ナチュラル派の制服として欠かせない、ボーダーや無地のシンプルなカットソー。何にでも合わせられる定番だからこそ、どんなものを選ぶかが重要です。まずはキナリノモールでも長く愛されている3つのブランドをチェック！

もはや説明不要、マリンTシャツの代名詞である「セントジェームス」。1889年、モン・サンミッシェルが位置するフランスのノルマンディ地方で創業した名のあるブランドです。干潟の牧草で育った良質な羊毛で作られたマリンセーターは、現在のセントジェームスのシャツの原型。地元漁師や船乗りの大切な実用性の高い仕事着としても重宝されてきました。2013年にはフランス政府が伝統的遺産を有する企業として認定する「EPVラベル」を取得。100年以上伝統と品質を守り続け、ブランドのシンボル「OUESSANT（ウェッソン）」をはじめとしたコットンボーダーシャツは、今も世界中の人に愛されています。

機能面はもちろん、カラバリとサイズ展開の豊富さもセントジェームスのシャツの魅力。日本サイズではレディースXSからメンズXLまで幅広く、着こなしの好みや体型に合わせて選ぶことができるのも魅力です。春夏のおすすめは、定番ボートネックＴシャツを半袖にアレンジした「ピリアック」。やわらかく薄手の素材が心地よく、これからの季節に重宝します。

1939年創業の「オーシバル」は、セントジェームスに続きフレンチマリンの代表的ブランド。1950～60年代、フランス海軍の制服としてマリンTシャツを提供したことから、由緒あるブランドとしてその名が知られるようになりました。定番のバスクシャツに使用されている丈夫な「ラッセル生地」はフランスでも数台のみの限られた織機で編み上げています。大量生産ではない、変わらなぬものづくりへの姿勢も、長くベーシックとして愛されているゆえんです。

Tシャツのほか、現代ではシャツやボトムスなど幅広いアイテムを展開。ややコンパクトなシルエットで、女性らしい着こなしにも似合います。くすみ色やちょっとレトロなカラーアイテムも多く、キナリノモールでは小物アウターなども人気。ワンポイントの蜜蜂マークが目印です。

コスパの高いリアルクローズとして幅広い世代から支持されている「NARU（ナル）」。1953年創業の婦人服専門メーカー「南出メリヤス」が手掛けるブランドです。企画から検品まで一貫して自社でおこなうことで、買いやすい価格帯と高い品質を両立しています。60年以上の知見を活かし、「日本製」の高い品質や技術を世界に発信していくことをミッションとしています。

日本人に合ったデザインや素材選びもNARUの魅力。ゆとりある着心地ながら、肩や袖など細かいシルエットにもこだわり、さりげなく体型カバーできるのもうれしいポイントです。カットソーは広くとったボトルネックや美しいAラインなど、トレンドや遊び心が詰まっています。

春夏に気になるのが、エアリーな素材やロマンチックなリバティ柄。ここからは、大人のガーリー気分を盛り上げてくれる3ブランドをご紹介します。

ブランド名「kelen」は、演劇や古典芸能などにおいてしきたりやルールから外れた新しい手法を指す「外連（けれん）」に由来しています。ワーク・ミリタリー・ヴィンテージなど、古典的な要素を大切にしながらも、今の気分やトレンド感を織り交ぜたアイテムを展開。2000年代のニュースタンダードベーシックスタイルを確立しました。

今季はレトロなカラーやヴィンテージのような雰囲気あるワンピースなど、着るだけで気分が上がるラインナップ。きれいめからカジュアルスタイルまで、「大人の休日」を楽しくしてくれそうです。

1996年にスタートしたカジュアルウェアブランド。英語で「大地・土」を意味する「SOIL」には、自然の営みに欠かせない「土」のように生活の一部になる服を届けたいという願いが込められています。ガーリーなアイテムでも、いつものコーデにすっと馴染む着まわし力の高いデザインが魅力です。天然素材を多く使用し、着心地にもこだわっているため、つい手を伸ばしてしまいそう。

アイテムのテーマは「コンフォート＆リラックス」。キナリノモールでも毎年春夏に人気のフラワープリントやドット柄など、乙女心をくすぐるデザインが揃います。落ち着いたカラー展開で、ふだん着として着やすいのもうれしいポイント。「アランチェート」の別注アイテムもお見逃しなく！

テキスタイルメーカーが手掛ける「ina（イナ）」は、国内素材を中心にこだわり、厳選された生地で服作りをおこなうブランド。身に着けたときにやさしい気持ちになれるアイテムを展開しています。

inaのアイテムは、少しラフなオケージョンなどにも違和感のない、品のよいデザインが豊富。毎年人気の「ウエスト切替ワンピース」は、早くも欠品カラーが出たため追加の予約を開始しました。たっぷりギャザーや美しいシルエットなど、シンプルで存在感のあるアイテムは、大人のおめかしにもぴったりです。

言わずと知れたシューズブランド「New Balance（ニューバランス）」は、矯正靴の製造メーカーとしてアメリカ・ボストンで創業しました。社名の由来は、履いた人に「新しいバランス」感覚をもたらすことから。整形外科や運動生理学などのノウハウを元に、60年代にはランニングシューズの製造をスタート。

近年ではファッション性が高いアイテムとしても注目を集めるニューバランスのスニーカー。クラシカルなデザインできれいめコーデとの相性もよく、やりすぎない大人のスポーツMIXスタイルにもおすすめです。

「CONVERSE（コンバース）」の代表作「オールスター」は、スニーカー史上最多の販売数で長く履き続けられている永久定番。ほかにも「ジャックパーセル」や「プロレザー」などアイコニックな名作が揃います。ナチュラルな雰囲気の洋服と相性もよく、大人のカジュアルスタイルにもよく似合います。春らしいカラーで注目を集めていた「キャンバスオールスターR」も引き続き人気。

1987年、フランスで創業した「A.P.C.（アー・ペー・セー）」。ブランド名は「Atelier de Production et de Creation（生産と創造の工房）」の略語。1991年には東京代官山に国外初となる店舗をオープ。以来、定番ローデニムをはじめとした、カジュアルながら洗練されたアイテムの数々が、感度の高い人たちに支持されてきました。

大人のナチュラルファッションに合わせるなら、まずは小物から取り入れるのがおすすめ。
ブランドのアイコン的存在となった半月バッグをはじめ、夏はシンプルなロゴトートバッグも。財布やカードホルダーなど、クラシカルなレザーアイテムも人気です。

メキシコで巡り会ったデザイン性の高い手工芸品を伝えている「Letra（レトラ）」。代表がメキシコの市場で出合ったカラフルなバッグにひとめ惚れし、2004年に日本で販売すると若い女性の間で大人気に。以降、少しずつ現地の生産者との関係性を深め、唯一無二の「メルカドバッグ」が生まれました。

ブランドの顔であるメルカドバッグは、ほかではあまり見ない美しいデザインと、サイズ展開の豊富さも魅力。大体の必需品は入る収納力の高さに、夏の間中重宝するアイテムです。お部屋のストレージにもおしゃれ。

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