タイニーハウスとは
シンプルで無駄のない暮らし
アメリカのサブプライムローンによる世界的金融恐慌をきっかけに「無駄のないシンプルな暮らし方」が見直され始めました。『タイニーハウス』はまさにその暮らし方にピッタリの家なのです。
住宅ローンなどの長期債務をかかえることなく低コストで建設が実現できることや、建材や断熱材などの使用量も少なく、家が小さければ使う資源も少なくて済むことなども含め、「小さな家で豊かに暮らす」ことに注目が集まっています。
「大きな家のほうがいいに決まってる」「ものをたくさんもっている人の方が豊かだ」― そんな当たり前だと思いこんでいた価値観を一度捨ててみたら、また違った豊かさが見えてくるのかもしれません。
トレーラーハウスと固定型ハウス
トレーラーハウス
タイニーハウスは、このように小さなタイヤがついて牽引できるタイプのトレーラーハウスと呼ばれるものと、小屋やツリーハウスのような固定型のものがあります。標準的な広さは10~20m2程度、基本的にはワンルームマンション程度の広さが多いようです。
ドライブ中にいきなり目の前に家が現れたらびっくりしちゃいますね。
固定型ハウス
こちらは完全に固定されているタイプのタイニーハウス。敷地内に離れとして作る人もいるようですが、これがメインハウスとなる未来も近いかもしれません。
まるで白雪姫の小人の家のようなタイニーハウス。たとえ小さくてもこんなに可愛らしい家で過ごす暮らしは、きっと幸せなものになるでしょう。
あなたはどこに住みたい?!世界のタイニーハウス
階段をつければ立派な玄関になります。デッキにソファーを置いたり、花を植えたり、お好みで飾り付けをして素敵な一軒家の完成です。
家の外観の色はなかなか挑戦しにくいものですが、大胆な色もタイニーハウスならやりやすい!自分の好きな色にしてみましょう。小さいお家だからこそ可愛く仕上がりますよ。
なにも装飾のないシンプルさがかっこいい!外観や家のインテリアからセンスを感じられますね。
窓を大きめにして、ドアもガラスにすると開放感のある空間に。花やグリーンもいっぱいの自然溢れるタイニーハウスですね。
屋根も白で統一した真っ白なタイニーハウス。家と庭の木に一体感があり、周りの緑がよりお家を引き立てています。
こちらのロッジハウスは、窓枠や階段の手すりまで木にこだわって作られています。秘密基地のようで大人でもワクワクしちゃいますね。
まるでカフェのようなつくりのタイニーハウス。ドアや窓枠、外観の壁にもこだわると小さくっても素敵なお家に。
2階がどーんと飛び出した縦長のフォルムがユニークなタイニーハウス。2階の壁は大きな窓にして窮屈さを感じないように工夫しています。
アメリカの砂漠にあるタイニーハウスは平らで大きめの屋根が印象的。
一つ一つ綺麗に積み重ねられた石の外観が美しい。なかなかお目にかかることのできない貴重なタイニーハウスですね。
タイニーハウスは街の中だけでなく、美しい自然の中にもあるんです。こんな小高い丘の上でのんびりと暮らしてみたり。
雄大な自然に囲まれながら暮らしてみたり。
移動型なら、夕日を見に行くことだってできちゃいます。
アウトドア好きにはたまらない、川のほとりで暮らすのもロマンがありますね。
DIYの内装を楽しもう。タイニーハウスの中に入ってみよう
こんな風に壁に写真や絵を貼ったり、自分でDIYしてみたりetc.狭くっても自分好みのお家であれば、きっと快適に過ごせるはず。
棚やクローゼットを作って多くの収納を作ることも住みやすくするためのポイント。
デッドスペースも棚にして有効活用。
タイニーハウスとは思えない、ゆったりとしたリビング。
家の中でどこを重視するかというのも大切なポイント。狭い空間とはいえ、自分の大切なものは大きくっても置く方が居心地のいい家になりそうです。
もし、デッキがあるなら外に横になれるソファを置くのも素敵。暖かい日に外でうとうとする時間は幸せでしょうね。
自分のお気に入りのものだけに囲まれる生活は贅沢なものです。自分だけの秘密基地のようにこだわった空間づくりをしてみて。
日本のタイニーハウス
移動できる小さな家
1,000㏄クラスの乗用車でも牽引できるキャンピングトレーラー。大分県在住の、経験豊富な設計士さんであり大工さんでもある方が作られています。軽自動車でも牽引できる小さなタイプのものもあり、移動型のタイニーハウスに興味がある方は要チェックです!
画像提供:タイニーハウスジャパン
中はこのような感じです。奥の窓の手前に小さなキッチンと、サイドには引き出し型の収納も豊富にあります。
画像提供:タイニーハウスジャパン
そしてなんと小さな本物の暖炉まで付いているというので驚き!快適に過ごせる工夫と職人さんの気配りが感じられます。
画像提供:タイニーハウスジャパン
国産木材で作られた小さな家
紀州材で作られた完全自家発電型タイニーハウスです。アシンメトリーな2棟がウッドデッキで繋がっており、天気の良い日はそこで食事をしたり、読書をしたりと快適に過ごせます。
画像提供:G.WORKS
1棟1.5坪(3畳)ですが、ウッドデッキがあるので広く感じます。壁も床も天井も紀州材でできた家は、木の魅力が最大限に活かされています。
画像提供:G.WORKS
タイニーハウスとは日本語にすると「小さな家」ということ。なぜこの「小さな家」に注目が集まっているのでしょうか?