「guild Nemuro」ってどんなお店?
「guild Nemuro」は東京のアートブックショップでスタッフとして働いていた中島孝介さんが、根室に移住しオープンしたお店。
コンセプトは「衣食住」。アンティーク家具や生活雑貨、ジュエリーやウェアなど、生活を豊かに彩るアイテムでいっぱいです。
店内にさりげなく置かれているこのオブジェは、なんとクジラの骨! キリンの剥製ともあいまって、お店を不思議で素敵な空間に仕上げてくれています。
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生活を彩るアイテムいろいろ
新しいものも古いものも、魅力あるものが混在するこのお店。中島さんの目利きにより集められた国内外の品々はどれも欲しくなってしまうものばかり。アンティーク品は中島さんが自らオランダから買い付けてきた選りすぐりのものだとか。
不思議な魅力の小物たち
中島さんが根室へ移住を決めたのは、同じく根室在住のジュエリーデザイナー古川広道さんの勧めによるものだそう。こちらはその古川さんが手がけたエゾシカをイメージしたシルバーバングル。美しくどっしりした曲線に、厳しい冬を乗り越える強い息吹を感じます。
アメリカ南西部〜メキシコ北部に暮らす古い部族・ズニ族のお守り「フェティッシュ」はターコイズや角などを動物のかたちに彫り込んだもの。遠く離れた土地のものですが、根室という自然豊かな土地と馴染む素朴な味わいが魅力です。
整然としたかたちの石ですが、なんと「パイライト」という自然鉱石というからびっくり! こんな珍しいものも発見できる、ワクワクするお店です。
生活雑貨もこんなに素敵
そしてもちろん「guild Nemuro」の魅力は生活雑貨の数々。
こちらはフランスのアンティークグラス。19世紀のものとは思えない、現代的で洗練されたフォルムですね。
航空会社「AIR FRANCE」で70年代に使われていたカトラリー。使いやすくかつオシャレというさすがの一品。
ころんと可愛いフォルムにまろやかなブルーグレーが魅力的。50年代にイタリアで作られたコーヒーミルです。
そして、新しいものも。通販が一般的な時代になりましたが、上目黒の「DIGAWEL(ディガウェル)」のシャツを根室で実物を見ながらお買い物できるというのは、地元の人にとって本当に嬉しいことですよね。
ヒトも集まる「guild Nemuro」
例えば道内各地のショップが出展するイベント「LAMHAUS(ラムハウス)」。毎年冬に「根室にしかない架空のデパート」をイメージして開催されるこのマーケットイベントでは、いつもの「guild Nemuro」とはまた違った視点で集められた雑貨の数々を楽しむことができます。
映画上映会「MOVIE SCREENING PARTY(ムービースクリーニングパーティー)」も魅力的な試み。同じく根室に移住した女性二人によって立ち上げられたブランド「VOSTOK labo(ヴォストーク ラボ)」とのコラボイベントです。
大きなシアターではかからないようなこだわりの映画を楽しみつつ、映画にちなんだお菓子をいただく…。充実した時間が過ごせるイベントです。
また、アーティストを招いての店内ライブも開催されており、まさに道東の文化発信の中心スポットともいうべきお店になりつつあります。
アンティークやブロカントに囲まれたキリンに大きな骨! とても不思議でハイセンスな空間ですが、ここってどこだと思いますか?