大人っぽいベリーショートを作る三か条
■Point1:パーマやワックスで質感をプラス
ベリーショートは髪の毛が短い分、パーマやワックスなどでアレンジしやすい髪型です。何もしないとメンズライクなイメージが強くなってしまうので、オイルやワックスなどで質感をプラスするほか、パーマをかけるのもおすすめです。
■Point2:長さにメリハリをつける
「ベリーショート=とにかく短い」というイメージの人も多いかもしれませんが、全部を短くする必要はありません。前髪・トップ・襟足など、短くする部分と長さを残す部分のメリハリをつけると、取り入れやすくなります。
■Point3:丸みのあるシルエットを意識
丸みのあるシルエットになるようにレイヤーを入れて、程よい甘さをプラス。そうすればメンズライクに寄りすぎず、親しみやすいかっこよさと大人かわいいを同時にゲットできます。
PART1:大人のベリーショート、スタイル見本帖
1.パーマ(ゆるい・強め)×ベリーショート
コンパクトシルエット×くせ毛風パーマ
ワンカールパーマでバランスを調節
ハンサムなイメージのセンターパートは、毛先にパーマをかけて可愛らしさをプラスしましょう。曲線が加わることで、ちょうどいいバランスに。
ゆるっとパーマで辛さを緩和
刈り上げ×ベリーショートという攻めた組み合わせも、ゆるパーマを加えることで甘い印象に。シンプルファッションもおしゃれに決まりますね。
ゆるパーマ×ウェットな質感でハンサムレディ
眉上バングでマニッシュとキュートのいいとこ取りを狙う
ゆるパーマと隙間のある眉上バングなら、マニッシュとキュートのいいとこ取りが可能です。透けるようなカラーで、軽やかに。
トップにボリュームを出して縦ラインを強調
くしゅっと感を意識した強めのパーマに、センターパートで縦ラインを強調。丸顔さんや逆三角形さんにおすすめです。
ラフな感じを出してジェンダーレス
強めにパーマをかけて、無造作な感じに。適度なラフさも合間って、ジェンダーレスな雰囲気も演出できます。髪がペタッとなりやすい人も。
ウエットな質感で今っぽく
細かいパーマをしっかりめにかけたら、ウェットなスタイリングでカールを強調して。
柔らか質感でエフォートレスに
ワントーン明るく澄んだ肌に見せてくれるアッシュは、パーマの動きが見えやすいカラー。細かい毛束を意識して、丸みのある立体的なシルエットを作れば女性らしさもぐっとアップします。
強めのパーマで外国人風に
全体にしっかり強めのパーマをかければ、外国人風のおしゃれなスタイルに!襟足をすっきりさせてメリハリをつけましょう。
2.黒髪×ベリーショート
大人の女性だからこそ似合うスタイル
40代からの女性には、黒髪×ベリーショートも一押し。シンプルだからこそ、凛とした芯の強さを感じます。動きはあえて出さず、コンパクトなシルエットを意識して。
伸ばしかけの前髪でも楽しめる
ゆるパーマにセンターパートの組み合わせは、メンズライクなイメージに。伸ばしかけの前髪でも楽しめます。赤系のリップやフェミニンなファッションで、バランスを取りましょう。
あえて重たくして個性を主張
レイヤーを入れすぎず、あえて重たさを残したヘアスタイルは個性を出したい大人の女性におすすめです。キリッとしたシャツやトレンチコートなどクラシックなコーディネートを意識すると、一気に大人っぽい雰囲気になります。
オン眉バングで洗練されたフレンチ感を
襟足やサイドをすっきりさせた、マッシュベースのベリーショート。オン眉バングにしてちょっぴりチャーミングな印象を加えると、洗練されたフレンチシックなイメージを与えられます。
ランダムな外ハネをMIX
強めにパーマをかけランダムな外ハネをミックスすると、今っぽさもあるベリーショートに。黒髪だからこそ大人っぽく、洗練された印象を与えられます。40代からのベリーショートにおすすめです。
3.少年風×ベリーショート
たっぷり動きを出したひし形シルエット
少年風とはいえ、たっぷり動きを出して女性らしさも残したベリーショート。ひし形シルエットを意識すれば、小顔効果も期待できます。
丸顔さんにおすすめ
透ける前髪で軽さを出しつつ、ニュアンスのあるパーマをプラスして柔らかい雰囲気に。幼く見えがちな丸顔さんも、可愛さを活かしつつ大人に見せてくれるヘアです。
いつの時代も愛されるベリーショート
ノームコアな黒髪ベリーショート。シルキーなツヤ感が、清楚で可憐な印象へと導いてくれます。
フレンチウェーブ×ベリーショート
卵型さんはハードな印象に仕上げるのもアリ
パリにいそうな雰囲気の、赤毛のベリーショート。黒髪もかわいいですが、カラーを工夫すると外国人風に変身できます。
4.前髪なし・長め×ベリーショート
色気を引き出すセンターパート
目にかかる長さにすると、メンズライクに寄りやすいセンターパートでも女性らしい雰囲気が出ますね。ウェットなスタイリングにして、色気を引き出して。
凛とした美しさが引き立つかき上げ風バング
耳にかけるorかけないで印象が変わる
前髪を流して、タイトにまとめてちょっぴりマニッシュな雰囲気に。シンプルだからこそ、もみあげ部分の髪を耳に掛けるか掛けないかでも、ほんの少しの違いなのにずいぶん印象が変わります。
明るいカラーで甘さを抑えて
明るいカラーリングとゆるふわ感のあるカールで、外国人風に。すっきりと短い襟足のバランスが、甘すぎなくておしゃれ!
横から見るシルエットもきれい
長めの前髪は、横から見たシルエットもハンサムな印象に。ボブ風のシルエットは、パーマで前髪や後頭部にも動きをつけると、顔や頭の形がカバーしやすくなります。
5.かわいいフェミニン×ベリーショート
サイドの長さは残して
前髪に透け感を出してフェミニンな雰囲気に。長さは残しつつ、シルエットをコンパクトにまとめるの女性らしさを引き出すコツです。ボーイッシュなトップスもハマります。
透明カラー×センターパート
ハンサムなのに、どこかピュアな印象も感じさせるベリーショート。血色感のあるメイクに、無造作だけど計算されたスタイリングが好バランス!
浮遊感を出して愛らしい印象へと誘導
パーマで耳元の髪にもさりげなく動きをつけてあげると、エアリーで女性らしい雰囲気に。髪色も上品なブラウンで、ナチュラルな魅力をまとって。
ラウンドバングでチャーミングに
短めのラウンドバングで個性を出しつつ、チャーミングな雰囲気に。あたたかみのあるカラーにすると、ボーイッシュになりません♪
媚びない女らしさを表現したいなら
無造作なパーマで立体感を作り、目にかかる前髪をセンターパートで色っぽく。媚びない女らしさを表現したい人におすすめです!
6.マッシュ×ベリーショート
ラフな感じが抜け感に
マッシュシルエットをベースに、ニュアンスパーマとスタイリングでラフな質感に。無造作な前髪が今っぽいですね。
こめかみの髪がポイントのレトロマッシュ
コロンとしたフォルムがかわいい、前髪短めのマッシュカット。こめかみの部分を残して、ちょっぴりレトロな雰囲気に仕上げるのもgoodです。
ハイトーンでモードに
ちょっぴりスパイスが効きつつ、自然でナチュラルさもあるマッシュベリーショート。長めの前髪でニュアンスをつけて。
コンパクトなマッシュショート
コンパクトなマッシュショートもトレンド。サイドの毛を耳にかけると、シャープな印象になりますよ。
秋冬にぴったりな重めマッシュ
黒髪で重ためのマッシュは、秋冬におすすめです。自然体の美しさが引き立ち、ボーイッシュ寄りだけどヘルシーな色気も漂います。
7.カラー×ベリーショート
まろやかベージュでナチュラルに
あたたかみのあるベージュは、シーズンを問わず楽しめるヘアカラー。ブリーチなしでも楽しめます。
大人の女性でもトライしやすいくすみピンク
ちょっと個性的なピンク系のカラーも、このぐらい短ければ挑戦しやすいかも!普段よりしっかりめにメイクすると、バランスもよくなります。
春夏ムードが高まるミントベージュ
パーマで柔らかさを加えると、ベリーショートに明るいカラーリングでもきつい印象にはなりません。ミントベージュは春夏におすすめのカラーです。前髪を後ろに流して、ハンサムなアレンジを試してみて。
こなれ感No.1のテラコッタ
ツヤ感のあるテラコッタカラーで、大人っぽさとかわいさの中間を狙って。ベリーショートに明るめカラーの組み合わせは、一目でおしゃれ見えします!
ポイントカラーで遊び心をプラス
長めの前髪に、さりげないポイントカラーで遊び心を加えたスタイル。ちょっぴり個性的に仕上げたいなら、こんな風に取り入れてみましょう。
8.クールなストレート×ベリーショート
前髪とサイドの毛を同じ長さに
前髪をサイドまで切り込むことで、モードな雰囲気に仕上がっています。ツヤ感を重視したスタイリングできれいに、大人っぽくまとまっていますね。
個性も品のよさも譲れないなら
ダークブラウンの髪に濡れたようなスタイリングも、ありそうでない新鮮な組み合わせ。さりげないワイドバングで、上品にまとめつつ個性を出して。
黒髪×うざバング
目にかかる長さの黒髪うざバングで作るハンサムなヘア。シンプルなアクセサリーで、上品な女性らしさをさりげなく加えて。
トレンドカラーでアップデート
オリーブベージュのハイライトを入れて、今っぽっく&個性的なスモーキーヘアに。明るすぎないので、大人っぽい印象に見せることができます。定番のストレートショートも、トレンドカラーでアップデート!
前髪に透け感を作って軽さを出す
シアバターでタイトにスタイリングすると、清潔感あふれるヘアスタイルに。ぱっつん前髪も透け感を意識することで、軽やかな印象を与えられます。
9.アシメ前髪×ベリーショート
くせ毛っぽさがおしゃれな外国人風ベリーショート
自然な毛束と計算した配分がポイント
外ハネカールでフレンチシックに
外ハネカールで顔周りをすっきりさせた、フレンチシックなベリーショート。前髪を立ち上げてトップにボリュームを出しつつ、アシンメトリーでボーイッシュになりすぎないよう調節しましょう!
ダークトーンでかっこよく
かき上げ風の前髪でヘルシーな色気を
PART2:結婚式や着物は?ベリーショートのアレンジ
アレンジ方法やおすすめのスタイリング剤も紹介。
1.大きめのピアスやイヤリングで顔まわりを華やかに
メンズライクな印象になりがちなベリーショート。結婚式などで華やかな装いに合わせるには、顔まわりが寂しく感じることも多いものです。フォーマル感や女性らしさを出すには、いつもより大ぶりのピアスやイヤリングを合わせるのがおすすめ。結婚式などの場だけでなく、普段のシンプルファッションにプラスしても、一気に垢抜けた印象になりますよ。
2.和装には大きめのヘアアクセをプラス
3.ベリーショート×巻き髪でニュアンスチェンジ!
4.ベリーショートでもできる簡単アレンジ
5.エアリー感とツヤが今っぽさのキーワード
今っぽいベリーショートを作りたいなら、エアリー感を意識。程よいツヤもプラスして、女性らしく仕上げてみましょう。動きを強く出したいならヘアワックスが、ウエット&ツヤっぽくスタイリングしたいならオイルorジェルがおすすめです。
ユニークなテクスチャーでスタイルキープ
ワックスでもミルクでもない、なめらかでカスタードクリームのような伸びの良いテクスチャーが特徴。ワックスほどドライになりすぎず、ふわっとした浮遊感ものあるスタイリングに仕上げられます。
PART3:もっと似合うベリーショートを作るコツは?
1.輪郭別・似合うベリーショートを解説
同じベリーショートでも、前髪の長さやパーマのかけ方で違ったシルエットになります。顔の形に合ったスタイルを選んで。
○丸顔さん…ぱっつんは避け、前髪に隙間を作っておでこを出す、襟足を少し長めに残してタテのラインを作る
○面長さん…パーマをかけて横にふわっとさせる、短めの前髪は避ける、マッシュ風にカットする
○ベース顔さん…パーマでボリュームを出して目線を上に持っていく、短めの前髪でおでこを出す
2.口紅をポイントに、フェミニンなメイクを
ベリーショートは口紅を主役にしたメイクも映えます。ベージュ系のカラーレスメイクではなく、しっかり色味のあるピンクやレッド系の口紅を使って女性らしさを引き上げましょう。フェミニンなメイクを心がけるだけで、雰囲気のあるおしゃれ顔に。
コンパクトなシルエットでも、くせ毛風のパーマをかけて女性らしさを強調。目にかかる長さの前髪は、カジュアルにもきれいめなコーディネートにも好相性です。縦幅を狭められるので、面長さんにも。