洗練された魅力あふれる白ワイン

透明感ある黄金色「白」ワインの特徴とは
赤ワインとの違い
その色の違いの一つはブドウの種類にあります。白ワインは、黄緑色の皮で覆われた「白ブドウ」が主な原料。一方赤ワインは黒ブドウから造られるのが特徴です。またポリフェノールの一種で渋み成分である「タンニン」が、赤ワインに比べて白ワインはわずかしか含まれません。
醸造にも違いがあります。白ワインは絞った果汁のみを発酵させて造るのに対し、赤ワインは果皮や種も丸ごと発酵させるので、独特の赤い色をしています。
辛口と甘口

辛口
甘口
極甘口
白ワインに使うブドウの品種
白ワインの代表格:シャルドネ種
爽やかさが弾ける味わい:ソーヴィニヨン・ブラン種
豊かな酸味の辛口と甘口:リースリング種
白ワインの飲み方・楽しみ方
適温を知る

辛口の場合、酸味が引き立った軽やかなタイプは、やや冷やして飲むのがおすすめ。7~10℃に冷やすとよいでしょう。また辛口でもコクがあり重さを感じるタイプは、香りが立つやや高めの温度11~14℃で飲むとまろやかさも感じられます。
甘口は、5~8℃が適温です。甘味がさっぱりと感じられ、口当たりもよく美味しく飲めますよ。
冷やし方
タイプによってグラスを分ける

料理とのペアリングを楽しむ

爽やかな辛口(ソーヴィニヨン・ブラン、甲州、リースリング等)
コクのある辛口(シャルドネ、ヴィオニエ等)
甘口(リースリング、セミヨン等)
さぁ、飲んでみよう!初心者におすすめの『白ワイン8選』
白ワイン初心者にも飲みやすい
ヴィーニャ・エスメラルダ
スペインの名門トーレス社が造る、地中海のエメラルドグリーンをイメージしたワインです。バラやライチの華やかなアロマとほのかに感じる優しい甘みが、ワインを飲み慣れない方におすすめ。仕事で遅く帰った夜や家事育児でぐったりの日など、ちょっと疲れたときに飲みたい癒しのワインです。元気があれば、生春巻きなどのおつまみを用意できると最高です。
セラー・セレクション・ソーヴィニョンブラン
ワインを飲んでも味の違いがよくわからない!という方におすすめしたいのが、このセラー・セレクション・ソーヴィニヨン・ブランです。パッションフルーツやグアバを想わせる、溢れんばかりのトロピカルフルーツのアロマとフレッシュな酸味はとっても爽快。その特徴的な味わいは、今までの白ワインのイメージを覆してくれるでしょう。よく冷やして氷を入れても楽しめます。
ヴィラ・アンティノリ・ビアンコ
瑞々しく、香り豊か。癖がなくて上品。そんな毎日でも飲みたい白ワインがこちら、イタリア・トスカーナの偉大なワインメーカー「アンティノリ」が造る白ワインです。ただスッキリとしただけのつまらないワインではなく、青リンゴやシトラスが香る、上品で飲み飽きない美味しさ。ご自宅に1本用意しておけば、いざというときにも安心できます。
ナチュラル派にうれしいオーガニック
ピエトラビアンカ
南イタリア・プーリア州で、100%オーガニックで造られる白ワイン。ブドウ畑は全てオーガニック認証の世界基準ともいわれている、「エコセール」の認証を取得しています。南イタリアの太陽をたっぷり浴びて育った健康なブドウから造られるワインは、白い花や白桃のアロマと果実味いっぱいでジューシーな味わい。お食事にも合わせやすい一本です。
マコン・ヴィラージュ
フランス・ブルゴーニュの超有名生産者コント・ラフォンがビオディナミ(※)で造る白ワインです。コント・ラフォンの看板ワイン「ムルソー」と同じ手間暇をかけて造られるワインですが、産地がマイナー、という理由だけで数分の一の価格で買えるのが嬉しいところ。味わいはもちろん高品質で、評論家からも高い評価を得ているワインです。
※化学的に合成された肥料・農薬・除草剤を一切使わないのに加え、天体の運行までもを反映した、自然の潜在能力を引き出す独特な農法
ドメーヌ・ド・ヴィルマジュー・コルビエール・ブラン
南仏のヒットワインメーカー、ドメーヌ・ド・ヴィルマジューが造る白ワイン。フランスのオーガニック認証で有機農業を意味する「AB」や、最も厳しい認証といわれているドイツの「デメテール」の認証を取得しています。エールフランスのビジネスクラスに採用された実績があり、その味わいもグルメ大国お墨付き。まろやかな口当たりとふくよかな香りが楽しめる、芳醇なワインです。
たまには贅沢な1本を
シャブリ・プルミエ・クリュ コート・ド・レシェ
辛口ワインの代名詞としてお馴染みのシャブリですが、大量生産のワインが多いのも事実です。いざ改めて本当に美味しいシャブリを試してみませんか?こちらは広いシャブリ生産エリアの中でも、極わずかの区画しか認められていない一級畑「コート・ド・レシェ」から造られます。量産品と一線を画すクオリティは、飲んだことのあるシャブリだからこそ分かるもの。本物のシャブリを教えてくれる一本です。
チェルヴァロ・デラ・サラ
普段と違った上質な白ワインを飲んでみたいという方におすすめなのが、イタリアの白ワインの歴史を変えたといわれるチェルバロ・デラ・サッラ。それまでの、スッキリ爽やかというイタリアの白ワインのイメージを覆した、濃厚で複雑なフルボディの味わいが楽しめます。チーズなどの軽いおつまみだけ用意して、じっくりと歴史的なワインと向き合ってみてはいかがでしょうか。
ワインセットはどう選ぶ?
佐藤さんによると、『エノテカ・オンライン』では月替わりでワインセットが販売されています。イタリアやアロマティックな白ワインといったように、地域や味わいなどのテーマをもったセットになっており、代表的なワイン産地や品種をまとめて試せるとのこと。
地域や味わいで揃えられているなら、選びやすいですね。気になるものがあったら是非飲み比べを。
世界のワインが揃う、「ワインショップ・エノテカ」
飲みかけワインの保存方法
保存のポイント
②コルクタイプは開ける前にストッパーを用意しておく
③小ぶりの瓶に移し替えて、酸素の量を少なくすることも有効
白ワインを暮らしの中に
