猫・ねこ・ネコに夢中!
もしかしたら見たことあるかも?ロングセラーやおなじみの「猫の絵本」
ぼくのねこ みなかった?
「ぼくのねこみなかった?」 エリック・カール (著)、大附 瑞枝(翻訳) 偕成社
名作『はらぺこあおむしで』で知られるエリックカールのねこ絵本。世界の様々な場所に暮らす猫科の仲間たちが迫力たっぷりに描かれます。猫に対する少年の愛情、世界各地の風物への親しみが伝わってくる絵本です。
11ぴきのねこシリーズ
「11ぴきのねことぶた」 馬場 のぼる (著) こぐま社
11ぴきのねこシリーズは笑って楽しめる愉快な絵本シリーズ。とらねこたいしょうを中心に、旅をしたりコロッケを作ったり、仲間とワイワイ過ごすさまがユーモアたっぷりに描かれます。表情豊かなねこたちの活躍が微笑ましい一冊。
作者の馬場のぼる先生の地元青森では、11ぴきのねこは、移動図書館車のラッピングにも使われていたり、美術館でグッズが販売されていたりと身近な絵本キャラクターとして親しまれています。
ピーターラビットのお話シリーズ こねこのトムのおはなし
「こねこのトムのおはなし」 ビアトリクス・ポター (著), いしい ももこ(翻訳) 福音館書店
ピーターラビットのお話シリーズには、猫が主役のお話もいくつかあります。
こねこのトムのお話では、やんちゃな子猫の活躍に母猫が振り回されたり、無邪気な子ねこの振る舞いに思わず笑顔がこぼれます。
同じ作者の猫が主人公の絵本には、他に、「モペットちゃんのおはなし」「ずるいねこのおはなし」などがあります。ふわふわのドレスを着たこねこちゃんがとても可愛らしいです。
※上記3枚 筆者撮影
魔術師キャッツ
キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科
「キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科」T.S. エリオット (著), Thomas Stearns Eliot (原著), Edward Gorey (原著), 小山 太一 (翻訳) (日本語版;河出書房新社)
こちらも同じく、T.S. エリオット の「キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法」を絵本化した作品。「うろんな客」などでおなじみのエドワード・ゴーリーが絵を手がけています。どこかシニカルで人間味たっぷりの猫たちが魅力的で、ゴーリーの猫愛を感じる、他の作品とは違った画風も必見。
上記のエロール ル・カインの絵本と見比べてみても面白いかも。
こねこのぴっち
「こねこのピッチ」 ハンス・フィッシャー (著), 石井 桃子 (翻訳) 岩波書店
好奇心いっぱいに遊ぶ子猫のピッチがとても愛らしい絵本。他の動物たちになりたくて真似をするのですが、怖い目に遭って寝込んでしまって・・・そんなピッチをお見舞いする仲間たちの友情にもほっこり心温まる、自分探しの物語。絵のタッチはハンス・フィッシャーならではの軽妙な線がリズミカルで、どのページもめくるたびに楽しい気持ちになれます。
100万回生きたねこ
「100万回生きたねこ」 佐野 洋子 (著) 講談社
100万回人生を謳歌しても死に切れなかった猫。彼が真っ白なねこと出会って・・・本当の愛を知るまでを描いた名作。
※上記2枚 筆者撮影
BABY NUMBER BOOK
世界観に引き込まれる素敵な「猫の絵本」
ねこだらけ
しろねこくろねこ
Kittens
めがねこ
わたしはあかねこ
お気に入りの猫の絵本は見つかりましたか?
ここで紹介しきれなかった、オススメ猫絵本はまだまだたくさんあります。
本好きを和ます「図書館猫オリバー」や、ドキドキしながら応援したくなる「ちいさなねこ」、イラストの色合いにもワクワクする「ねこのセーター」、画面の隅々まで猫だらけの「100まんびきのねこ」、などなど数え上げたらきりがありません。でも、どの絵本もねこのやさしさ、無邪気さ、奇想天外な冒険心など、のびのびとした活躍ぶりに和やかな気持ちになれるものばかり。ぜひあなたも、お気に入りのねこの絵本を見つけてみてくださいね♪
悠々自適に暮らす気ままな猫。はたまた、やんちゃで冒険心にあふれた子猫や、ミステリアスな雰囲気の猫も。絵本に描かれる猫たちはどこかおっちょこちょいだったり、おしゃれだったり、不思議な雰囲気をまとっていたり、実に生き生きとしています。今回は、そんな猫たちの活躍ぶりが、心にゆとりを与えてくれるオススメ絵本をご紹介します。