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便利な分、いくつでも買い揃えたくなる文房具類は、小さくて失くしやすいから量をセーブしようにも増える一方…。日々学校や郵便で届く紙書類も、無造作にまとめてしまいがちですが、そうしてしまったが最後。“必要なときに見つからないものNo.1”といっても過言ではないですよね。
そんな書類と文房具をストレスなく管理できる収納ルールを教えていただきましょう♪
まずは、動画でチェック!
文房具の収納ルール
①見えるように置く
子供たちがダイニングテーブルでお絵描きをするという水谷さんの家では、広げてもすぐに戻せるように、テーブルに一番近い棚に収納しています。ペン、色鉛筆、テープなどのカテゴリーで分けてまとめておくことで、中身が一目でわかる収納になっていますね。
前回の動画でも教えていただいたように、ここでも“スキマ”を空けて収納するのがポイント。こうすることで、中がすぐ分かるだけでなく、片付け忘れたものもワンアクションで収納できるので無駄な動作を省けます。
大人の文房具収納もダイニングの壁面収納の中に。ここでも“スキマ”をつくっているので、どこに何があるのかが一目瞭然。よく使う事務用品や電池、子供に触ってほしくないような細かいものを入れ、誤飲や怪我を防ぐために扉の中に収納しているのだそう。
②パッケージから外す
色鉛筆やペンなど、セット販売されている子供の文房具は、全てパッケージから外して収納します。これは、ケースに戻すことが、子供にとって手間になるからなのだとか。
確かにトレーにざっとまとめた方が、描くときに選びやすいですし、片付けもやりやすくなりますね。
③よく使うものを手前に収納
奥行きのある引き出しは、ものを出し入れしやすいよう一軍を手前に、二軍を奥に収納。そうすることで、手前のものは引き出すことなく、ワンアクションで出し入れ可能に。引き出す動作のわずか10cmさえ妥協しないことで、全ての動作がスムーズにこなせるのだとか。
④一軍文房具はペンケースに収納
仕事で毎日使う“超一軍文具”は、ペンケースに収納していつでも持ち運べるようにします。
書類の収納ルール
①自分の拠点に置く
苦手意識の強い書類関連は、家の中で自分がよくいる場所(自分の拠点)に置くのがポイント。水谷さんの拠点はダイニングテーブルとのことで、文房具の隣に収納されていました。こうすることで、管理がスムーズになります。
以前の家では、書類置き場がリビングの隣の部屋にあったために、片付けが億劫でいつもダイニングテーブルの上に書類がある状態だったのだとか。苦手なものだからこそ、自分の拠点に置いて、そこから一歩も動かずに出し入れできるようにしたのだそうです。
②3段階で管理する
書類の管理は「3段階」。
苦手な書類は、一枚でも少なくしたいのが正直なところ。即判断して、以下の3つに分類します。
1>手元に残さない書類 → 捨てる、記入して提出
2>一時置きの書類 → バインダーに収納
3>保管したい書類 → ファイルボックスに収納
③いっぱいになったら見直す
見直したい書類は、一時的な保管としてバインダーで管理します。保育園や小学校などの月のお便りは、見返すことが多いので、迷わずここに保管。バインダーに綴じられなくなったら見直しをしていきます。
この“見直すタイミング”は、月一などと決めたところで守れた試しがないそうで、わかりやすく“バインダーが綴じなくなったら”にしているのだとか。おもちゃの見直しと一緒で、物理的に管理が困難になったらとすれば、必要に迫られて取り掛かれるという仕組みになっているのですね。
④インデックスを付ける
書類管理を困難に感じてしまう要因は「重ねてまとめたら、何がなんだかわからなくなること」が大きいですよね。一枚一枚中身を読むまでわからないことがストレスに感じてしまいます。
そのため、特に保管用の書類は色別のインデックスをつけて、書類探しが少しでも楽になるようにヒントをつけています。
このインデックスも、苦手な書類管理だからこそ、テプラやピータッチで印字しようにも気力が起こらず放置されがちです。見た目の美しさにこだわって丁寧にしすぎると義務感が生まれてしまうので、ラフに手書きでOK。気が付いたときにすぐに貼れるので、管理の抜け漏れを防げます。
自分にとって“やりやすい”を最優先に
散らかりやすい文房具も、苦手だけれど放置はできない書類関連も、自分にとってやりやすくなることを第一にルール決めをすることで、前向きになれそう。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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武蔵野美術大学を卒業後、無印良品で13年にわたり500点を超える生活雑貨の商品開発を担当。現在は、夫、長女(8歳)、長男(6歳)、二男(4歳)と暮らしながら、整理収納アドバイザーとして活躍する水谷妙子さん。書籍や雑誌などでの情報発信をはじめ、コラボ商品の開発などを行っています。