壁紙や床、ソファなど色調が印象的なお部屋の作品
『ラ・ラ・ランド』壁面の映画スターのポスターがおしゃれなミアの部屋
『恋する惑星』鮮やかでスタイリッシュな色使いでアートな気分
返還前の香港で繰り広げられるラブストーリー。警官に恋心を抱くハンバーガーショップ店員のフェイは、偶然彼のルーム・キーを手に入れて部屋に忍び込み、模様替えを始め…。独特の色彩に彩られた作品。観葉植物や鮮やかな模様の壁紙などごちゃごちゃしそうなのに、色調が統一されていてスタイリッシュに仕上がっています。
『アメリ』寝室の色使いが鮮やかで可愛い!スタンドなどの小物も素敵
空想好きなアメリは少女のままの心で大人になり、毎日小さな楽しみを見つけて幸せを感じている。周りの誰かを今よりほんの少し幸せにすることも楽しみのひとつ。そんな彼女が恋をする物語。アメリの人柄そのものに、部屋がとても可愛いです!赤い壁紙、ベッドサイドの豚のランプなど、色使いがビビッドで素敵。壁紙は貼ってはがせるタイプのものもあるので、思い切ってアメリカラーに挑戦してみても。
『ヘイフラワーとキルトシュー』北欧インテリアをたっぷり鑑賞
7歳と5歳の幼い姉妹の物語を描いた北欧ムービー。子供部屋につり下げられた飾り物や壁紙や小物類、どれもとても可愛いです。各部屋とも壁紙がそれぞれにカラフルだけれど、しっくりまとまっています。ガーリーで可愛らしい世界観♪ぜひチャレンジしたくなります。
小物を効果的に使ったお部屋の作品
『タイピスト!』ピンクやゴールド、レトロで可愛い家具や小物
1950年代のフランスが舞台。田舎から出てきた若い娘ローズのサクセスストーリー。衣装もとても可愛いけれど、レトロなインテリアにうっとり。ゴールドにピンク、ゴージャスだけれどきらびやか過ぎない縁飾りのついた家具や小物など、現代でも取り入れたいアイテムがたくさんあります。
『マルタのやさしい刺繍』上質なものを大切に使う気持ち、刺繍やレースが素敵
80歳のマルタの若い頃の夢は、ランジェリー・ショップを開くこと。年齢を言い訳にせず、夢を叶えるために頑張る姿には勇気をもらえます。80歳のおばあちゃんとともに年月を経た、よく手入れされた調度品たち。いくつになっても心躍るレースや刺繍。丁寧な暮らしぶりがとてもいいですね。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』水槽やアンティークなどをプラスして非日常的な空間に
ネットでなにもかもそろう時代。人間関係でさえも…。派遣教員の七海が行き着く豪邸の一室は、クラゲの水槽や壁のブラケットのあかりが耽美的な雰囲気。部屋にアクアリウムを取り入れると、ぐっと雰囲気が変わります。生き物を飼わなくても、水草のみにしたり、ガラスの置物を水槽に沈めて照明で照らしても素敵ですよ。
照明を効果的に使ったお部屋
『レディ・バード』照明がキラキラ印象的な10代の部屋
恋や進路、家族のことなど、誰しも通ってきた悩み多き10代の頃の物語。主人公「レディ・バード」の部屋は、パステルピンクの壁面に写真の切り抜きや落書きなど、可愛らしく多少の毒もあるさまざまなパーツで覆われています。夜はキラキラロマンチックな電飾のようなあかり。昼と夜の表情ががらりと変わる部屋に注目。
『日日是好日』二つのスタンド使いでくつろぎの空間に 典子の部屋
真面目でやや地味な典子と、快活で華やかないとこの美智子。二人がお茶を習う物語ですが、茶道の奥深さや日本の伝統や四季の美しさにほっこり、じんわりしみいる映画。普通の女の子の部屋風の典子の部屋は、よく見ると高さ違いの大きめなスタンドライトが置かれていたり、大きな本棚があったりとまねしたいポイントが点在。ブラウン系でまとめられていて、落ち着いた温かなインテリアが印象的です。
『かもめ食堂』シンプルでナチュラルな、ほっとくつろげるサチエの部屋
ヘルシンキで食堂を開いた日本人女性のサチエと、そこに集まってくる人々との心の交流が描かれています。イッタラやアラビアなど北欧食器がたくさん出てきて、食器好きにはたまらない映画。ブルーと白でシンプルにまとめられた食堂の雰囲気はとても素敵。白い花のみガラスの花瓶にざっと入れた感じもいいですね。サチエの部屋もとてもシンプル。スタンドのあかりで黄色にも黄緑色にも見える壁紙と、素朴でシンプルな木のテーブルが落ち着ける雰囲気を演出。
映画スタジオで働く女優志望のミアと、いつか自分の店を持つことを夢見るピアニストのセバスチャンとの恋物語。主人公たちの心情変化がスクリーンの色彩にも表れていて、印象的。ミアの部屋のベッドサイドにはイングリッド・バーグマンのドアップ。その他のものは色味を抑えたパステルカラーでまとめられていておしゃれ。夢と希望が詰まった小物使いなど、まねしたいアイデアがたくさん。