ベーシックなアイテムも、刺繍をプラスするだけで世界にひとつだけのアイテムに変身！
小さなお子様がいらっしゃる場合は、刺繍を入れることで自分の持ち物の目印にすることもできます。
短時間でできるから、ちょっとした空き時間を有効活用できるのも魅力。裁縫は学生の頃に習っただけ、という方でも気軽にチャレンジできますよ。
刺繍をはじめる準備
用意するものは、基本は布地と針と糸だけ。さらに、布をピンと張ることのできる刺繍枠と、下絵を描くためのチャコペンがあると便利です。どれも100円ショップで手頃に購入可能です。
刺繍で使う糸は「25番刺しゅう糸」が一般的。細い糸6本が束になっており、模様によって何本か取り分けて使います。また、ステッチにボリュームを出したい時は、太くて光沢のある「5番刺しゅう糸」が便利です。
針にもいくつか種類がありますが、はじめに選ぶなら「フランス刺しゅう針」が使いやすくておすすめです。ただしクロスステッチをする場合のみ、専用の「クロスステッチ針」が必要になります。
ひとつずつ揃えるのが面倒な方は、キットを購入するのもアリ。レベル別に様々な図案が販売されているので、お気に入りを探してみてください♪
基本のステッチをマスターしよう！
ランニングステッチ
図案を点線でなぞって描く刺繍です。なみ縫いと同じ要領なので数あるステッチの中でもいちばん簡単。少々不揃いでもハンドメイドらしい味わいになるから、細かなことを気にせず刺していってOKです。
バックステッチ
本返し縫いと同じ縫い方です。先ほどのランニングステッチが点線なのに対し、こちらは直線を表現できます。イニシャルなどの文字をデザインしたり、イラストの輪郭線を描くのにピッタリ。
クロスステッチ
最近の刺繍人気を後押ししているのが、このクロスステッチです。ひと目ごとに糸をクロスさせて挿していく刺繍法で、小さなイラストはもちろん、慣れれば大作だって作れます。
元々はスウェーデンの伝統的ステッチのため、北欧テイストのノスタルジックなパターンが豊富。リネン生地と相性が良く、ナチュラルな雰囲気もたまりません。
ロング＆ショートステッチ
縫い目の大きさを長くしたり短くしたりしながら、色鉛筆で色を塗るように、面を刺繍していくやり方です。
間隔を詰めて刺していくため、独特の立体感が生まれます。花や葉っぱモチーフでもよく用いられる手法で、覚えると刺繍のバリエーションが一気に広がりますよ。
何にどんな風に刺繍する？真似してみたいアイディア
くるみボタンに好きなモチーフをプラス。できたボタンは、ヘアゴムにしたり、ブローチにしたり、いろいろ活用できますよ。
「召し上がれ」のメッセージをあしらったランチクロスです。手書きの風合いを残し、ほのぼのと可愛い仕上がりに。
とってもシンプル、だけどセンスを感じさせるお家のコースターです。凝ったデザインでなくても、こんなにおしゃれに見せられるんですね。
胸元からひょっこり顔をのぞかせているのはネコ！ブラウスのポケットを上手に生かした、遊び心あふれる刺繍です。
ベーシックな靴下を自分らしくリメイク。ワンポイント刺繍で、思いのままに個性を発揮して。
こんな可愛いマスクなら、毎日つけても苦にならない！ありきたりなものでも、刺繍ひとつで特別なアイテムに変わります。
最後に。
いかがでしたか？
刺繍ってなんだか難しそうなイメージがありますが、やってみると意外とすぐに慣れるもの。簡単なステッチでもアイディア次第で素敵な作品になるので、ぜひ記事を参考に、ワンポイント刺繍にチャレンジしてみてください♪
小さなモチーフをちくちく仕上げるワンポイント刺繍。簡単なステッチでも可愛いアクセントになるので、裁縫が苦手な方や初心者さんにおすすめです。