あたたかな日差し
芽吹くみどり
今年も、やさしい季節がやってきました。
花を買うのは、誰かに贈りものをするときばかり。でも、今日はわたしのために、花を買ってみようかな。
花を飾ると、見慣れた毎日が特別に、そして、ちょっぴり幸せになります。
少しの手間をかけることで、せわしない日々にゆとりの時間が生まれ、心がほっとひと休みできます。
いつもは遠くから眺めていた花を、この春、お部屋で楽しんでみませんか。
お花を生けるために、覚えておきたい基本のこと
“はじめて”にちょうどよい花瓶
底が広く安定感がある一方、下から上に向かって伸びる細い口が特徴で、挿せば自然と花が上を向くため、一輪でも十分絵になります。これなら、初心者さんでも簡単に生けることができそうですね。
飾る花を最大限に引き立てる、計算され尽くしたフォルム。大きな花、小さな花、どちらも美しく生けることが出来ます
にごりのない「クリア」と、お部屋になじむ「スモーク」。それぞれのカラーに12cmと24cmふたつのサイズがあり、口の長さもlong・medium・shortと3種類。たくさんあって、どれを選ぶか迷ってしまいそう。
まずは、お気に入りの花をひとつから
ダリアを「1:1」のバランスで生けました
「1:2」なら凛とした趣に。「2:1」ならより可愛らしく
(12cm/long/クリア使用)
お気に入りのガラスのオブジェと並べれば、透明感あるイノセントな空間に
可憐なマトリカリアは、数本まとめて挿すと賑やか。いつもの食卓が、まるでカフェのように変身します
パンジーが描かれたARABIA(アラビア)のプレートと花をリンクさせた、遊び心あるおしゃれなコーディネート
無機質な場所も一輪の花を飾るだけで、生き生きとした空間に。華やかなラナンキュラスに、ローズゼラニウムを添えて
自由に、気ままに、並べてみましょう
フローラを5つ、色や形もさまざまに
ひとつの花瓶に1種の花。そう決めてしまえば、難しくありませんよね
左から、マトリカリア(12cm/long/クリア)、ダリア(12cm/long/スモーク)、ラナンキュラス(12cm/short/スモーク)、ローズゼラニウム(12cm/long/クリア)、デルフィニウム(12cm/short/クリア)
花の高さを揃えてあげると、色も形もばらばらの花にまとまりが生まれます
北欧風のかわいいコーヒータイムには、白とグリーンでナチュラルに。ラナンキュラスと、ローズゼラニウムのフレッシュでやさしい組み合わせ
お気に入りの雑貨やオブジェと並べて。アンティークの本棚に、千日紅の鮮やかな赤と、品のある白いチューリップがよく映えます
ひとつの花瓶に2種のお花を生けた応用編
慣れない方は、花同士ではなく、バランスの取りやすい「花+グリーン」「花+実」でまずはトライ
左から、ダリアとヒペリカム、ラナンキュラスとローズマリー
窓辺に置いたフローラは、陽の光を透かし、美しい影をつくり出します
存在感ある、大きなサイズも見逃せない
左から、カラー(24cm/long/クリア)、ライラック(24cm/short/スモーク)、モルセラ(24cm/medium/クリア)
背の高い花もご覧の通り、しゃんと美しく。花を生けない時は、オブジェとしてそのまま飾っても素敵ですね
床置きが様になるのも、大きいサイズならでは。お行儀よく並べるのはもちろん、コーナーにまとめて置いても。12cmとミックスすれば、空間に奥行きとリズムが生まれます
空き瓶やグラスもいいけれど、「花瓶に、ちゃんとお花を生ける」。そのひと手間が、ゆたかで丁寧な暮らしをつくる、はじめの一歩に
この春、暮らしに花を
〒153-0051
東京都目黒区上目黒2丁目46−4
OPEN 12:00 - 20:00 (定休日なし)
TEL 03-3712-2855
今回は、こちらの花を飾ります
左から、マトリカリア、カラー、ヒペリカム、パンジー、ダリア、ライラック、チューリップ、千日紅、アスチルベ、デルフィニウム、モルセラ、ラナンキュラス
どれも春らしく、1種ではもちろん、組み合わせても相性の良い花たちです