意外と悩ましい…美容室でのオーダーについて
上手なオーダーの仕方【カット編】
事前準備①:髪の長さとなりたい雰囲気をまとめよう
なりたい雰囲気は、褒められて嬉しい言葉を考えると自然と整理できます。例えば、「おしゃれ」「大人かわいい」「上品」「クール」「やさしそう」「ヘルシー」など。こうした漠然としたイメージと、髪の長さを組み合わせることで自分にとっての理想のスタイルが見えてきます。
事前準備②:理想のヘアスタイル写真を探す
次に、理想のスタイルに合う写真を2~3枚ほど探してみましょう。SNSやサロンのホームページなどをチェックしてみてください。最近はInstagramに素敵なヘアスタイルを紹介してくれる美容師さんも増えていて、とても参考になりますよ。
正面だけでなく、いろいろな方向の写真があるとGOOD!
この時、正面だけでなく、横や後ろからの写真もあると、よりイメージが湧きやすくなります。サイドスタイル、バックスタイルの写真も合わせて探してみてください。
「どこがいいのか」を分析する
理想のスタイルが見つかったら、どこがいいのか分析してみましょう。2~3枚集めた写真の共通点を探してみると分かりやすいですよ。髪の長さ?色?全体の形?雰囲気?セットの仕方?何に魅力を感じているのか理解することで、自分が何を求めているのか、ヘアスタイルに求めることの優先順位などが把握できるようになります。
オーダー時①:希望の髪の長さと雰囲気を伝える
実際にオーダーするときは、まず「希望の長さ」と「なりたい雰囲気」の2点を伝えます。「やわらかい雰囲気のセミロング」「爽やかな感じのミディアムボブ」「クールなショート」など、この2点を伝えるだけで、おおよそのイメージが伝わるはずです。
オーダー時②:写真を見せてイメージを共有する
長さと雰囲気を伝える時、写真があると分かりやすいですね。事前に用意した2~3枚の写真を見せながら伝えてみましょう。言葉で伝えるのが苦手な方も、写真があれば一目瞭然に!言葉よりも簡単に、そして正確にイメージを伝えることができます。
写真の「どこがいいのか」を伝えることが重要!
髪質や顔の形は人それぞれ。写真と全く同じ仕上がりにはなりません。大事なことは、そのスタイルの「どこがいいのか」を伝えること。事前準備での分析を活かしましょう。好きなポイントさえしっかり伝われば、あとは美容師さんがそのスタイルを、あなたに似合う形で取り入れてくれるはずです。
オーダー時③:これだけはNGなポイントを伝える
なりたいイメージがない時も、NGポイントだけはしっかり伝えましょう
「どんな風になりたいか」と同時に「こんな風にはなりたくない」と伝えてみるのもあり。「短すぎるスタイルは嫌」「毛先が重たくなるのは嫌」など、NGポイントを伝えることで、失敗を減らすことができます。なりたいイメージがない時も、NGポイントだけはしっかり伝えるようにしましょう。
「なぜ嫌なのか」を伝えることで、違うスタイルに出会えるかも
なりたいイメージを伝える時と同じように、なりたくないイメージを伝える時も、その理由まで伝えることが大切です。なぜ嫌なのか、その理由次第では、カラーを工夫したりパーマをかけたり、違うアプローチ方法を提案してもらえるかもしれません。
オーダー時④:普段のスタイリング&悩みを共有する
できるだけ具体的に伝えること
普段のスタイリング方法や髪・顔回りの悩みは、できるだけ具体的に伝えましょう。例えば、セットのやり方、どんなスタイリング剤を使っているか、普段のクセやうねり方・広がり方、顔が暗く見えてしまうなどなど。より具体的に説明することで、より自分に合ったスタイルに仕上げてもらえます。
上手なオーダーの仕方【カラー編】
事前準備①:どんなカラーにするか決める
今よりも明るくするor暗くする?
まずは、どんなカラーにしたいかを決めていきましょう。具体的なイメージがない時はまず、明るさを決めればOK!今の明るさを基準に、明るくしたいか暗くしたいかを決めてください。
どんな色にする?
次に、色味を決めていきます。ブラウン系、グレー系、ピンク系、オレンジ系などいろいろな色があるので、SNSやサロンのホームページなどを見て、好きな色味を探してみてください。具体的にコレ!というものがない時は、雰囲気で選ぶのもOKです。
事前準備②:理想のヘアカラーの写真を準備
SNSの画像は加工に注意!
明るい・暗いの感覚は、人それぞれ。イメージしているカラーを正確に伝えるためには、写真を見せるのが一番です。カラーの写真を探す時、1点注意したいのが、写真の加工。フィルターがかけられた写真では、イメージが正しく伝わらない可能性があります。できるだけ自然な写真を用意しましょう。
オーダー時①:写真を見せてイメージを伝える
実際にオーダーする時は、写真があれば説明が楽ちんです。用意した写真を2~3枚見せれば、理想のカラーが伝わるでしょう。さらに、「あの人よりも暗く」「あの人よりも黄味を抑えたい」など、近くにいるスタッフさんを例に説明すると、より正確にイメージを伝えることができます。
色の名前でオーダーしない!
ヘアカラーをオーダーする時、「ベージュ系」や「アッシュ系」など、色の名前だけでオーダーするのはおすすめできません。色の感覚も人それぞれ。同じアッシュ系でも美容師さんによってイメージが違います。必ず写真やサンプルを使って、イメージを共有していきましょう。
オーダー時②:これまでのカラー歴を伝える
ヘアカラーのオーダーでは、過去のカラー歴を伝えることで失敗を減らすことができます。ブリーチや黒染めの経験に加え、「いつもイメージより暗くなる」、「すぐ明るくなる」など、自分の感覚も大切な情報です。
特に、初めてのサロンでは、前回や前々回のカラーの内容を伝えるといいでしょう。いつ頃、どんな色に染めたのかを伝えれば、今の髪色と比較して、染まりやすさや抜けやすさ、赤味や黄味の目立ちやすさなどを判断してもらえます。
失敗した経験も伝えてみて
過去にカラーで失敗した経験のある方は、その経験を伝えてみましょう。「薬剤を頭皮にベタ付けした際にしみた」、「黄味が目立ってしまった」、「ムラが気になった」など、あらかじめ伝えておくことで、きちんと対策してもらえますよ。
人気のヘアスタイル&カラーを試してみませんか?
大人女性におすすめのヘアスタイル
最近は、ショートからミディアムくらいの短めヘアがトレンド。中でも、カットラインを残したスタイルは、おしゃれな中にも品があって好印象◎凛とした大人の女性にぴったりのスタイルです。
顎のラインでカットするミニボブ(ショートボブ)スタイルも人気です。ボブのかわいらしい雰囲気はそのままに、短めにすることでスッキリ感がアップ。必要以上にスタイリングせず、ナチュラルな雰囲気に仕上げるのがポイントです。
大人女性におすすめのヘアカラー
カラーは「アッシュ」や「ベージュ」が引き続き大人気!やわらかく優しい印象になるので、大人の女性にぴったりです。
最近注目されているのが「アプリコットオレンジ」や「オレンジベージュ」など。鮮やかな色味ですが、オレンジは温かみがあり日本人の肌と馴染みがいいので、ベージュ系やアッシュ系と合わせて落ち着いた雰囲気に整うスタイルとして人気を集めています。
顔回りにレイヤーを入れたスタイルも人気です。全体的に重めのヘアスタイルでも、軽やかでやわらかい印象になります。ショートでもロングでも挑戦できますよ。
まずは、なりたいイメージをまとめましょう。難しく考える必要はありません。「髪の長さ」と「なりたい雰囲気」この2点を整理すればOKです。どれくらいの長さにするか迷っている場合は“これ以上はNG!”という長さを明確にしておくと失敗が減らせます。