ランタン祭りには2種類あるのをご存知ですか？

1種類目は、オレンジ色の炎に灯されたランタン”天灯（てんとう）”を夜空に放つ『スカイランタン』です。タイや台湾などのアジア地域によく見られ、節句における無病息災を祈る祈祷儀式の道具として昔から使われています。熱気球のように舞い上がるランタンに願い事を書き、想いを託して飛ばします。

スカイランタンは、ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』という作品に登場しています。映画の中でもとくに印象な”無数のランタンを飛ばすシーン”は、タイのランタン祭りをモデルにしたのだとか。この映画をみて、本物を見たいと思った方は多いのではないでしょうか？

今回は、そんな『塔の上のラプンツェル』のモデルになったお祭りからオススメのものまでいくつかご紹介します♪

1,000個ものランタンが放たれた夜空は、雪国の寒さを忘れてしまうほどの美しさです。旅行会社が主催する東京からのバスツアーもあるようなのでチェックしてみて下さいね！

お次は東京と大阪で同時開催される『七夕スカイランタン祭り』です。こちらは比較的新しくできたイベントで、開催2日間でランタン1万個チャレンジを掲げています。2019年の開催日は7月6日（土）と7日（日）です。浴衣で幻想的な夜空を見るなんてとってもロマンチックですよね？ぜひ、気になる人を誘って行ってみてはいかがでしょうか。

海外で有名なランタン祭りと言えば、あのディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のモデルにもなったタイ・チェンマイで開催されるスカイランタン『コムローイ祭り（別名：イーペンランナー・インターナショナル・フェスティバル）』は外せません。このお祭りは、ブッダに感謝の気持ちを捧げるため、そして毎日が平和で幸福であるよう厄払いをするために開催されています。

もう1つ世界のスカイランタンで忘れてはいけないのが、台湾の”十分”で開催される『平渓天燈祭（ビンシーテンダンサイ）』です。”ご先祖様に平穏無事を告げ、ご加護を祈る”ことから始まったとされる伝統行事の1つで昔からずっと続いています。

こちらのイベントは毎年何十万人もの参加者が訪れるほど規模が大きく、過去にCNNが選ぶ「世界の参加価値のあるイベント」ランキングで8位に選出されたこともあります。

会場まで電車を使って行くこともできますが、おそらく専用シャトルバスを利用する方が楽でしょう。物凄い人数の参加者が利用するため、大変混み合いますからね。100台以上のバスが用意されているようなので、会場までスムーズに移動することができますよ！

日本一人口が多い村として知られている沖縄の”読谷村（よみたんそん）”でもランタン祭りが開催されています。沖縄の独特な雰囲気と再現された琉球王朝時代の街並みが、カラフルに光るランタンの美しさを盛り上げてくれます。

宮崎では、全国の美味しいものと約1万個のランタンの両方を楽しめる『みやざきグルメとランタンナイト』というイベントが開催されています。昼間でもランタンの美しさを感じることができ、夏のお祭り気分を味わうには持ってこいのイベントです！

会場は、”花のまちづくりの推進拠点”である「フローランテ宮崎」という植物公園です。ですので、昼間は四季折々のお花や植物を見物することもできますよ♪

ベトナムの古都”ホイアン”でも満月の日にランタン祭りが開催されています。しかも毎月です！中国系のランタンとはまた違った趣があり、昔にタイムスリップした気分でノスタルジックな雰囲気を味わうことができますよ。

とくに、川沿いやナイトマーケット付近にランタンが密集していて賑わいを見せています。灯篭流しもできるので、興味がある方は幻想的な雰囲気の中、思い出作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか♪