蜜蝋でしっとり、優しいクリームをかんたん手作り。
リップクリームの材料は、“蜜蝋”と“好みの植物オイル”だけでもOKです♪
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
蜜蝋について
蜜蝋は、精製し、色を取り除いた晒し蜜蝋(ホワイト・ビーワックス)や未精製の黄色っぽい蜜蝋などいろいろな色味があります。未精製の黄色の蜜蝋のほうが天然成分が多く残っていますよ。
リップクリームの作り方
基本のリップクリーム
【用具】リップスティックケース、耐熱容器。(※リップスティックケース2~3本分の材料です。)かき混ぜる棒や竹串。
植物オイルは、ホホバオイルが熱に強く最適です。オリーブオイルは少々べたつきがあります。スイートアーモンドオイル、アルガンオイル、カレンデュラオイル、キャスターオイル、ココナッツオイルなど好みのオイルで作ってください。
蜜蝋の量をやや多めにすると固めになり、リップスティック向きです。蜜蝋をやや少なめにすると軟らかいリップバームになります。
①植物オイルと蜜蝋を耐熱容器に入れ、湯煎して溶かす。
②材料が溶けたらよくかき混ぜる。
③リップクリームのケースに手早く注ぐ。
④冷めたら、フタをして冷蔵庫で1時間ほど冷やし、しっかり固めてできあがり。
※リップスティックケース何本かに材料を注ぐとき、材料が固まってきたら、また湯煎して溶かしてから注いでください。
リップスティックケースに入りきらなかった材料は、別の容器に入れて固めてください。※余った材料を流し台に流すと、ロウが固まり詰まる恐れがあります。
アレンジ1.精油(アロマオイル)を加えて、香りをつけよう。
湯煎の火を止めてから、リップスティックケースや容器に注ぐ前に、好みのアロマオイルを1~2滴たらすと、香り付きのリップになります。
アレンジ2.蜂蜜、ワセリン、シアバターなどを加えて潤いアップ。
蜂蜜やワセリン、シアバターなどを加えるとリップに違った効果が加わります。蜂蜜などを加えたら、植物オイルをその分減らして作ってください。
アレンジ3.甘い香りのココナツオイルバニラリップバーム
甘いココナツとバニラの香りにつけるたびうっとり。ココナツオイルはキッチンにある!という方もぜひ作ってみてください。
■材料
マンゴーバターやカカオバター(またはブレンド) 大さじ2
バージンココナッツオイル 大さじ2
ミツロウ 大さじ2
ピュアバニラエクストラクト 小さじ1
蜜蝋を湯せんで溶かす際に、マンゴーバターやカカオバターとココナッツオイルを足します。全て溶けたら火を止めて、バニラエクストラクトで香り付けします。
アレンジ4.リップに色を付けてみよう。
手持ちの口紅やアイカラーなどを少量混ぜて、色を付けてもいいですが、手作りリップに色を付けるマイカなどの色素も販売されてます。
これで唇が色よく見えるようなリップも手作りできますよ。
できあがったら、容器もオリジナルに。
シールやラベルでリップケースをデコレーション。ラベルも手作りすれば、いっそう使うのが楽しくなります。
蜜蝋ハンドクリーム
蜜蝋のハンドクリームもリップクリームとおなじ作り方です。ハンドクリームはリップクリームより、植物オイルを多めにして軟らかめに塗りやすく作ります。
【基本の蜜蝋ハンドクリームの材料】
好みの植物オイル…10ml
蜜蝋2g。好みでアロマオイル1~2滴。
手軽なリップクリーム手作りキットもあります。
リップスティックケースや、オイル、蜜蝋、用具などがセットになったリップクリームキットは、材料が余分に残らなくて便利です。
蜜蝋は融点が高く、溶けにくいためリップクリームなど固めの化粧品に使われます。
化粧品に柔らかい感触を与えたり、他の油脂や配合成分を安定させる効果があり、安心・安全なだけでなく、すぐれた乳化剤としての効果をもっています。
肌や唇をしっとりとやわらかくする効果があり、保湿成分としてもかなり優秀なんです。