軒先に吊るされた風鈴は、日本の夏の風物詩。見た目も音色も涼しげな風鈴は、蒸し暑い夏の日にそっと清涼感を運んでくれます。そんな風鈴が約2,500個も集められたのが、奈良・橿原市にある「おふさ観音」の「風鈴まつり」。毎年7~8月にかけて開催され、訪れる人々の心を癒しています。たくさんの風鈴が目も耳も楽しませてくれる「風鈴まつり」についてご紹介します。2017年07月31日作成
暑い夏にそっと涼を運んでくれる、風鈴の音色。そんな風鈴を存分に楽しめる「風鈴祭り」が奈良・橿原市のおふさ観音で行われています。
おふさ観音は、この地に住んでいた「おふさ」という娘が、池のそばで白い亀の上に乗った観音様に出会ったことから、その池の近くで観音様を祀るようになったのが起源です。
権力者や特別な地位にある人物によって建てられたのではなく、市井の人々によって建てられた「おふさ観音」は地元の人々から厚く信仰され、現在でも庶民信仰の寺として親しまれています。
そんなおふさ観音の地元では、夏になると厄払いのためにおふさ観音にお参りする、という風習があります。これは夏になると、食あたりや夏バテから病気になることが多かったためです。そのため、現在でも夏になると多くの人々がおふさ観音へのお参りをしています。
この夏にお参りに来る人々に、「夏を心地よく感じてもらいたい」という思いから始まったのが、おふさ観音の「風鈴まつり」です。毎年7月・8月の2カ月に渡って開催されています。
そんなおふさ観音の「風鈴まつり」についてご紹介します。チリンチリン、と軽やかな音色を奏で、見た目にも涼しげな風鈴達の様子を楽しんでください。
境内に吊るされる風鈴の数は約2,500個。たくさんの風鈴が吊り下げられている様子は壮観!それぞれが軽やかな音色を奏でます。
バラ園があることでも有名なおふさ観音。バラは年中楽しめるので、風鈴まつりでも「バラの上で揺れる風鈴」という光景を見ることができます。
松の木に吊るされた風鈴。日本的な雰囲気が感じられて風流ですね。
海の底を思わせるような深い青が美しい風鈴。見ているだけでも、何だかひんやりしてきそうです。
こんなかわいらしい招き猫の風鈴も。愛嬌ある笑顔に、蒸し暑い日でもこちらもつられて思わず微笑んでしまいますね。
めずらしい鏡の風鈴。音色の違いにも注目してみてください。
奈良らしくせんとくんも!オーソドックスな風鈴以外にも様々な種類の風鈴が吊るされていて、色々な発見があります。
おふさ観音内にある「茶房おふさ」ではかき氷やソフトドリンク、うどんやハーブカレーなどを頂くことができます。
こちらはバラジュース。バラ色がきれいですね。飲めばバラの香りが口いっぱいに広がります。
「茶房おふさ」内にも風鈴は吊るされています。トトロやネコバス、ポニョなどのジブリキャラクターがモチーフの風鈴もあり、心を和ませてくれます。
店内からは縁側越しに中庭を臨めます。風鈴が吊るされた中庭を眺めながら頂くかき氷は、昔ながらの日本の夏を思い起こさせます。
「茶房おふさ」内に吊るされた七連の鉄製の風鈴。軽やかで涼しげなガラスの風鈴とは異なり、重厚感がありますね。ところどころ緑がかったり青みがかったりしていて、味わい深く赴きがあります。
約2,500個もの様々な風鈴が、涼しげな音色をいっせいに奏でる風鈴まつり。ぜひ目で、耳で楽しんでください。歩き疲れたら茶房おふさでかき氷やバラジュースを頂きながらの一服がおすすめですよ。
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暑い夏にそっと涼を運んでくれる、風鈴の音色。そんな風鈴を存分に楽しめる「風鈴祭り」が奈良・橿原市のおふさ観音で行われています。