トータルで楽しめるのがキャンプの魅力
心を動かすきっかけに!キャンプをはじめてみたくなる本15選
まずはキャンプの基本から
一冊あれば安心の入門書
手軽にやさしく基礎がわかる
『いちばんやさしいキャンプ入門』長谷部雅一(新星出版社)
もっとも簡単なキャンプのはじめ方の本。テントや寝具などの道具選びの方法も丁寧に紹介されています。テント泊ができるようになるまでのステップがしっかりわかる内容。自分に合った最適なキャンプスタイルをチャートで見ることができるのも◎。料理や星空観察、コーヒータイムの楽しみ方までわくわくするキャンプ本です。
悠々自適の女子高生キャンプ
『ゆるきゃん△』あfろ(芳文社)
山梨県周辺を舞台に、女子高生達がゆるくキャンプを楽しむ、アウトドアの魅力満載のマンガ。ときおり出てくる道具の解説は、キャンパーはもちろんこれからはじめたい人にも参考になる内容です。自然の描写が美しく、自分自身もその場にいるような臨場感。悠々自適に過ごす彼女たちのキャンプは純粋にいいなと思える作品です。
上級者の豊かなキャンプマインドを知ろう
美しく厳しい山の世界
『山のパンセ』串田孫一(山と渓谷社)
山にまつわる思想や思索などが文章につづられている随想集。『山のパンセ』、『山のパンセⅡ』、『山のパンセⅢ』を一冊にまとめたものです。読めば読むほど自然の世界に引き込まれていきます。美しくもあり厳しくもある自然の描写は山行のエキスパートである著者の心が添えられています。
ミッションは「人間性の回復」
『スノーピーク「楽しいまま!」成長を続ける経営』山井太(日経BP)
「テントで迎える朝はいつだって新鮮だ!」
アウトドアブランドスノーピークのトップ(この本が刊行された当時)の目指すものとは…。2000泊以上のキャンプをしてきたアウトドアパーソンである筆者の経営は好きなことだけ。ビジネス書でありながら、キャンパーの心にも響きます。スノーピークのミッションは「人間性の回復」本来人間が備わっている能力を取り戻すことに意識を向ければ、キャンプがより身近に感じられるかもしれません。
楽しみ方は十人十色!さまざまなスタイル本
おしゃれなグランピング
『THE GLAMPING STYLE YURIEの週末ソトアソビ』yuriexx67(KADOKAWA)
インスタグラムで人気のおしゃれすぎるキャンパーyuriexx67がグランピングスタイルの「ソトアソビ」を提案する初のスタイルブックです。ベルテントや木製ラック、ハンモックや収納、どれをとってもおしゃれでかわいい!女子キャンパーの心をわしづかみにする一冊です。紹介されている料理は盛り付けもGOOD!真似したくなるアイデア満載ですよ。
ヒロシ流ソロキャンプ
『ヒロシのソロキャンプ-~自分で見つけるキャンプの流儀』ヒロシ(学研プラス)
YouTuberとして再ブレイクしたソロキャンパー芸人ヒロシによる初のキャンプ本。ひとりで自分の好きな場所に行き、自分の好きな道具で好きなようにするのがヒロシ流キャンプ。動画からたき火の雰囲気に魅了された方も多いのではないでしょうか。紹介されているキャンプ道具は実用性がありコスパのよいものが多いので、これからそろえる人には参考になるはずです。
家族にちょうどいいキャンプ
『momo vol.19 キャンプと外遊び特集号』(マイルスタッフ)
数少ないファミリーキャンプに特化した本です。家族にちょうどいいキャンプとはどんなものでしょう。この本には、星を観察したり、木の実や石ころを集めたりなど子どもと親が楽しめるアイデアがたくさん。子連れでも安心に過ごせるキャンプ場の情報は必見ですよ。
たき火の魅力を存分に楽しめる本
暮らしに根付く北欧流たき火
『[北欧流]焚き火のある暮らし』エイヴィン・ベルク 著、井上廣美 訳(原書房)
人はなぜ火に惹かれるのだろう。昔から暮らしに根付いてきた火と人との関係を知れば、その答えを導くことができそうです。たき火、暖炉、キャンプファイヤ、薪のことなど北欧流の知恵を美しい写真やイラストと素敵な文章で紹介しています。たき火を囲んで親しい人たちと語る!そんな素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
たき火のハウツーを徹底的に解説
『焚き火の本』猪野正哉(山と渓谷社)
テレビや雑誌で活躍するたき火マイスターの著者が実用的な方法を徹底的に解説した教本。「たき火と距離感は人間関係と似ている」と語る著者の概念は必見です。熟練キャンパーにも初心者キャンパーにもに深く共感できる内容だと思います。この本で一通りのことを学び、まずはたき火からはじめるのもよいかもしれません。
遊びに料理に道具づくり!もっと深堀りしたいあなたへ
キャンプ遊びの参考書
『森の生活図集-スズキサトルのブッシュクラフトスキルワークブック-』スズキサトル(笠倉出版社)
ブッシュクラフトとは、自然環境における生活のコツや知識の総称。最近TVなどでも取り上げられることが増えてきました。ブッシュクラフターでありアウトドア系イラストレーターの筆者は「昔の人々にしてみたら、野営技術は誰もが知っていて当たり前」と語ります。この本は、道具と使い方、クラフトについて、野営とたき火など、繊細なイラストと写真でわかりやすく解説しています。キャンプ遊びにも、子育ての一環としても参考にしたい一冊。
DIYで道具を作ろう
『ゆるくてカッコいい手作りキャンプギア』住まいと暮らしの雑誌編集部(主婦と生活社)
テーブル、ラック、コンテナ、ジャグスタンドなどキャンプ道具の手作りにはまっている人が紹介されています。ヴィンテージをミックスしたもの、ネイティブな雰囲気のもの、機能的なものまで簡単で個性豊かなDIYばかり。製作時間や材料費も掲載されているのは便利です。人とかぶらないオリジナルキャンプを楽しみたい人におすすめです。
星空を見て思い出作り
『子どもと一生の思い出をつくる星空キャンプの教科書』松尾真里子(ジービー)
空気の澄み渡ったキャンプ場の星空はとてもきれい。幸せな気分になります。「きれいな星空を見る」をテーマにしたありそうでなかったキャンプ本。星を見るための時期や場所、道具などわかりやすく紹介されています。掲載されている写真が美しく持っているだけでうれしくなりますよ。キャンプでたくさんの思い出をつくりたい人におすすめの一冊です。
おすそわけしたくなる料理
『かんたん&おしゃれなバーベキューの人気レシピ』BBQレシピタンク(立東舎)
「つぎのキャンプで何作ろうか!」踏み込むほどにはまってしまうのが料理。この本は、火加減の調整がしやすいフライパンや鍋で簡単にできるバーベキューレシピが多く紹介されています。前菜レシピやお腹が満足するレシピ、デザートや朝食までバラエティー豊かな内容。盛り付けもきれいで味もGOOD!キャンプで友達におすそわけしたくなるレシピが満載です。
フライパンひとつで簡単に
『フライパンで山ごはんシンプル・簡単なレシピ90』山と溪谷社、ワンダーフォーゲル編集部、山ごはん研究会 編集(山と溪谷社)
山フライパン愛用者の意見を参考にフライパンひとつで作る「簡単・シンプル・おいしい」料理が紹介されています。料理は効率のよい登山用のコンパクトフライパンを使用しています。手軽に作れて、洗い物も少なく一石二鳥。なにかとバタバタしがちなキャンプで簡単に料理できるというのはうれしいですよね。時間に余裕ができた分遊びやたき火を充実させられますよ。
『基本がわかる!キャンプレッスンブック』JTBパブリッシング(JTBパブリッシング)
キャンプをはじめようと考えている人におすすめ。写真が多く使われているので基本がわかりやすく説明されています。準備から後片付け、メンテナンスまで充実した内容。初心者がはじめやすいように日帰りキャンプやお泊りキャンプなど過ごし方のシミュレーションがあったり、持ち物準備リストがあったりするのは便利。これ一冊あれば安心してキャンプに出かけられますよ。