日本酒って美味しいですよね。だけど味や銘柄がたくさんあって、覚えるのはちょっと難しいイメージも…「でも、詳しくなったら楽しそう!」そんな好奇心がわいてきたら、思い切って日本酒を製造する「酒蔵」へ出かけてみてはいかがでしょうか?今回は全国の酒造・酒蔵の中でも、見学や試飲ができるスポットをご紹介します。また、周辺にある、ひとり旅でも気兼ねなく入れる、日本酒を美味しくいただける飲食店もピックアップしました。
行って楽しい酒造・酒蔵7選と、美味しいごはん屋さん
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新潟県・新潟市にある「今代司酒造」は、日本一の米所にて真剣で誠実な酒造りを守り続け、新潟清酒の代名詞とも言われています。鯉の模様をラベルに施した“錦鯉“は、贈り物としても非常に人気です。
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酒蔵見学は7名までなら予約不要で、1時間おきに約30分の見学ツアーに参加できます。自由に回れるギャラリーやフォトスポットは、まるで博物館のような雰囲気。
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見学が終わったら試飲コーナーへ。地酒や漬物が景品の、ユニークなガチャガチャに挑戦!何が出るのか知りたくて、ついつい飲みすぎてしまうかも。
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試飲コーナーでは、お酒の説明がわかりやすく提示されています。ショップやスイーツのコーナーには、大吟醸のケーキやソフトクリームも。あまり飲めない人でも楽しめます。
【新潟の地酒がたくさん飲めるお店】美酒佳肴よんよん
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たくさんの種類の地酒が飲めるお店。おひとり様でも飲み放題にできます。ショットで頼めるので、飲み比べても良いかも。料理のメニューも豊富で、肉魚野菜すべて新鮮で美味しい。
新潟 / 居酒屋
- 住所
- 新潟市中央区笹口1-13-25 まるよし第16ビル 1F
- 営業時間
- ディナー 17:30~24:00(L.O.23:30)
- 定休日
- 不定休
- 平均予算
- ¥4,000~¥4,999
データ提供:
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新潟県・塩沢にある「青木酒造」は、かつて三国街道沿いの宿場町として栄えた塩沢の歴史のある通りに位置し、雪国ならではの雁木造りの街並みの中で300年以上続く酒蔵です。
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蔵見学も可能。少量生産を大切にし、すべてを機械任せにしないで、人が手をかけなければいけないところは手抜きをしない。酒造りへの想いが伝わります。
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代表酒“鶴齢”は、地元の食文化に寄り添った味わいを特徴としています。豪雪地帯の冬の間でも長期保存が可能だった、干物や漬物などに合わせて造られました。
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江戸時代の作家、鈴木牧之が書いた「北越雪譜」で登場する、毛むくじゃらの異獣にちなんだお酒“雪男”は女性に人気。ラベルも愛くるしく、オリジナルグッズも購入できます。
【青木酒造直営のお酒も飲めるカフェ】OHGIYA CAFE
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青木酒造直営のとってもお洒落なカフェ。酒造好適米“越淡麗”を削った米粉と、“鶴齢”の仕込み水を使ったワッフルが人気。もちろん日本酒も飲めます。夏は自家製酒粕シロップのかき氷がおすすめ。
塩沢 / カフェ
- 住所
- 南魚沼市塩沢181-1
- 営業時間
- 10:30~17:30
- 定休日
- 水曜
- 平均予算
- ~¥999
データ提供:
【北海道】田中酒造 亀甲蔵【主な銘柄】宝川/小樽美人
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北海道・小樽にある「田中酒造」は、本店と亀甲蔵の二か所で製造。亀甲蔵のある石造倉庫群は、明治38年ごろに建てられ、小樽市の歴史的建造物に指定されています。
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酒造りは寒い時期の仕込みが一般的ですが、亀甲蔵は北海道の気候を活かし、全国的に珍しい《四季醸造》を行っています。どの時期でもしぼりたての“生原酒”が味わえる。
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製造場見学は毎日開催。希望すれば案内が付く。細部まで手間隙を惜しみなくかけ造られている工程を、ぜひ間近でご覧ください。※10名以上での見学は事前連絡が必要
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無料の試飲コーナーに心が踊ります。純米しぼりたて生原酒ほか、代表銘柄の”宝川”や蔵元限定の日本酒が楽しめます。ラベルも魅力的な、季節限定酒はぜひお土産に購入したい。
【おひとり様歓迎のカウンター居酒屋】おたる屋台村レンガ横丁 きまま
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おたる屋台村の中にある、おひとり様でも大歓迎のお店。ママさんの温かい人柄と、集まるお客さんの雰囲気にまったり心地よく飲めます。はしごをするつもりがついつい長居、なんてこともありそう。
小樽 / 居酒屋
- 住所
- 小樽市稲穂1-4-15 おたる屋台村レンガ横丁
- 営業時間
- 17:00~24:00
- 定休日
- 不定休
- 平均予算
データ提供:
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福島県・会津の「末廣酒造」は、嘉永3年より日本酒を造り続ける老舗の蔵元です。辛口好きにはたまらない“末廣”を製造。趣のある酒蔵は、国の登録有形文化財に指定されています。
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日本建築とは思えないほど高い吹き抜けには、気持ちの良い空気が流れています。さらに敷地内にはコンサートホールも設備されていて、ジャズなどの催し物を行うことも。
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見応え抜群の酒蔵見学は予約不要。風土を意識した酒造りの工程を、じっくり学べる。お米の種類もこんなにあるんです。
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無料の試飲コーナーは常に何種類か用意されていて、ここでしか買えない蔵限定の銘柄や、地酒を使ったオリジナルチョコレートがお土産として人気です。
【お酒を使ったスイーツが食べられる和カフェ】蔵喫茶 杏
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末廣酒造嘉永蔵に併設されている和の風情が魅力のカフェ。大吟醸シフォンケーキが女性に人気です。酒の仕込み水で淹れたアイスコーヒーは、まるで日本酒のように升で運ばれてくる。
七日町 / カフェ
- 住所
- 会津若松市日新町12-38
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 水曜日(祝日の場合は営業)
- 平均予算
- ~¥999
データ提供:
【京都府】キザクラカッパカントリー【主な銘柄】黄桜
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日本三大銘醸地、京都・伏見にある「キザクラカッパーカントリー」はまさに日本酒のテーマパーク。河童のCMでお馴染みの黄桜を製造していることから、記念館では酒造りから河童の起源まで展示しています。
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一見ユニークな印象ですが、こと酒造りに関してはまったくの真面目。ジオラマや実際に使用する道具を展示して、酒造りの工程を一から学べます。
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まるで研究所のような河童のコーナー。河童の生態や伝説など思わず見入ってしまいます。懐かしいテレビCMもご覧いただけますのでお楽しみに。
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黄桜商店でオリジナルグッズを買ったり、黄桜酒場で日本酒やビールを楽しんだり、疲れたら黄桜広場でひと休み…お酒を愛し、愛されていることがわかる酒蔵です。
【伏見18の蔵の地酒を一か所で飲めるお店】伏水酒蔵小路
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18の酒造が協力し、100種類以上の伏見地酒を一か所で味わえる夢のようなお店。屋台風になっているので、気になるお酒をちょとずつ飲める。18の蔵からそれぞれ代表的な銘柄が揃う利き酒セットもあります。
伏見桃山 / 日本酒バー
- 住所
- 京都市伏見区納屋町115
- 営業時間
- 11:30~23:00(last order 22:30)
店舗により異なる
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥3,000~¥3,999 /¥3,000~¥3,999
データ提供:
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日本三大銘醸地の2つ目は兵庫・灘。有名な酒造があり、ほろ酔いコースの定番となっている魚崎郷にある「櫻正宗記念館」は、酒造としては珍しく、記念館・売店・レストランが1つの建物に集約されていて入りやすい雰囲気です。
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記念館として新しく建てられた建物ですが、中に入るとなんと川が流れていて、昔の空気を感じられるよう樽や道具が展示されています。
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酒蔵の街の歴史を学べる展示エリア。案内などはありませんが、見どころのある資料にじっくり目を通し、自分のペースで回りたい人におすすめです。
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古いポスターや当時販売されていた酒瓶を見ることもできます。多くの古酒が並んでいますが、100年以上前の酒瓶は未開封でありながらさすがに中身は空っぽ!
【ここにしかない原酒が飲めるお店】酒蔵ダイニング 櫻宴
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櫻正宗記念館の中にある直営レストラン。ここでしかいただけない、にごり酒やしぼりたて原酒が人気です。季節の食材をふんだんに使用したお料理とどうぞ。
魚崎 / 日本料理
- 住所
- 神戸市東灘区魚崎南町4-3-18 櫻宴 2F
- 営業時間
- 11:30~15:00(L.O.14:00)
17:00~22:00(L.O.21:00)
- 定休日
- 火曜日(祝日の場合営業)
- 平均予算
- ¥4,000~¥4,999 /¥4,000~¥4,999
データ提供:
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日本三大銘醸地のラスト、広島県・西条の酒蔵通りには、7軒の酒蔵が密集しています。酒なまこ壁と赤レンガの煙突が特徴的で、歩いているだけでも独特の風情を楽しめます。
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どの酒蔵も魅力的ですが、今回は「賀茂鶴酒造」をご紹介。手中在心(酒の中に心あり)の言葉を胸に、精米から貯蔵・出荷まで一切の妥協を許さず、懸命に造り上げたお酒で人々を魅了し続けています。
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令和元年に見学室直売所を新しくオープン。酒造りムービーの上映や道具の展示、無料試飲、見学室限定の日本酒販売などを予約不要で行っています。※10名以上での見学は事前連絡が必要
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賀茂鶴の酒の仕込み水「福神の井戸」は、龍王山の柔らかな伏流水。鉄分が少なく、ミネラルを多く含んだ酒造りに最適な水です。無料でいただける美味しい水なので、ペットボトルに入れて持ち帰る人も。
【日本酒の仕込み水を使ったお鍋が自慢のお店】佛蘭西屋
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賀茂鶴酒造直営の和洋食レストラン。日本酒の仕込み水を使ったお料理が楽しめます。賀茂鶴をたっぷり使った美酒鍋を味わえる。ランチは美酒鍋御前で贅沢に♪
西条 / 洋食
- 住所
- 東広島市西条本町9-11
- 営業時間
- ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)
ディナー 17:00~22:00(L.O.21:00)
※2階はご予約のみ(コース料理のみ)のご対応とさせていただきます
- 定休日
- 木曜日(第2・第4月曜日) / 年末年始
- 平均予算
- ¥4,000~¥4,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供:
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全国の日本酒を取り扱っている飲食店はたくさんありますが、もともと地酒というのは、酒蔵のある土地の風土に合わせて造られています。そのため、その土地で飲むことで酒本来の美味しさを感じることができるのです。各地の地酒と、それに合わせていただく名物で、歴史や酒造りにかける想いを体感してみてくださいね。
新潟県・新潟市にある「今代司酒造」は、日本一の米所にて真剣で誠実な酒造りを守り続け、新潟清酒の代名詞とも言われています。鯉の模様をラベルに施した“錦鯉“は、贈り物としても非常に人気です。