出典: 3月から4月にかけての季節のことを沖縄では“うりずん”(うるおい初め)といいますが、とくに4月は天候が最も安定しているのだとか。いち早く海開きされるビーチで楽しんだり、離島や世界遺産を巡ったり。気候が快適な春にこそゆったりと楽しみたい観光地が沖縄にはたくさんあります。
沖縄の3月と4月の平均気温は約20℃、最高気温は24℃程度。昼間は暖かですが、朝晩は冷えますのでカーディガンなどはおるものを持参しましょう。また、日焼け対策をお忘れなく。
出典: 写真は、緑のトンネル「備瀬のフクギ並木」。備瀬は、沖縄の原風景が残る貴重なエリアで、ゆったりとした時間が流れる癒しのスポットです。心地いい春風を感じながらの散策はいかが?美ら海水族館の近くにあります。
沖縄では、3月から4月にかけて、早くも多くのビーチで海開きが!沖縄本島でも、万座ビーチなどが3月中旬以降から海開きし、花火やライブ、エイサーなどの海開きイベントも行われるようです。ちょっと早い夏を体験しませんか?
出典: 写真は、4月初めに海開きされる「伊計島」のビーチ。透明度が高いことで知られます。伊計島へは「沖縄北IC」から「海中道路」を使って車で行くことができます。
沖縄には、橋を渡って車で気軽に行ける島がたくさんあります。灼熱の夏よりも、快適な春にこそゆったりと巡りたい島々をご紹介します。
今帰仁村(なきじんそん)の古宇利島周辺の海は、沖縄本島でもトップクラスの美しさを誇ります。なかでも古宇利大橋からの海の眺めは素晴らしく、人気の観光スポット。島では、ビーチでの海水浴はもちろん、浅瀬でもシュノーケリングなどが楽しめ、また夕陽や満天の星空も満喫できます。
出典: 古宇利島は、名護市に近い今帰仁村の沖合いにある丸い島。手前にある屋我地島から約2kmにもおよぶ「古宇利大橋」でつながっており、車で行くことができます。
出典: こちらは、島の北側のティーヌ浜にある「ハートロック」。波の浸食で岩の根元が削られたもので、人気のスポットになっています。古宇利島は、沖縄版のアダムとイブの伝承が残る恋の島ともいわれています。
沖縄本島北部の本部半島から瀬底大橋でつながった「瀬底島(せそこじま)」。「瀬底ビーチ」などさらさらの白砂と海の透明度の高さは、離島ならでは。島には、サトウキビ畑やフクギ並木、古民家など沖縄の昔ながらの風景が広がり、ゆったりとした時間が流れます。
出典: 瀬底ビーチのほかに、橋に近い「アンチ浜」も海がとても美しく人気があります。瀬底島には、おしゃれなカフェなどもありますので、島内をのんびり巡ってみるのもおすすめです。
那覇空港の南側に浮かぶ「瀬長島」は、離発着する飛行機を間近で見られるスポットとして人気。また、海に沈む夕陽が美しいことでも知られます。瀬長島海中道路を通って、島へ。車で2~3分で一周できる小さな島です。
出典: 飛行機のおなかが見られる貴重な場所です。大きな機体と轟音は、迫力そのもの。飛行機好きならずともぜひ行ってみたいですね。ちなみに、瀬長島のビーチは地元の人々がバーベキューなど楽しんでおり、とても気さくな雰囲気です。
沖縄には「首里城跡」をはじめ、「斎場御嶽」「今帰仁城跡」など9つもの世界遺産があるのをご存じでしょうか。世界遺産を旅のテーマに、それらを巡ってみるのも春の沖縄のおすすめです。
沖縄県の首里城公園の火災被害につきまして、謹んでお見舞い申し上げます。
首里城公園につきましては現在、臨時休園のご案内が掲示されております。ご確認ください。
(2019年10月31日)
琉球王朝の王城「首里城」は、政治・外交・文化の中心として14世紀から450年にわたって栄華を誇ったといわれています。日本の建築様式と中国の様式の融合が特徴的です。
出典: 首里城は、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産」として世界遺産に登録されています。1945年の沖縄戦で焼失し、その後復旧したため、登録は「首里城跡」です。上の写真のは正殿。
出典: 高台にある首里城へと坂道を上がっていくと「守礼の門」が出迎えてくれます。守礼とは、礼節を守るという意味だそうです。首里城は城門が多いお城ですので、ひとつひとつの門を注意深く見学するのもおすすめです。
「斎場御嶽(せーふぁうたき)」は、琉球王国の最高の聖地で、琉球王朝の国家的な祭事が行われていた場所。世界遺産にも登録されている祈りの地です。
出典: 三角岩の周辺は、いくつもの拝所が集まった神聖な場所。三角の空間の向こうが、聖域のひとつである「山庫理(さんぐーい)」。右側がチョウノハナの拝所です。
出典: 山庫理からは、神の島「久高島」が拝めます。久高島は、海のかなたの異界“ニライカナイ”につながる島として崇められてきました。心が浄められるような神々しい光景が海の向こうに広がります。
「今帰仁城跡(なきじんじょうあと)」は、沖縄本島の国頭郡今帰仁村にあり、14世紀、琉球王朝ができる前に存在した北山の王の居城があった場所。首里城に匹敵するほどの敷地を持ち、まるで万里の長城のような城壁が1.5kmにもわたって続きます。
出典: 国指定の史跡であり、世界遺産にも登録されている今帰仁城跡。標高100mの高台にあり、1月には日本一早く咲く桜「カンザクラ」の名所としても知られます。
出典: 今帰仁城跡は、海と城壁を一望する絶景ポイントとして有名。とくに北殿跡の北側の最も高いところにある「御内原(うーちばる)」からの眺めが素晴らしく、石垣や村一体、そして伊平屋(いへや)島・伊是名(いぜな)島、天気がよければ与論島まで見渡せます。
出典: 「琉球海炎祭」は、日本で一番早い夏の大花火大会。10,000発の大花火が、音楽に合わせて沖縄の夜空を鮮やかに染め上げます。宜野湾海浜公園で、2017年は4月8日(土)に行われます。
【東村つつじ祭り】5万本のつつじが咲き誇る春らしい花イベント
出典: 国頭郡東村で行われる「東村(ひがしそん)つつじ祭り」は、やんばる(沖縄北部)の春を彩る人気の花イベント。約5万本の色とりどりのつつじが咲き誇り、祭りの開催中には自然体験ツアーなどさまざまな催し物も。2017年は3月3日(金)~20日(月・祝)。
【伊江島ゆり祭り】真っ白なユリの花と、真っ青な海♪
出典: 沖縄北部の本部港から船で約30分の伊江島では、真っ青な海を背景に、100万輪にも及ぶ真っ白なテッポウユリがいっせいに花を咲かせ、美しいコントラストに感動を覚えます。花祭りとともに、島をのんびりと巡るのも春らしい楽しみ方です。2017年4月22日(土)~5月7日(日)。
出典: 春の沖縄は、楽しみ方のバリエーションも豊富。海遊びをしたり、離島へ渡ったり、世界遺産を巡ったり…。いろいろな形で、沖縄を遊び尽くしましょう。2泊3日で十分なのもうれしいですね。
3月から4月にかけての季節のことを沖縄では“うりずん”(うるおい初め)といいますが、とくに4月は天候が最も安定しているのだとか。いち早く海開きされるビーチで楽しんだり、離島や世界遺産を巡ったり。気候が快適な春にこそゆったりと楽しみたい観光地が沖縄にはたくさんあります。