春の訪れ。お部屋の装いも春らしく「衣替え」しましょう♪
出典: 春が近づくにつれて日が長くなれば、窓辺にもっと光がほしくなります。部屋に暖かな陽ざしが入れば、モコモコあったかなラグやソファカバーはもう片付けたくなって…そんな気持ちの変化に気づいたら、ファブリックの模様替えのチャンスです。お部屋の印象を一新して、爽やかに新しい季節を迎えませんか?
引越しの予定も、大きな家具を買い替える必要もなし。それでも、ファブリックの模様替えなら大幅なイメージチェンジができます。カーテンやカーペット、ソファカバーなど広い面積をカバーするものは、部屋全体の印象を変えてくれます。一方、クッションやソファカバーなど小さなものは、鮮やかな色や柄物などの「挿し色」に最適。今回はお部屋とアイテムごとに、新生活におすすめのファブリックインテリアをご紹介していきます。
部屋の中で一番目に入りやすく、ガラッと印象を変えられるものといえば「カーテン」ではないでしょうか。ずっと同じ物を使うのではなく、季節ごとにカーテンをかけ替えるという発想があっても素敵。軽やかさ、明るさ、適度な透け感…などをイメージして選ぶと春らしさを演出できますよ。
出典: グリーンとイエロー、ブルーに淡いベージュ…春の芽吹きを感じる柔らかな色彩で描き出されたテキスタイルは、「点と線 模様製作所」岡 理恵子さんの手によるもの。
出典: テーマは「Send You Flowers あなたに花を」。朝、カーテンを開ける瞬間に「よき一日になりますように」と背中を押すようなイメージでつくられたのだとか。
出典: リトアニアリネンの風合いが素敵なカーテンは、さりげない2トーンカラー。差し色のイエローが、春らしくて素敵です。
出典: エスニックテイストを感じる、繊細な花柄をプリントしたマルチクロス。こんなふうにフックにかけて、フラットカーテンとして使っても素敵です。四隅の小さなタッセルもアクセント。
出典: タンポポの綿毛のような模様がかわいい、「FROBOLL アイボリー」。スウェーデン発・シナマーク社のテキスタイルです。ナチュラルでありながら品のよい柄は、どんなお部屋にもしっくりなじみそう。
寝室の印象を変えるには、ベッド周りのファブリックを変えるのがいちばん。見た目だけでなく、直接体を包み込んでくれるものなので、質感や肌触りにもこだわって。コンフォーターケース(布団カバー)やベッドカバー自体はスタンダードな色にして、その上にふわりとかぶせる「スロー」でアクセントをつけるのもお洒落です。
出典: 淡いトーンのストライプは、ホワイト部分はワッフル織り、ベージュ部分はツイル織りと、生地の織り方と、糸の色合いを変えて立体感ある仕上がりに。シンプルながら上質感たっぷりの空間になります。
出典: 「点と線 模様製作所」岡理恵子さんデザインのテキスタイルを使ったベッドリネン。「浮かぶ」という意味の「フロート」は、ふんわり夢の世界に漂う眠りの時間にぴったり。カラーバリエーションも豊富なので、家族で色違いを揃えても素敵。
出典: オーガニックコットンのシュニール糸とコットンの混紡でつくられたブランケット。ちょっぴり肌寒い春の夜から夏の肌掛けまで長く愛用できます。
出典: 夢の中でも包まれていたくなる、春の色柄を全面にちりばめたインド製のヴィンテージラリーキルト。ラリーキルトとは、古布のパッチワークにランニングステッチ(刺し子)を施したもの。すべて唯一無二のハンドメイドです。
出典: 吸湿・発散にすぐれたリネンは寝具に最適の素材です。上質なリネン100%の寝具は、肌に触れるサラサラとした心地よさはもちろん、シワ感が織りなす陰影まで風合いとして楽しめます。ほっと落ち着く空間を作りたい方におすすめです。
出典: ベッドの足元に横に渡す帯状の生地が「スロー」。靴のまま横になり「足を投げ出す」動作でベッドを汚さないために使われる、欧米のライフスタイルの中で誕生したアイテムです。シンプルなベッドリネンでも、この1枚を加えるだけでホテルスタイルのおしゃれな雰囲気に。部屋の印象をガラッと変えることができるので、思い切って鮮やかな色柄を選ぶのも素敵です。
床面の印象を変えるカギとなるのがラグやカーペット。特に、床全面ではなく一部に置かれるラグは、敷き替えもラクですし、季節感を演出するアクセントに最適。冬は暖かさ優先で毛足が長いものを使っていた…という方も、春には軽やかな質感なものに変えてみましょう。
ソファなどに合わせてラグを選ぶときは、部屋の中で色合いを少しずつリンクさせると洗練されたイメージになります。たとえばこの写真なら、壁とソファ、ラグの基調色をブルーがかったライトグレーで揃えて。クッションやラグのストライプにホワイトやイエローのアクセントを入れることで、爽やかなイメージにしています。
出典: 一見シンプル、だからこそウールとフランス産のリネンを合わせた光沢感が美しいテクスチャを生み出すラグ。ナチュラルでありながら、シンプルでグラフィカルなデザインはどんなお部屋にも合います。
出典: ちょっとかすれたようなエスニック調のプリント。夏まで心地よく使えそうな風合いで、色合いが淡くシンプルなのでナチュラルなインテリアにもよく合います。
出典: コットン95%の生地は手洗い可、さらに実はリバーシブルになっているのも嬉しいポイント。これ1枚で2度の模様替えが楽しめちゃいます。
出典: 小さな空間ですが、ラグやマットひとつで印象が大きく変わるのが玄関。こちらはナチュラルな風合いながら洗濯機でも洗えるプラスチックラグ。洗練された北欧デザインで、玄関だけじゃなくキッチンなどで使っても素敵です。
季節感やトレンドなどを手軽に取り入れやすいのが、クッションなどの小物類です。ソファやベッドなどがスタンダードな色合いでも、小物でアクセントを加えることで「今風」の空気になります。固定概念にとらわれず、インスピレーションを重視して選んでみては?
出典: 季節ごとに登場する新柄のコレクション。バラバラな柄をたくさんちりばめても、色のトーンが揃えるなど工夫すれば、一つの空間としてすっきりまとまります。
出典: 手織りの繊細なパターンにため息が出そうな,美しいクッションカバー。とっておきの椅子に無造作に置くだけで、そこが特等席になります。
出典: 手描きのスケッチを思わせる無造作な柄をシンプルな配色で表現。大人のリラックスした空間に似合いそうです。
出典: 春先でも、まだちょっぴり肌寒い。そんなときにはふわりと空気を含んだライトシュニールコットンのブランケットが活躍します。春らしい淡い色合いにかわいい動物たちの柄。贈り物にも人気のお品です。
クッションカバーやピローケース、マルチカバーなどのインテリアアイテムは、曲線を使わずに仕立てられるので、手芸初心者さんの初めての手作りには取りかかりやすいアイテムです。好みの生地を見つけたら、それで思う存分お部屋を彩ってみませんか?
出典: マリメッコの定番テキスタイルで、ブーケを意味する「PUKETTI(プケッティ)」。シーズンごとに登場する新色は、2020春夏シーズンはライトブラウンとダークブルーの2色です。コントラストが際立つ個性的なカラーを挿し色にして、一気に「今」の気分に。
出典: 春の訪れを象徴するミモザ。まばゆく愛らしいイエローは、女の子のお部屋のカーテンや、陽ざしが射す窓のスクリーンなどにいかがでしょう?
出典: 刺繍のようなドットの点線で綴られた柄が、シンプルで幾何学的、ちょっと和の印象もある「kareha」。カラー展開が豊富なので、さまざまな雰囲気に応用できます。すっきりした大人の可愛らしさを演出したいスペースに。
美味しそうな食材を見つけて料理をするように、好きな布でソーイングを楽しむ。そんな気軽に出来るソーイングを紹介する連載の第3回目。教えていただくのは、オリジナルテキスタイルや雑貨のブランド「cocca(コッカ)」。今回は簡単に作れるクッションカバーとファブリックパネルの作り方を紹介します。おうち時間が楽しくなるようなアイテムを、手作りしてみませんか?
こちらの記事ではクッションカバーの記事をプロセス写真でわかりやすく紹介しています。
ファブリックでお部屋を着替えて、心地いい季節を迎えましょう
出典: 春の新生活にぴったりなカーテンやラグなどのファブリックアイテムと、ファブリックを活用した模様替えのポイントをご紹介しました。手軽に空間の印象をガラリと変えられる「お部屋の衣替え」のアイディアを、自分らしい空間づくりにぜひ活かしてみてくださいね。
グリーンとイエロー、ブルーに淡いベージュ…春の芽吹きを感じる柔らかな色彩で描き出されたテキスタイルは、「点と線 模様製作所」岡 理恵子さんの手によるもの。