暮らすように京都滞在を満喫できるのが、「町家 葵 KYOTO STAY」。一日一組限定で、7棟の、それぞれ風情の異なる町家一棟を貸し切れるようになっています。
その7棟はというと…鴨川沿いの「鴨川邸」、高瀬川沿いの「万寿寺橋」、「高瀬川」、「綾小路橋」、「仏光寺橋」、そして、四条烏丸にほど近い新町通りに「新町」、八坂神社の南側にある「八坂高台寺」という、7棟の中から利用できます。

7棟の宿すべて、老舗旅館や料亭が軒を連ねる東山の名刹の近くに佇み、情緒あふれる京都の魅力満点。
こちらの写真は「鴨川邸」の和室。趣たっぷりで、貸し切るにはもったいないほどの、贅沢なプライベート空間ですね。

和室の雰囲気から一転、リビングはレザーのソファが映える、和モダンな雰囲気です。壁のアート作品が凛とした美しさを添えています。

「鴨川邸」のベッドルームには、なんと、きらめく川面を見渡せる大きな窓があります。「鴨川邸」という名の通り、鴨川をたっぷりと満喫する滞在ができますよ♪

鴨川を一望できテラスも付いているので、ベンチにすわって、ゆっくりと景色を楽しんでみてはいかがでしょう。

東山区のほぼ真ん中、石畳の八坂通から1筋入ったところに佇むのが「清水りきゅう庵」。杉板でお化粧された気品ある京町家を、まるまる1棟貸切って滞在できます。

白木の竿縁天井が美しい居間。縁側に座って、きれいに整えられた坪庭を楽しむこともできます。

白を基調としたベッドルームはとても清潔感があり、障子を通してそそがれる陽の光は、どこか優しさを感じます。最高に心地よく、朝を迎えられそうですね。

築100年の京町家3棟をゲストハウスとして提供する「はる家 梅小路」。「通り庭のある町家」「二階建て長屋の町家」「厨子二階の町家」という3棟ともに隣接しており、清水寺、祇園、金閣寺へバス1本で行けるという好立地。東寺・西本願寺といった2つの世界遺産にもアクセスしやすく、京都観光の拠点にぴったりですね。
こちらは、「通り庭のある町家」。築100年を超える木造の建物で、今も当時の姿をそのまま残しています。

「通り庭のある町家」の“通り庭”とは、玄関から坪庭まで真っ直ぐに伸びる細長い通路のこと。その名の通りこの宿には、通り庭が残されており、実際に歩いてみると、格子窓から漏れるお日様の光や、“おくどさん”と呼ばれる昔のカマドや井戸が目に入ることでしょう。人と物、内と外を明確に区別しない「町家文化」を肌で感じることができる場所となっています。

錺屋（かざりや）は大正時代に建築されたレトロモダンなゲストハウス。レトロ好きな方にはたまらない魅力がいっぱい詰まった宿です。女性専用ドミトリーは、2500円で利用できますよ。
五条通りに面した立地にあるのも大きな魅力です。アクセスは、地下鉄五条駅から徒歩約2分、JR京都駅からは徒歩約12分、京阪清水五条駅へも徒歩約10分、さらには京都の中心地、四条河原町へも徒歩圏内…。京都を思いっきり観光できますね。

中に足を踏み入れると、木と白壁の洋室や、タイル張りのキッチン、縁側から見える中庭など…。一昔前にタイムスリップしたかのような気分を、とことん味わってくださいね。

JR二条駅駅より、歩いて6分ほど。古い歴史が残る西陣地区にあるのがゲストハウス「金魚家」。とても大事にされてきた町家を改修した、2階建ての宿です。

縁側があり、小さなお庭も楽しめまよ。オーナーさんも親切で、アットホームな雰囲気に、疲れも心も癒されるはず♪

大正時代の町家を改装して造られた「沖のまちやど」は、やや小規模なゲストハウス。
地下鉄東西線の東山駅から徒歩約2分で訪れることができます。門構えからも趣を感じとれる、素敵な建物ですね。

ご夫婦で経営されており、居心地のよい、アットホームな雰囲気が大きな魅力。
こちらは、共用スペースになっている居間です。旅の話に花を咲かせたり、寝転がって疲れた体を癒したり…。あたたかな交流の場になっています。

台所は自由に利用できます。つくったご飯を居間に運んで、談笑しながらいただくひと時は、忘れられない思い出になりそうです♪

2013年3月にオープンした、比較的新しい宿泊施設『Bijuu（ビジュウ）』。
アクセスは、京都一の繁華街にある阪急・河原町駅、京阪電車・祇園四条駅から徒歩約1分。木屋町通を南に50mほど進んだところにある「村上重ビル」の、3階と5階に、合計3部屋、それぞれ1日1組様限定の宿泊スペースがあります。

室内写真はありませんが、『Bijuu』最大の魅力は、非日常的な気分を味わえる斬新なデザイナーズルームが用意されていること。最上階の5階フロア全体を使ったスイートルームはなんと、114平米！石造りの床で、リビングの中央には大きなバスタブ。さらに部屋の奥には岩盤浴スペースがあるそう。スパと宿泊が融合した、極上のプライベート空間になっています。

どの棟も、海と山に囲まれ、素晴らしい景観を誇るロケーション。「暮らすように、泊まるホテル」を掲げていることだけあって、他の棟としっかりと距離を保っています。心の底からプライベートを満喫できるような、配慮が感じ取れますね。

「HOTEL HOLIDAY HOME」は、「DANTON」など、ストーリーのある服や雑貨などのブランドを扱っている「Bshop」系列。それゆえ、いたるところにあるインテリアやアート作品は、素敵なセンスが感じられるものばかり。外国のおしゃれな田舎町にいるような、贅沢な非日常気分を味わえますよ。

嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」。 嵐山の観光名所「渡月橋」から専用の小船で大堰川を遡ると、奥嵐山に建つ施設に到着。日々の喧騒を忘れさせてくれる、しっとりとした和の雰囲気漂う宿が現れます。

「水辺の私邸」をコンセプトに掲げた客室は、築100年の趣や意匠を活かした和室×モダンなインテリアが美しく融合。川を一望でき、四季折々の自然を楽しむことができます。

ちなみに、あたたかい時期は奥嵐山の景色を眺めながらお茶をいただける川床「空中茶室」を設けているとのこと。また、「夜桜ディナー」など、茶室で夕食をいただけるイベント企画を行うこともあるとのことです。ぜひ訪れる際は、こちらの京都ならではの風物詩も楽しんでくださいね。

客室は、日本の伝統美が随所に宿ったモダンデザインが魅力的で、全39室。そのうち17室には嵐山温泉を楽しめる露天風呂が付いていますよ。
食事はレストラン「京 翠嵐」にて、会席料理×フレンチを融合させた、新しいスタイルの料理を楽しめます。実はこちら、川崎重工業の創始者・川崎正蔵が別荘として建てた建物を、豪壮華麗な意匠を残して改築した施設。京の季節の素材とともに、歴史的建築の美しさも満喫してみては。

阪急・大宮駅から徒歩で約5分ほど。こちらの「京都アートホステル クマグスク（KYOTO ART HOSTEL Kumagusuku）」は、“アート”と“ホステル”を組みあわせ、「展覧会の中に宿泊する」という新体験を提供するホステルです。

オーナーの矢津吉隆さんは、活躍中の現代美術家。施設内には、宿泊客に対し、美術を“体験”として深く味わっていただくため様々なアプローチが施されていますよ。
年一回のペースで、この施設全体を使って、若手の現代アート作家の展覧会を実施しているとのこと。その度施設は、全く違う空間に変貌するそうです。なんだか、ワクワクしますよね。

宿泊できるのは、タイプの異なる4つのお部屋。最大定員は8名で、アート好き同士でささやかな交流を楽しめそうですね。1棟貸切も対応いただけるとのことで、グループで京都旅をする時に利用してもよさそう♪

日替わりで和食や洋食の朝ご飯を提供しています。和食は、お味噌汁や鮭など。体が喜ぶ美味しい朝を過ごせそうですね。

京都で一度は泊まってみたい、素敵な個性放つ宿泊施設をまとめてみました。お気に入りは見つかりましたか？
春、夏、秋、冬、すべての四季で豊かな表情を見せてれる京都。きっと訪れてみれば、癒しの旅行を楽しめるはずです。ぜひご紹介した宿を参考に、友人や家族、時には一人での京都旅計画を練ってみましょう♪