食欲と芸術の秋を満たす「美味しい映画」
ほっこりした気持ちに。ごはんに癒される映画
ねことじいちゃん
亡き妻の残した料理レシピノートを完成させることが趣味の大吉じいちゃんのほのぼのとした穏やかな生活を猫の目線を取り入れながら優しく描かれています。
豆ごはん
食べる女
筒井ともみの短編小説集を映画化した作品です。雑文筆家のトン子こと餅月敦子は、古書店であるモチの家の女主人。料理をこよなく愛する彼女の家に、恋や人生に迷える女性たちが夜な夜な集まり、料理を振舞います。
女性たちのイマイチ上手くいかない恋愛と、それを癒してくれる美味しい料理。その関係性が妙にリアルで、きっと誰もが経験したことがある“食べること”の意味を感じさせてくれる作品です。
手羽先の岩塩焼き
そらのレストラン
「しあわせのパン」や「ぶどうの涙」に続く大泉洋主演の北海道企画の第三弾。チーズ工房を経営する酪農家が1日限りのレストランを開くまでの奮闘記を描いた作品です。
自分たちが生産した食材が、札幌の有名なシェフの手でより美味しくなったことに感動して始めることになった1日レストラン。北海道の大自然が生んだ恵の食材を生かした料理たちに舌鼓を打つシーンは、こんな生活がしてみたいと思わせてくれる憧れがいっぱいです。
チーズトースト
香りまで感じてくるアジア飯が印象的な映画
ママ、ごはんまだ?
歌手の一青窈の実姉でもある一青妙のエッセイ「私の箱子」と「ママ、ごはんまだ?」をベースにした作品。20年前に亡くなった母が残した手紙と台湾料理のレシピ帳が見つかり、日本人の父と台湾人の母と暮らした家族の思い出が蘇り、家族の絆を再確認するヒューマンストーリーです。
辛いことや悲しい日も食卓に並んだ台湾の料理の数々。沢山の愛に包まれていたことを感じさせる映画で、劇中の美味しそうな台湾料理に胸がときめくのはもちろん、じんわりと温かい気持ちになれます。
豚足の煮物
恋人たちの食卓
アジアが誇る名匠アン・リー監督の本作は作品で、米英のアカデミー賞ならびにゴールデングローブ賞外国語映画賞にノミネートされた話題の映画です。
かつて一流ホテルのシェフだったチュ氏は、三人の娘を男手一つで育ててきました。日曜の夕食を共にすることが決まりごとになっていましたが、ある日次女が父の味覚が衰えたと指摘。娘たちにも恋愛の季節が訪れ、父親との確執や愛情の本質を描いています。
シュウマイ
リトル・フォレスト 春夏秋冬
大自然に囲まれた小さな集落での自給自足生活を送る女性の姿を描いた作品。日本でも橋本愛主演で映画化されたリトルフォレストの韓国版では、人気女優のキム・テリが主演を務めています。
恋愛に就職と何一つ思い通りにいかない日常から抜け出し、自然に囲まれた故郷に戻ると旧友たちと再会。そして、農作物を育てながら、一食一食を作り、いただく食生活を送りながら、季節の移り変わりの中で自分を振り返っていきます。
トッポッキ
甘いおやつで癒されて♡スイーツが出てくる映画
マイ・ブルーベリー・ナイツ
「恋する惑星」などで知られる名匠ウォン・カーウァイが、アメリカを舞台に描いたロードムービー仕立てのラブストーリー。グラミー賞受賞歌手ノラ・ジョーンズが初主演を務めた作品です。
失恋した主人公エリザベスは、元恋人の家の向かいにあるカフェに出入りするように。そこには、毎回ブルーベリーパイを出してくれるオーナーが。新しい恋を一歩踏み出すことができるのか・・・深く傷ついた彼女の心の変化が描かれています。
ブルーベリーパイ
海のふた
よしもとばななの小説を映画化した作品で、東京での生活に疲れた主人公まりが故郷で大好きなかき氷の店を開くストーリー。主人公を演じるのは、リンネルのモデル等でも活躍している菊池亜希子です。
かつて観光地としてにぎわうも、今は閑散とした西伊豆の海辺の町。かき氷に使うシロップはサトウキビを使った糖蜜とみかん水。そしてエスプレッソ。彼女の実家に預けられた暗い過去を持つ女性とのひと夏の交流や心の変化が優しく描かれています。
かき氷
おいしい家族
小説「えん」で、第40回すばる文学賞を受賞したふくだもも作品で、短編映画の「父の結婚」を長編にしたものです。板尾創路や浜野健太など、個性的な俳優陣が出演したユーモアのある映画です。
東京で働く娘の橙花が母の三回忌で離島の実家に帰ると、父である青治は何故か母の服を着てご飯を作っていました。唖然とする橙花に追い打ちをかけるように、見知らぬ居候人が登場し、食卓を囲むことに・・・。
イラストレーターねこまきの漫画を原作とした映画。老妻に先だたれた大吉じいちゃんと猫のタマの二人暮らしのストーリーを、ドキュメンタリー番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」などで知られる動物写真家の岩合光昭が映画初監督を務めました。