箕面公園は、大阪府中心部から電車でわずか30分程度で到着することができる場所にある豊かな自然が広がる公園です。広大な敷地を誇る公園内には、イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジなど数々の種類のモミジ鑑賞を楽しむことができます。

豊かな森が広がる箕面公園の面積は、83.8ヘクタールに及びます。公園の入口から川沿いに、箕面大滝へと続く滝道が整備されています。ここでは、軽いハイキングを楽しみながら美しい紅葉を鑑賞することができます。

箕面公園は、「森林浴の森100選」にも選定されています。紅葉鑑賞を楽しみながら時々空を見上げてみましょう。深紅に染まったモミジが空を覆いつくしており、まるでモミジのトンネルの中を歩いているかのような気分を味わうことができます。

箕面公園の一部に属する箕面大滝は、「日本の滝100選」に選定されている落差33メートルの美しい滝です。深紅に染まったモミジ、白い水瀑、朱色の欄干をした太鼓橋が織りなす景色は絵画のような素晴らしさです。

大阪府箕面市の山間部にある勝尾寺は、727年に開基された真言宗の寺院です。古くから勝運祈願、勝運ダルマの寺として親しまれており、年間を通じて大勢の参拝者で賑わっています。

勝尾寺境内に一歩足を踏み入れるとそこは錦絵のような景色が広がっています。背後の深い緑の山間、鮮やかに色づいた境内の樹々、朱色に塗られた寺院建造物が見事に融和した風景は、どこを切り取っても絵になります。

勝尾寺では、紅葉の季節になると夜間のライトアップも施されます。漆黒の闇夜を背景に、光を浴びた多宝塔、モジミの樹々などが鮮やかに浮かび上がる様は幻想的で、いつまで眺めていても飽きることはありません。

北大阪随一の景勝地として知られている摂津峡は、大阪府と京都府の境界に位置する高槻市内をとうとうと流れる芥川沿いに広がる渓谷で、大阪府の名勝に指定されています。

約42.65ヘクタールにおよぶ広大な敷地を誇る摂津峡公園は、敷地内のほぼ全体が山林地帯となっており、様々なハイキングコースが敷かれています。毎年、晩秋になると「もみじ谷・くぬぎ谷」といった自然林を中心に渓谷全体が色とりどり樹々で鮮やかに染まります。

野鳥の宝庫でもある摂津峡公園では、紅葉狩りを楽しみながら、バードウォッチングをすることもできます。

大阪府吹田市にある万博記念公園は、1970年に開催された日本国際博覧会（大阪万博）の跡地に造られた公園です。広大な敷地には、イロハモミジ、ヤマモミジ、プラタナス、イチョウ、トウカエデ、ソメイヨシノといった様々な樹木が植樹されています。

太陽の塔、自然文化園を中心に様々な樹々が鮮やかに彩る万博記念公園ですが、日本庭園の紅葉の美しさは格別です。紅葉まつりが開催される紅葉のシーズンには、深紅に染まったカエデと風情ある日本家屋が織りなす、掛軸のような景色を眺めることができます。

日本庭園には、深紅に染まったモミジに囲まれた美しい滝もあります。心地よい滝のせせらぎに耳を澄ませながら、絵画のように素晴らしい風景を眺めながら、贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

延長280メートル、最高地上高50メートルの吊り橋、「星のブランコ」があるほしだ園地は、大阪府交野市の山間部にある国定自然公園です。広大な敷地を誇る園内には。コナラ、ヤマザクラ、モミジといった落葉樹の樹々が植樹されており、毎年晩秋になると山全体が錦を纏ったかのような姿となります。

展望スポットからの眺めの美しさは傑出しています。赤、黄色、オレンジ色に彩った鮮やかな樹々、遠くに見える北摂連山と京都市街地が織りなす景色は、一枚の錦絵のような素晴らしさです。

約105.6ヘクタールにおよぶ広大な敷地面積を誇る大阪城公園は、かつて豊臣秀吉が築城した大阪城跡に造られた都市公園です。大阪市街中心部にありながら、多くの樹木が植樹されている大阪城公園は、都会のオアシスのような存在で、年間を通じて市民の憩いの場にもなっています。

様々な種類の落葉樹が植樹されている大阪城公園ですが、イチョウ並木の美しさは格別です。晩秋になるとイチョウの葉が鮮やかな黄色に染まります。

大阪城公園では、大阪城のお濠も必見です。整然と積まれた石垣の上から顔を覗かせるように落葉樹の樹々が彩っている様を、波ひとつない静かなお濠の水面が鏡のように映し出す様は絵になり、思わずカメラに収められずにはいられない程です。