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筆者がキャンプをはじめたばかりの頃は落ち着く暇はなく、まったくチェアに座らずに一日が過ぎていきました。テントの設営や屋外の調理は、ただでさえ慣れていないのに、子供を見ていなければならない…。ゆっくり自然を楽しむことはなく、どっと疲れてしまったことを覚えています。その上、急な雨や強い風でさらに手間取ることも。過ごし方のちょっとしたポイントを知ることで時間に余裕を作ることはできます。この記事では、理想的な過ごし方のコツや具体的にどうしたらよいのかをシーン別にご紹介します。
準備をしっかりしておけばキャンプでバタつくことはありません。テントや寝袋、チェア、着替えなど必要なものは、早めに用意しておきましょう。地理的な情報をキャッチしておくのも重要。キャンプ場周辺で買い出しできる店や遊ぶ場所、温泉施設、万が一子供がけがをしてしまった時にすぐにかかることができる病院など。急なトラブルがあっても調べておけば慌てずにすみます。保険証のコピーもあるとよいですよ。仕事や学校などでなかなか難しいとは思いますが食材の買い出しは前日までにすると時間に余裕が生まれます。
山遊び、川遊び、アクティビティ…。キャンプではいろいろなことに挑戦したくなりますよね。でも、時間は思っている以上にタイトで、予定通りに進まずイライラしてしまうことも。慣れるまではやりたいことを詰め込みすぎず、ひとつに決めましょう。事前に家族で話し合っておくと団結力が深まってさらに盛り上がるはずです。
キャンプに行く前にざっくりとスケジュール組みをしておくと楽ですよ。例え予定通りにはいかなくても、気にせずに心の余裕をもってゆっくり過ごしましょう。ご参考までに、筆者のファミリーキャンプスケジュールをご紹介します。1泊2日を想定したものです。
13：00 チェックイン、設営 慣れるまでは2時間を想定
15：00 遊び
16：30 夕食準備と夕飯
18：30 お風呂やシャワー、着替え。
19：30 食事の片付け 星空観察、手持ち花火
20：30 子供が寝たら、夜のまったりタイム
21：00 片付け
22：00 消灯、就寝
6：30～7：00 起床、寝袋、マット片付け 朝食
8：00 食器や細かいものを片付ける
8：30 撤収開始
9：30 撤収完了、荷物の点検、忘れ物チェック
10：00 チェックアウト
キャンプサイトに到着したら、レジャーシートを広げて、一気に荷物を車からおろしましょう。その都度必要な物を車から出しているとかえって手間がかかります。慣れないテントの設営は、想像以上に時間がかかるので、前日までに建て方の動画や説明書を入念にチェックしておけば安心。公園などで事前に建てる練習をするのもよいかもしれません。テントを固定するためのペグやロープは、ワークエプロンのポケットに入れておけばすぐに取り出せるのでスムーズです。
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おしゃれなレジャーシートは、サイトが華やいで気分も上がりますね。設営時の一時的な荷物置きに、ちょっとした休息用に。表面の生地は綿100%で肌触りがよく、思わず寝そべりたくなりますよ。パパやママがテントを設営している間に、子供たちがこの上で過ごすのもよいかもしれません。付属の専用バッグに入れれば、コンパクトになるのもうれしいですね。
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ワークエプロンは、テントの設営時に大活躍します。ペグやロープをポケットに入れて、取り出りだしながら設置すれば格段に作業がスムーズに。軍手やカラビナなど細かいグッズも身に着けておくと、迷子にならずに済みますよ。キャンバス地で丈夫な素材だから、ちょっとくらいハードな作業をしても傷みにくく長く愛用できそうですね。
キャンプに慣れるまでは、簡単なメニューを選びましょう。火加減の調整が難しい炭火焼きやたき火料理はなかなか手間がかかるもの。カセットガスコンロや、AC電源付サイトに泊まるならコンパクトIHクッキングヒーターを使うのもありです。フライパンでチャーハンを作ったり、ひと鍋で作れるワンポットパスタもおすすめ。外で食べれば、胸いっぱいの楽しい食事になるはずです。
出典： 屋外は風の強いことが多々あります。調理器具類は、点火してもすぐに火が消え、なかなか料理が進まないことも。こちらは、炎口を小さくし、カバーとリングの風よけがついたアウトドアに適したガスコンロ。ガスをセットして、スイッチをまわすだけの簡単操作。ちょっとコーヒーが飲みたいな！という時でも、すぐにお湯が沸かせて手間いらず。見た目がおしゃれなのもよいですね。
七輪で焼いたような炉ばた焼が作れる調理器具。串焼きや野菜、海鮮焼きも短時間でこんがりおいしく完成します。筆者も愛用しており、すいすい焼けるので子供も楽しんで料理のお手伝いをしています。手軽さゆえおうちでも大活躍。部品を分解すれば細部までお掃除でき、清潔に保てるのもうれしいポイント。
イワタニ 炉ばた 焼器 炙りや
6,680円〜（税込）
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
ファミリーキャンプの醍醐味のひとつは、自然遊びやアクティビティ。山や川、キャンプ場周辺の施設で、あれもこれもと楽しみたいところ。でも、チェックインが遅れることやテント設営に時間がかるなど、満足な遊びの時間がとれない時もあります。慣れないうちははサイト周辺でゆっくり過ごすのもよいものです。虫取りや砂遊び、木の実や葉っぱ集め、近くの木でターザンごっこ！遊べる物はたくさんありますよ。
森林サイトにテントを建てるなら、クライミングロープがおすすめ。付属のカラビナを木に取り付けて使います。ロープの上まで登ったり、スタンドに足をかけてゆらゆらとゆれてみたり。ターザン気分で夢中になって遊べます。大人は見守りながら椅子に座ってゆっくりとコーヒータイムもできますよ。200kgの耐荷重を備え、環境に配慮した塗料を使っているので安全性も考えられています。
MIKA ターザンロープ ブランコ スイング リング付き
3,523円〜（税込）
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大人の作業を間近で見る子供は目をキラキラさせて、「僕もやってみたい」と訴えることも。でも、火おこしやナイフはまだまだ危険ですよね。とにかく真似っこしてみたい子供にうってつけなのが、キャンプができるおままごとセット。万能ナイフやランタンなどなかなか本格的に作られていますよ。双眼鏡やコンパスもついているので、みんなで冒険遊びに出かけるのもよいですね。
キッズテント 折りたたみ式
3,010円〜（税込）
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1泊2日の宿泊なら、お風呂は入らずにウエットシートで体を拭いて着替えだけもOKです。でも、汗をたくさんかいた時や、海や川遊びをした時はすっきり洗い流したいですよね。キャンプ場のシャワーを借りるのも手ですが、時間に余裕があるなら、近場の温泉に行くのもおすすめ。ゆったりとお湯につかれば一日の疲れがとれてリフレッシュしますよ。遠くても車で10分以内の場所に行くのがベストです。場内に温泉があるキャンプ場はさらに便利。チェックしてみてくださいね。
出典： キャンプ場の温泉やシャワーは、石けん類を持参するのが基本。下水道が整っておらず、排水を川に流す場所もあります。自然を愛するキャンパーとしては、環境に配慮したものを選びたいところ。スウェーデン発のボディ＆ホームケアブランド「Vakinme」のトラベルセットなら、ナチュラル、オーガニック認証成分を使用しているので、地球にも人にもやさしいです。シャンプー、コンディショナー、ボディ＆ハンドソープ、ボディローションがセットになっていて、心地いいひと時が過ごせますよ。
YODELL｜アウトドア ドライ ウォッシュ DRAY WASH 200ml 天然由来成分配合 200mlヨーデル
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思いきり遊んで汗だく…。川や砂遊びで腕や足が砂だらけ…。すぐにでも洗い流したいけれど、なかなかそうもいかない時は、水なしで全身洗えるドライウォッシュがおすすめ。洗いたい部分にスプレーし、タオルでふき取って使用します。さわやかなレモングラスの香りもgood！衛生面や臭いが気になった時にさっと使えるように、常備しておきたい一本です。
夕食の食器洗いが終わったら、ホッと一息できる時間がはじまります。天体観測をするも良し、手持ち花火を楽しむのも良し。虫の鳴き声や川のせせらぎをBGMに、空いっぱいの星をながめれば、日々の疲れがリセットされます。子供が寝たら、チェアに身をゆだね、たき火もよいですね。揺らめく炎を観賞するのは、リラクゼーション効果があるそうですよ。消灯時間の少し前に、サイト内を片付けましょう。野生動物が近くにいる場合もあるので、ごみ類は車に入れます。夜露対策にチェアはテントやタープに。使い終わったランタンなどを片付けておくと翌朝の撤収が楽になりますよ。
空気の澄んだ大自然で見る星は輝きが増し、手が届きそうなくらい近くに見えます。天体望遠鏡を使えば、月や惑星をよく観察でき、子供が宇宙に興味がわくきっかけになるかもしれません。今の季節にどんな天体が見えるのか？事前にチェックしておくのもおすすめ。ブルームーンの時にキャンプをしていた筆者は、月の美しさに感動しました。「ラプトル50」は、初心者や子供でも操作が簡単です。軽くてコンパクトなので持ち運びしやすいのはうれしいですね。
スコープテック ラプトル50 天体望遠鏡セット
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出典： 鹿の角をイメージした斬新なデザインのたき火台。薪を縦方向に入れるので、上に長くのびる炎を観賞できます。その姿はまさに芸術的、揺らめく姿を見ているだけで至福の時間が過ごせます。トリパスプロダクツは、北海道の老舗金属加工会社が立ち上げたブランド。なめらかな仕上がりや、扱いやすさは熟練した技術のたまものです。鹿の角のようなハンガーにはケトルをかけることができ、オプション品の五徳を設置すれば、フライパンや鍋を置いて料理もできますよ。
意外に早起きしてしまう翌朝。サイト周りを静かにお散歩すると気持ちがいいです。朝食は手軽にできるメニューがおすすめ。ホットサンドや焼きおにぎり、レトルト食品に頼ってもOK。また、撤収は家族で協力すれば早く終わります。来た時よりもなぜかボリュームアップしている荷物は、レジャーシートで整頓しながら積み込むとスムーズ。雨や結露で濡れたままのテントやシートは、大容量の防水バッグに入れて持ち帰ると便利ですよ。最後に、ごみが落ちていないか、忘れ物はないかなど確認してキャンプ場を後にします。
ひとつずつ作ると時間がかかるホットサンド。もっとスムーズに家族分を作りたいと見つけたのが、2個同時に作れるホットサンドメーカー。ミニフライパンとしても使えるすぐれものです。片側に目玉焼き、片側にウインナーといった具合に組み合わせて調理できるのは便利。フッ素コーティングで汚れが簡単に落ちるのも助かります。
アイリスプラザ ホットサンドメーカー 直火式 ガス火専用 36×25×3cm
1,782円〜（税込）
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雨や結露によって濡れたテントや水分を含んだ土がべったりついたレジャーシート。車の積み込みまでに乾けばいいのですが、なかなかそうはいきません。持っておくと便利なのが、アウトドア用の防水バッグ。サイズは、直径40㎝、高さ95㎝、大容量の110ℓである程度の大きさのテントなら収納できます。ロールアップ式の入り口を閉める構造で水が漏れず、車の中で他の荷物が濡れる心配はありませんよ。テントはそのまま持ち帰り、晴れた日に自宅で干しましょう。
コールマン(Coleman) アウトドアドライバッグ L
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アーリーチェックインとはキャンプ初日に早めにキャンプ場にチェックインできるサービス。一方、レイトチェックアウトは、最終日に遅めにチェックアウトができるというもの。キャンプ場で少しでもゆっくりと過ごしたい人はぜひ申し込んでみてください。ただし、時間は施設によって異なり、追加料金がかかることや休日や繁忙期は利用できないことも。事前にホームページなどで確認するとよいですよ。
自宅から近場のキャンプ場をチョイスするのがおすすめ。道中は、渋滞に巻き込まれたり、子供がぐずったり、車酔いしたり…。チェックインに遅れるなど想定外のことが起こると気分的にも落ち着きませんよね。土地勘がある場所なら、万が一のトラブルもすぐに対応できますよ。
コテージやトレーラーハウスに泊まるのもあり！テントの設営や撤収の必要がないのでかなり楽です。施設によってはエアコン、トイレ、シャワー、冷蔵庫やテレビがついているところも。とても快適にキャンプができますよ。たとえ赤ちゃんの夜泣きが気になったとしても、周りに迷惑をかける心配がありません。最初からテント泊にしなくても、コテージから徐々に慣れていくのもよいですよ。
自宅に帰ってからは、テント干しや道具の整理、大量の洗濯があります。慣れるまでの筆者は、片付けも思うように進まず、数日はぐったりとしていました。とはいえ、どんなに疲れても行きたくなるのは、普段味わえない経験ができ、大人も子供も最高の思い出作りができるからです。時間の使い方を工夫をすれば、ゆっくりと過ごすことができるキャンプ。これからはじめる人やはじめたばかりの人が素敵な時間を過ごせるように、この記事がお役に立てるとうれしいです。
おしゃれなレジャーシートは、サイトが華やいで気分も上がりますね。設営時の一時的な荷物置きに、ちょっとした休息用に。表面の生地は綿100%で肌触りがよく、思わず寝そべりたくなりますよ。パパやママがテントを設営している間に、子供たちがこの上で過ごすのもよいかもしれません。付属の専用バッグに入れれば、コンパクトになるのもうれしいですね。