魅力いっぱいのスウェーデン映画を観よう!
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スウェーデン映画を観たことがありますか?“北欧映画”とひとくくりにしてしまいがちなスウェーデン映画ですが、愛おしく魅力的な作品がたくさん存在します。
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今回は、スウェーデン映画にのみフォーカスを当て、クラシックから近代映画までおすすめをご紹介♪
気分に合わせてお選びいただけるよう、カテゴリーごとにご紹介しますので、気になるものがあったらぜひチェックしてみてくださいね。
気分に合わせてお選びいただけるよう、カテゴリーごとにご紹介しますので、気になるものがあったらぜひチェックしてみてくださいね。
スウェーデン映画を語る上で欠かせないクラシック映画
仮面/ペルソナ
[簡単なあらすじ]
失語症になってしまったスター女優と、彼女を看病する看護師が繰り広げる物語。海辺の別荘での生活は、二人の仮面を剥がしていく。剥がれた仮面は二人を交錯させていく……。人間の心理を描いた心理学ドラマ映画。
失語症になってしまったスター女優と、彼女を看病する看護師が繰り広げる物語。海辺の別荘での生活は、二人の仮面を剥がしていく。剥がれた仮面は二人を交錯させていく……。人間の心理を描いた心理学ドラマ映画。
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1966年に制作された『仮面/ペルソナ』。北欧だけではなく、今や世界を代表する映画監督・脚本家であるエルンスト・イングマール・ベルイマンの代表作の一つです。仮面ペルソナの他にも、『神の沈黙』や『愛と憎悪』など数多くの作品を輩出しています。“ベルイマン映画論”と言われるほど、映画業界では有名で、ハリウッドの名監督たちも影響を受けた人も多いそう。
マイライフ・アズ・ア・ドッグ
[簡単なあらすじ]
いじめられっ子の主人公イングマルは、結核病である母と、兄の3人暮らし。母の病状が悪くなり、イングマルは一人別の町に住む親戚の家へ預かられてしまう。そこでイングマルは、まるで少年のようなボクシング少女サガと出会う……。幼い少年の成長をユーモアたっぷりに描くストーリー。
いじめられっ子の主人公イングマルは、結核病である母と、兄の3人暮らし。母の病状が悪くなり、イングマルは一人別の町に住む親戚の家へ預かられてしまう。そこでイングマルは、まるで少年のようなボクシング少女サガと出会う……。幼い少年の成長をユーモアたっぷりに描くストーリー。
スウェーデン映画が好きになったきっかけに、この『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』の名前を挙げる映画好きも多いです。どこか切なく、そして愛おしく、癒されるようなそんな映画です。
色鮮やかで可愛いスウェーデン映画
シンプル・シモン
[簡単なあらすじ]
アスペルガー症候群の主人公シモンの理解者は、兄のサム。ちょっとしたことからシモンのせいで、兄サムは恋人と別れることになってしまう。責任を感じたシモンは、兄のために恋人探しに奮闘します。純粋でまっすぐなシモンが繰り広げる、ラブコメディ。
アスペルガー症候群の主人公シモンの理解者は、兄のサム。ちょっとしたことからシモンのせいで、兄サムは恋人と別れることになってしまう。責任を感じたシモンは、兄のために恋人探しに奮闘します。純粋でまっすぐなシモンが繰り広げる、ラブコメディ。
『シンプル・シモン』はとにかく映像が色鮮やかでかわいい!スウェーデンらしい、カラフル&おしゃれなインテリは見ているだけで目の保養になります。映像だけではなく、サウンドトラックにも注目してほしい作品で、映像+音楽が見事な世界観を生み出しています。
2011年アカデミー賞のスウェーデン代表にも選ばれた作品。スウェーデン映画だけではなく、ハリウッドでも大活躍中のビル・スカルスガルド主演映画であることも注目です!
ロッタちゃんと赤いじてんしゃ
[簡単なあらすじ]
主人公のロッタはスウェーデンの郊外に暮らす、少女。兄や姉が自転車に乗る姿を見て、自転車が欲しくてたまりません。期待していた5歳の誕生日にも自転車を買ってもらうことができず、ロッタはついに、計画を企てます。北欧スウェーデンのある家族の日常を描いた微笑ましい作品です。
主人公のロッタはスウェーデンの郊外に暮らす、少女。兄や姉が自転車に乗る姿を見て、自転車が欲しくてたまりません。期待していた5歳の誕生日にも自転車を買ってもらうことができず、ロッタはついに、計画を企てます。北欧スウェーデンのある家族の日常を描いた微笑ましい作品です。
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北欧スウェーデンらしい、可愛い!おしゃれ!が詰まっています。なんだかずっと眺めていたくなるようなポップな映像は、スウェーデンの世界観が満載です♪心がほっこり癒される、是非とも観ていただきたいおすすめの作品です。
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『長くつ下のピッピ』の作者としても有名なアストリッド・リンドグレーンの児童文学作品である『ロッタちゃん』シリーズ。リンドグレーンの絵本が初めて映画化されたのが、この『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』です。スウェーデンでは1992年に公開され、日本では2000年に公開されました。ロッタちゃんの世界観に是非、浸って下さい!
スウェーデン出身・実在の人物を描いた感動作
ストックホルムでワルツを
[簡単なあらすじ]
実在したジャズシンガーである、スウェーデン出身のモニカ・ゼタールンドの半生を描いた作品。彼女がジャズシンガーになるまでは決して簡単な道ではありませんでした。“スウェーデン人の彼女にしか歌うことのできないジャズ”を追い求め、彼女は最終的にスウェーデン語でジャズを歌うことにたどり着きます。
実在したジャズシンガーである、スウェーデン出身のモニカ・ゼタールンドの半生を描いた作品。彼女がジャズシンガーになるまでは決して簡単な道ではありませんでした。“スウェーデン人の彼女にしか歌うことのできないジャズ”を追い求め、彼女は最終的にスウェーデン語でジャズを歌うことにたどり着きます。
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壮絶な彼女の人生に、「これがノンフィクションなの?!」と見終わった後に驚いてしまいます。美しいくもまっすぐな、モニカの生き様に感動する勇気を与えてもらえる作品ですよ。
リンドグレーン
[簡単なあらすじ]
『長くつ下のピッピ』や『ロッタちゃん』シリーズなど数々の名作を生み出した、児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの生涯を描いた、実話を元にした伝記映画。スウェーデンのスモーランド地方でのびのびと育ったリンドグレーンの幼少期から、彼女の才能が開花する様を見事に描いています。
『長くつ下のピッピ』や『ロッタちゃん』シリーズなど数々の名作を生み出した、児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの生涯を描いた、実話を元にした伝記映画。スウェーデンのスモーランド地方でのびのびと育ったリンドグレーンの幼少期から、彼女の才能が開花する様を見事に描いています。
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日本では2019年の12月に公開予定の『リンドグレーン』。今注目のスウェーデン映画として多くのメディアでも取り上げられていますよ!
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ストーリーはもちろん素晴らしいですが、スウェーデンのスモーランド地方の美しい自然や町の映像など、とにかくスウェーデン好きにはたまらない映像の数々。日本での公開が待ち遠しいですね!
ウィットに富んだスウェーデンらしい作品
フレンチアルプスで起きたこと
[簡単なあらすじ]
楽しいはずの家族水入らずのフレンチアルプスでの休日は、ある出来事がきっかけとなり、ガラッと一変してしまう。楽しい時間から、一気に家族崩壊の危機になってしまう出来事とは?果たして家族は仲の良かった頃に戻ることができるのか?
楽しいはずの家族水入らずのフレンチアルプスでの休日は、ある出来事がきっかけとなり、ガラッと一変してしまう。楽しい時間から、一気に家族崩壊の危機になってしまう出来事とは?果たして家族は仲の良かった頃に戻ることができるのか?
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どこかゆる~く、だけど鋭く、話の展開が独特の雰囲気の中で進んでいきます。「え、ここからどうなるの?!」と気になるストーリー展開が特徴。数多くの外国映画賞を受賞し、なんとハリウッドでリメイク化が決定している、スウェーデンの新星映画です。
さよなら人類
[簡単なあらすじ]
面白グッズを販売する、セールスマンコンビのサム&ヨナタン。彼らはいつもどこか付いていない。彼らは仕事を通じて様々な人と出会うのだが……。人類の過去・現在・未来を考えさせられるユーモアたっぷりの作品。
面白グッズを販売する、セールスマンコンビのサム&ヨナタン。彼らはいつもどこか付いていない。彼らは仕事を通じて様々な人と出会うのだが……。人類の過去・現在・未来を考えさせられるユーモアたっぷりの作品。
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人間をテーマにしており、人間の愚かさや感動、興奮をユーモアたっぷりに表現しています。独自の世界観に一度観るとクセになってしまい、何度も何度もリピートしたくなる作品です。
スウェーデンに足を運びたくなる美しい映像&音楽
ソング・フォー・イェテボリ
※画像出典:『Känn ingen sorg för mig Göteborg/Håkan Hellström』より
[簡単なあらすじ]
スウェーデンの第二の都市、Göteborg(イェテボリ)を舞台に繰り広げられる音楽ドラマ。スウェーデン出身のアーティスト、ホーカン・ヘルストレムのアルバム楽曲たちを元にストーリーが展開していく。主人公ポールはプロのミュージシャンを目指すが、彼にはあるトラウマがあった。そして、彼の周りで巻き起こる様々な事件とともにストーリーが展開される。
スウェーデンの第二の都市、Göteborg(イェテボリ)を舞台に繰り広げられる音楽ドラマ。スウェーデン出身のアーティスト、ホーカン・ヘルストレムのアルバム楽曲たちを元にストーリーが展開していく。主人公ポールはプロのミュージシャンを目指すが、彼にはあるトラウマがあった。そして、彼の周りで巻き起こる様々な事件とともにストーリーが展開される。
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イェテボリを訪れたことがある方は、「なつかしい!」と感激し、訪れたことの無い方は「行ってみたい!」と感じること間違い無し。素敵なイェテボリの街を舞台に繰り広げられるストーリーは、音楽、映像ともに本当に美しい!イェテボリへの愛が溢れている作品です。
スウェーデン映画の魅力に包まれよう♪
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魅力たっぷりのスウェーデン映画をご紹介しました。温かくも、愛おしくもあり、そして何か哲学的なことを考えさせられる奥深い作品の数々。様々なカテゴリーから、気分に合わせて「今日はこれ!」と選んで、スウェーデン映画の魅力に包まれてみてくださいね。
※画像出典:『ピッピの生みの親アストリッド・リンドグレーン (日本語) 単行本』より