居ビルの1階にある「ナカタニ」は、地元に根付いた喫茶店。常連客が憩う明るい店内は、ほっと寛げる雰囲気。

「ナカタニ」の人気名物は、「玉子サンド」。
舞妓さんのおちょぼ口合わせて、小さくカットされた、見目麗しいサンドイッチです。【トーストの「玉子サンド」。】
出典:

「ナカタニ」の人気名物は、「玉子サンド」。
舞妓さんのおちょぼ口合わせて、小さくカットされた、見目麗しいサンドイッチです。【トーストの「玉子サンド」。】

「ナカタニ」の玉子サンドは、京都では珍しい、ゆで卵をマヨネーズ和えた関東風。シンプルながらも、塩やマスタードが絶妙な加減で美味しいと評判です。サンドイッチは、トーストにも変更可。モーニングセットもお値打ちで人気です。
出典:

「ナカタニ」の玉子サンドは、京都では珍しい、ゆで卵をマヨネーズ和えた関東風。シンプルながらも、塩やマスタードが絶妙な加減で美味しいと評判です。サンドイッチは、トーストにも変更可。モーニングセットもお値打ちで人気です。

コーヒーショップ ナカタニ
祇園四条 / 喫茶店
住所
京都市東山区廿一軒町236 鴨東ビル 1F
営業時間
[月]
 09:00 - 17:00
[火]
 09:00 - 17:00
[水]
 09:00 - 17:00
[木]
 09:00 - 17:00
[金]
 09:00 - 17:00
[土]
 09:00 - 17:00
[日]
 09:00 - 17:00

■ 定休日
年中無休(年末年始のみ休み)
定休日
平均予算
¥1,000~¥1,999
データ提供:

切通し進々堂 ★玉子サンド

四条通から一本入った路地に佇む「切通し進々堂」。祇園花街で、芸妓や舞妓さんに30年以上愛されてきた老舗の喫茶店です。
出典:

四条通から一本入った路地に佇む「切通し進々堂」。祇園花街で、芸妓や舞妓さんに30年以上愛されてきた老舗の喫茶店です。

「切通し進々堂」は、舞妓さん命名のカラフルなフルーツゼリーで有名なお店です。
【人気のゼリー「あかいーの」、「みどりーの」、「きいろーの」。】
出典:

「切通し進々堂」は、舞妓さん命名のカラフルなフルーツゼリーで有名なお店です。
【人気のゼリー「あかいーの」、「みどりーの」、「きいろーの」。】

店頭のショーケースには、ゼリーやロールケーキ等テイクアウトスウィーツが並んでいますが、店の奥には喫茶室が併設され、珈琲やスウィーツ、軽食が頂けます。
【昭和レトロな雰囲気が魅力の店内】
出典:

店頭のショーケースには、ゼリーやロールケーキ等テイクアウトスウィーツが並んでいますが、店の奥には喫茶室が併設され、珈琲やスウィーツ、軽食が頂けます。
【昭和レトロな雰囲気が魅力の店内】

ランチなら、正統派の「玉子サンド」がお勧め。
挟まれた厚焼き玉子は、フルフルと柔らかく、優しい味わい。きゅうりと玉子のバランスもグッド。派手さはなくとも、美味しかったと満足がいく絶品のサンドイッチです。
出典:

ランチなら、正統派の「玉子サンド」がお勧め。
挟まれた厚焼き玉子は、フルフルと柔らかく、優しい味わい。きゅうりと玉子のバランスもグッド。派手さはなくとも、美味しかったと満足がいく絶品のサンドイッチです。

切通し進々堂
祇園四条 / 喫茶店
住所
京都市東山区祇園町北側254
営業時間
[月]
 定休日
[火]
 10:00 - 16:00
[水]
 10:00 - 16:00
[木]
 10:00 - 16:00
[金]
 10:00 - 16:00
[土]
 10:00 - 16:00
[日]
 10:00 - 16:00

■ 営業時間
店頭販売は~18:00(閉店)
定休日
月曜日
平均予算
¥1,000~¥1,999
データ提供:

喫茶カトレア ★古珈琲

「祇園カトレア」は、先に紹介した「いづ重」の近く、四条通沿い。八坂神社門前に店を構える、創業60年を超える喫茶店です。

木調でまとめられた店内には、年季の入った椅子が並び、花が活けられ、シック。ゆったりと客を憩わせる、落ち着いた雰囲気です。
出典:

「祇園カトレア」は、先に紹介した「いづ重」の近く、四条通沿い。八坂神社門前に店を構える、創業60年を超える喫茶店です。

木調でまとめられた店内には、年季の入った椅子が並び、花が活けられ、シック。ゆったりと客を憩わせる、落ち着いた雰囲気です。

「カトレア」の自慢は、珈琲に用いる“水”。
かつて八坂神社の敷地内だったというカトレアでは、創業時からずっと、神社の“御神水”と同じ水脈の水を用いて、珈琲を淹れています。

注文が入る毎に、丁寧にドリップした珈琲は、すっきりとしてコクがあり、香り豊かと評判です。中でもお勧めなのが「古(いにしえ)珈琲」。“豊かなコクと苦み”が染み入るような味わいと評判の逸品です。
出典:

「カトレア」の自慢は、珈琲に用いる“水”。
かつて八坂神社の敷地内だったというカトレアでは、創業時からずっと、神社の“御神水”と同じ水脈の水を用いて、珈琲を淹れています。

注文が入る毎に、丁寧にドリップした珈琲は、すっきりとしてコクがあり、香り豊かと評判です。中でもお勧めなのが「古(いにしえ)珈琲」。“豊かなコクと苦み”が染み入るような味わいと評判の逸品です。

メニューは、珈琲や紅茶、ココアといったドリンクメニュー、トーストやピラフ、カレーやオムライス、焼きうどんの軽食、アイスクリームやデザートセット等など。【サクサク、もっちりの厚切りトースト&珈琲の「トーストセット」】

この店の最大の魅力は、やはり御神水を用いたハンドドリップ珈琲と、ゆったりと時が流れる店の風情。しっとりとした散策をする方にお勧めの喫茶店です。
出典:

メニューは、珈琲や紅茶、ココアといったドリンクメニュー、トーストやピラフ、カレーやオムライス、焼きうどんの軽食、アイスクリームやデザートセット等など。【サクサク、もっちりの厚切りトースト&珈琲の「トーストセット」】

この店の最大の魅力は、やはり御神水を用いたハンドドリップ珈琲と、ゆったりと時が流れる店の風情。しっとりとした散策をする方にお勧めの喫茶店です。

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祗園喫茶 カトレヤ、京都市 - 「いいね!」244件 - カトレヤの魅力、祇園の魅力、京都の魅力、そして日本の魅力までお伝えできるページになればと思っております*現在不定休です。ブログなどをご確認よろしくお願いいたします。

旅のInformation

南禅寺から祇園へ。秋冬にしっとり楽しむ “わたしの京都旅”
出典:
臨済宗大本山 南禅寺

旅のおわりに



古色を帯びた三門。苔に振り積む落葉。
【南禅寺境内】
出典:

【南禅寺境内】


参道に続く大伽藍。水路閣の光と陰。

【11月下旬の水路閣】
出典:

【11月下旬の水路閣】


白砂の波。飛び石の意匠。池泉に泳ぐ錦鯉。
【天授庵・方丈東庭】
出典:

【天授庵・方丈東庭】

東山の豊かな自然に溶け込み、詩趣に富んだ景観が広がる「南禅寺界隈」は、しっとりした散策を好まれる方にお勧めのスポットです。

紅葉の晩秋が、取り分けて素晴らしいですが、冬の頃も凛とした空気に包まれ、この界隈ならではの閑雅な風情を味わえます。
【11月下旬の「青蓮院門跡」の天然記念物の大楠。楠(クスノキ)は、一年を通して緑が楽しめる常緑高木。】
出典:

【11月下旬の「青蓮院門跡」の天然記念物の大楠。楠(クスノキ)は、一年を通して緑が楽しめる常緑高木。】

案内した名所は、急ぎ足で全部周ろうとせずに、自分好みに組み合わせ、思い思いの散策をして下さい。

琵琶湖疏水を辿って、蹴上から水路閣、無鄰菴、七宝記念館を周り、白川をつたって祇園へと進んでも良いですし、また南禅寺の名勝庭園、青蓮院門跡の華頂殿を訪れ、雅な雰囲気を満喫するのもお勧めです。

南禅寺界隈から祇園方向に歩み進めば、ノスタルジックな雰囲気も、洗練された風情も、しっとりした趣きも、思い思いに楽しむことができます。
【永観堂】
出典:

【永観堂】

南禅寺界隈は、心静かな一時を味わえる場所。ぜひ記事を参考に、秋冬の京都散策を楽しんで下さい。

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