“氷瀑”とは氷結した滝のこと。そそり立つ氷瀑とともに、七色に照らされた氷のアートを鑑賞できるのが見どころです。今年は、宇宙ステーションをイメージした氷像が楽しめる「銀河系」がテーマ。氷像の中に入って真上にキラキラと輝くつららの美しさを体感すると、まさに星の中に迷いこんだような感覚を楽しめます◎

氷で作る神玉（かみたま）が鎮座する氷瀑神社。雪だるまのような“神玉”にお賽銭が貼りつくと、恋愛運や金運などさまざまなご利益を授かるといわれています。神秘的だけれど可愛い見た目…訪れた際にはぜひお参りしておきたいですね。

巨大な雪像やプロジェクションマッピングなど、毎年メディアでも話題になる70年の歴史を誇る雪と氷の祭典。メイン会場となる「大通会場」をはじめ3つの会場それぞれに目玉となるコンセプトがあり、夜はライトアップとともに幻想的な世界観を楽しめます。（写真は巨大雪像が見どころの大通会場の作品）

「すすきの会場」では、細部まで緻密に作られた幻想的な氷像が60基展示されます。他にも撮影スポットとしておすすめの“イルミネーションストリート”や温かい飲み物が楽しめる“アイスバー”など、寒さを忘れてうっとりアートを楽しめる仕掛けが盛りたくさん♪「つどーむ会場」では滑り台やスノーラフトなど、雪と触れ合うアトラクションを楽しめるのも魅力です◎

まっしろな雪に映える幻想的なキャンドルの灯りは、地元の方が1週間かけて制作したもの。期間中は願い事をキャンドルホルダーに描ける「WISHキャンドル」体験も行われており、手作りならではの温かみが感じられるイベントです。

会場近くの道には、和紙を使用した灯篭も多く並んでいます。こちらも一つ一つ手作りのため色や柄がそれぞれ異なり、和紙と灯りの優しい組み合わせは、ほっと心があたたまる落ち着きと美しさを感じさせてくれますね♪

■あおもり雪灯りまつりは、2020年1月31日（金）～2月2日（日）までの3日間で開催。

雪と氷に包まれた極寒の十和田湖が舞台の雪まつり。彫刻家・高村光太郎の傑作として知られる「乙女の像」のライトアップや、青色LEDを使ったイルミネーションのトンネル、雪灯篭など、神秘的な雰囲気のなか冬の十和田湖を満喫できる贅沢なイベントです♪

期間中毎日打ち上がる「冬花火」や、秋田・青森の郷土料理が楽しめる「ゆきあかり横丁」、氷のグラスでカクテルが楽しめる「かまくらBAR」など、雪深い土地ならではのおもてなしをぜひ楽しんでみてくださいね。

■十和田湖冬物語は2020年1月24日（金）～2月24日（月・祝）の日程で開催。

真冬には6mほどの大雪が積もる月山志津温泉の宿場町。積雪を利用してかたどられた旅籠（江戸時代の宿泊施設を再現したもの）の中はかまくらのような造りになっています。キャンドルやろうそくの灯りで浮かび上がる夜の雪旅籠は、どこかロマンティックな雰囲気…♪

旅籠の中には、冷えたからだに嬉しいホットワインなどお酒がのめる「アイスバー」や、地元の和菓子が食べられるお店など、様々なグルメを楽しめるスペースも◎。椅子やテーブルまで雪と氷でできており、非日常で美しい“冬の世界”が広がります。

手作りで温かみのある雪うさぎなど、ところどころにある可愛いオブジェも見つけてみてくださいね♪

■雪旅籠の灯りは2020年2月21日（金）～2月23日（日）・2月29日（土）・3月1日（日）の計5日間、18：00～21：00の日程で開催。

メインとなる鶴ヶ城では、絵ろうそくが揺れる美しさで「動」の世界を、日本庭園「御薬園」では竹筒の灯りで「静」の世界を表しています。和の魅力に囲まれた中に浮かぶ雪と灯りの世界は、幽玄で奥深い味わいです。

鶴ヶ城へは2日間ともに夜間登閣が可能となっており（有料）、天守閣からはろうそくで描かれた地面の絵を確かめることができます。登った人しか見ることのできない貴重な景色のため、訪れたらぜひ登っておくのがおすすめです♪

■会津絵ろうそくまつりは2020年2月7日（金）・2月8日（土）17：30～21：00の日程で開催。

何千ものスカイランタンが夜空に舞う姿が幻想的なイベント。東日本大震災の復興を願って始まったのがきっかけで、参加者それぞれが想いを込めながら空にランタンを放ちます。打ち上げには事前にチケットの購入が必要ですが、ランタンがゆっくり浮かんでいく様子を眺めているだけでも心が温まるイベントです。

今回は花火とのコラボレーションも企画されており、例年よりいっそう華やかな雪まつりになりそうですよ♪国内最大規模を誇るスノーボードストレートジャンプの大会も行われるので、興味のある方はぜひ参加してみてくださいね。

■津南雪まつりは2020年3月14日（土）、前夜祭は3月13日（金）の日程で開催。