結婚式の演出は何にする?
海外の結婚式には、日本では珍しい、可愛くてユニークな演出がたくさんあります。今回は、結婚式に是非取り入れてみたいイチオシの海外ウェディングアイディアをご紹介します。
海外ウェディングに学ぶ可愛い結婚式のアイディア
(1)一緒に結婚式を作り上げる「ブライズメイド/グルームズマン」
日本でも最近注目されはじめた、ブライズメイドとグルームズマン(アッシャー)。元々は、新郎新婦と同じような衣装を着て付き添い、幸せをねたむ悪魔の目をくらませ、新郎新婦を守ることを目的に中世ヨーロッパで始まりました。
ブライズメイド(女性)やグルームズマン(男性)は、結婚式の大事なサポーター役です。花嫁の移動を手伝ったり、指輪交換の時にブーケを預かったり、式のスムーズな進行を手助けしたり。信頼できる友人にお願いして、一緒に結婚式を作り上げていくなんて、ワクワク感も倍増しそうですね。
(2)結婚を祝う「ブライダルシャワー/バチェラーパーティー」
「ブライダルシャワー」はプレ花嫁の婚約・結婚祝いのパーティー!結婚式の4~6週間前に開催されることが多く、女の子だけの楽しいガールズパーティーです。部屋を可愛くパステルカラーでデコレーションしたり、皆でお揃いのティアラを付けたり、楽しい思い出を作って結婚前に友情を再確認します。
一方「バチェラーパーティー」は新郎が独身最後の夜を、友人と楽しむパーティーのこと。結婚式前に新郎の緊張をほどくために、飲んで食べて踊って。バチェラーパーティーで羽目をはずしすぎて、結婚直前にケンカしてしまうカップルも多いのだとか。
(3)映画のワンシーンのような写真を
韓国ではウェディングフォトを前撮りするのが当たり前で、挙式の何ヶ月も前に撮影し、出来あがった写真は当日式場に飾ります。まるで映画のワンシーンのようなロマンチックな写真が特徴的。本格的なスタジオセットと修正技術を駆使して、新郎新婦をより美しく格好よく見せてくれます。
先輩花嫁の写真を是非見てみて♪
(4)「メッセージボトル」で皆からのメッセージを
結婚式の受付で、ゲストブックに名前を書いてもらう代わりに、メッセージボトルを書いてもらうのが最近のトレンド。小さな紙にメッセージを書いてもらい、クルクルと丸めてボトルに入れてもらいます。
数年後にボトルの中のメッセージを開け、皆に書いてもらったアドバイスや祝福メッセージを読んで、結婚当時の初心に返ってみたり、二人の絆を確かめ合ってみたり。用意するものが少なくて済むのも嬉しいですね。
<必要なもの>
・メッセージを入れる口が大きいボトル
・丸めやすいメッセージ用紙
・メッセージを書くためのペン
・紙をまとめるリボンや麻ひも
・どんなふうにメッセージを書いたら良いかの説明書き
Ex)結婚生活のアドバイスや、新郎新婦へのメッセージなど
(5)みんなの前でもう一度「ブーケ・ブートニア」の誓いを
「ブーケ・ブートニア」はチャペル式や人前式で行われる、お花を使った公開プロポーズのことです。挙式前にゲストにあらかじめお花を渡しておき、新郎は参列者からお花を集めながらバージンロードを歩きます。そして、集めて作ったブーケを持って、その後に入場した花嫁にプロポーズ♪返事が「Yes」なら花嫁は一輪の花をブーケから抜き取り、新郎の胸ポケットにブートニアとして飾るという演出で、最近日本でもちょっとしたブームになっています。
「ブーケ・ブートニア」は、中世ヨーロッパのある言い伝えに由来していて、それには諸説あります。1人の青年が、愛する人にプロポーズする際、村で結婚の許しを得るために村人の一人一人から賛成の花を集めたという説や、愛する恋人の家までの道中に一本一本摘んだという説。どちらの説も、愛する人に思いを伝えるため、青年が懸命に努力してブーケを作ったことが伝えられていて、とっても感動的。
「ブーケ・ブートニア」の言い伝えでは、新郎が集めた花は12本(1ダース)のダーズン・ローズでした。12本のバラには、「感謝」「誠実」「幸福」「信頼」「希望」「愛情」「情熱」「真実」「尊敬」「栄光」「努力」「永遠」という意味があり、ブーケには「あなたにすべてを捧げます」という新郎の想いが込めらているのだそう。そして、この12本の中から新婦が最も大切にしたい1本を抜き取るというセレモニーでした。今の「ブーケ・ブートニア」では、白い花や、ひまわりを使うこともでき自由です!
(6)二人のタイムカプセル「ウェディングボックス」
ワインや手紙を木箱の中に入れて釘で蓋をしたものを「ウェディングボックス」と呼びます。ゲストの前で封をして、5年後や10年後に二人で開けるのです。「ケンカボックス」なんて呼び名もある通り、ケンカをしてしまったときに開けて仲直りを♪と想いも込められています。
必要なものは、恋人や自分が生まれた年に作られたワインや、結婚式の年に作られたワインに、将来の自分や恋人に当てた手紙。2人の子供に向けた手紙ですが、特に決まったルールはありません。
ゲストにも未来の自分たちへのメッセージを書いてもらう、と言うのもオリジナリティがあっていいですね!
ウェディングボックスを開けるのが待ち遠しくなるような中身を2人で考えてみて♪
(7)皆で写真撮影を盛り上げよう
(8)お互いの姿にドキドキ「ファーストミート」
「ファーストミート」はその名の通り、新郎新婦が別々に準備をして、結婚式の直前にお互いの姿を初めて披露することです。ファーストルックとも呼ばれ、初めて見るウェディングドレス姿やタキシード姿にドキドキしてしまう、ロマンチックな演出です。
始まりは「新郎が結婚式の前に新婦の花嫁姿を見ると幸せになれない」というジンクスに由来しています。大切な人の晴れ姿を初めて目にして、「この人と結婚するんだ」という実感があらためて胸にジーンと響いてくるのだとか。
(9)欧米の伝統「ファーストダンス/ラストダンス」
「ファーストダンス」はその名の通り、最初のダンスと言う意味で、ゲストに見守られながら新郎新婦が夫婦としての最初のダンスを踊ることです。逆に「ラストダンスは」、父親と娘、母親と息子が踊る、親子の最後のダンスです。
スローな音楽に合わせて踊ることが多いですが、最近はHIPHOPにあわせて、会場を一気に盛り上げるという演出も人気のようです。
(10)愛を吹き込む「リング・ワーミング・セレモニー」
指輪交換は愛の誓いの象徴。その指輪に、ゲストの愛を吹き込んでもらうのが「リング・ワーミング・セレモニー」です。リボンにリングを通して、新郎新婦まで運ぶリングリレーに似た演出ですが、「リング・ワーミング・セレモニー」ではゲスト一人一人が二人の幸せを祈ってから隣の人に指輪を渡していくため、会場全体がおごそかな一体感で包まれます。
リングリレーのようにリボンに通したり、リングピローやリングケースに入れることで世界観を演出したり。こちらの写真は鳥の巣に見立てたリングケース。みんなの愛に包まれてさらに幸せいっぱいになりそう。
(11)花嫁が身に付けると幸せになる「Something 4」
欧米には結婚式で花嫁が身に付けると幸せになる4つの縁起ものがあります。マザーグースの童謡が由来で、英国のロイヤルファミリーも結婚するときにこの伝統を守ったのだとか。日本でもすでに定番として取り入れられている演出のひとつですね。
①Something Old:何か古いもの
②Something New:何か新しいもの
③Something Borrowed:何か借りてきたもの
④Something Blue:何か青いもの
(12)「キャンドルリレー」で幸せを灯す
その名の通り「キャンドルリレー」は、キャンドルの火でリレーをすること。会場を暗くしてから、最初の火は新郎新婦で灯し、それを参列者にリレーしてもらいます。2人がこの先、多くの人と出会い、新しい家族を作る、という願いが込められています。
最後にゲストも一緒に一斉に火を吹き消すこともあります。海外ではろうそくを吹き消す時に「Make a wish」と唱えます。消してしまうのはちょっと寂しい気がしますが、"願いを閉じ込める"と言う意味があるそうです。
ゲストと一緒に楽しむ結婚式
いかがでしたでしょうか。海外の結婚式って新郎新婦と家族、そしてゲストの絆をより一層感じることができる工夫が満載ですね。今回ご紹介したワクワクするようなユニークな演出を取り入れて、みんなの一生の思い出になるような結婚式づくりにお役立てくださいね。
結婚式に向けて大忙しのプレ花嫁さん、どんな演出にするか決まりましたか?特別なイベントですからオリジナリティのあることをしてみたい!と思っている方も多いのではないでしょうか。