藤沢駅北口から徒歩5分の場所にある「Madame Rouge（マダムルージュ）」は、まるでパリの街角にあるようなおしゃれなブーランジェリーです。オーナーシェフがパリで出合ったパンに感銘を受けて開いたお店には、連日多くの方が訪れます。

数あるパンのなかでも人気が高いサンドイッチ。ハード系のパンに野菜やハムなどがたっぷりサンドされています。テイクアウトして海辺でランチ、というのもステキですね。

サクッとした食感とバターが香る「クロワッサン ・パリ」は、定番だからこそ味の違いが分かります。絹のような繊細な口当たりと芳醇な香りがたまりません。

バゲットやカンパーニュなどのハード系のほか、クリームパンやお惣菜系など幅広いラインナップが魅力的。お昼過ぎには売り切れてしまうパンも出てくるので、早めに訪れるのがおすすめですよ。

江ノ電の腰越駅から歩いて6～7分の住宅街にある「KOMO PAN（コモパン）」は2020年にオープンした新しいお店。
お店のイメージは“ハワイの田舎町にあるようなパン屋さん”とのことで、アットホームな雰囲気が魅力です。

ハワイのローカルフード「マラサダ」やホットドッグなど、店内にはさまざまな種類のパンが並んでいます。タルトやデニッシュのようなスイーツ系も充実しているので、おやつタイムに立ち寄るのもおすすめです。

りんごと生ハムのバゲットサンドや、極太ソーセージのホットドッグなども人気。具材の塩気や酸味が絶妙のバランスで、何度も通いたくなるおいしさです。

藤沢本町駅前の「JACOMO'S a Bakery（ジャコモズアベーカリー）」は、アンティーク風の外観が目印のパン屋さん。オープン以来地元の方をはじめ、メディアにもたびたび紹介されるほどの人気店です。

オーナーがひとりで、1日70～90種類ものパンを焼くそう。フレンチトーストやたまごパンなど、素朴なパンが人気で、香ばしい焼き色が見るからにおいしそうです。

お店イチオシは「たっぷりんこクリームパン」。パン生地で包むのではなく、サンドしているのが珍しいですよね。カスタードのなめらかな口当たりがやさしく、大人から子どもまで大人気。

そして、こちらのお店が愛されるもうひとつの理由が、このポップ。ユニークなネーミングや愛らしい文字にほっこりします。

地元の湘南高校の生徒さんから絶大な人気を誇るのが「明太ポテトのフランスパン」。フランスパンにぎっしりと詰まった明太ポテトがボリューム満点です。ひとつ食べればおなかいっぱいになりますよ。お酒のお供にもおすすめなので、テイクアウトしておうちで楽しんでみませんか？

辻堂海浜公園から歩いて10分ほど、サーファー通りにある「麦波ベーカリー」は、赤いテントが目印。開放感あるウッドデッキでは、買ったばかりのパンを食べることができますよ。

ショーケースに並ぶパンを注文するスタイルです。麦波ベーカリーのパンは、すべて厳選した国産小麦粉を使用。自家製酵母で焼き上げるパンやベーグルは、素材の味がしっかりと感じられます。

お店の自慢は、朝一番に焼き上がるベーグル。ドライフルーツやナッツ、チーズにチョコレートなど毎日10種以上も並びます。むっちりもちもちのベーグルは噛みしめるごとに味わい深く、プラス100円でクリームチーズを挟んでもらうのもおすすめです。

茅ヶ崎市美術館のほど近くにある「BREAD N（ブレッド エヌ）」は、こじんまりとしたかわいらしいベーカリーです。のぼりに描かれたイラストは、オーナーにそっくりなんだとか。ぜひお店でこっそり見比べてみては？

パンの種類によって小麦を使い分けていて、こちらの「熟成バケット」はフランス産小麦100％使用。低温・長時間発酵させることで、外はパリッと中はもちもちに仕上がっています。好みの厚さにスライスしたら、まずはそのまま食べるのがおすすめ。小麦の風味を堪能したら、バターを塗ったり、ハムや野菜をのせて楽しみましょう。

シンプルな「ソフトフランス」も人気です。素材のおいしさが存分に味わえますよ。
ほかにもカレーパンやメロンパンなど昔ながらのパンのほかに、「チキンピザパン」やザワークラウトとオニオン入りの「あらびきフランクドッグ」などボリューミーなパンもぜひ食べてみてくださいね。

湘南ビールで有名な熊澤酒造が手がけるイタリアンレストラン「モキチ」のベーカリー部門が「mokichi baker & sweets（モキチ ベーカー＆スイーツ）」です。緑豊かな施設で、高原のようでリゾート気分を味わえます。

開店から11時（ラストオーダー）までのモーニングメニューは、早起きしてでも食べたいと大人気。その名も「焼きたて食パン1斤丸ごと」。運ばれてきたときの香りが食欲をそそります。バターやジャムなどがセットになっているので、好みで塗っていただきましょう。

鵠沼海岸駅から歩いて3～4分の商店街にある「CINEKOYA（シネコヤ）」は、“映画と本とパンの店”がコンセプト。ソファに座ってゆっくり映画を観たり、3,000冊以上もある本のなかから好きなものを手にとって読んだりと思い思いの過ごし方ができると人気。小説やエッセイなどから毎月のおすすめがセレクトされ、本のテーマに合った映画が紹介されるんですよ。

パンは、県内山北町ににあるパン屋さん「Desture（デスチャー）」のもの。販売日が限られていて、天候によっては販売をお休みすることもあるので、事前に問い合わせておくと安心ですね。

2020年に鵠沼海岸商店街にオープンした「chikopan×kugenuma（チコパン×クゲヌマ）」は、ギャラリーのような落ち着いたたたずまいが魅力のベーカリー。先ほどご紹介した「シネコヤ」のテナント出店していた、アライチヨコさんが自身のお店として開きました。

干しぶどうから作る完全自家製の酵母やきび糖、小笠原の天然塩など、ひとつひとつの素材を厳選しているのもこだわりのひとつ。小さなお子さんから年配の方までに親しまれるパンには、オーナーのやさしさが込められています。

乳製品や油脂類、卵不使用のパンは、毎日食べても飽きないと評判です。全てのパンをひとりで焼くため、大量生産はでず早い時間に売り切れてしまことも。早めに訪れるとたくさんのパンに出合えますよ。